レジン適応の歯科医による違いとテレビ等で話題にされる新治療法

相談者: にすもん2さん (34歳:男性)
投稿日時:2013-04-26 02:40:35
少し系統の違う質問になってしまいますが、ご容赦ください。


こちらの掲示板の先生方には、大きめの虫歯にもレジン適応で対応する方が多くおられると見受けられます。

私の通っている歯医者さんは深い虫歯だとレジンは向かないといわれてほかの選択肢を選びます。
理由は縮んだり、すり減りがあるからよくないと・・・
しかし、こちらの多くの先生方はレジンを選ばれ、素晴らしい治療成績を収められる事を知りました。



これらは、保険外治療で行ったからでしょうか?
保険外治療で使用するレジンは、保険で使用するものとは違う素材なんでしょうか?
うまく治療ができて、長く持っているのならば私も治療を受けてみたいなと思っております。




それと、最近のテレビ番組で特に目にするのが「歯医者の常識がかわる」や「新治療!もう歯医者なんて怖くない」といった大そうな内容で始まります。
その多くがこちらで否定されてきたものばかりです。

しかし、意外と視聴率も高いようで、その番組があった翌日に歯医者に行くと、それらの問い合わせの電話が鳴りっぱなしだとか・・・

見ていて、出演されてる医師の方ははっきりと大きな声で長所だけを言って画面が切り替わるという編集だったので、この医師が強調されてたないようになっていました。
このような番組に出ている男性医師はこういった人が多いような気がします。

これだけを見るとこの人は信用できると思わせながらも医師やテレビ局はお金を払いあっての交渉なのであまり信用はしないほうがいいのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2013-04-26 02:58:40
こんにちは、

>大きめの虫歯にもレジン適応で対応する方が多くおられると見受けられます。

多くはないとおもいますよ^^;


>素晴らしい治療成績を収められる事を知りました。

素晴らしい治療成績かどうかはこの先10年、20年経たないと分かりませんが、すぐにダメになってくるようなことは経験上ありませんね。


>これらは、保険外治療で行ったからでしょうか?

私は自費歯科医院なので小さなレジンでも自費治療となります。

またレジンを得意とする細見先生は小さくても、大きくても保険治療内で治療をおこなっています。



>保険外治療で使用するレジンは、保険で使用するものとは違う素材なんでしょうか?

ほぼ一緒と考えてください。
違うのは色味だけです。

自費の材料を使用したからといって結果が良くなることはありません。




>その多くがこちらで否定されてきたものばかりです。

テレビはセンセーショナルなものを好みますし、科学的な根拠なしでも視聴率が取れればお構いせいませんからね。

テレビの情報が正しいと思っている視聴者側にも問題はあると思います。


>それらの問い合わせの電話が鳴りっぱなしだとか・・・

ウチはそんなにないですね。
過去思い出しても2〜3件ぐらいでしょうか。



>これだけを見るとこの人は信用できると思わせながらも医師やテレビ局はお金を払いあっての交渉なのであまり信用はしないほうがいいのでしょうか?

私も依頼されて一度テレビに出ましたが、お金のやり取りは一切なかったですね。

テレビの内容を信用する、しないは結局視聴者が考えるべきものだと思いますよ。

情報の1つを得るにはテレビは非常に有効なものだとは思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2013-04-26 03:10:11
こんばんは。

どちらがどれほど良いかという決定打は実際には無いと思います。
どんな治療が得意で、どんな勉強を続けてきたのかによってその結果が左右されるのだと考えています。


お書きになっているようにレジンで大きなカリエスに対処する先生なら、それに合わせたテクニックや知識を持っているわけです。
ただ単に銀歯と同じところにレジンを詰めているわけじゃありません。


逆に金属で修復する事に長けている歯科医師がレジンも得意とは限らないわけですから、そこを無理言ってレジンで治療していただいたとしても、良い結果になる確率は低いわけです。



材料の違いは多少あります。

自由診療で使用できるレジンは多種多様で色や表面硬度など様々な物が選べますが、健保適用のレジンは使えるものが指定されています。
健康保険で使うための申請をして通った商品だけが使えます。
ということは指定された物以外は全て使えないため、選択肢はやや限られます。

しかし私見ですが、最近の健保適用のレジンも、昔ほどそう悪くも無いとも思っています。



長持ちといっても、その素材が持たない事よりも、二次的に再び虫歯になったり歯の形成のやり方が足りず割れてしまったり、接着操作が不完全で剥がれてしまったりと、どちらかというとテクニカカルエラーの方が問題は大きいと思います。


そこここのご質問で材質の長持ちをよく聞かれますが、我々としては材質云々よりも、治療としてどのくらい持つのかという点でお話をする事が多いのです。

残念ながらずっと持つ治療はありません。
ただそれをいかに延ばすかを考えると、細かな注意点が山のようにあって、それらを注意深くクリアしてゆく事で成せる業だと思います。




テレビ番組や雑誌などに関しては難しいところかも知れませんね。

どんなにすごい医師や歯科医師が出演して、どんなに「ここが大事」と思ってしゃべった事も、製作側で「これは番組的にはうけない」となれば、アッサリ編集でカットされます。
番組には時間の制約もありますからね。
なので視聴者がその時間の範囲内で見て興味を引かれそうな風にしか作れません。
それがお仕事なのですからね。

こちら側で抗議したところで、視聴率に結果が出せると判断されない限りは口を濁されて終わりだと思います。

ただし、やはり知らないことを得られるというマスコミの威力も相当に大きいと思いますよ。



じゃあ、どうしてそうなっちゃうのか?

それは視聴者側(一般の多くの方々)で、医療・歯科医療に関して知らないあるいは分からない事が多すぎるからであると思います。

もっと突っ込んだ所を視聴者が欲するようになれば、番組の内容も多少は変わってくるのかも知れません。
多少だとは思いますが・・・


そういった「患者力」を養っていただくためにも、この「歯チャンネル」の存在に意義があるのだと思っています。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にすもん2さん
返信日時:2013-05-01 11:20:42
ありがとうございます。

患者力というか、テレビだけに惑わさないようにします。



タイトル レジン適応の歯科医による違いとテレビ等で話題にされる新治療法
質問者 にすもん2さん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
その他(歯科治療関連)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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