歯根感染後の痛みは治療が成功していればいつかなくなりますか?
相談者:
canonさん (33歳:女性)
投稿日時:2011-01-16 03:41:01
参考:過去のご相談
・〔写真あり〕長引く歯根治療中に隣歯の神経が死んでいた。転院も考慮中
以前にも投稿させていただきました。
2年前に歯科医のミスで左下5.6の神経治療をされました。
そして、厄介なことに5番の神経が二股になっているといわれ、なんの説明もなしに盲目的に薬をつめられ、
「もうこれは神さまにもとることはできない」
と治療後に言われたのですが、炎症や痛みがずっとひかずに月日が流れ2本とも抜歯すると言われたので、歯学部に変わりました。
そこでわかったことは、二股に分かれているといわれていた神経の先端に針状の薬剤が歯根を突き抜けて刺さっていて、炎症を起こしているということでした。
歯学部の歯根科の先生達は神経が本当に二股になっていたかどうかはわからないし、先生がファイルで穴をあけてしまったのかもしれない。といってました。
ラバーダムありで神経の再治療と、ファイバーを使いながらなんとか突き刺さる薬がとれないかと四苦八苦していただきましたが結局は薬の先端がとれないまま、レントゲン上ではしばらく黒く写ってしまうので、痛みが軽快した今、炎症がひくのを待つ流れになっています。
治療のみが終わって、かぶせものをするのに紹介状を頂きましたが歯科不振になってしまってどこに行ったらいいのかわかりません。
先日風邪をひいて発熱したときに鈍くはっきりとした痛みがでました。
この炎症は本当にいつかなくなるのでしょうか?
この2本のせいで停滞してしまっている他の歯の治療もあるので怖さは倍増しているし、歯科受診の必要性も日増しです…。
加えて、現在妊娠6ヶ月です。
新たに受診すれば虫歯の治療が必要なこともわかっていますが、妊娠中にできない歯科治療はありますか?
良い歯科医の探し方もおしえてください。
・〔写真あり〕長引く歯根治療中に隣歯の神経が死んでいた。転院も考慮中
以前にも投稿させていただきました。
2年前に歯科医のミスで左下5.6の神経治療をされました。
そして、厄介なことに5番の神経が二股になっているといわれ、なんの説明もなしに盲目的に薬をつめられ、
「もうこれは神さまにもとることはできない」
と治療後に言われたのですが、炎症や痛みがずっとひかずに月日が流れ2本とも抜歯すると言われたので、歯学部に変わりました。
そこでわかったことは、二股に分かれているといわれていた神経の先端に針状の薬剤が歯根を突き抜けて刺さっていて、炎症を起こしているということでした。
歯学部の歯根科の先生達は神経が本当に二股になっていたかどうかはわからないし、先生がファイルで穴をあけてしまったのかもしれない。といってました。
ラバーダムありで神経の再治療と、ファイバーを使いながらなんとか突き刺さる薬がとれないかと四苦八苦していただきましたが結局は薬の先端がとれないまま、レントゲン上ではしばらく黒く写ってしまうので、痛みが軽快した今、炎症がひくのを待つ流れになっています。
治療のみが終わって、かぶせものをするのに紹介状を頂きましたが歯科不振になってしまってどこに行ったらいいのかわかりません。
先日風邪をひいて発熱したときに鈍くはっきりとした痛みがでました。
この炎症は本当にいつかなくなるのでしょうか?
この2本のせいで停滞してしまっている他の歯の治療もあるので怖さは倍増しているし、歯科受診の必要性も日増しです…。
加えて、現在妊娠6ヶ月です。
新たに受診すれば虫歯の治療が必要なこともわかっていますが、妊娠中にできない歯科治療はありますか?
良い歯科医の探し方もおしえてください。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-01-16 04:00:34
canonさまこんばんわ。
左下5番の歯根が二つに分かれていて根管治療がうまく出来なかったようですね。
このような根管形態はまれに見ることがあります、根管治療はなかなか大変です、したがってこのような形態が判明したらむし歯を作らないことが一番大切だと考えています。
もしむし歯があれば充填処置で済ませられるくらいのうちに治療なさっておいて、再発しないよう健康管理の方法を身につけていただくのが一番いいでしょう。
もしcanonさまのようになってしまえばエクストルージョンをして二股になった所を歯肉縁上にまで引き上げて根管治療を試みるか、意図的再植を考えることになると思います、しかしこれとて歯根形態によってはかなり難しいと思います。
いずれにしてもかなりの困難が予想されると思います、歯科医の力量が試される症例のような気が致します。
>妊娠中にできない歯科治療はありますか?
個人的にはなんら問題はない時期だと思います、強いて言えば鎮痛剤はそろそろ避けていただいたほうがいいとは思います。
>良い歯科医の探し方もおしえてください。
こればっかりはご自分で捜すしかないと思います、医者を選ぶ能力も寿命のうちだと考えています。
参考になれば幸いです。
エクストルージョン
・http://yamadashika.jp/ortho.html#02
意図的再植
・http://yamadashika.jugem.jp/?cid=189
根管治療難症例
・http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1768
左下5番の歯根が二つに分かれていて根管治療がうまく出来なかったようですね。
このような根管形態はまれに見ることがあります、根管治療はなかなか大変です、したがってこのような形態が判明したらむし歯を作らないことが一番大切だと考えています。
もしむし歯があれば充填処置で済ませられるくらいのうちに治療なさっておいて、再発しないよう健康管理の方法を身につけていただくのが一番いいでしょう。
もしcanonさまのようになってしまえばエクストルージョンをして二股になった所を歯肉縁上にまで引き上げて根管治療を試みるか、意図的再植を考えることになると思います、しかしこれとて歯根形態によってはかなり難しいと思います。
いずれにしてもかなりの困難が予想されると思います、歯科医の力量が試される症例のような気が致します。
>妊娠中にできない歯科治療はありますか?
個人的にはなんら問題はない時期だと思います、強いて言えば鎮痛剤はそろそろ避けていただいたほうがいいとは思います。
>良い歯科医の探し方もおしえてください。
こればっかりはご自分で捜すしかないと思います、医者を選ぶ能力も寿命のうちだと考えています。
参考になれば幸いです。
エクストルージョン
・http://yamadashika.jp/ortho.html#02
意図的再植
・http://yamadashika.jugem.jp/?cid=189
根管治療難症例
・http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1768
回答2
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-16 09:48:54
>先日風邪をひいて発熱したときに鈍くはっきりとした痛みがでました。
>この炎症は本当にいつかなくなるのでしょうか?
感染根管処置が必要と思います。
>この2本のせいで停滞してしまっている他の歯の治療もあるので怖さは倍増しているし、歯科受診の必要性も日増しです…。
他も悪くなる前に受診した方がよいですよね。
>加えて、現在妊娠6ヶ月です。
>新たに受診すれば虫歯の治療が必要なこともわかっていますが、妊娠中にできない歯科治療はありますか?
特にないと思います。
歯のどの位置に尖通しているのかわかりませんが場所によって治療法も異なる事もあります。
その場所が確実にわかれば治療可能だと思います。
お大事にしてください。
>この炎症は本当にいつかなくなるのでしょうか?
感染根管処置が必要と思います。
>この2本のせいで停滞してしまっている他の歯の治療もあるので怖さは倍増しているし、歯科受診の必要性も日増しです…。
他も悪くなる前に受診した方がよいですよね。
>加えて、現在妊娠6ヶ月です。
>新たに受診すれば虫歯の治療が必要なこともわかっていますが、妊娠中にできない歯科治療はありますか?
特にないと思います。
歯のどの位置に尖通しているのかわかりませんが場所によって治療法も異なる事もあります。
その場所が確実にわかれば治療可能だと思います。
お大事にしてください。
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-01-16 10:40:17
こんにちは、少し不信感が出てきてしまっているようですね^^;
>加えて、現在妊娠6ヶ月です。
>新たに受診すれば虫歯の治療が必要なこともわかっていますが、妊娠中にできない歯科治療はありますか?
安定期の間でないと治療出来ないものがあります。
またお腹が大きくなると、治療用の椅子を倒すことにより貧血になることもありますから、大きな虫歯だけでも早目に治療された方がいいでしょうね。
>盲目的に薬をつめられ
根管治療の多くの部分は盲目的に手の感覚だけで行う治療です。
顕微鏡などがあれば多少見えますが、全て見ることは不可能です^^;
>歯学部の歯根科の先生達は神経が本当に二股になっていたかどうかはわからないし
最初のレントゲン見れば分ることもありますが^^;
下顎の小臼歯は10%ぐらいの確率で神経が二又に分れています。
手の感覚だけでこの部分を治療するのは非常に難しいことです。
患者さんからしたら他の歯と同じ難易度と思われるかもしれませんが^^;
異次元の難しさです。(私見)
・http://www.youtube.com/watch?v=wtaBAEnuWiM
>かぶせものをするのに紹介状を頂きましたが歯科不振になってしまってどこに行ったらいいのかわかりません。
大学ですと、補綴科にかかるという方法もありますが、たぶんお住まいの地域の大学病院だと数ヶ月待ちになると思います。
被せ物は根の治療と違い、多くの部分が見える範囲での治療になるので、大きな心配はしなくていいと思いますよ^^
おだいじに
>加えて、現在妊娠6ヶ月です。
>新たに受診すれば虫歯の治療が必要なこともわかっていますが、妊娠中にできない歯科治療はありますか?
安定期の間でないと治療出来ないものがあります。
またお腹が大きくなると、治療用の椅子を倒すことにより貧血になることもありますから、大きな虫歯だけでも早目に治療された方がいいでしょうね。
>盲目的に薬をつめられ
根管治療の多くの部分は盲目的に手の感覚だけで行う治療です。
顕微鏡などがあれば多少見えますが、全て見ることは不可能です^^;
>歯学部の歯根科の先生達は神経が本当に二股になっていたかどうかはわからないし
最初のレントゲン見れば分ることもありますが^^;
下顎の小臼歯は10%ぐらいの確率で神経が二又に分れています。
手の感覚だけでこの部分を治療するのは非常に難しいことです。
患者さんからしたら他の歯と同じ難易度と思われるかもしれませんが^^;
異次元の難しさです。(私見)
・http://www.youtube.com/watch?v=wtaBAEnuWiM
>かぶせものをするのに紹介状を頂きましたが歯科不振になってしまってどこに行ったらいいのかわかりません。
大学ですと、補綴科にかかるという方法もありますが、たぶんお住まいの地域の大学病院だと数ヶ月待ちになると思います。
被せ物は根の治療と違い、多くの部分が見える範囲での治療になるので、大きな心配はしなくていいと思いますよ^^
おだいじに
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-01-16 13:04:56
回答5
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-01-16 15:34:27
海外でもこう云った偶発的な事が起きておりますので、少しばかりコメント致します。
>厄介なことに5番の神経が二股になっているといわれ、なんの説明もなしに盲目的に薬をつめられ
井野先生が仰っているように、下顎の第二小臼歯(5番)は10%−15%の割合で神経が二股に分れていることがあります。
分れ方も、根の真ん中辺りで一度分れ、先端部分でくっついているようなものや(1根尖)、根の中央部より上は一緒だけれど、かなり根の下の方で分れているようなもの(2根尖)も有り、色んなバリエーションがあります。
確かに、複雑な解剖的形態をしている根の治療は困難化してしまうことがあります。
>「もうこれは神さまにもとることはできない」と治療後に言われたのですが
根管治療の技術は時代とともに大きく変化していまして、器具、機械、薬剤、材料・・・あらゆる分野で大きく進歩しています。
以前よりは対応出来る範囲が広くなって、救えなかった歯も救えるようにはなりましたが、残念なことに、これらの文明の機器を駆使したとしても、根管治療の成功率を100%にすることは難しいのです。
理由としては、根管治療は肉眼で直視直達が困難な(今ではマイクロスコープ・3D・CTがありますが、それでも限界があることがあります)中で作業しなければならないことと、診断も含めた術者側の知識、感性、熟練度と云った経験則が大きく関与している部分が占められていることが挙げられます。
「神さまにもとることはできない」ような状態の根管も確かに存在しますが・・・・・
複雑な解剖形態を持っている根の治療は、良好な予後を可能な限り引き上げられるという意味でも、根管治療を得意とされている先生か、大学病院の保存科・根管科・歯内治療科で治療されることが望ましいのではないかと思います。
>炎症や痛みがずっとひかずに月日が流れ2本とも抜歯すると言われたので、歯学部に変わりました。
正しい選択だと思いますよ。
抜歯される前に、一度保存科(名のとおり、歯の保存に情熱をかけている先生が集まっているところ)でセカンド・オピニオンを得られることは不必要な抜歯を回避出来るという利点があります。
>そこでわかったことは、二股に分かれているといわれていた神経の先端に針状の薬剤が歯根を突き抜けて刺さっていて、炎症を起こしているということでした。
・・・・・・・そうですか・・・・・
突き抜けているのは薬剤?
薬剤にもよりけりですが、長期的に見て吸収(無くなる・消える)されるものも有ることはあります。
でも、「刺さっている」という表現だと器具・・・・?
治療時のパーフォレーション、根尖孔破壊やリーマー、ファイルなどの器具破折は根管治療の成功率に大きく影響を与える要因ですので、より慎重な根管治療を施さないと保存率が下がってしまいます・・・
>歯学部の歯根科の先生達は神経が本当に二股になっていたかどうかはわからないし、先生がファイルで穴をあけてしまったのかもしれない。といってました。
井野先生が言われるように、最初のレントゲンである程度分かると思います。
>ラバーダムありで神経の再治療と、ファイバーを使いながらなんとか突き刺さる薬がとれないかと四苦八苦していただきましたが結局は薬の先端がとれないまま、レントゲン上ではしばらく黒く写ってしまうので、痛みが軽快した今、炎症がひくのを待つ流れになっています。
異物除去時に使用したのは「ファイバー」ではなくて、「超音波装置」だと思いますよ。
破折器具が取れずに根管内に残遺した場合、根の一番先端にある感染物質が除去出来ず、根管治療が困難になるため治療期間が長くなることもあります。
除去不可能な場合は、予後不良となることがあります。
記述内容からして、現時点では経過観察が必要だということが避けられないような状態であるようですね。
>治療のみが終わって、かぶせものをするのに紹介状を頂きましたが歯科不振になってしまってどこに行ったらいいのかわかりません。
保存科と連携している大学病院内の補綴科に掛かられるのがベストなのでは。
>先日風邪をひいて発熱したときに鈍くはっきりとした痛みがでました。
>この炎症は本当にいつかなくなるのでしょうか?
こういった色んな問題を抱えている難易度の高い歯に対して、いつ痛みが完全になくなるのかは担当の先生も答えに苦しむと思いますが、症状が軽減方向に向かっているのであれば、ある程度安心なさっても良いかと思いますよ。
>この2本のせいで停滞してしまっている他の歯の治療
そうですね。
例えなのですが、歯は口腔内で一つのチームを組んでいて、誰かが抜けてしまうと何処かしらしわ寄せが必ず生じて参りますし、また、スーパーて高く積み上げられている特売品を下から抜いてしまうと全体の商品が崩れてくるというような事に似ているところがありますので、一本の歯が保存出来るかどうかが、これからの補綴設計に大きく関与してくると言えます。
なので、保存可能かどうかきちんと答えが出る前は、補綴設計にある程度柔軟性や可変性を持たせたほうが良いように思います。
担当の先生と治療順位を含めて、一度ご相談されてみたら如何でしょうか?
>加えて、現在妊娠6ヶ月です。
>新たに受診すれば虫歯の治療が必要なこともわかっていますが、妊娠中にできない歯科治療はありますか?
歯科治療には時として抗生剤や鎮痛剤の内服か必要になる場合があり、診断のためにレントゲンをお撮りしなければならない事もあります。
そういった胎児への影響を考慮して、慎重に対応しなければならないとされています。
妊娠初期はやはり精神的にも不安定になっていることが多く、流産の可能性を招く心配もあるため、ストレスを感じるような長時間の治療や外科的処置は避けられ方が良いとされています。
妊娠後期になりますと、子宮筋が分娩準備状態に入り、ちょっとした刺激で子宮収縮を起こしやすく、早産してしまう可能性も出てくるとされています。
妊娠安定期であれば、難易度の高い手術を含むような外科的治療を極力避けていただければ、一般的で簡易な虫歯治療は対応可能だと思います。
個人差というのもありますので、この点は実際の体調や状況を把握なさっている担当の先生とご相談されてみて下さいね。
あっ、気が付いたら、少しのコメントどころではないですね^^;
悪い癖で、又長くなってしまいました・・・・・
お大事になされて下さい。
>厄介なことに5番の神経が二股になっているといわれ、なんの説明もなしに盲目的に薬をつめられ
井野先生が仰っているように、下顎の第二小臼歯(5番)は10%−15%の割合で神経が二股に分れていることがあります。
分れ方も、根の真ん中辺りで一度分れ、先端部分でくっついているようなものや(1根尖)、根の中央部より上は一緒だけれど、かなり根の下の方で分れているようなもの(2根尖)も有り、色んなバリエーションがあります。
確かに、複雑な解剖的形態をしている根の治療は困難化してしまうことがあります。
>「もうこれは神さまにもとることはできない」と治療後に言われたのですが
根管治療の技術は時代とともに大きく変化していまして、器具、機械、薬剤、材料・・・あらゆる分野で大きく進歩しています。
以前よりは対応出来る範囲が広くなって、救えなかった歯も救えるようにはなりましたが、残念なことに、これらの文明の機器を駆使したとしても、根管治療の成功率を100%にすることは難しいのです。
理由としては、根管治療は肉眼で直視直達が困難な(今ではマイクロスコープ・3D・CTがありますが、それでも限界があることがあります)中で作業しなければならないことと、診断も含めた術者側の知識、感性、熟練度と云った経験則が大きく関与している部分が占められていることが挙げられます。
「神さまにもとることはできない」ような状態の根管も確かに存在しますが・・・・・
複雑な解剖形態を持っている根の治療は、良好な予後を可能な限り引き上げられるという意味でも、根管治療を得意とされている先生か、大学病院の保存科・根管科・歯内治療科で治療されることが望ましいのではないかと思います。
>炎症や痛みがずっとひかずに月日が流れ2本とも抜歯すると言われたので、歯学部に変わりました。
正しい選択だと思いますよ。
抜歯される前に、一度保存科(名のとおり、歯の保存に情熱をかけている先生が集まっているところ)でセカンド・オピニオンを得られることは不必要な抜歯を回避出来るという利点があります。
>そこでわかったことは、二股に分かれているといわれていた神経の先端に針状の薬剤が歯根を突き抜けて刺さっていて、炎症を起こしているということでした。
・・・・・・・そうですか・・・・・
突き抜けているのは薬剤?
薬剤にもよりけりですが、長期的に見て吸収(無くなる・消える)されるものも有ることはあります。
でも、「刺さっている」という表現だと器具・・・・?
治療時のパーフォレーション、根尖孔破壊やリーマー、ファイルなどの器具破折は根管治療の成功率に大きく影響を与える要因ですので、より慎重な根管治療を施さないと保存率が下がってしまいます・・・
>歯学部の歯根科の先生達は神経が本当に二股になっていたかどうかはわからないし、先生がファイルで穴をあけてしまったのかもしれない。といってました。
井野先生が言われるように、最初のレントゲンである程度分かると思います。
>ラバーダムありで神経の再治療と、ファイバーを使いながらなんとか突き刺さる薬がとれないかと四苦八苦していただきましたが結局は薬の先端がとれないまま、レントゲン上ではしばらく黒く写ってしまうので、痛みが軽快した今、炎症がひくのを待つ流れになっています。
異物除去時に使用したのは「ファイバー」ではなくて、「超音波装置」だと思いますよ。
破折器具が取れずに根管内に残遺した場合、根の一番先端にある感染物質が除去出来ず、根管治療が困難になるため治療期間が長くなることもあります。
除去不可能な場合は、予後不良となることがあります。
記述内容からして、現時点では経過観察が必要だということが避けられないような状態であるようですね。
>治療のみが終わって、かぶせものをするのに紹介状を頂きましたが歯科不振になってしまってどこに行ったらいいのかわかりません。
保存科と連携している大学病院内の補綴科に掛かられるのがベストなのでは。
>先日風邪をひいて発熱したときに鈍くはっきりとした痛みがでました。
>この炎症は本当にいつかなくなるのでしょうか?
こういった色んな問題を抱えている難易度の高い歯に対して、いつ痛みが完全になくなるのかは担当の先生も答えに苦しむと思いますが、症状が軽減方向に向かっているのであれば、ある程度安心なさっても良いかと思いますよ。
>この2本のせいで停滞してしまっている他の歯の治療
そうですね。
例えなのですが、歯は口腔内で一つのチームを組んでいて、誰かが抜けてしまうと何処かしらしわ寄せが必ず生じて参りますし、また、スーパーて高く積み上げられている特売品を下から抜いてしまうと全体の商品が崩れてくるというような事に似ているところがありますので、一本の歯が保存出来るかどうかが、これからの補綴設計に大きく関与してくると言えます。
なので、保存可能かどうかきちんと答えが出る前は、補綴設計にある程度柔軟性や可変性を持たせたほうが良いように思います。
担当の先生と治療順位を含めて、一度ご相談されてみたら如何でしょうか?
>加えて、現在妊娠6ヶ月です。
>新たに受診すれば虫歯の治療が必要なこともわかっていますが、妊娠中にできない歯科治療はありますか?
歯科治療には時として抗生剤や鎮痛剤の内服か必要になる場合があり、診断のためにレントゲンをお撮りしなければならない事もあります。
そういった胎児への影響を考慮して、慎重に対応しなければならないとされています。
妊娠初期はやはり精神的にも不安定になっていることが多く、流産の可能性を招く心配もあるため、ストレスを感じるような長時間の治療や外科的処置は避けられ方が良いとされています。
妊娠後期になりますと、子宮筋が分娩準備状態に入り、ちょっとした刺激で子宮収縮を起こしやすく、早産してしまう可能性も出てくるとされています。
妊娠安定期であれば、難易度の高い手術を含むような外科的治療を極力避けていただければ、一般的で簡易な虫歯治療は対応可能だと思います。
個人差というのもありますので、この点は実際の体調や状況を把握なさっている担当の先生とご相談されてみて下さいね。
あっ、気が付いたら、少しのコメントどころではないですね^^;
悪い癖で、又長くなってしまいました・・・・・
お大事になされて下さい。
相談者からの返信
相談者:
canonさん
返信日時:2011-01-22 00:11:00
山田豊和先生へ
こんばんわ。
一番の返信ありがとうございます。
歯科医療に携わる先生からみても困難な症例であることは私個人にとって残念な気持ちですが、ついてないと向き合うしかないですよね。
意図的再植についても歯学部の先生からご説明はいただきましたが歯が死んでしまうリスクを考えれば、このまま時間で炎症がおさまっていくことを祈りましょう。という感じでした。
医者を選ぶ能力も寿命のうち…。胸に刺さるお言葉でした。
あきらめずにきちんとした歯科選びを心がけていきます☆。
服部智哉先生へ
こんばんわ。
穿通している箇所は、歯科CTで特定できるものなのでしょうか?
少なくとも治療にあたられた先生方はCT所見で方向は推測されていたようですが…。
すぐに抜歯を選択せずに気長に治療をあきらめないでくれる先生に出会えますように。
井野泰伸先生へ
こんばんわ。
患者側でも医師側でもない冷静なご意見ありがとうございます。
こんなに経過が長くなって(2年位)、ついつい初めに治療していただいた先生を批判するに等しい気持ちになってしまっていました。
当初は先生なりに一生懸命治療していただいた結果だと考えることができていたのに、恥ずかしいです。
被せ物も早くしないとかみ合わせが悪くなったりするみたいなので、恐れずに前進てみます。
藤森隆史先生
こんばんわ。
可能性があると言っていただいて、少しほっとしました。
この手の治療が好きな先生もみえるのですね。
王りる先生へ
こんばんわ。
長くわかりやすい回答をありがとうございました。
刺さっているのは薬だろうと歯学部の先生方は言っていました。
今後の治療についてはとりあえず仮の被せ物を施してもらって、咀嚼時のテンションがかかっても痛みが増強しないことを確認して
から考えたいと思います。
現段階において、りる先生が言ってくださるように、痛みそのものは軽快し今では日常生活でほとんど気にならないようになっているので、安心しました。
りる先生が言われる医師の熟練度…。
同じ歯の神経治療に数名の医師が手を加えてくださいましたが、年配の先生が一番手に加える力が小さく痛みもなかったのに、結局その先生の治療で痛みがひきました。
治療の時期もあるのかもしれないですけど、私が感じたゆとりは腕としか表現できないですね。
「外科医は性格悪くても腕が良ければそれでいい」と友人は本気で言っています(笑)
納得の一文ですが、そこに心加わればそれに勝るものはないですよね。
こうしてたくさんの先生方にコメント頂けたことに感謝して、足踏みしていた治療を再開させようと決心することができました。
本当にありがとうございました。
こんばんわ。
一番の返信ありがとうございます。
歯科医療に携わる先生からみても困難な症例であることは私個人にとって残念な気持ちですが、ついてないと向き合うしかないですよね。
意図的再植についても歯学部の先生からご説明はいただきましたが歯が死んでしまうリスクを考えれば、このまま時間で炎症がおさまっていくことを祈りましょう。という感じでした。
医者を選ぶ能力も寿命のうち…。胸に刺さるお言葉でした。
あきらめずにきちんとした歯科選びを心がけていきます☆。
服部智哉先生へ
こんばんわ。
穿通している箇所は、歯科CTで特定できるものなのでしょうか?
少なくとも治療にあたられた先生方はCT所見で方向は推測されていたようですが…。
すぐに抜歯を選択せずに気長に治療をあきらめないでくれる先生に出会えますように。
井野泰伸先生へ
こんばんわ。
患者側でも医師側でもない冷静なご意見ありがとうございます。
こんなに経過が長くなって(2年位)、ついつい初めに治療していただいた先生を批判するに等しい気持ちになってしまっていました。
当初は先生なりに一生懸命治療していただいた結果だと考えることができていたのに、恥ずかしいです。
被せ物も早くしないとかみ合わせが悪くなったりするみたいなので、恐れずに前進てみます。
藤森隆史先生
こんばんわ。
可能性があると言っていただいて、少しほっとしました。
この手の治療が好きな先生もみえるのですね。
王りる先生へ
こんばんわ。
長くわかりやすい回答をありがとうございました。
刺さっているのは薬だろうと歯学部の先生方は言っていました。
今後の治療についてはとりあえず仮の被せ物を施してもらって、咀嚼時のテンションがかかっても痛みが増強しないことを確認して
から考えたいと思います。
現段階において、りる先生が言ってくださるように、痛みそのものは軽快し今では日常生活でほとんど気にならないようになっているので、安心しました。
りる先生が言われる医師の熟練度…。
同じ歯の神経治療に数名の医師が手を加えてくださいましたが、年配の先生が一番手に加える力が小さく痛みもなかったのに、結局その先生の治療で痛みがひきました。
治療の時期もあるのかもしれないですけど、私が感じたゆとりは腕としか表現できないですね。
「外科医は性格悪くても腕が良ければそれでいい」と友人は本気で言っています(笑)
納得の一文ですが、そこに心加わればそれに勝るものはないですよね。
こうしてたくさんの先生方にコメント頂けたことに感謝して、足踏みしていた治療を再開させようと決心することができました。
本当にありがとうございました。
タイトル | 歯根感染後の痛みは治療が成功していればいつかなくなりますか? |
---|---|
質問者 | canonさん |
地域 | 愛知 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | その他 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 妊娠中の歯科治療 痛みがある状態での治療終了 根分岐部病変 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 根の病気・異常その他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。