前歯1番、大学病院の根尖切除手術のレベルとCTの有効性

相談者: まりめっこさん (40歳:女性)
投稿日時:2014-01-08 21:24:22
いつもこちらで勉強させて頂いています。

現在、東京の「専門医」の所で、上前歯1番の「根管治療」を受けていますが、場合によっては外科手術を受けることになりそうです。

特定の大学病院などで「CTを使った根尖切除手術」をすれば、「先進医療」の対象で保険がきくと最近知り、もし手術となった場合、そちらで手術しようか迷いが出始めました。

「特定の医療機関」には、家の近い「大阪大学歯学部附属病院」があります。

そこで質問ですが、先生方ならCTのある大学病院での手術と、CTは無いが有名な専門医のそれとではどちらを選択されますか??

大学病院では経験の多い先生を指名出来たりするのでしょうか?(今まで自費で、割とお金がかかったので、医療保険がきくのは かなり助かります)

東京の先生は、海外に留学経験のある有名な先生です。

根尖切除手術は、CTが「ある無し」によっても成功率が変わってくるものなのかも知りたいです。
 
お忙しい所恐れ入ります、多くの先生からご意見頂ければ幸いです。




回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-01-08 21:53:51
こんばんわ。

どこでするかより誰に任せるかのほうが重要だと思います。

老婆心ながら根尖切除は避けられたほうがいいと思います、おそらく成功率は低いのではないでしょうか。

経験的に根尖掻爬のほうが成功率はいいと思います、個人的には今のところ失敗したことはありません。

歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=89

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2014-01-08 22:24:27
>そこで質問ですが、先生方ならCTのある大学病院での手術と、CTは無いが有名な専門医のそれとでは、どちらを選択されますか??

大学病院ですと手術は口腔外科、保存科など色々な科で行っていると思います。
個人的には手術ができる先生が良いので、この情報ではどちらがとは決められないですね。


>大学病院では経験の多い先生を指名出来たりするのでしょうか?

大学病院は教育機関でもあるので、指名は困難であると思います。
しかし、指導教官のもと手術を行うので問題は無いと思います。


根尖切除手術は、CTが「ある無し」によっても成功率が変わってくるものなのかも知りたいです。

CTは術前検査としては3次元に病状が分かるので有効だと思います。
ただしCTも規格がいろいろあるので、すべてのCTが根の治療に術前の画像診断に有効かどうかは分かりません。

また、金属の使用によってはアーチファクトといって画像も乱れるので、補正機能など画像ソフトにも頼るところがあるように思います。
しかし、手術の成功は検査・術前審査だけではないので、CTの有無はだけでは無いかもしれませんね。

CTでも誤差はありますので、実際によく見えることが手術の成功の鍵とすれば、マイクロスコープ拡大鏡(ルーペ)で手術してる先生の方が成功率は高いように思います。

そのほか、重要なのは先生の技術や知識(先生の知識による手術道具や材料)いわゆる腕だと個人的には思います。

参考までに。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2014-01-09 12:16:37
歯根端切除の手術を受けると解釈していますが、よろしいでしょうか?

この手術は

●CT
マイクロスコープ

が審査診断と治療の成否を決める上で重要ですが、最も重要なのは

●術者のウデ

です。

大学病院だからとか、町の歯医者だからと言う問題よりも、担当医が上手か下手かで大きく変わります。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2014-01-09 12:49:04
勘違いがあるようですので、念のため。

元々、難知性根尖病変に対する根尖切除手術は保険適応です。

現在治療中の専門医はおそらく保健医療機関ではないために、保険外での治療を行っているものと思われます。

また、CTを併用した根尖切除手術は基準を満たしていれば、いわゆる混合診療(差額診療)が合法的に行えるものであったかと思います。

従って、全部保険が利くから安く治療を受けれるというわけではありません。
差額分があるので、あまり変わらない可能性もあります。

ご参考になれば。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2014-01-09 13:11:11
まりめっこさん、今日は。

県によって多少保険適用の範囲が変わってきますが、岐阜県では難治性の根尖性歯周炎でCT撮影は保険適用になります。

歯根端切除術も、基本的には全国どこでも保険適用となります。

「CTを使った根尖切除手術」はCTの有るどこの保健医療機関に行かれても、保険適用で受けることが出来ます。


しかし、他の先生もいわれているように、CTよりはマイクロスコープの方が有用でしょうし、さらに、設備より、先生の技術の方が影響は大きいと思います。


保険適用で出来る根管治療を、自費専門医で受けられたのは、どうしてでしょうか?

同じ理論からいえば、「CTを使った根尖切除手術」も、保険治療ではなく、「自費専門医で受けよう」ということにはなりませんか。



質問内容と直接関係ありませんが、特定の医療機関(公的機関を除く)がわかるような書き込みは禁止されておりますので、一部訂正させていただきます。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: まりめっこさん
返信日時:2014-01-09 22:54:22
山田先生、加藤先生、高田先生、荒木先生、小牧先生
お忙しい所、ご回答どうも有難うございました。
大変参考になりました。

先生方のお話だと、やはり、設備より「手術をする先生の腕」を重要視するべきですね。
 
最初の根管治療に失敗し、そのやり直しで今「自費治療」を受けているのですが、「CTを使用した手術(先進医療)」だと、自分の加入している生命保険会社から、先進医療の保険金がおりるとの事だったので、全国的に数箇所しか認められていない特定の機関(大学病院など)で受けようか、迷いが出ました。
 

ところで、もう一つ質問させて頂きたいのですが、山田先生のおっしゃる「根尖掻爬」というのは、どういうものなのでしょうか?
 
根尖切除」より負担が軽そうですが、調べると切除より一般的でないイメージです。 
山田先生以外の先生も「根尖掻爬」をよくされますか?

また、現在 根管内は充填されていない状態なのですが、手順は「根管充填」⇒「根尖掻爬」でしょうか?

ご返信頂ければ幸いです。 
宜しくお願いします。

 



タイトル 前歯1番、大学病院の根尖切除手術のレベルとCTの有効性
質問者 まりめっこさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の専門医
歯根端切除術
CT
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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