仮歯か、クラウン本付けの状態かで歯根端切除術に影響はある?

相談者: tanakさん (43歳:男性)
投稿日時:2009-11-23 20:58:07
こんにちは。

⇒参考:過去の相談
「根管治療から歯根端切除術に移るタイミングと唇裏の皮を切ることについて」



4ケ月ほど前に、右上一番が折し、とりあえず仮歯の状態で、根管治療をしていただき、近いうちに、差し歯にしていただく予定です。

もっとも、先生のお話では、(レントゲンでは)歯根の先から詰め物がとびだした様子で、また、一時期化膿したため、根端切除術をするかどうか微妙なところとのことです。


選択肢は以下の2つとのことです。

?切除をして、その後、差し歯をする、または
?切除をせずに、差し歯をして、仮に将来化膿すれば、その段階で、切除をする。

当初は根端切除術を勧められていましたが、その後、化膿が改善したため、切除なしで、差し歯にするのも選択肢といわれています。
なお、?として、当面、仮歯のままで根管治療をつづけるとの選択肢もありそうな気もしますが、先生からは、一応の根管処置は終わったこともあり、折れ歯の後の時間が結構たつので、いずれにしても、そろそろ被せものをした方がいいと言われております。


先生のお話では、最初に差し歯にすると、その後、切除の手術がやりにくくなるため、理想的には、必要になりそうであれば、切除の手術を先にした方がいい(上記の?)旨の説明がありました。

私としては、膿が改善したとのことで、切除が必要かどうか未定なように思われ、先にかぶせものをしていただけないかと思います(上記?)。


そこでご質問ですが、根端切除術は、もとの歯が、仮歯の状態と、差し歯の状態とで、どれほど難しさが変わるのでしょうか。イメージ的に、どのくらい、切除の成功率が変わってくるのでしょうか。


何卒よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2009-11-23 21:12:39
こんばんは

>根端切除術は、もとのが、仮歯の状態と、差し歯の状態とで、どれほど難しさが変わるのでしょうか。イメージ的に、どのくらい、切除の成功率が変わってくるのでしょうか。

切開の方法によって歯肉が下がる可能性があります。
ですから成功率の差というより審美的な問題だと思います。


個人的には

>?として、当面、仮歯のままで根管治療をつづけるとの選択肢もありそうな気もしますが

が良いと思います。
歯根端切除術はどちらかと言えば根管治療ができない場合する方法ですから、いきなり歯根端切除になるのはいささか違和感を感じます。

以上参考にしてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-11-23 21:51:11
悩みますね。

>?切除をせずに、差し歯をして、仮に将来化膿すれば、その段階で、切除をする。

ある程度症状が落ち着いているようであれば、こちらでいいと思います。
もし何かあった際に外科的なものを行うのも1つの方法です。



>>最初に差し歯にすると、その後、切除の手術がやりにくくなるため、理想的には、必要になりそうであれば、切除の手術を先にした方がいい
>切開の方法によって歯肉が下がる可能性があります。
>ですから成功率の差というより審美的な問題だと思います。

宇藤先生の言われるように切開の仕方などちょっとしたポイントでこれは回避できることがあります。

画像1
5番にメタルボンドが入っていましたが、切開を下にすることで3ヶ月経っても被せ物の縁を目立たせなく経過させることは可能です。


仮歯でも本でも成功率は全く変わらないので安心してくださいね。

 
おだいじに

 

画像1画像1

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-11-23 22:17:26
こんばんは。

根管治療後の症状がとりあえず落ち着いているのなら、自分ならコアは立てて、仮歯にして様子を見るかな・・と思います。

それで3〜6ヶ月ぐらいかけて根管治療の成否を判断して、失敗してると判断されれば仮歯のままで歯根端切除術をしてもらい、その後2〜3ヶ月さらに仮歯でいられれば、審美性の問題は術者の技量に関係なくクリア出来そうなので、安心かと。

難しいところですけどね、参考までに。



お大事にどうぞ。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-11-24 12:00:36
僕もノア先生と同じですね。

まずは根管治療
コア+仮歯で経過観察(半年前後)。
予後不良の場合には外科的歯内療法へ‥。

と。


このあたりは担当の先生の「治療スタイル」と言うものがありますので、相談されてくださいね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tanakさん
返信日時:2009-11-24 12:45:06
先生方

アドバイス大変有難うございます。

補足で恐縮ですが、担当の先生のお話では、根の先から詰め物がはみ出しているところがあり、根管治療では限界があり、根端切除術まで必要となる可能性が高そうとのことです。

根端切除術の成功率の件(仮歯差し歯、どちらの状態ですべきか)は、担当の先生のお話では、仮歯の状態の方が、切除後に入れるセメント(のようなもの)を、上下両側からつめることができるので、成功率が高い、とのお話で、審美的なものではないとのことでした。

諸先生方の上記アドバイスを拝見し、担当の先生のご説明や術法に疑問を感じます。

追加の質問で恐縮ですが、根端切除術をする場合、どのような先生にお願いすべきか(切除の得意、不得意の見分け方)は、ポイントはありますでしょうか。

ある程度大きな病院の口腔外科で、特に切除をしばしばやってらっしゃる先生にお願いした方がいいのかな、とも考えております。

何卒よろしくお願いいたします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2009-11-24 13:16:21
>根端切除術をする場合、どのような先生にお願いすべきか(切除の得意、不得意の見分け方)は、ポイントはありますでしょうか。

>ある程度大きな病院の口腔外科で、特に切除をしばしばやってらっしゃる先生にお願いした方がいいのかな、とも考えております。


実は、僕も以前は「口腔外科で根切除をバリバリやっていらっしゃる先生」に紹介していたのですが、治りがイマイチな事が‥という事で、自分でやるようになりました。
(もちろん、難しいケースをお願いしていたので「もともと治りが悪い」と言うのは想像付きますが‥)

歯内療法専門医の先生のセミナーを受け、歯根端切除術は「口腔外科の範疇では無く、歯内療法の範疇かな‥?」と思うようになりまして‥。

だったら「ちょっとは歯内療法はそこそこ得意なつもり(?)だし、マイクロも日常的に使っているし」という事で自分で行うようになったのですが、これが、かなり予後がよろしい感じです(まだ数ケース、しかも1年くらいの経過ですが‥)。


なので、担当医選びのポイントとしては(あくまでも私見ですが‥)

 1 歯内療法を得意としている
 2 マイクロスコープを使ってオペをしてくれる

の2点がキーポイントになるかと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-11-25 00:03:39
タイヨウ先生と同意見です。

歯根端切除口腔外科というよりは歯内療法の範疇になります。

そして、マイクロスコープを使用する事が望ましいと思います。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-11-25 00:09:30
私も一緒ですが、外科と再根管治療をセットでする方法も確かにあります。

外科系の先生の方が好まれる傾向がある様なイメージがなんとなくありますが・・

私の様に、ラバー張ってマイクロで覗いてチマチマやってる人間からするとかなり大胆な手法ですが、成功率は案外高かったと記憶していますよ。

マイクロなしが前提なら、悪い方法ではないと思います。



それと、根管充填材がはみ出しているだけでは再治療の必要性はありませんよ。

打診でひびくなどの症状がなければ成功の可能性もあります。

この辺りをもう一度確認されてはどうでしょう?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tanakさん
返信日時:2009-12-01 23:07:55
>先生方

アドバイス大変有難うございます。

>渡辺先生

根管充填材がはみ出しているだけでは再治療の必要性はなく、打診でひびくなどの症状がなければ成功の可能性もある」との点、質問させてください。

私の場合も、ご指摘のような感じで、レントゲンでは根管充填材がはみでているようですが、あまり痛みはありません。

担当の先生のお話では、根管充填材が残っている以上、いずれ化膿等の原因になるので、早めに除去した方がいい、とのことです。
私個人としては、根管治療で対応できれば、お願いできればとは考えております。


そこでご質問ですが、歯根端切除をするかどうかは、どのような判断要素で決めたらいいのでしょうか。

たとえば、とりあえず痛みがでるまでは、仮歯差し歯のままとしておく、というのもありでしょうか。
上記の諸アドバイスからも、(ご担当の先生はご推奨なさっていますが)予防的な目的のため、歯根端切除をやる必要はないのではないか、という気がいたします。


何卒よろしくお願いいたします。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-12-01 23:49:08
>担当の先生のお話では、根管充填材が残っている以上、いずれ化膿等の原因になるので、早めに除去した方がいい、とのことです。

私はそうは思いません。

根管治療の目的は、感染(細菌)の除去と再感染の予防(蓋)であって、根管充填材は感染源ではないからです。

根管充填材が汚れているのなら化膿の原因になる可能性はあるかも知れませんが、普通は綺麗な状態で使用しますので。。



>とりあえず痛みがでるまでは、仮歯差し歯のままとしておく、というのもありでしょうか。

ありだと思います。
それと、定期的にレントゲン写真で病変(黒い影)が出来てきてないか、大きく変化してきてないかも見る必要があります。

予防目的の歯根端切除というのは、自分にはイメージがないですね。



先生とはよく相談して下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: tanakさん
返信日時:2009-12-02 00:22:27
渡辺先生

アドバイス大変有難うございました。
勇気がいりますが、担当の先生と、もう少し話してみたいと思います。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2009-12-02 09:29:50
解決済みですが私も気になったので^^;

>担当の先生のお話では、根管充填材が残っている以上、いずれ化膿等の原因になるので、早めに除去した方がいい、とのことです。

私も渡辺先生と同じです。

化膿の原因にはなりませんよ^^;

これが言えれば垂直加圧充填の殆どは失敗症例になってきます。


特殊な生態系になってしまい、ガッタパチャーにバイオフィルムが出来ている特殊な電子顕微鏡画像もありますが、全てがそうなる訳ではありませんし、逆を言えばそういった特殊なものは根の先端のセメント質にも細菌は存在する訳で、そういう特殊なものは外科でしか治癒する見込みはありません。

ただ、今のがそういった歯なのかはもう少し時間をおかねば判断出来ないことなので・・・^^;


>根の先から詰め物がはみ出しているところがあり、根管治療では限界があり、根端切除術まで必要となる可能性が高そうとのことです。

確かに根充材がはみ出していると、そこにも感染があり治ってこないイメージをしてしまいますし、実際の再治療はしにくいです。
ただ根の先端は生体の防御機構が働いている場所なので、細菌が存在できない所に根充材がはみ出している訳です。

まずは、根の中の掃除⇒それで治らない⇒外科

という流れが体に付ける傷が少ない方法だと私は思います。


おだいじに

 




タイトル 仮歯か、クラウン本付けの状態かで歯根端切除術に影響はある?
質問者 tanakさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯根端切除術
クラウン(差し歯・被せ)その他
回答者




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