化骨性線維腫を切除または摘出手術を行わなくてもよいのでしょうか?
相談者:
みにまるさん (40歳:女性)
投稿日時:2009-10-21 19:49:34
参考:過去のご相談
・右下7番の嚢胞摘出手術と抜歯の後は、何もしなくても大丈夫ですか?
(HN変更あり)
歯科医でレントゲンを撮ったら右下7番の下に嚢胞がある事を指摘され、総合病院の口腔外科を紹介されました。
レントゲンの画像は嚢胞様透過像の中に斑紋状の不透過像が混在していました。
入院して嚢胞の摘出手術を受け退院後にレントゲンを撮ったら、嚢胞様透過像は無くなりましたが、斑紋状の不透過像は残ったままでした。
病理検査の結果で斑紋状の不透過像は化骨性線維腫だという事がわかりました。
主治医は良性腫瘍だし、障害が無ければ摘出する必要はないと言っています。
医学書などを見ると、治療方法は切除または摘出手術を行うと出ていますが残しておいても大丈夫なのでしょうか?
・右下7番の嚢胞摘出手術と抜歯の後は、何もしなくても大丈夫ですか?
(HN変更あり)
歯科医でレントゲンを撮ったら右下7番の下に嚢胞がある事を指摘され、総合病院の口腔外科を紹介されました。
レントゲンの画像は嚢胞様透過像の中に斑紋状の不透過像が混在していました。
入院して嚢胞の摘出手術を受け退院後にレントゲンを撮ったら、嚢胞様透過像は無くなりましたが、斑紋状の不透過像は残ったままでした。
病理検査の結果で斑紋状の不透過像は化骨性線維腫だという事がわかりました。
主治医は良性腫瘍だし、障害が無ければ摘出する必要はないと言っています。
医学書などを見ると、治療方法は切除または摘出手術を行うと出ていますが残しておいても大丈夫なのでしょうか?
回答1
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-10-22 00:52:53
まめごめさん、こんにちは。
化骨性線維腫(WHO分類における現在の呼称は骨形成性線維腫)の治療は、確かに教科書的には摘出などの外科処置です。
ですが、症状・現症を反映した担当の先生のご判断で、経過観察という方針なのだと思います。
ご不安な点は担当の先生にもご相談なされてみてください。
また、場合によっては、セカンドオピニオンを求められることも一つの選択肢だと思います。
お大事になされてくださいね。
化骨性線維腫(WHO分類における現在の呼称は骨形成性線維腫)の治療は、確かに教科書的には摘出などの外科処置です。
ですが、症状・現症を反映した担当の先生のご判断で、経過観察という方針なのだと思います。
ご不安な点は担当の先生にもご相談なされてみてください。
また、場合によっては、セカンドオピニオンを求められることも一つの選択肢だと思います。
お大事になされてくださいね。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-10-22 12:50:48
まめごまさん、こんにちは。
病理組織で化骨性線維腫という診断がついたということで、ご心配でしょう。
この場合、ケースバイケースで、化骨性線維腫を全切除することで機能障害や審美的な障害が起きてしまう可能性がある場合は減量手術のみで経過観察することもありますし。
特に障害の起きる可能性が少ない場合は一度に全切除してしまうこともあります。
担当の先生もいろいろと考えた末に出した結論ではないでしょうか。
一度その点について担当の先生とご相談されることをおすすめします。
お大事にしてください。
病理組織で化骨性線維腫という診断がついたということで、ご心配でしょう。
この場合、ケースバイケースで、化骨性線維腫を全切除することで機能障害や審美的な障害が起きてしまう可能性がある場合は減量手術のみで経過観察することもありますし。
特に障害の起きる可能性が少ない場合は一度に全切除してしまうこともあります。
担当の先生もいろいろと考えた末に出した結論ではないでしょうか。
一度その点について担当の先生とご相談されることをおすすめします。
お大事にしてください。
相談者からの返信
相談者:
みにまるさん
返信日時:2009-10-22 19:07:42
中本先生、畑田先生ありがとうございました。
主治医の説明では、神経麻痺が残る事などから手術のリスクを考えると、年齢的にも進行する可能性は低いので経過観察すると言われました。
実は嚢胞摘出する時に右下7番を抜歯しました。
今は7番がない状態です。
最近右側で噛むと痛みが出る様になってきてしまいました。
時に6番が痛みます。
主治医は上下の歯が強く当たっているから負担がかかり痛みが出るのではないかという事で、6番と5番の歯を少し削りました。
あまり良くなった感じはしません。
手術してから4ヶ月たちますが、レントゲンは退院後1回撮っただけです。
まだ経過を見なくて良いのかと質問したら、半年後に見ればいいと言われました。
この痛みは本当に負担がかかって起きているだけなのか、腫瘍による物ではないのか心配です。
化骨性線維腫ではこの様な症状は起きないのでしょうか?
主治医の説明では、神経麻痺が残る事などから手術のリスクを考えると、年齢的にも進行する可能性は低いので経過観察すると言われました。
実は嚢胞摘出する時に右下7番を抜歯しました。
今は7番がない状態です。
最近右側で噛むと痛みが出る様になってきてしまいました。
時に6番が痛みます。
主治医は上下の歯が強く当たっているから負担がかかり痛みが出るのではないかという事で、6番と5番の歯を少し削りました。
あまり良くなった感じはしません。
手術してから4ヶ月たちますが、レントゲンは退院後1回撮っただけです。
まだ経過を見なくて良いのかと質問したら、半年後に見ればいいと言われました。
この痛みは本当に負担がかかって起きているだけなのか、腫瘍による物ではないのか心配です。
化骨性線維腫ではこの様な症状は起きないのでしょうか?
回答3
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2009-10-22 20:41:37
こんにちは。
顎骨の良性腫瘍自体が痛みを引き起こしているとは考えられないと思います。
腫瘍に関する痛みであるとすれば、術後の感染によるものでしょう。
担当医は感染ではないと判断されているようなので、腫瘍とは関係のない痛みなのでしょう。
やはり、かみ合わせる力が過剰にかかっている、歯軋りなどの問題が疑われます。
顎骨の良性腫瘍自体が痛みを引き起こしているとは考えられないと思います。
腫瘍に関する痛みであるとすれば、術後の感染によるものでしょう。
担当医は感染ではないと判断されているようなので、腫瘍とは関係のない痛みなのでしょう。
やはり、かみ合わせる力が過剰にかかっている、歯軋りなどの問題が疑われます。
回答4
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-10-22 21:07:54
拝見していないので無責任なことはいえませんが・・・
化骨性線維腫自体が痛むということはまずありません。
痛みがあるとしたら、6番に問題があるかその周囲に何かある可能性があります。
化骨性線維腫自体が痛むということはまずありません。
痛みがあるとしたら、6番に問題があるかその周囲に何かある可能性があります。
回答5
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-10-22 22:03:54
まめごまさん、あらためまして。
樋口・畑田両先生がお答えされているように、腫瘍そのものが痛みという症状を起こすことはありません。
もっとも、化骨性線維腫そのものでなく、二次的に痛みが発生している可能性は、ご質問の文面のみでゼロとは断言できません。
ただ、病理診断に基づく経過観察という状況にあれば、その可能性は極めて低いと思います。
いずれにしても、これ以上の詳細なアドバイスは、残念ながらインターネット医療相談では不可能です。
ご不安が拭えない状態にあるならば、やはり現実の場におけるアドバイス(担当の先生あるいはセカンドオピニオン)が必要かと思います。
お大事になされてくださいね。
樋口・畑田両先生がお答えされているように、腫瘍そのものが痛みという症状を起こすことはありません。
もっとも、化骨性線維腫そのものでなく、二次的に痛みが発生している可能性は、ご質問の文面のみでゼロとは断言できません。
ただ、病理診断に基づく経過観察という状況にあれば、その可能性は極めて低いと思います。
いずれにしても、これ以上の詳細なアドバイスは、残念ながらインターネット医療相談では不可能です。
ご不安が拭えない状態にあるならば、やはり現実の場におけるアドバイス(担当の先生あるいはセカンドオピニオン)が必要かと思います。
お大事になされてくださいね。
相談者からの返信
相談者:
みにまるさん
返信日時:2009-10-24 07:19:00
樋口先生、畑田先生、中本先生、簡単な文章だけの質問に回答して頂きありがとうございます。
腫瘍による可能性ではなさそうだし、主治医以外の先生の意見が聞けて気分が楽になりました。
このまま経過観察してみますが、セカンドオピニオンも考えてみようと思います。
腫瘍による可能性ではなさそうだし、主治医以外の先生の意見が聞けて気分が楽になりました。
このまま経過観察してみますが、セカンドオピニオンも考えてみようと思います。
タイトル | 化骨性線維腫を切除または摘出手術を行わなくてもよいのでしょうか? |
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質問者 | みにまるさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
口腔外科関連 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 根の病気・異常その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。