1本の歯が低くなっても隣の歯が受け止めるから大丈夫なのですか
相談者:
レイニーさん (47歳:女性)
投稿日時:2014-04-20 00:18:44
何度も失礼します。
先日、顎関節の付近の筋肉が痛くなって歯科大病院口腔外科へかかりました。
先生からは、筋肉の問題で関節自体には問題はなさそうだと言われ、安心しました。
歯の左右の高さが違う感じがあり、その事をつたえると、ほてつ科で診てもらうことができたのですが、咬合紙をかむこともなく、ただ
「口をいーっとして、かちかちかみ合わせて」
「物をかむときには、どっちから噛む?」
ときかれ、口の中をみてらっしゃいました。
そして、
「大丈夫だよ」
といわれました。
しかし、自分では片側が低く、右上6番は下の歯との間にすきまがあるように感じています。
また、右下7番は低くて物をかむと右にスライドしていく感じがあります。
そして、顎関節のあたりの筋肉が痛む感じで、耳がぼーっとします。
そのころから、首の筋肉が痛み、また右腕にすこししびれがでています。
それが、歯からくるものかどうかは断定できませんが。
右上6番の歯は、私のかみ合わせが安定しないということから、歯医者さんがハイブリッドセラミックで作られたものです。
私自身、その歯をつけてから、最初は良かったのですが、その歯の形状や高さがだんだん変わっていっているのを実感していて、不安になっています。
歯科大病院の先生にも、この歯について、
「すりへってかみ合わせが狂ったりしませんか?」
ときいたところ、
「その歯が低くなっても、その隣の歯が受け止めるから大丈夫」
と言われました。
そうなんでしょうか?
先生方のご意見をお聞かせください。
よろしくお願いします。
先日、顎関節の付近の筋肉が痛くなって歯科大病院口腔外科へかかりました。
先生からは、筋肉の問題で関節自体には問題はなさそうだと言われ、安心しました。
歯の左右の高さが違う感じがあり、その事をつたえると、ほてつ科で診てもらうことができたのですが、咬合紙をかむこともなく、ただ
「口をいーっとして、かちかちかみ合わせて」
「物をかむときには、どっちから噛む?」
ときかれ、口の中をみてらっしゃいました。
そして、
「大丈夫だよ」
といわれました。
しかし、自分では片側が低く、右上6番は下の歯との間にすきまがあるように感じています。
また、右下7番は低くて物をかむと右にスライドしていく感じがあります。
そして、顎関節のあたりの筋肉が痛む感じで、耳がぼーっとします。
そのころから、首の筋肉が痛み、また右腕にすこししびれがでています。
それが、歯からくるものかどうかは断定できませんが。
右上6番の歯は、私のかみ合わせが安定しないということから、歯医者さんがハイブリッドセラミックで作られたものです。
私自身、その歯をつけてから、最初は良かったのですが、その歯の形状や高さがだんだん変わっていっているのを実感していて、不安になっています。
歯科大病院の先生にも、この歯について、
「すりへってかみ合わせが狂ったりしませんか?」
ときいたところ、
「その歯が低くなっても、その隣の歯が受け止めるから大丈夫」
と言われました。
そうなんでしょうか?
先生方のご意見をお聞かせください。
よろしくお願いします。
回答1
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2014-04-20 12:46:56
顎(筋肉)の症状については,再発を繰り返しているようですね.
ということは,筋肉を過剰に使っているような要因が背景にある可能性も考えられます.
顎の筋肉を過剰に使う要因として代表的なものは「ブラキシズム」というものです.
「ブラキシズム」とは上下の歯をこすり合わせたり噛み合わせたりする,本来の機能としては行わなくてもよい行動のことで,よく言われるのは睡眠中の歯ぎしりや食いしばり(睡眠時ブラキシズム)でしょう.
ただ,睡眠時ブラキシズムが主体の場合,それに伴う症状は起床時にピークを迎え,その後数時間ほどで症状が改善してゆくことが一般的です.
症状が日中に続くようだと,起きている間のブラキシズム(覚醒時ブラキシズム)のほうが関連が大きいかもしれません.
覚醒時ブラキシズムの1つとして「TCH(Tooth Contacting Habit)」という,上下の歯を当て続けてしまう癖があります.
自分のかみ合わせに違和感を感じていたり,気になっていたりすると,ついつい歯を噛み合わせて確認してしまいますよね.
これによってTCHがより強まることも考えられます.
下顎の位置は関節や歯によってもある程度規定されますが,顎の筋肉の活動の影響も受けます.
したがって,筋肉に異常があるような状態では,下顎を閉じてくる位置そのものが不安定になり,結果としてかみ合わせの不安定感も生じてしまうことが考えられます.
この場合,対応の優先順位としては,筋肉の症状を改善することになりますね.
表題の件についてですが,ケースバイケースです.
全体のかみ合わせが安定していて,奥から2番目または3番目なのどの歯が低くなる,または失われた場合,前後の歯で全体としてのかみ合わせは安定されると思います.
ただ,その歯があることによって全体のかみ合わせのバランスを保っていた場合は,当てはまらないかもしれません.
でも,TCHがあるような場合では,かみ合わせの治療を行っても,結局は歯を噛み合わせてしまい,筋肉の症状が続いて,かみ合わせの不安定感が続いてしまう可能性も考えられます.
ということは,筋肉を過剰に使っているような要因が背景にある可能性も考えられます.
顎の筋肉を過剰に使う要因として代表的なものは「ブラキシズム」というものです.
「ブラキシズム」とは上下の歯をこすり合わせたり噛み合わせたりする,本来の機能としては行わなくてもよい行動のことで,よく言われるのは睡眠中の歯ぎしりや食いしばり(睡眠時ブラキシズム)でしょう.
ただ,睡眠時ブラキシズムが主体の場合,それに伴う症状は起床時にピークを迎え,その後数時間ほどで症状が改善してゆくことが一般的です.
症状が日中に続くようだと,起きている間のブラキシズム(覚醒時ブラキシズム)のほうが関連が大きいかもしれません.
覚醒時ブラキシズムの1つとして「TCH(Tooth Contacting Habit)」という,上下の歯を当て続けてしまう癖があります.
自分のかみ合わせに違和感を感じていたり,気になっていたりすると,ついつい歯を噛み合わせて確認してしまいますよね.
これによってTCHがより強まることも考えられます.
下顎の位置は関節や歯によってもある程度規定されますが,顎の筋肉の活動の影響も受けます.
したがって,筋肉に異常があるような状態では,下顎を閉じてくる位置そのものが不安定になり,結果としてかみ合わせの不安定感も生じてしまうことが考えられます.
この場合,対応の優先順位としては,筋肉の症状を改善することになりますね.
表題の件についてですが,ケースバイケースです.
全体のかみ合わせが安定していて,奥から2番目または3番目なのどの歯が低くなる,または失われた場合,前後の歯で全体としてのかみ合わせは安定されると思います.
ただ,その歯があることによって全体のかみ合わせのバランスを保っていた場合は,当てはまらないかもしれません.
でも,TCHがあるような場合では,かみ合わせの治療を行っても,結局は歯を噛み合わせてしまい,筋肉の症状が続いて,かみ合わせの不安定感が続いてしまう可能性も考えられます.
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-04-21 06:57:28
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2014-04-21 07:48:42
>よくマウスピースによる治療がでていますがそれはあまりよくないでしょうか?
マウスピースによって、どんな効果を期待するかだと思います。
とりあえずではなく、その効果や目的についてきちんとした説明があり、納得できるものであれば良いのではないでしょうか。
>近くの歯医者さんでみてもらって、極端に低い場合は、治療を始めてはいけないでしょうか?
この場で治療開始の是非は判断できません。
患者自身が決めることだと思います。
ただ、判断するためには情報が必要でしょう。
診察してもらった担当医に現状および治療内容の妥当性について、きちんと説明してもらってください。
マウスピースによって、どんな効果を期待するかだと思います。
とりあえずではなく、その効果や目的についてきちんとした説明があり、納得できるものであれば良いのではないでしょうか。
>近くの歯医者さんでみてもらって、極端に低い場合は、治療を始めてはいけないでしょうか?
この場で治療開始の是非は判断できません。
患者自身が決めることだと思います。
ただ、判断するためには情報が必要でしょう。
診察してもらった担当医に現状および治療内容の妥当性について、きちんと説明してもらってください。
回答3
歯科医師の松山です。
回答日時:2014-04-21 09:16:29
>「その歯が低くなっても、その隣の歯が受け止めるから大丈夫」
>と言われました。
>そうなんでしょうか?
ケースによりますが、上下顎どちらかでの第一大臼歯のかみ合わせが低い場合に、その人に軽い力でかみしめる癖がある人は、第二大臼歯
(上下どちらも)が歯槽内に圧下されてかみ合わせが低くなり、臼歯部のかみ合わせが低くなり、問題が生じる場合があります。
この様なことが疑われる場合は、ステンレスの薄い板を6番の部分で
咬んでもらい、するっと抜けるとか、開閉口時の顎関節の触診で、左右差があり、仮の診断がつくことが多いものです。
>と言われました。
>そうなんでしょうか?
ケースによりますが、上下顎どちらかでの第一大臼歯のかみ合わせが低い場合に、その人に軽い力でかみしめる癖がある人は、第二大臼歯
(上下どちらも)が歯槽内に圧下されてかみ合わせが低くなり、臼歯部のかみ合わせが低くなり、問題が生じる場合があります。
この様なことが疑われる場合は、ステンレスの薄い板を6番の部分で
咬んでもらい、するっと抜けるとか、開閉口時の顎関節の触診で、左右差があり、仮の診断がつくことが多いものです。
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-04-22 07:07:55
相談者からの返信
相談者:
レイニーさん
返信日時:2014-04-22 09:21:04
私自身、昨年の12月ごろから、右で物が噛みにくくなり、今まで噛めていたのに、当たっていたところがなくなった感じがあって、同時にかみ合わせが急に低くなって、歯医者さんへかかったのですが、歯医者さんにわからないといわれて、そのまま経過観察だったのです。
しかし、その後別の歯医者さんへ行ってみたのですが、奥歯を削るという処置で、余計それ以降急におかしくなった感じです。
自分では、歯全体が右が全体的に低くなって、右ににスライドして寄っている感じがあって、それが歯からきているのではと思っています。
最近は、物を食べていると、右の顎関節ががしゃ〜んという感じで急に痛くなって、こめかみがとても痛くなります。
そうなってしまうと、その後はしばらく右の顎関節付近が痛くて、じっとしていないといけない状態です。
歯というのか、顎が右によっている感じがあって、顎を左にしばらくずらして、徐々に口を明けると、左に戻るような感じになってきています。
歯科大病院に行ったときには、こういう症状はなかったので、ひどくなっていっているのでは、不安でいっぱいです。
しかし、その後別の歯医者さんへ行ってみたのですが、奥歯を削るという処置で、余計それ以降急におかしくなった感じです。
自分では、歯全体が右が全体的に低くなって、右ににスライドして寄っている感じがあって、それが歯からきているのではと思っています。
最近は、物を食べていると、右の顎関節ががしゃ〜んという感じで急に痛くなって、こめかみがとても痛くなります。
そうなってしまうと、その後はしばらく右の顎関節付近が痛くて、じっとしていないといけない状態です。
歯というのか、顎が右によっている感じがあって、顎を左にしばらくずらして、徐々に口を明けると、左に戻るような感じになってきています。
歯科大病院に行ったときには、こういう症状はなかったので、ひどくなっていっているのでは、不安でいっぱいです。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-04-22 10:05:32
基本的には、歯を削ってもらう治療は止められる方が宜しいかと思われます。
例えば、歩いているとき、TVを観ているとき、寝てるときetc.各々で、上下の歯が咬み合わさる部分が微妙に異なる人もいると思います。
もし診療チェアーに座った状態の咬み合わせを良くしても、他の動作・時間にも通用するかどうかは分からないと思います。
歯科大学病院口腔外科及び、ほてつ科の先生が「大丈夫」と言われるのでしたら、その通りなのだと思いますよ。
例えば、歩いているとき、TVを観ているとき、寝てるときetc.各々で、上下の歯が咬み合わさる部分が微妙に異なる人もいると思います。
もし診療チェアーに座った状態の咬み合わせを良くしても、他の動作・時間にも通用するかどうかは分からないと思います。
歯科大学病院口腔外科及び、ほてつ科の先生が「大丈夫」と言われるのでしたら、その通りなのだと思いますよ。
タイトル | 1本の歯が低くなっても隣の歯が受け止めるから大丈夫なのですか |
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質問者 | レイニーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 47歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 噛み合わせに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。