インレー下の虫歯、接着剤、歯を溶かす酸などについての質問

相談者: むっくさん (21歳:男性)
投稿日時:2011-08-07 03:02:19
⇒参考:過去のご相談
「深い虫歯を削り終え、仮詰めをしているときに痛みがあった」



こんばんは。
今回は3つ質問があります。


質問1

最近虫歯の治療して銀歯をかぶせたんですけど、何年かして見つかるく銀歯の下の虫歯はかなり進行していることが多いと聞きました。
では、銀歯の下の虫歯というのは定期健診では分からないものなんですか?

質問2
銀歯をはめるときに使う接着剤ってなんでしみるんですか?
すぐに消えますけど。。。

質問3
虫歯のメカニズムは口腔内のpHが下がって、歯を溶かすと聞きましたが、この歯を溶かす酸の種類とはどんなのがありますか?

質問4
神経の近くまで達してる虫歯に対しての治療で水酸化カルシウムを使うこともあるらしいですけど、銀歯をかぶせるのと違うんですか?

質問5
虫歯を麻酔なしで削るときの痛みと虫歯がかなり進行して出る痛みって同じなんですか?

質問6フッ化水素が誤って皮膚に触れ、数時間して皮膚から浸透して血中のカルシウムと反応して、フッ化カルシウムができるときに出る痛みと虫歯の末期の痛みが同じと聞いたのですが本当ですか?
本当ならどうしてですか?

回答よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-08-07 04:35:21
むっくさまおはようございます。

銀歯の下の虫歯というのは定期健診では分からないものなんですか?

状況によって様々だと思います、突然詰め物の下にむし歯が発生すことはありません。
おそらくむし歯の取り残しが原因でしょう。


>銀歯をはめるときに使う接着剤ってなんでしみるんですか?

有髄歯の場合象牙質には知覚があるからです。


>この歯を溶かす酸の種類とはどんなのがありますか?

口腔内の菌が糖を分解して産生している酸でしょう、もう忘れました。

>銀歯をかぶせるのと違うんですか?

被せる前の歯髄保存処置です。


>同じなんですか?

どうなんでしょう。


>本当ならどうしてですか?

よくわかりません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-08-08 09:10:12
>質問1
銀歯の下の虫歯というのは定期健診では分からないものなんですか?

金属の裏側は目視では見えません。
レントゲンでも見える場合と見えない場合があります。

定期健診の項目に「レントゲン撮影」が含まれていれば発見できる可能性は高くなりますが、一般的な定期健診には含まれていない場合がほとんどです。
(というより、現時点では本来、健康診断に保険は適応されません)


金属の下の虫歯を確実に発見する方法は「破壊」しかありません。



>質問2
>銀歯をはめるときに使う接着剤ってなんでしみるんですか?

僕も良く解りませんが以下、想像です。

接着は酸性条件下で起こります。

歯に金属を接着するグラスアイオノマーセメントでも接着背レジンセメントでも酸性です。

その時、象牙細管内の水分が引っ張られます。
(動水力学説的解釈)

しかし、完全硬化すると中性に戻ります。

そのために一時的に凍みる症状が出て、すぐに戻るのではないでしょうか。




>質問3
>虫歯のメカニズムは口腔内のpHが下がって、歯を溶かすと聞きましたが、この歯を溶かす酸の種類とはどんなのがありますか?

基本的にはpHが5.5以下になれば歯は解けます。
酢酸でも炭酸でもギ酸でも…。



>質問4
>神経の近くまで達してる虫歯に対しての治療で水酸化カルシウムを使うこともあるらしいですけど、銀歯をかぶせるのと違うんですか?

水酸化カルシウムは簡単に言えば塗り薬であり、固まりません。
あくまでも「歯髄の保護(治癒促進剤)」として作用します。

塗り薬を塗っても削ってしまった歯の形には戻せませんし、柔らかすぎるので「咬む」という機能は回復できません。

削ってしまった歯に(ある程度硬い)修復物を入れる事によって「咬める」という機能回復をさせてあげる必要があります。


>質問5
>虫歯を麻酔なしで削るときの痛みと虫歯がかなり進行して出る痛みって同じなんですか?

どうなんでしょうね・。

基本的には歯髄は「痛み」しか感じませんから、本質的には同じはずです。

しかし、虫歯の時の痛みは比較的に緩やかに刺激が伝わるのに対し、削るときは急速に刺激が伝わります。

したがって、「感じ方」は少し違うのではないでしょうか。



>質問6フッ化水素が誤って皮膚に触れ、数時間して皮膚から浸透して血中のカルシウムと反応して、フッ化カルシウムができるときに出る痛みと虫歯の末期の痛みが同じと聞いたのですが本当ですか?本当ならどうしてですか?

聞いたことがありません…。
なので、本当かどうかは解りません。
(僕の勉強不足なのかもしれませんが)



以上、多分に私見が盛り込まれておりますので、鵜呑みになさらず、一意見として参考にされてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-08-08 17:26:50
山田先生とタイヨウ先生の補足になります。


銀歯をはめるときに使う接着剤ってなんでしみるんですか?

もう一つが温度です。
体温と接着剤の温度差によるものもあります。


>フッ化水素が誤って皮膚に触れ、数時間して皮膚から浸透して血中のカルシウムと反応して、フッ化カルシウムができるときに出る痛みと虫歯の末期の痛みが同じと聞いたのですが本当ですか?
>本当ならどうしてですか?

フッ化水素は気体で実際には、水溶液のフッ酸のことだと思います。
歯科領域では、セラミックなどの加工に使われていようですが、現在は使われていないと思います。

毒です。

危険なことと管理が難しいからだと思います。

工業的には、現在も使われています。
ガラスの加工に使います。

痛みに関しては、わかりません。
実験で使用したことがありますが、厳重な管理下での使用で直接触れたことがありません。




タイトル インレー下の虫歯、接着剤、歯を溶かす酸などについての質問
質問者 むっくさん
地域 非公開
年齢 21歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
う蝕関連
材料・機材関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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