過去に激痛だった左上5番。抜歯すべきか悩みます(妊娠希望)

相談者: さえ21さん (36歳:女性)
投稿日時:2011-10-26 01:56:03
参考:過去のご相談
神経を抜いた歯が激しく痛むが再根管治療してもらえない



左上5番(20年近く前に神経を抜いた歯)が、1年程前、夜も眠れないほどの、これまで経験したことのない激痛となり、1週間くらい苦しみました。

根っこしか残っていない歯に、セラミック?(白い歯)をつけた状態でした。

当時、かかりつけの歯医者さんでは、歯根膜炎では?とのことでした。

根っこの治療は難しい。
根っこにセラミックのための土台が入れてあり、これを外す時に根が割れてしまうだろう。
このまま痛みがひくのを待つのがベストだと思う」

とのことでした。
結局、抗生剤と痛み止めで乗り切りました。

(ここまでについては、こちらでも相談させていただき、セカンドオピニオンなども勧めていただきました。
ありがとうございます。)


その後ですが、なかなか他の病院にいけませんでした。
行きつけの歯科医に申し訳なく・・・

痛みが引いた後、ふと気づくとフィステルらしいものが2、3ヶ月は歯ぐきにありました。

痛みはなくなったことと今の歯科医への遠慮のまま、悩んだまま時間は過ぎ・・・

あの痛みから1年たった最近、高熱で寝込んだのですが、同じ箇所が若干うずきました。
痛みに変わるか変わらないかの段階でした。
体調の回復とともにそれはなくなりましたが。


困っているのは、今後妊娠希望だということです。

あの痛みがまたきたら、とても痛み止めなしで耐えられません。

当時もその歯科医で一番強い痛み止めを処方していただきましたが、強烈な痛みのせいで効きが弱いのか、2、3時間しかもちませんでした。(医師はもっともつはずだけど?と驚かれていました。)

妊娠前に治そう!と勇気を出し、最近大学病院に行きました。

根っこの治療を希望していたのですが、レントゲンをとったところ、

「元々根っこが少し(短く)しか残っていない。
加えて、根っこの上(セラミックのした)が虫歯になっているようだ。
セラミックを外して、虫歯を削ったとしても根っこが短いから残すのは無理だと思う」

とのことでした。

結局、このままか、抜歯しかないとのことです。

抜歯のあとの見通しが立てば良いのですが、

ブリッジ(まだ神経のある両隣の歯を削りたくない。歯の大切さが身にしみたので。)

インプラント(安全だと言われているが抵抗がある)

などの理由で後の納得のいく対応が決まりません。(元は歯をダメにした私が悪いので、今は歯を失うことに後悔ばかりです。)

強いていうと1本の入れ歯
(この年でバネが見えるのに抵抗があり、バネが白いタイプのものかもしくはスマイルデンジャー、最悪は放置か?)

妊娠の予定がなければ、痛み出すまでこのままで良いのですが・・・。

1年前に激痛が来た箇所が再び痛くなる確率は、他の歯が歯根膜炎を起こす確率より高いのでしょうか?(←ここが一番知りたいところです。)

私には親知らずもありますが、過去体力が落ちたときなど、痛みを繰り返したことがありました。
今回の歯が、そのような感じになることを恐れています。

であれば、抜歯しかないと諦めがつくものですから。

長々と大変申し訳ありません。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-10-26 02:04:20
妊娠を御希望なら、早めの処置が良いですね。
大学病院抜歯と云われたのなら、保存は難しいかもしれません。

だとすれば早めに抜歯して、妊娠に備えられた方が良いのではないかと思います。
ちなみに腫れやすい親知らずも、抜歯しておいた方が良いですね。


>1年前に激痛が来た箇所が再び痛くなる確率は、他の歯が歯根膜炎を起こす確率より高いのでしょうか

これは誰にも解りません、ただ良く有るケースとして一番痛んで欲しくない時に痛む事が多い様な気がします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-10-26 02:58:38
細見先生が書かれたとおりだと思いますが、一つだけ追加をさせて下さい。

リスクはありますが抜歯した方が良さそうな親知らずのサイズが上手く合えば、五番部分への歯牙移植もできるかもしれません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-10-26 08:28:27
さえ21さま、おはようございます。

左上5番が以前急性炎症を起こして、痛み止めと抗生剤で乗り切ったわけですね、その後大学病院で診てもらったところ抜歯しか方法がなさそうだとのことだったのですね。

しかしインプラントブリッジは出来れば避けたいとの思いがあって、どのような解決方法があるか悩んだいらっしゃるようですね。

実際に診察したわけではないので断定は致しかねますが、コアを外すのは時間さえかけて慎重に行えば、歯を割ってしまう事はありません。

また根管治療が難しいようであれば、意図的再植という方法もあります、また歯根が短くても10mmもあれば残す事は可能だと考えています。

個人的にはこの歯を残すべく、引き受けていただけるDrを捜してみるのがいいように思います。

意図的再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1838
歯根長の短い症例1 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2148
歯根長の短い症例2 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=2079
歯根長の短い症例3 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1546

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さえ21さん
返信日時:2011-10-26 09:44:03
細見先生、柴田先生、山田先生早速ご回答くださりありがとうございました。

先生方のアドバイス、大変勉強になります。

細見先生の「一番痛んで欲しくない時に痛む事が多い様な気がする」とのコメントは、まさにこれまでの私がそうでして、とても説得力がありました。

「今痛くならないで!」と、神経がそこに集中してしまうため、精神的なものもあるのですかねぇ?

根っこは、レントゲンを見せていただきましたが、素人目にも短いなあと感じました。
根の長さはうかがっていないのですが、となりの歯(表面にでてる部分)よりも明らかに短かった気がします。

歯自体が1センチくらいですよね?
となると、それより短いこの根はやはりダメかもしれないですね。
次回ダメ元で長さを聞いてみようと思います。



さて、往生際が悪いのですが、近くには別の大学病院Bもあります。

サードオピニオンというのでしょうか?
そこに行って判断いただくことについて、保険は適応されるのでしょうか?

今回の大学病院Aもセカンドオピニオンですが、行きつけの歯科へ行ってから1年以上経っているので別物と思っていました。

このあいだ大学病院Aで診断いただいたのは1ヶ月くらい前で、一応抜歯の予約をしてきました。(もう数日後が抜歯日です)

抜歯の心の準備が未だにつかず(大学病院Aにも予約の際このことを伝えており、当日まだ決心がつかなかったら遠慮なく止めていいよと言ってくださっています。)、大学病院Bに同じ歯で診断いただくのは何か問題が生じるのでは?と不安なものですから・・・。

根っこさえ使えれば、ちゃんと治療をしてから妊娠を!と思えるのですが、抜歯と言われたショックから立ち直れていません。

いかに生まれながらの歯が大事で価値があるか(義歯などにかかる治療のことも含めて)、今更ながら痛感しています。

いろいろうかがって申し訳ないのですが、やはり抜歯となった場合、放置するのはいろいろリスクがありますでしょうか?

よろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-10-26 22:22:15
こんばんわ。
カワサキです。
さえ21さんのお気持ち、よくわかります。

どうしても、気になるようですと、サードオピニオンも、ありです。(保険適応可能か思います)

例えは、医科の内臓などの腫瘍で、手術するかしないかには、1,2の病院だけでなく、もっと聞くケースもあります。『腹を切るには、5人の医者の意見を聞け』という、俗語(?)もあるくらいです。(もっとも、いわゆる、『ドクター・ショッピング』になってはいけないですが……)

ただ、妊娠希望を控えて、『放置』だけは、やめましょう。

次のような、リスクが、考えられます。

妊娠中に腫れて化膿すると、血液を通して、胎児に影響があります。
また、治療のために、抗生剤を飲むのも、同じく、血液を通して、胎児に伝わりやすいです。
早産の可能性もあります。

また、出産後は、育児に追われ、自分の体の治療に、時間が取れにくいです。いうまでもなく、化膿したり、抗生剤の服用は、同じく、母乳に出やくなります。

抜歯が抵抗があるようですと、根の治療だけでもおやりになられた方が好ましいです。

根が短く、(単独では)維持が難しいようですと、たとえば、『5番:冠+6番:インレー(詰めもの)』で、お隣の歯と支えあって(=連結)、持たせるというのも、一手かもしれません。

どうしても、抜きたくない気持ち、十分に分かります。
根の治療や連結(連冠)を含めて、再々度、ご相談して下さい。




タイトル 過去に激痛だった左上5番。抜歯すべきか悩みます(妊娠希望)
質問者 さえ21さん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:5番(第二小臼歯)
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
妊娠希望・不妊治療中
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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