左上2番、根管治療よりも先に歯根端切除術を勧められました

相談者: harubaruさん (26歳:女性)
投稿日時:2010-10-20 22:06:51
前回は大変お世話になり、ありがとうございました。

前回ご相談させていただいた、

参考:過去のご相談
抜歯済みの左下6番には、ブリッジ?部分入れ歯?インプラント?

は、無事に部分入れ歯を作ることが出来ました。


そして前回こちらで質問させていただいていた、

参考:過去のご相談
レントゲンで歯の根元に丸く黒い影。膿が袋状に溜まっていると診断

左上2番(前回の質問で左上1番と間違えていました…)の根元にある袋状の病巣の治療かと思いきや…「ではとりあえず治療は終了です。」と言われ、拍子抜けしてしまいました…

慌てて先生を呼んで、前歯の病巣はどうしたらいいのかお聞きしたところ、一気に説明された上に前回の説明と違う治療方針を教えられて混乱してしまいました。

前回のお話では、

差し歯を外して、根元に溜まっている膿を出して消毒する」

という説明だったのが、今回は

「外して取る治療にも限界があり、これはもう無理だから歯茎を切開して中の膿ごと取って、歯の根元も少し切るしかないでしょう」

ということ。

その後、もう一回部分的なレントゲンをとり、後の細かな手術内容等は歯科衛生士さんからの説明でした。

衛生士さんから丁寧に説明をしていただきましたが、前回と違う治療方針や途中で説明を代わってしまうことに不安感が増してきました…

根管治療も試みずに、いきなりの外科的な治療ということや(そこの医院には顕微鏡やラバーダムなどない様子)、先生の対応等に不安を感じ、転院した方がいいのか迷っています…

根管治療せずに切開や歯根端切除術をするということは、病巣1〜2cm痛みなし、たまに疼く程度の状態で、あることなのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-10-20 22:24:06
とりあえず、上顎2番で

>病巣1〜2cm

であれば外科的歯内療法を行ったとしても、おかしくは無い大きさでだと思いますよ。


>前回と違う治療方針や途中で、説明を代わってしまうことに不安感が増してきました…

なぜ、前回とは違う治療方針となったのか、担当の先生に直接質問されてはいかがでしょうか?

その上で納得がいかなければ転院もアリかもしれません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-10-21 05:26:08
harubaruさま、おはようございます。

根尖病巣があって根管治療をせずに、歯根端切除をするということになったのでしょうか。

個人的には根管治療を優先して、根管治療では良くならない場合に根管充填歯根端掻爬を同時にするほうが合理的だと思います。

その際歯根端切除をするか否かは、状況によりけりだと思います、参考になれば幸いです。

歯根端掻爬 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1810
歯根端切除 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=150

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: harubaruさん
返信日時:2010-10-21 14:53:06
タイヨウ先生、山田先生、ご回答ありがとうございます。

山田先生のブログも拝見させていただきました。
写真も掲載されており、自分がどのような治療を受けるようになるのかイメージがつかめて、大変参考になりました。ありがとうございます。

なぜ根管治療ではなく切開術による摘出かは、衛生士さんの説明によると、

「大き目のクラウンが入っているため、根管治療で外してまた新しく土台を作る際に、また少し削ったりしなければならなくなり、負担が大きいので摘出してしまったほうが負担は少ない」

ということでした。

そこで質問なのですが、根管治療で膿を出すのと、切開で膿の袋ごと摘出してしまうのと、予後はどちらのほうがいいのでしょうか?

また前歯の治療ということで、治療後のハレや影響などが非常に気になります…(まだ一応若い女性ですので…)
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2010-10-21 15:24:20
こんにちわ。

根管治療で膿を出すのと、切開で膿の袋ごと摘出してしまうのと予後はどちらのほうがいいのでしょうか?

根尖病巣の原因は通常根管内の感染です、したがって根管内の感染源を除去するのが一義的には必要です、私はやったことはありませんが、それが出来ない場合は根尖を閉鎖して汚染物質を隔離することになるでしょう。

しかし根管内と外界は根尖だけとはいえない場合もあります、したがって根尖を閉鎖するだけでは不十分かもしれません。

たとえ負担が大きくても、個人的にはコアをはずして根管治療をすることにしています。

歯根端掻爬の症例 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1522

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-10-21 16:55:44
外科的処置単独が適用だとすれば、

・コアが太くて(つまり歯質が薄い)長く、除去するときに歯根破折など歯を傷めるリスクが高い

・以前の根管充填が緊密に行われている


の両方があてはまる場合だと思います。

逆に、もし今の根管充填の状態がpoorだとしたら、外科的処置単独ではリスクがあるように思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: harubaruさん
返信日時:2010-10-21 18:31:10
諸先生方、お忙しい中丁寧なご回答ありがとうございます!

私的に現在の治療方針のままだと不安を抱えた状態での治療になりそうですので、セカンドオピニオンを受けてみようと思います。

以前は担当の先生に言われたまま、何も考えず治療を受け続けていましたが、こちらのサイトで色々と勉強していくうちに自分で治療や歯について考えられるようになったような気がします。

当たり前のことですが、大事なことなんですね。
本当にありがとうございました。

またご相談することがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いいたします。



タイトル 左上2番、根管治療よりも先に歯根端切除術を勧められました
質問者 harubaruさん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯根端切除術
歯医者への不信感
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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