歯列矯正のための乳歯の抜歯は良くないことなのでしょうか?
相談者:
りんださん (7歳:女性)
投稿日時:2011-06-22 22:28:25
⇒参考:過去のご相談
「子供の歯列矯正、前医のセファロの解析結果との違いに戸惑い」
他
いつもお世話になっております。
先日、子供の矯正について質問をさせていただきました。
結局、矯正専門医に治療をお願いすることにしました。
そこで、7歳になる娘の矯正をするにあたり、乳歯の抜歯が必要とのことでした。
上下1、2は左右生え変わっており、上下とも2が1に少し重なっている感じで生えております。
まずその重なっている歯を綺麗にするために、上下のCを抜歯するとのことで、歯科へ紹介状を書いていただきました。咬合誘導という治療だと思うのですが・・・
上の両Cは矯正歯科へ行った後、自然に抜けましたが、下はまだグラグラもしてないので、歯科での抜歯をすることになりました。
昨日、下右Cを抜歯したのですが、ネットでいろいろ見ていたら、乳歯は抜歯したらダメだというページがありました。
乳歯の抜歯は顎の成長を妨げるとか、自然に抜けるまで待つほうが良いと言うようなことが書いてありました。
お願いする矯正専門医は、私も治療をしてもらった先生で、10年以上のお付き合いがあるので、信用して治療をお任せしようと思っているのですが、実際のところ、
@グラグラしていない乳歯を抜歯してしまうことが良くないことなのか、
Aいずれ抜けてしまう乳歯なので、矯正治療のためであれば早期に抜歯してしまっても問題ないのか・・・
昨日抜歯した乳歯の根がしっかりしていたので、ちょっとびっくりしてしまい、これで良かったのかな・・・と思い、@Aについて質問させていただきました。
「子供の歯列矯正、前医のセファロの解析結果との違いに戸惑い」
他
いつもお世話になっております。
先日、子供の矯正について質問をさせていただきました。
結局、矯正専門医に治療をお願いすることにしました。
そこで、7歳になる娘の矯正をするにあたり、乳歯の抜歯が必要とのことでした。
上下1、2は左右生え変わっており、上下とも2が1に少し重なっている感じで生えております。
まずその重なっている歯を綺麗にするために、上下のCを抜歯するとのことで、歯科へ紹介状を書いていただきました。咬合誘導という治療だと思うのですが・・・
上の両Cは矯正歯科へ行った後、自然に抜けましたが、下はまだグラグラもしてないので、歯科での抜歯をすることになりました。
昨日、下右Cを抜歯したのですが、ネットでいろいろ見ていたら、乳歯は抜歯したらダメだというページがありました。
乳歯の抜歯は顎の成長を妨げるとか、自然に抜けるまで待つほうが良いと言うようなことが書いてありました。
お願いする矯正専門医は、私も治療をしてもらった先生で、10年以上のお付き合いがあるので、信用して治療をお任せしようと思っているのですが、実際のところ、
@グラグラしていない乳歯を抜歯してしまうことが良くないことなのか、
Aいずれ抜けてしまう乳歯なので、矯正治療のためであれば早期に抜歯してしまっても問題ないのか・・・
昨日抜歯した乳歯の根がしっかりしていたので、ちょっとびっくりしてしまい、これで良かったのかな・・・と思い、@Aについて質問させていただきました。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-06-23 00:59:37
りんだ さまこんばんわ。
おそらく連続抜去方だと思うのですが・・・。
私がこの方法をお勧めしたら「連続抜去法」は過去の古い方法だとコメントなさったDrがいらっしゃいました。
曰く乳歯を抜歯したら顎の骨の成長が悪くる云々、個人的には数限りなくやってきましたが少なくとも私の症例では一例も経験はありません。
連続抜去法
http://yamadashika.jp/ortho.html#a06
おそらく連続抜去方だと思うのですが・・・。
私がこの方法をお勧めしたら「連続抜去法」は過去の古い方法だとコメントなさったDrがいらっしゃいました。
曰く乳歯を抜歯したら顎の骨の成長が悪くる云々、個人的には数限りなくやってきましたが少なくとも私の症例では一例も経験はありません。
連続抜去法
http://yamadashika.jp/ortho.html#a06
回答2
回答日時:2011-06-23 08:06:43
とりあえず前歯4本を並べるためには、歯列を拡大するか、乳歯を抜歯するか、放置観察するかになります。
放置観察していても自然に良化してくる場合も結構あります。
早めに凸凹を取り除いて、清掃性を高めておくこともひとつの方法です。
口腔内の清掃状態がよければ、そのままにしておいても先の治療にはほとんど影響がありません。
いずれの方法でも部分に囚われないで、先を見越した治療をするのなら、ケースバイケースですし、大雑把に言えばどちらでもいいと思います。
担当の先生との信頼関係が一番です。
放置観察していても自然に良化してくる場合も結構あります。
早めに凸凹を取り除いて、清掃性を高めておくこともひとつの方法です。
口腔内の清掃状態がよければ、そのままにしておいても先の治療にはほとんど影響がありません。
いずれの方法でも部分に囚われないで、先を見越した治療をするのなら、ケースバイケースですし、大雑把に言えばどちらでもいいと思います。
担当の先生との信頼関係が一番です。
回答3
金谷デンタルクリニック(大阪市中央区)の金谷です。
回答日時:2011-06-24 16:46:38
文章のほうを拝見させていただきました。
さて乳犬歯を抜歯の件ですが、大変申しにくいことですが、(個人的には状況がわかりかねるので)少なくとも、矯正専門医というトレーニングを特別にうけた先生ならば、乳犬歯を今の時期に抜くことはあり得ないと思います。
乳犬歯は非常に重要で、これが残っているのと残っていないのとでは、まったくといっていいほど変わってきます。
乳犬歯が残っている場合は下顎の前方への発育が期待できること(顎骨そのものではなく、歯槽骨の部分)です。
矯正治療において考えかたは大きく分けると2つあります。
歯列矯正と顎顔面を(特に中顔面)考慮に入れた矯正があります。
後者の考え方は子供の時期(6歳〜10歳)に行うことができる治療です。
前者は大人の矯正です。
大人は限られた顎の幅の中で歯を並べなければなりません。
したがって前者の治療がメインになり、えてして抜歯、非抜歯ということが論争になるわけです。
後者の矯正は歯はあまり関係なく、常に顎の発育を考えながら進めていくので、よりメリットがあります。
顔貌が変わっていく姿はなんともいえないくらい価値のあることだと、認識しています。
関西方面の矯正の主流は子供の矯正に対しては少し、関東、中部より遅れているような気がします。
さて乳犬歯を抜歯の件ですが、大変申しにくいことですが、(個人的には状況がわかりかねるので)少なくとも、矯正専門医というトレーニングを特別にうけた先生ならば、乳犬歯を今の時期に抜くことはあり得ないと思います。
乳犬歯は非常に重要で、これが残っているのと残っていないのとでは、まったくといっていいほど変わってきます。
乳犬歯が残っている場合は下顎の前方への発育が期待できること(顎骨そのものではなく、歯槽骨の部分)です。
矯正治療において考えかたは大きく分けると2つあります。
歯列矯正と顎顔面を(特に中顔面)考慮に入れた矯正があります。
後者の考え方は子供の時期(6歳〜10歳)に行うことができる治療です。
前者は大人の矯正です。
大人は限られた顎の幅の中で歯を並べなければなりません。
したがって前者の治療がメインになり、えてして抜歯、非抜歯ということが論争になるわけです。
後者の矯正は歯はあまり関係なく、常に顎の発育を考えながら進めていくので、よりメリットがあります。
顔貌が変わっていく姿はなんともいえないくらい価値のあることだと、認識しています。
関西方面の矯正の主流は子供の矯正に対しては少し、関東、中部より遅れているような気がします。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-06-24 17:04:42
現地点では顎の成長発育が充分でないように推測されます。
小さな顎の中にきれいに歯を並べようとするのなら、連続抜去法は依然有効な手段であり、古い・新しいの問題ではないと思います。
只、もし7歳から治療出来るのなら、私個人的には、通常、上顎拡大(側方・前方)、少し時間をおいてから下顎拡大を考えます。
おそらくは下方向になりがちな成長方向をなるべく前方に向かうようにしたいと思います。
この手法なら勿論抜歯しません。
小さな顎の中にきれいに歯を並べようとするのなら、連続抜去法は依然有効な手段であり、古い・新しいの問題ではないと思います。
只、もし7歳から治療出来るのなら、私個人的には、通常、上顎拡大(側方・前方)、少し時間をおいてから下顎拡大を考えます。
おそらくは下方向になりがちな成長方向をなるべく前方に向かうようにしたいと思います。
この手法なら勿論抜歯しません。
回答5
ひたちの矯正歯科医院(茨城県牛久市)の秋山です。
回答日時:2011-06-24 21:47:35
顎のサイズと歯の大きさのアンバランスがあり、歯がきれいに生え揃わないケースにおいて、上顎前歯の位置を改善しないと顎の成長に支障をきたすと判断した場合、7歳前後でも乳犬歯を抜歯してでも前歯をきれいに並べる事があります。
この場合、永久歯列期完成後に再度矯正治療が必要になりますが、確実に小臼歯抜歯を行う本格矯正治療となります。
また上顎前歯が大きく傾斜しており、そのために口唇の閉鎖不全が生じる場合も、軟組織と硬組織の調和を計るために同様の処置を行います。
私はこの時期に乳犬歯を積極的に抜歯はしませんが、上記のような理由によって抜かせて頂く場合もあります。
(小臼歯非抜歯論者の先生でなければ、許容できる治療ステップであると思います。)
主治医の先生は乳犬歯をこの時期抜歯する事のデメリットを考慮しての治療計画なのだと思います。
心配であれば主治医にご不安をお伝えしてみては如何でしょうか?
この場合、永久歯列期完成後に再度矯正治療が必要になりますが、確実に小臼歯抜歯を行う本格矯正治療となります。
また上顎前歯が大きく傾斜しており、そのために口唇の閉鎖不全が生じる場合も、軟組織と硬組織の調和を計るために同様の処置を行います。
私はこの時期に乳犬歯を積極的に抜歯はしませんが、上記のような理由によって抜かせて頂く場合もあります。
(小臼歯非抜歯論者の先生でなければ、許容できる治療ステップであると思います。)
主治医の先生は乳犬歯をこの時期抜歯する事のデメリットを考慮しての治療計画なのだと思います。
心配であれば主治医にご不安をお伝えしてみては如何でしょうか?
相談者からの返信
相談者:
りんださん
返信日時:2011-06-27 16:08:25
山田先生、ご回答ありがとうございます。
「連続抜去法」と言うのですね。山田先生のブログも覗かせていただきました。
山田先生の経験上、特に問題なく治療されているようですし、よくある治療法なんですね。
ありがとうございました。
伊藤先生、ご回答ありがとうございます。
特に口腔内の清掃状態が悪いとかそういうことはないと思っていますが、おそらく、先を見越しての抜歯のような感じがします。
先日抜歯してから、唇の内側(抜歯したあたりに唇が当たるよう)に、口内炎ができてしまって、痛い痛いと言ってます。
経過観察してもよさそうなら、下の左Cの抜歯をせずに、矯正医に相談してみようと思っています。
ありがとうございました。
金谷先生、ご回答ありがとうございます。
抜歯はしないほうがよいということですよね。
私が見たHPにも抜歯はしないほうがよいということが書いてありました。
一度、矯正医と相談してみようと思います。
ありがとうございました。
藤森先生、ご回答ありがとうございます。
年齢と顎の成長の程度によっては、抜歯しないで行う治療法もあるんですね。
もう一度、矯正医と話をしてみて、抜歯の有無を考えようと思います。
ありがとうございました。
秋山先生、ご回答ありがとうございます。
経験豊富な矯正医ですので、抜歯のデメリットも考慮した上でのことだと思いますが、やはり、きちんとその点も聞いておかなくてはいけないと思いますので、相談してみます。
ありがとうございました。
「連続抜去法」と言うのですね。山田先生のブログも覗かせていただきました。
山田先生の経験上、特に問題なく治療されているようですし、よくある治療法なんですね。
ありがとうございました。
伊藤先生、ご回答ありがとうございます。
特に口腔内の清掃状態が悪いとかそういうことはないと思っていますが、おそらく、先を見越しての抜歯のような感じがします。
先日抜歯してから、唇の内側(抜歯したあたりに唇が当たるよう)に、口内炎ができてしまって、痛い痛いと言ってます。
経過観察してもよさそうなら、下の左Cの抜歯をせずに、矯正医に相談してみようと思っています。
ありがとうございました。
金谷先生、ご回答ありがとうございます。
抜歯はしないほうがよいということですよね。
私が見たHPにも抜歯はしないほうがよいということが書いてありました。
一度、矯正医と相談してみようと思います。
ありがとうございました。
藤森先生、ご回答ありがとうございます。
年齢と顎の成長の程度によっては、抜歯しないで行う治療法もあるんですね。
もう一度、矯正医と話をしてみて、抜歯の有無を考えようと思います。
ありがとうございました。
秋山先生、ご回答ありがとうございます。
経験豊富な矯正医ですので、抜歯のデメリットも考慮した上でのことだと思いますが、やはり、きちんとその点も聞いておかなくてはいけないと思いますので、相談してみます。
ありがとうございました。
タイトル | 歯列矯正のための乳歯の抜歯は良くないことなのでしょうか? |
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質問者 | りんださん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 7歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児矯正(子供の矯正) 抜歯:乳歯(子供の歯) 子供の歯列矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。