なぜ歯科業界では、医師が最適と思える治療が保険内で出来ないの?

相談者: イシカワさん (25歳:女性)
投稿日時:2011-07-31 02:31:01
参考:過去のご相談
根管治療後の仮封剤が紙粘土のようにボロボロ崩れてきた



こんにちは。

現在、歯を治療中でこちらでも何度か質問させて頂いていますが、現在の歯科業界に疑問を持ちましたので教えてください。


歯科治療をしていると、最善の方法として保険外治療を勧められることが多くあります。
患者としては、当然保険内で治療したいのですが、保険内での治療ではあまりにリスクが高いように思います。

レジンでの治療では技術面や再発面のリスクが高かったり、銀歯アレルギーメタルタトゥなどのリスクが高いため、虫歯の症状によっては歯科医師も勧めない事が多くあると思います。


患者からすれば、歯科医から保険内の治療でのリスクを聞かされれば怖くなりますし、保険外治療を勧められれば、体のことですので完璧な治療とまではいかなくても、リスクの少ない治療を受けたいです。

歯科以外の内科などでは、病気の場合、最先端の医療でもない限りは保険内で治療方法を選択することができます。

なぜ、歯科業界では医師が症状に最適と思える治療が保険内で受けれないのでしょうか。
本当に疑問です(あまりに審美性を求める治療は別として)。

歯科では「医師が勧めない治療方法=保険治療」となってしまう場合も多いですよね。


お金がある人は最適な治療を受けられるかもしれませんが、貧乏な人はリスクが高く歯をのちのち失う可能性が高い治療を強制的に強いられてしまいます。

貧乏とまでいかなくても、歯科で保険外となれば一般的な家庭でもかなり出費は苦しいです。

歯科業界ではお金がある人しか治療を受ける権利がないように思えて、治療方法を説明されるたび悲しくなります。
「お金」と「体のリスク」を天秤にかけさせられ、放りだされているように感じてしまいます。

先生方は、このような点をどのように考えていますか?
特に今の保険の適用と、適用外の治療区分は妥当な線引きだと思われていますか?


私は、もっと患者側に選択肢が増えるような、そして歯科医が症状に最適だと考える治療ができるような保険制度に変わってほしいと思いますが、歯科業界でそのような動きや医師からの働きかけなどはあるのでしょうか?

教えてください。


補足として、歯科でも早く治療費明細書の発行も義務づけてほしいと思っています>_<

私の近所の歯科でも、不正請求をしていて業務停止になった先生もいますし、歯科ではないですが、私自身を不正請求をされ院長先生に電話したところ、黙っていてくれと言われたことがありますので、医療業界では不正が横行しているように思います。

ここにいらっしゃるような、まっとうな治療・経営をしている先生が増えることを願っています・・


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-07-31 05:35:29
医科でも保険で認められていない治療法や薬は、たくさんあります。

財源には限りがありますから、それをどう振り分けるか・・・
歯科以外にも使うべきところはたくさんあるわけですしね。


確かに保険だけで100%理想の診療を行うというのは、不可能だと思います。

それでも日本の保険はコストパフォーマンスで見れば、世界一といっていいくらいのレベルです。

それを「必要十分」と捉えるか、「不十分」と捉えるかは、人それぞれだと思います。ですが・・・


痛くなったらいつでも歯医者にかかれるし、保険で安く治療を受けることもできれば、保険の枠に縛られない治療を選ぶこともできる。

こんな日本では当たり前のことが、当たり前ではない国のほうが多いんです。


また、メガネやコンタクトには保険が利きませんが、歯科の疾患は「自己責任」の要素が強いにも関わらず、保険が使えます。

視野を広げてみると、これだけでも十分に恵まれていると思うのですが。。。



>私は、もっと患者側に選択肢が増えるような、そして歯科医が症状に最適だと考える治療ができるような保険制度に変わってほしいと思いますが、歯科業界でそのような動きや医師からの働きかけなどはあるのでしょうか?

結局、選ぶのは国民です。
現状で満足していない人が増えれば、制度も変わっていくと思います。



>私の近所の歯科でも不正請求をしていて、業務停止になった先生もいますし、歯科ではないですが、私自身を不正請求をされ院長先生に電話したところ、黙っていてくれと言われたことがありますので医療業界では不正が横行しているように思います。

去年1年間、行政処分を受けた医師・歯科医師はこれだけいます。


★ 平成23年02月23日厚生労働省発表

厚生労働省は医道審議会の答申を受けて医師、歯科医師41人の行政処分を発表。

■ 免許取消
# 福岡県 歯科医師 殺人未遂
# 東京都 医師 強制わいせつなど
# 千葉県 医師 準強制わいせつなど
# 東京都 医師 不同意堕胎

■ 医業停止3年
# 東京都 医師 麻薬及び向精神薬取締法違反
# 福岡県 医師 準強制わいせつ

■ 医業停止2年
# 大阪府 医師 覚せい剤取締法違反
# 愛知県 医師 迷惑防止条例違反
# 高知県 医師 収賄
# 広島県 医師 収賄
# 大阪府 医師 詐欺

■ 医業停止1年6月
# 埼玉県 医師 収賄
# 埼玉県 歯科医師 所得税法違反

■ 医業停止1年
# 静岡県 歯科医師 大麻取締法違反
# 愛媛県 医師 道交法違反など
# 鳥取県 医師 建造物侵入など

■ 医業停止6月
# 千葉県 医師 自動車運転過失傷害など
# 東京都 歯科医師 住居侵入など
# 栃木県 医師 窃盗

■ 医業停止3月
# 青森県 医師 迷惑防止条例違反
# 兵庫県 医師 迷惑防止条例違反
# 茨城県 医師 児童買春など
# 静岡県 医師 窃盗
# 石川県 医師 道交法違反

■ 医業停止2月
# 北海道 歯科医師 診療報酬不正請求
# 静岡県 歯科医師 診療報酬不正請求

■ 医業停止1月
# 福岡県 医師 道交法違反
# 栃木県 医師 道交法違反
# 福島県 医師 道交法違反
# 北海道 医師 診療報酬不正請求
# 兵庫県 歯科医師 診療報酬不正請求
# 愛媛県 歯科医師 診療報酬不正請求
# 石川県 歯科医師 診療報酬不正請求
# 静岡県 歯科医師 診療報酬不正請求

■ 戒告
# 北海道 医師 暴行
# 山口県 医師 業務上過失傷害
# 山形県 医師 業務上過失傷害
# 宮城県 医師 自動車運転過失致死傷
# 東京都 医師 道交法違反
# 山梨県 医師 道交法違反
# 愛媛県 医師 公選法違反


★ 平成22年09月22日厚生労働省発表

厚生労働省は医道審議会の答申を受けて医師、歯科医師29人の行政処分を発表。

■ 免許取消
# 滋賀県 歯科医師 強姦致傷
# 京都府 医師 詐欺
# ?  医師 詐欺など

■ 医業停止1年6月
# 福岡県 医師 自動車運転過失傷害など
# 沖縄県 医師 診療報酬不正請求

■ 医業停止1年
# 東京都 医師 診療放射線技師法違反など
# 東京都 歯科医師 大麻取締法違反
# 東京都 医師 銃刀法違反
# 熊本県 歯科医師 業務上横領
# 滋賀県 歯科医師 業務上横領

■ 医業停止6月
# 千葉県 医師 道路交通法違反など
# 兵庫県 医師 窃盗

■ 医業停止3月
# 沖縄県 医師 迷惑防止条例違反
# 岡山県 医師 窃盗

■ 医業停止2月
# 佐賀県 医師 医師法違反
# 岩手県 医師 診療報酬不正請求

■ 医業停止1月
# 石川県 歯科医師 道路交通法違反など
# 東京都 医師 道交法違反
# 和歌山県 医師 道交法違反
# 鳥取県 医師 道交法違反
# 山梨県 医師 道交法違反
# 奈良県 医師 道交法違反
# 北海道 医師 診療報酬不正請求
# 佐賀県 医師 診療報酬不正請求
# 青森県 医師 診療報酬不正請求
# 千葉県 歯科医師 診療報酬不正請求
# 熊本県 歯科医師 診療報酬不正請求
# 岩手県 歯科医師 診療報酬不正請求
# 東京都 医師 診療報酬不正請求



1年間で合計70人。

もちろん、処分を受けていないだけで、不正をしている人もいるかもしれませんが、

・医師 約28万人
・歯科医師 約10万人

約38万人の中の70人(0.018%)が処分というのは、横行しているとまで言えるのでしょうか?


僕はたまたま他業種の方との交流も多いですが、歯科の先生達って他業種と比べても、本当に良い人が多い印象があるんですけどね。


ちなみに、警官・警察職員は約28万人で、2010年に懲戒処分を受けたのは385人(0.13%)。

教職員は約107万人で、2009年に懲戒処分を受けたのは943人(0.088%)。

こうして比較してみても、医療業界で特別不正が横行しているようには見えないですね。


医療者と言えども普通の人間ですから、きちんと向き合って見ると案外普通の人だったりするんですよ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-07-31 09:23:09
西山です。

イシカワさんの示している患者、歯科医師双方が最適なものを選択することが可能な保険制度がベストだと思います。
ただ、様々なハードルがありますね。

医療消費者が希望する治療を保険に導入してもらうには、医療者が働きかけるよりも、医療消費者側が働きかけたほうがよい場合も多々あると思います。

医であれば疾患に対する患者団体があるため、これが主体となって働きかけることが可能ですが、歯にはそのような患者団体がありませんのて、そのような団体が作られることも必要ではないでしょうか。

あと、国の財源の問題がありますね。
保険治療の7割は国が負担するわけですから、増税を容認する覚悟も必要ではないでしょうか。

以上、私見です

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イシカワさん
返信日時:2011-07-31 13:18:49
ご返信ありがとうございます!

>日本の保険はコストパフォーマンスで見れば、世界一といっていいくらいのレベルです。

そうなんですね。

確かに日本の保険というのは、世界で見れば皆保険ですし窓口3割負担で保障も充実していますね。
北欧では無料のところもありますが、日本もかなり充実していて本当ありがたいことだと思います。

ただ、私は世界と比べる必要はないと思います。
日本が世界一であるものは沢山あり、どんどん進化して牽引していけばいいだけだと思います。

世界でトップクラス=良い制度とは言えません。
保険が使えない国の医療状況は悲惨です・・貧富の差がそのまま命の価値になってしまいかねない状況ですよね。
アメリカなんかでもよく問題になっていますよね。
今の日本では歯の病気は、他の病気に比べて貧富の差で治療が限られやすいように思えてなりません。



歯科の疾患は「自己責任」の要素が強いにも関わらず、保険が使えます。

歯磨きをしなかったり・・自己責任もありますね。
自分も甘いもの好きですし反省します。

でも体の病気も生活習慣によるものや、事故での怪我などが多いんじゃないでしょうか。
お酒をのんだり、油をとりすぎたり、運動不足など。

逆に歯科も歯並びによって虫歯になりやすかったり、いろいろな先天的な要因も多くあると思います。あとは事故で歯を折ってしまったり。

アレルギーで保険の素材が使えないこともあると思います。突き詰めればアレルギーも自己責任の部分もありますが・・


>約38万人の中の70人(0.018%)が処分というのは、横行しているとまで言えるのでしょうか?

数字には表れてこないから、余計に問題だと思います。
実際その歯科で働いたり、患者として診察を受けないと見えてこないことです。

そして分かっていても通報できる人は少ないでしょう。
通報したところで、行政を動かすのは大変なことなんです。

私が不正が横行しているなと感じてしまったのは、自分自身の近くで医療業界の不正を見たり聞いたりすることが多いからです。
学生の頃、周りの友達はよく歯科でバイトをしていました。
その子たちは決まって、事務の募集だったにも関わらず違法なことをさせられてました。口の中のお掃除したり、薬を調合してつめたり。消毒が十分でない器具を使っている先生も知っています。

友達の中には保険外治療をすることを知らされぬまま、窓口で3万請求された子もいます。
実際私も医療をうけ不正請求されました。
生きていて医療にかかわる事は少ないですが、これだけ違法を目や耳にすれば横行していると思っても仕方がないです。

私は少しレセプトの知識があるので違法に気づきましたが、気付かぬまま、違法な金額を請求されている人は多いです。
私が不正請求された病院では、今も毎日何十人と不正請求されているでしょう。(行政機関にも言いましたが、特に処分は受けていません)

医療業界の不正は、保険制度の分かりにくさや、素人には分からない裏の事情で表に出にくいのが問題だと思います。


>あと、国の財源の問題がありますね。
>保険治療の7割は国が負担するわけですから、増税を容認する覚悟も必要ではないでしょうか。

そうですね、いろいろなことが絡んでいて、保険制度が良くなるには時間がかりますよね。
財源の問題も増税しないと難しいと思います。
個人的にはもっと消費税や所得税を挙げても、保険や年金が充実するなら良いと思っていますが。


・・・・・・・

制度のことを言い出すと、いろいろと難しい話になってしまいますが、患者側が感じている不安や不満を歯科業界の方はどれほど感じとってくれているのかなと疑問に思ったので質問しました。

また、感じてくれているとすれば、医療関係者側からどんな働きかけがあるのかどうか・・。

業界の中にいると、当たり前になり見えなくなることもあると思います。
世界で見れば日本での歯科の値段が安いのも分かります。
ただ、1本の歯をなおすのにたとえ3万円であっても苦しいです。
1か月の食費を1万円ですごしている人も多い今の日本です。
3万であれば3か月分の食費です。
保険外の治療を勧められても、治療できない人も多いことを知ってほしいです。

症状によっては、保険内の治療を否定されてしまい、もどかしさを感じています。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-07-31 15:31:36
>なぜ、歯科業界では、医師が症状に最適と思える治療が保険内で受けれないのでしょうか。

財源の問題、それだけです。

最初に自費と合わせて、初めて保険診療でも経営が成り立つような診療報酬にしてしまったのが始まりで、よほどの大改革(たとえば歯科医業を医科に統合して歯科医師の資格をなくしてしまうとか)か、大増税(所得税、法人税を今の2倍(2%アップなんてもんじゃ全然ダメですよ)とか)でもなければ無理なんじゃないでしょうか。


>歯科医が症状に最適だと考える治療ができるような保険制度に変わってほしいと思いますが、歯科業界でそのような動きや医師からの働きかけなどはあるのでしょうか?

ありますよ。
「保険でよい歯を」等で検索してみてください。


保険外の治療を勧められても、治療できない人も多いことを知ってほしいです。

もちろん知ってますし、多くの歯科医院では、そういった患者さんには保険診療で対応してるんじゃないでしょうか。

「患者さんにとっての良い治療」ということについては、歯科医師によって考え方がまったく異なりますから、よりご自分の考えに近い歯科医院を受診されるようにしてください。

ある程度妥協できる歯科医院なら探せば見つかると思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イシカワさん
返信日時:2011-07-31 16:03:13
森川先生、ご返信ありがとうございます!

>よほどの大改革(たとえば歯科医業を医科に統合して歯科医師の資格をなくしてしまうとか)か、大増税(所得税、法人税を今の2倍(2%アップなんてもんじゃ全然ダメですよ)とか)でもなければ無理なんじゃないでしょうか。

確かに、、大改革でもしないかぎり無理そうですね。
突き詰めると政治的な問題が沢山からんでしまいますね。


>もちろん知ってますし、多くの歯科医院では、そういった患者さんには保険診療で対応してるんじゃないでしょうか。

確かに頼めば保険診療内で「可能」ではあると思います。
でもそれが医療として良い状態ではないのが悲しいです。

お金がなければ最適な医療ではないのを説明された上で、なくなく選択するしかないです。
症状によっては、保険内で保険外治療と同じくらいリスクを低くするには、かなりの技術が必要だと思います。
保険内だけでどんな症状にも最適な治療ができ、それをおすすめする先生が日本にどれだけ存在するでしょうか・・

保険内の治療に限界を感じて保険医をはずれる先生もいるくらいです。
保険対応してくれることと、症状にあった治療かどうかは別だと感じています。


外国から比べれば恵まれているという意見もあり、一理ありますが、日本で医療を受け、皆保険制度に入っているものからすると、なんとなく歯科の線引きは保険適用の条件が少なすぎると思ってしまいました。

例えば、「アレルギーがある人に限っては、保険範囲を広げる」とか、「歯科医が保険内では再発の危険性が高いと判断した場合は保険範囲を広げる」とか、患者のわがままや審美性以外で治療に必要なものは保険で対応してほしいなーと思います。

私も、現実的に無理なのはわかっています。
ただ、変わろうとする働きかけが歯科業界からあるのならまだ救われますし、いつか変わってくれるのかもと希望も持てます。

でも、もし歯科業界の方と患者側の理解に大きな認識の壁があるとしたら、本当に悲しいことです。

ここの掲示板にも患者側の不安が沢山あふれています。
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-07-31 16:03:22
日本の歯科治療は、治療した歯がすぐ悪くなって、またやり直しを繰り返すといった傾向が非常に強いように思います。

入れ歯なども非常に安価ですが、6ヶ月すると、また保険で再製可能です。(因みにドイツは3年らしいです)

紛失した場合などは仕方がないのかもしれませんが、一人で幾つもの入れ歯を持っている方もいます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イシカワさん
返信日時:2011-07-31 16:44:45
藤森先生、ご返信ありがとうございます!

>日本の歯科治療は、治療した歯がすぐ悪くなって、またやり直しを繰り返すといった傾向が非常に強いように思います。

私は今している治療で、保険適用のレジンでは耐久は2年くらいだと説明を受けました。
だから保険適用外のものを勧められています。

数年で「やりなおす」ということは、少しづつ自分の健康部分の歯も削っていかなければならないということだと思います。


多くの先生が、保険内の治療だけでは最適な治療ができないと思っていると思います。
おススメしないけれど、お金がないならそのリスクを分かった上で自己判断してくださいと・・・とても悲しいです。


・・・・・

偏見に聞こえたらすみません。私の高校時代の同級生には親が医師の家庭がとても多かったです(理系クラスでしたので)。

親が医師の子はほとんど(10人中9人くらい)医学部・歯学部を目指していました。
今は経営が厳しいとはいえ、医師の年収は一般家庭よりも普通は多いですよね、だからか当時のお小遣いも医師の家庭と私の家庭では3〜10倍くらい違いました。

同じCDを何枚も買ったりブランド物もすごかったです。
すべての先生がとは言いません。
もちろん家が裕福であろうが、貧乏であろうが、苦労して医師免許をみんなが取得しているもの知っています。

でも、金銭感覚として、一般の家庭とかけはなれてしまうというのもあるかなと思っています。

インプラントで50万とか、ゴールドなんちゃらで10万とか・・、スーパーで数円単位を気にする一般家庭と歯科での値段提示の物価感覚の違いに、大人になって自分で歯科に行って驚いてしまいました。

リスクを低くしたければ、お金をしっかり溜めて歯科に挑まないとダメだと気付きました。

私の今通っている先生も、すぐ近くでお父様が開業医してます。
そしてそこで不正請求されました・・

がーん。

でも息子さんの先生は良い先生だと思っていますし、親と子は別だとも思いますので通っていますが、やはり、業界的には代々裕福な家庭が多いように思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-07-31 17:15:54
西山です。

国立大学は開業医の子供は学年に1〜2割ですけどね。
私も公立しか行ったことないですし。

一部の歯科医師のイメージが、全体像として捉えられているように感じてしまうのですが。

歯科医師達は努力をしていないわけではありませんし、大多数は保険の中でもベストを尽くしていると思いますよ。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-07-31 17:55:52
1対多数でイシカワさんには申し訳ないのですが、これを読まれている一般の方に知っていただきたいので書きます。


>もし歯科業界の方と患者側の理解に大きな認識の壁があるとしたら、

確かに大きな差があるように思います。
公的保険は政府と国民と医療者の3者契約です。

制度は国民の要望によって政府が作り、医療者が請け負っています。
この制度を作り替えるには、まず国民が政府に働きかけ、制度を変更して医療者がそれを実行に移します。

もちろん我々もより良い精度への変更を働きかけて、「保険でよい歯科治療を」という運動を始め、いくつかの働きかけをしています。
しかし、国民からの働きかけが無いと制度は変わりません。

これは医療に限った話ではありません。

例えば、2006年の電気用品安全法(PSE法)の取り扱いの変更は、当初、業者だけでは政府は動こうとしませんでしたが、マスコミを通じて国民の声となったことで取り扱いが変更になったことは記憶に新しいと思います。

認識の大きな壁は、国民と医療者が一緒になって政府に訴えなければいけないところが、国民が医療者に向かって制度の不備を訴えるところにあるように思います。

特に小泉改革では、国民は、公的保険制度の改革に賛成しました。

これは、日本の公的保険制度を、アメリカのように自己責任をもっと増やそうという改革です。
これをみれば、残念ながら国民の多くはイシカワさんとは反対の考え方を持っているようにみえます。

ぜひ、イシカワさんも多くの国民の方と共に、「保険でよい歯科治療を」という運動に賛同していただいて、政府に働きかけてください。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-07-31 19:19:26
こんにちは、私も森川先生の言う財源の問題だと思います。

小牧先生のおっしゃることもよく分ります。
実際問題、イシカワさんが思われていることを望む人って、国民のどのぐらいいるでしょうか!?

私の感覚ですが、まず20%いないと思いますよ^^;
(しかも都市部に多いと思います)

私の開業している場所も田舎ですが、「歯なんて悪くなったら抜いて入れ歯にすればいい」と思われている方が多いですし、前歯が無くても全く問題ないと考えている方も多くおられます。

歯科保険制度を充実させる為の「増税」ということに、どれだけの人が納得するでしょうか!?

また時期的にも、震災後で色々お金の必要な日本においてこれ以上医療に財源は避けないでしょうね・・・



>私は今している治療で、保険適用のレジンでは耐久は2年くらいだと説明を受けました。

2年と言う耐久年数は聞いたことないですね。
今のレジンは昔のデーターと違い、結構長く持つのですがね。

レジンはテクニカルセンシティブな治療なので、その先生がやった場合、2年で駄目になっていると解釈して頂いた方がいいですよ。

先日聞いたGerald E.Denehy教授の話では、
・前歯で10年ぐらい
臼歯で15〜20年ぐらい

と耐久年数を話されていました。

http://eedental.fine.to/eeblog/2011/07/post-328.html

私もレジン充填しますが、2年で問題が起こるケースは1%ぐらいですよ^^;
自費しかしていませんけど。。。)


>金銭感覚として、一般の家庭とかけはなれてしまうというのもあるかなと思っています。

私の小学校時(25年前)のこづかいは、週200円でした(笑)
因みに家には周りの友人の殆どが持っていた、ファミコンも無かったです^^

 

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-07-31 20:17:17
歯磨きをしなかったり・・自己責任もありますね。
>自分も甘いもの好きですし反省します。
>でも体の病気も生活習慣によるものや、事故での怪我などが多いんじゃないでしょうか。
>お酒をのんだり、油をとりすぎたり、運動不足など。
>逆に歯科歯並びによって虫歯になりやすかったり、いろいろな先天的な要因も多くあると思います。
>あとは事故で歯を折ってしまったり。

アレルギー保険の素材が使えないこともあると思います。
>突き詰めればアレルギーも自己責任の部分もありますが・・



ある研究では、何も口腔内の予防をしなければ、9割近くの人が虫歯や歯周病の問題を起こすという結果があります。

また別の研究で、きちっと予防すれば9割の人はほとんど問題を起こすことは無く、1割の人に問題が起こるという結果があります。

これらの研究から考えれば、国民がもっと予防に熱心になれば、9割の人は歯科的な問題で費用は発生せず、その費用を頑張っても予防しきれない人のために使えば、もっと効果的によい治療をすることができます。

でも残念ながら、井野先生のいわれるように、ほとんどの人は、「予防が大切なことはわかっているが、一生懸命予防するより、手っ取り早く悪くなったら治せばよい」と思ってみえるようです。
そのために保険医療費もかさむのです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イシカワさん
返信日時:2011-08-01 00:25:28
先生方、ご返信ありがとうございます!

■小牧先生へ■

>1対多数でイシカワさんには申し訳ないのですが

いいえ!
沢山の意見が聞け勉強になりました。
また誤解させていたらすみません。
分かってほしいのは、歯科医に対して愚痴があるわけではありません。
歯科保険制度に疑問があるのです。

(歯科に限らず、私が見聞きした違法なことをしている先生方は信じられませんが・・)


先生方が最善の治療方法として勧めてくれるのは、保険外の治療方法のことも多いです。
でもそれがお金をもっている人と、もっていない人で、線引きされていることが、この日本の社会でも「命の線引き」がされているようで悲しかったんです。
これはまぎれもない事実です。

お金があれば最適な医療がうけれて、なければ我慢・・。
これは歯科においては非常に多くのケースで、当てはまってしまうと思います。

医科でも、先進医療や保険外治療では当てはまると思いますが、歯科とそれ以外では、保険適用範囲の広さにかなりの差があると思います。


>特に小泉改革では、国民は、公的保険制度の改革に賛成しまたした。
>これは、日本の公的保険制度を、アメリカのように自己責任をもっと増やそうという改革です。
>これをみれば、残念ながら国民の多くはイシカワさんとは反対の考え方を持っているようにみえます。

少し違うように感じます。

私の考えは、保険の適用範囲を広げてほしいということです。
国民が自己責任を増やそうと思った背景には、お年寄りの中には現役世代並みにお金をもっているのにもかかわらず、保険料の負担があまりに低く、そのために現役世代の負担が大きくなってしまっているという、不平等感があったように思います。

保険適用範囲を少なくしてほしいと思う人は、少ないと思います。
保険制度に反対の人は、保険料の支払いに不平等を感じているからだと思います。
高齢社会では保険を充実させようとすると、保険料負担が現役世代に重くのしかかりますから、難しい問題です。


>ある研究では、何も口腔内の予防をしなければ、9割近くの人が虫歯歯周病の問題を起こすという結果があります。

>また別の研究で、きちっと予防すれば9割の人はほとんど問題を起こすことは無く、1割の人に問題が起こるという結果があります。

興味深い研究ですね。
私もこれからは9割の人に入れるように、ケアに気を付けなきゃと思い反省しました。

かなり昔にテレビで、6歳までに親の唾液などから虫歯の菌が感染しなければ、それ以降虫歯にならないといった話なら聞いたことがありますが・・本当でしょうか。

そして歯を磨いた事がないけれど、虫歯が一本もない男の子が紹介されてました

(◎△◎)


>ぜひ、イシカワさんも多くの国民の方と共に、「保険でよい歯科治療を」という運動に賛同していただいて、政府に働きかけてください。

保険で良い歯をというHPの内容を見てみました!
本当に内容に共感しました。
もう少し勉強してみますね。


・・・・・・

■西山先生へ■

>一部の歯科医師のイメージが全体像として捉えられているように感じてしまうのですが。

もちろん私も全員の先生がとは思っていません!
失礼しました。

私の友人たちも歯科を目指して大学に進んでいきましたが、入ってからかなり苦労して勉強しています。

ただ・・家がお金を持っている家は、浪人を3年させて私学の歯学部に行かせました。(浪人3年目で外国の医学部に留学させた家もあります、その子は外国で遊び放題です;)

家計が厳しい家は歯学部をあきらめさせました。
同じ志を持ちながら可愛そうでした。
これは雑談ですが・・


>歯科医師達は努力をしていないわけではありませんし、大多数は保険の中でもベストを尽くしていると思いますよ。

私が通っている先生も、ベストを尽くしてくれています。
歯科の先生が努力していないだなんて思いません。(一部をのぞき)

保険制度が変われば、その努力ももっと患者に還元できると思っています。
保険制度が、患者と医師の医療環境を悪くしているように思います。

保険適用範囲のことだけでなく、例えばラバーダムの使用の問題になると、ここの掲示板でもよく保険点数では割に合わないから使用しない先生が多いという意見がありますよね。


・・・・・・・

■井野先生へ■

>実際問題、イシカワさんが思われていることを望む人って国民のどのぐらいいるでしょうか!?
>私の感覚ですが、まず20%いないと思いますよ^^;

>歯科保険制度を充実させる為の「増税」ということに、どれだけの人が納得するでしょうか!?

>また時期的にも震災後で色々お金の必要な日本において、これ以上医療に財源は避けないでしょうね・・・

そうですね、確かに私も、今の時期に震災復興と歯科の保険充実どちらにお金を使うかとなったら、震災復興です!
ほかにも教育や福祉・・もっと充実させるべきところが山のようにあります。

ただ・・それを言ってしまうと、何も前に進みません。
今すぐは無理かもしれませんが問題意識を持っているか、それが重要だと思います。

私も政治や健康保険のプロではないので、増税してでも保険を拡大させたほうが良いのか、いつの時期に改革すべきなのか、それは分かりません。それは人によって考えが変わるところです。

でも安く、良い良い治療を受けれるようになること、これを嫌がる人はいないと思います。

理想論になってしまいますが。
難しい政治の話は別として、患者として歯医者さんに行き医療を受けて率直に感じたことを質問させてもらいました。


>2年と言う耐久年数は聞いたことないですね。
>今のレジンは昔のデーターと違い、結構長く持つのですがね。

もしかしたら、担当医が話したのは今私の歯に埋まっている昔のレジンのことだったのかもしれません。
すみません。

でも、今のレジンがもっと耐久が良いと聞き安心しました!


>「歯なんて悪くなったら抜いて入れ歯にすればいい」と思われている方が多いですし

ワイルドな患者様ですね!!
でも昔は、歯が悪くなったらさっさと神経を抜いてとか考えている先生も多かったように思います。

私も神経を小さいころに抜いてしまった事が後悔です・・


>私の小学校時(25年前)のこづかいは週200円でした(笑)
>因みに家には周りの友人の殆どが持っていたファミコンも、無かったです^^

小6で月1000円でした。
小学生で使い道も知らなかったので、それぐらいが適度だと思ってましたが。

今考えると、今問題になっている歯は全て小学生の時削ったり、神経を抜いた歯なので、もっと小さいときに歯のケアにお金と時間をかけるべきだったと後悔です。。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2011-08-01 01:29:42
>>「歯なんて悪くなったら抜いて入れ歯にすればいい」と思われている方が多いですし

>ワイルドな患者様ですね!!

これが意外と多いように感じるんです。
特に有効票を持っている世代(選挙に必ず行く世代)に。

制度や政策を変えるのは「有効票を入れてくれる人たちの声」です。


>そのために現役世代の負担が大きくなってしまっているという、不平等感

票を入れてくれるから、その方々に有利な政策になるんです。


あと、保険の医療費のことを考えるのであれば、「高額レセプト」というキーワードでも調べてみられると良いかと思います。


金持ちとか貧乏とかいう以前に、国民の意識改革が大切な気がします。

そのために、ここの先生方は田尾先生が掲げた「歯科革命」という旗のもとで、日々、情報発信をして国民の意識改革を図っているんだと私は思っています。

ちなみに「歯周病健診」とか「妊婦歯科健診」といったものが各自治体ごとに行われていたりするのですが、費用はかからないにもかかわらず、受診率が低いですね。

ちなみに長岡歯科医師会管轄内では、歯周病健診の受診率は昨年度は9.5%でした。
タダでも来ない人は来ないんですよ、残念ながら。
(って、広報の問題もあるかも知れませんが・・・ ^^;)


個人的な意見を書かせてもらいます。

「予防と初期治療は保険で」で良いと思っています。
予防できる疾患なのであれば、予防を制度でサポートして欲しいですからね。

高税率・高福祉国家を目指すならサポート範囲を広げれられるのかも知れませんが。

乗用車や原付に乗ろうと思うと強制加入になる「自賠責保険」のような感じです。


「オオゴトにしちゃったら費用がかかる!」だと、多くの人の意識が変わると思うんです。

テレビが見れなくなるから地デジ対応テレビを買うような・・・デッキにつなげば、ビデオやDVDは見れるのに。
(なんか変なたとえになっちゃいましたね)


で、小牧先生が書かれた「頑張っても予防しきれない人」は、(難病指定的な)特別な支援をするようにすれば良いかと。

また、いざという時のために医療費をちゃんと別に確保できるだけ稼げるようにお仕事を頑張ってもらえれば、日本の国力の底上げにもなるのかな、なんて。。。

もちろん、使わずに済めばそれにこしたことないですしね。
子どもや孫の養育費に充てれれば、「経済的理由で子どもを産みたくない」といった少子化まっしぐらなことも言われる方が減るかもですし。


>もっと小さいときに歯のケアにお金と時間をかけるべき

ここは「興味」と「知識」の方が有効かな、と思います。
もっと教育現場に、我々が入り込まないといけないところかも知れませんね。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2011-08-01 04:38:11
イシカワさまおはようございます。

仰っていることはよく理解できます、かといって私は何もできませんが・・・・、保険医としては患者さんの要望をできるだけ受け止められるよう努力していることぐらいです。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2011-08-01 08:36:31
ご提案ありがとうございます。

お気持ちは良く分かります。
我々もこのサイトに協力している気持ちは同じです。

基本的に保険制度で、国民全てが平等に良い治療を受けられるようになれば理想です。

歯科医師側からも、とても長い間政府へ働きかけています。
現国会議員の中にも非常に理解していただき、運動していただいている方も直接知っております。

しかしちっとも良い方向へ変わる気配もありません。
それは国民が声を上げないからです。
我々業界側からの訴えには壁があります。


特に保険が疾病医療であることは、制度発足当時の社会では適切であったとしても、現代にはそくしておりません。

フランススウェーデンのように、予防や未成年の治療には無料としたり、北欧のように老後は無料としてインプラントも保険適応したり、成人後に大きな治療が必要になったら自己責任として負担したりという考えが、必要ではないかなと感じています。

それはその国の人たちが望んだ声を上げたからです。
日本では、その声が殆ど無いから変わらない理由の一つだと思います。

私は都心で開業していますから、来院者は歯を大切にしたいと望んでいる方が殆どです。
でも井野先生のお話のように、全国の声にはならないのでしょう。

実際に、今の保険制度での診療は大きな問題があります。
でも保険を止める気はありません。

私は国立の大学を出ました。
親はしがないサラリーマンでしたから、参考書を買うお金にも事欠きアルバイトをしたり奨学金をいただいていました。

それでも日本で最高の教育環境を与えられ、卒業できたのは、学費が安かったこともあります。
入学金が3万円くらい、年間の学費が1万2千くらいでしたから。

それは税金でまかなわれていました。
それを開業したら少しでも還元させていただいた方が良いのではないかという気持ちもあります。

でも本来の予防重視の歯科医療になってこそ、医科の重篤疾患の予防につながる重要な医療と思っておりますから、ぜひしっかりお声をお上に届くまで上げていただきたいと思います。


小学生時代のことを書いておられますが、日本では歯科医療情報以外に問題があります。
それは教育に予防の概念が全く欠如していると言っていいほど遅れている部分があります。

ふつうムシ歯などになりません。
歯周病なども防げます。

それを教育すればガラリと変わるはずなんですけどね。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2011-08-01 09:19:24
追加です。


>おススメしないけれど、お金がないならそのリスクを分かった上で、自己判断してくださいと・・・とても悲しいです。


そうでしょうか。
そこは一工夫で乗り切れるはずです。

歯科医療にほとんどは緊急性はありません。
緊急な場合といっても応急処置で全部乗り切れます。

とりあえず歯を一生残す法則を知り、そのコースに乗せておけば、ご提案された治療費くらい働けば5年か10年も経てば貯めることができるのではないでしょうか。
それまでは仮のつもりで、歯を守ってもらえる安い治療で良いのではないでしょうか。


お仕事されているのですよね。

それすら恵まれているはずなんですよ。
世界でも、日本でさえも。


日常生活で予算を立ててお暮らしでしょうが、パーマやネールやファッションやグルメや旅行やその他、生活以外のご予算もいろいろとあろうかと思いますが、10年積み立てて歯に回すくらい、お仕事されていれば工夫できるのではないでしょうか。

できるのであれば、ちっとも悲しいことにはなりません。
お金がありあまって、いつでもすぐにやりたいことが何でもできる人のほうが少ないはずです。


卑近な例ですが、私もアルバイトで貯めた少々の貴重な資源で遊びにも使っていました。
参考書は買わずに大学の図書館で丸コピーしてました。

音楽が好きでどうしてもオーディオとレコードに予算がかかってしまい、それでも少ししか買えず、あとは深夜放送を聞き、好きなギターはネックの反った人のお下がり、好きなオートバイは友達から壊れたバイクを500円で買いバラバラにして修理しましたし、夏は市営プールで日焼けして、ときどき島巡りで大好きな海に素潜りしていました。

ちっとも悲しいことにはなりません。
予算の順番が歯に焦点が合っていなかっただけのようにも感じますが、ご事情を知りませんから間違いであったら済みません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イシカワさん
返信日時:2011-08-01 09:26:15
先生方ご返信ありがとうございます!

■吉岡先生■

>あと、保険の医療費のことを考えるのであれば、「高額レセプト」というキーワードでも調べてみられると良いかと思います。

検索してみました。
というか見てたら吉岡先生のHPでした!

ほんの一部の方が、全体の半分もの医療費を使ってしまっているんですね・・。確かに昔から、不要な検査の問題はちょくちょく耳にしますね。


>ちなみに「歯周病健診」とか「妊婦歯科健診」といったものが各自治体ごとに行われていたりするのですが、費用はかからないにもかかわらず、受診率が低いですね。

>広報の問題もあるかも知れませんが・・・

確かに、私もこの前友人に自治体の健診に行くことを話したら、みんな「そんなのあるんだ〜」という感じでした。

広報も悪いと思います、私は最近引っ越しをしたので、その時に市役所で貰った資料を端からパラパラ読んでいたら書いてあったので、日にちをチェックしていましたが。
自ら調べないと、知らない人が多数いると思います。

あとは、健診対象がかなり細かくて限られてしまっているので、余計に自分が該当していないと思っているかもしれません。

例えば、「乳がん検診今年40歳の方」とか、「歯科検診30歳以上」とか。

うちの自治体では私のように20代で受けれる健診はほとんどないです。
そして日程も平日が多い・・
体の検査などで休みにくい日本の会社もいけないですね。


>「予防と初期治療は保険で」で良いと思っています。

それは本当に理想的ですね。
でも出産は病気でないから保険は適用しない、なんて言っている国では難しそうですね。

保険適用でないから、出産の日になって初めて病院に駆け込むなんて人もいるくらいなんで、お金がない家庭で自費歯科に予防にいこうなんてなかなか考えないと思います。


・・・・・・・・・・

■山田先生■

患者としては、保険内でやってほしいというのは「本当の要望」ではないんです。
そうせざるを得ないんです。

本当は保険外歯科医が一番おススメする、耐久性が高い治療をしたいと思っています。
でも結果として「保険内治療希望」と言うしかありません。

ここでも良く保険のレジンは、技術差が出やすいといったアドバイスがありますが、先生のように努力してくださる先生にあたればいいですが、保険内でしようとするとすぐ悪くなり、それこそ歯科ジプシーになって費用がかさむ・・と悪循環になっている気がします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イシカワさん
返信日時:2011-08-01 10:05:59
さがら先生ご返信ありがとうございます!

>日本ではその声が、殆ど無いから変わらない理由の一つだと思います。

そうですね。
日本人は国に対しておとなしいと言われていますから・・。

ここの掲示板に来ているような患者は、問題意識を持っているかもしれませんんが、先生方のご回答によるとそういった患者は一部のみのようですね。

歯科に限らず今の保険制度には疑問があつので、もっと自分自身も勉強しないとなと思います。


>親はしがないサラリーマンでしたから、参考書を買うお金にも事欠きアルバイトをしたり、奨学金をいただいていました。

どの分野でもそうですが、努力されている方は尊敬します。
お金があれば入れると言われているようなとこもありますが。

医学部・歯学部となれば大学によって年間授業料は1千万以上ですから・・入学できる方も限られます。
いまの制度では、医療や教育はどうしてもお金で選択肢が限られます。


>とりあえず歯を一生残す法則を知り、そのコースに乗せておけば、ご提案された治療費くらい働けば、5年か10年も経てば貯めることができるのではないでしょうか。

>それまでは仮のつもりで、歯を守ってもらえる安い治療で良いのではないでしょうか。

はい、結局そのような選択にしています。
本当は3本保険外治療を勧められていましたが、今回は1本だけ保険外で治療して、残り2本はレジンでやってもらっています。

少し恥ずかしかったですが・・「今はお金がないので、将来的に貯めてからしっかり治療する方向でお願いします」と伝えてあります。

そしてその保険外治療が、今年の私の誕生日プレゼントになりました・・。
本当は旅行の予定でしたが(;;)笑

私の場合医師としっかり話すのは大事と思っていますし、担当の先生が話しやすい先生なので本音を伝えられますが、患者によってや、担当の先生によってはなかなかお金のことを言い出しにくい病院もあります。

たとえ、先生がなんでも話してくださいというスタンスでも、患者側は医師が思っている以上に先生に意見を言いにくいのが日本人です。。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: イシカワさん
返信日時:2011-08-01 10:15:52
■さがら先生へ追伸■

奥歯治療の場合、虫歯の形状によってレジンでは難しいといわれました。

そうなると銀歯になってしまうわけですが、銀歯を臨時にでも入れると金属アレルギーメタルタトゥの問題がありますので、そうなると選択肢がなくなってしまう場合もあるように思います。

アレルギーやメタルタトゥになると、のちのち余計にお金がかかるように思えて、銀歯は断固反対しましたが・・。
そこが保険治療を選択するうえでもどかしい点だったんです。



タイトル なぜ歯科業界では、医師が最適と思える治療が保険内で出来ないの?
質問者 イシカワさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい