舌の動かしかたに問題がある場合の訓練の方法

相談者: のうさぎさん (58歳:女性)
投稿日時:2012-07-04 11:07:40
参考:過去のご相談
横になったまま噛み合わせのチェックをすると起きた時に差が出ないのか?



上下前歯、それぞれ6本のブリッジ仮付け中です。
噛みあわせや違和感のある部分の調整が終わり、ブリッジには問題がないということで、近々本付けに入る予定です。



若干の話しにくさは残るものの、日常生活には問題なく、後は慣れで何とかなる(推測)という状況です。

ただ、「し」「ち」だけは当初からずっと「抜ける」「つまる」などの症状があり、歯の調整で多少の改善はあったものの、正常な発音はできていません。

ブリッジ、噛みあわせには何ら問題もないということで、歯科医のお仕事はここで終わりかと思います。



自分なりにいろいろ考えてみた結果、舌の動かし方、舌が動くときのくせに原因があるのではないかと思えるようになってきました。

ブリッジを装着してからは、寝ている姿勢のほうが話しやすいし、発音も若干くっきりできるような状態があったため、舌にも原因があるように思っていたからです(先生には伝えましたが)。



通院するようになって、噛みあわせもだいぶ変わり(良くなり)、動かせなかったアゴも左右に動かせるようになりました。
口の中の状態も環境が変わったと思います。



舌の動かし方で気付いた点は、舌の左側が右側よりも上にカーブして上がっているようにして話しているようです。極端にたとえると、左側から右側に向かって傾斜しているという感じです。

そのため、上の奥歯に左側面の舌がいつもこすれて(舌の付け根奥から1/3か1/2程度)部分がいつもしびれ感が出ています。



そこで、先生方にお願いです。もし、アドバイスできそうなことがあったら教えていただけますか。

●舌を左右側水平にして話せるようになるために、どんな方法で練習することが考えられるでしょうか。


歯を入れた後は、本人の努力・・・ということで、自分の力で何とかしなければなりません。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-07-04 11:50:37
左右の目の高さのラインと口唇のラインとは、ほぼ平行でしょうか?

左目がより下がっているか、左側口唇がより上がっているように見えるわけではないのでしょうか?

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2012-07-04 11:56:28
舌は、巨大な筋肉の塊です。

テニスの選手が右腕ばかり使っていると、右が太くなるように、舌も片側ばかり使っているとそのような形になっています。

咬みあわせの治療で、左右均等に噛めるようになったのでしたら、これからは、左右均等に使うように(咀嚼のときに食塊を無意識に移動するときに左右に動かす運動を一番よく使いますから)少し意識して、お食事を楽しんでください。

もしも、早く修正したいのでしたら、舌回しは効果的です。


ご参考にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: のうさぎさん
返信日時:2012-07-04 12:26:53
早速のご回答、本当にありがとうございます。

【藤森先生】
あらためてジックリながめてみたのですが、左右の目の高さ、口唇のラインに、認識できる差は感じません。




【Dr.ふなちゃん先生】
教えていただいた2点(食塊を無意識に移動するときに左右に動かす運動、舌回し)は即、実行・継続してみます。


実は、噛みあわせについて、左側が若干高い感じがしているのですが、先生に言うと「その場所はどこか」と聞かれます。
自分でどこかわかれば問題はないのですが、カチカチしたときに高さを感じ、また音も右側より大きいので高いのは確かなのです。

食事をするときも左の歯の当たりが強いです。
でも、

「どこかわからなければ調整しようがない」

と言われてしまうことと、前々回、自分の歯を削って調整されたことがあったので、つい黙っていました。
次回の診療でもう一度伝えてみます。


先生は仮歯にはもう手を入れたくない様子です。
でも自分の歯を削られるのには素人ながら抵抗があります。
仮歯があたる場合、ちょっとした調整であれば、自分の歯のほうで調整することは普通でしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2012-07-04 15:48:43
歯は、できるだけ削らないほうが長持ちしてくれ、高齢になった時に感謝される方が多いです。

ただし、噛みあわせが悪い場合は、どんなによい歯をしていてもそこまで持たなくなってしまうことも多いです。

また、そういう場合は、治療中も調整が困難な場合が多くなりがちです。


本来ならば、歯冠修復の前に矯正治療を行って歯の軸を整えたり、咬合平面を整えたりすることが理想的です。
そうすれば、歯を削る量はかなり少なくできる場合がほとんどです。


しかし、残念ながら、多くの方は、矯正治療までは望まれません。

そこで、姑息的に歯冠修復だけで、カモフラージュする治療法となっていくケースはよくあります。

仮歯を削ったほうがよいか、対合の歯を削ったほうがよいかは、担当の歯科医師が、長期的な予後を予測してトータルで見て必要なほうを削ることになります。

ですから、ご自身の歯を削られる場合も十分あると思います。



嫌なお気持ちはよくわかりますが、説明を求めれば納得できる回答が必ずあると思いますよ。
担当の先生に尋ねるのが、一番です。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: のうさぎさん
返信日時:2012-07-04 16:22:47
Dr.ふなちゃん先生

たびたびありがとうございます。

自分の歯を削るとしても、いろいろな状況の中での先生の判断ですので、それが一番いい方法と受け止めるようにします。


先のご回答を見て、自分が食べた物を右側に偏って飲み込んでいることに気が付きました。
左右で平等に飲み込むように意識します。

舌回しはすぐに効果がありそうです。
話すとき少し軽くなったような気がします。
ありがとうございました。
舌回しは徹底的に続けます。





>担当の先生に尋ねるのが、一番です。

本当にそのとおりです。

ただ、先生が同時並行に何人もの患者を渡り歩いて治療している状況で、先生がそばにいるのは口を開けて治療しているときだけ。
終われば上体を起こす前にもう別の患者さんのところに行って治療を始めています。

それどころか、自分の治療中にも助手の方が他の患者さんの状況を先生に説明している・・・そんな連続です。
回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2012-07-04 17:19:21
残念ながら状況を理解出来ていないのですが、



>左右で平等に飲み込むように意識します。

・・は、ある人によっては良い事かもしれませんが、別の方にとっては危険と思われる場合があります。

(伊藤先生 上記如何でしょうか?)

忙しくされていても、必ず担当の先生に指示を仰がれてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: のうさぎさん
返信日時:2012-07-05 07:45:07
藤森先生

いつもありがとうございます。
個人個人いろいろな状況があり、実際に見てみないと・・・という部分が大きい中で、通常考えられることをお話しくださるこちらのサイトの先生方にはとても感謝しています。

舌の動きに左右傾斜がなくなり正常になれば、飲み込み方も自然と変わってくるかもしれません。

左右で平等に飲み込む動作が、必ずしも良い事ではないこともあるという視点も頭に入れておきます。


舌の左側は動かせますが、右側はかなり凝っていたのか、自分の意思で側面を丸めたり、持ち上げたりが困難でした。が、舌回しを練習したら、右側が少しずつ柔らかく、動かしやすくなってきています。

左側の持ち上がりぎみの側面も少し下に落ち着いてきているように感じます。



担当の先生には、当初からずっと発音できないことは話してきていますが、もうこれ以上やることはないと言われてしまえば、こちらの先生のお考えを参考にするしかありません。


これからもよろしくお願いいたします。



タイトル 舌の動かしかたに問題がある場合の訓練の方法
質問者 のうさぎさん
地域 非公開
年齢 58歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせに関するトラブル
舌、粘膜、唇の病気・異常その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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