登山時の虫歯になりにくい糖分の採り方とは

相談者: はしぞうさん (34歳:女性)
投稿日時:2014-05-06 21:25:19
こんにちは。
このたび、虫歯になりにくい糖分の摂取の仕方についてアドバイスをいただきたく投稿致しました。


最近、趣味として登山を始めました。
登山は、健康面では大変よいのですが、歯にとっては中々過酷なスポーツです。

というのも、体力補給のため、こまめに糖分を摂取しなければならず、また、糖分も、保存や携帯の利便性から、ビスケットやクッキー、チョコレートといった歯に良くないお菓子が行動食としてよく採られます。


矯正のために歯を4本抜いて以来、これ以上歯を失いたくないという想いから、虫歯予防には神経質なくらい気を使っており、普段は甘い物を極力避け、夜も10分程度の歯ブラシデンタルフロス歯間ブラシを使ってケアしています。

ですので、登山を続けたいのですが、上記の理由から心から楽しむことができません。



大変個人的な相談事で恐縮ですが、登山と歯の健康を両立させるため、

 1.虫歯になりにくい糖分の摂取の仕方
 2.(比較的)虫歯になりにくい糖分を含む食べ物・飲料
 3.登山中でもできる歯のケアを仕方
 4.月1回程度の登山頻度であれば、それ以外の日、
   お菓子を採らずに過ごせば歯の健康を保てるのか

等について、アドバイスいただくことはできますでしょうか。
歯医者さんの中で登山を趣味にしている方がいらっしゃれば、どのような工夫をしているかもお聞きできると嬉しいです。


何卒よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2014-05-06 23:12:28
こんばんわ。

趣味で登山を始められたようですね、私も学生時代山岳部で北アルプスにはよくいきました、仰るようにエネルギー源を摂取するのはおさとうがいちばん安くて簡単です。

しかし毎日山に登っているわけではないので気にすることはありませんご安心ください。


>1.虫歯になりにくい糖分の摂取の仕方

お砂糖は嗜好品としては一日20gくらいにとどめておいてください、しかしたまに多量に摂取したところでむし歯になることはありません。

どういうことかというと簡単に言うとおさとうが直接歯を溶かしむし歯を作るわけではなくお口の中のミュータンス菌が関与して酸を産生しむし歯を作るというからくりだからです。

つまり普段からおさとうの過剰摂取がなく口腔内の環境がむし歯ができにくくなっているなら急にお砂糖が口腔内に入ってきてもミュータンス菌はすぐに働くことができません。

したがってたまに大量のお砂糖を摂取したところで直ちにむし歯ができるわけではありません。



>2.(比較的)虫歯になりにくい糖分を含む食べ物・飲料

いいお菓子、悪いお菓子などありません、飲み物も同じです、要はおさとうの量と食べ方です、気になさるだけ無駄です。



>3.登山中でもできる歯のケアを仕方

取り立ててあるわけではありません、磨けなければ磨かなくてもいいでしょう、下山してから取り返し磨きをすればすむことです。



>4.月1回程度の登山頻度であれば、それ以外の日、お菓子を採らずに過ごせば歯の健康を保てるのか

お砂糖に関していえば十分健康を保つことができます、あとは歯磨きの技術ということになります、お菓子など気にせず山登りを楽しんでください。


ちなみに私は学生時代合宿中歯磨きなどできませんでした、それでむし歯になったことはありません、一週間やそこら歯が磨けなくてもむし歯にはならないでしょう、参考になれば幸いです。

毛先磨き http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はしぞうさん
返信日時:2014-05-07 01:14:15
山田先生

ご回答いただきありがとうございます。
先生のご意見、とても勉強になりました。


一時的な砂糖の摂取がただちに虫歯の発生につながるわけではないのですね。
登山を思いっきり楽しむためにも、むしろ普段の生活において虫歯の出来にくい口腔環境を保つことを心掛けるように致します。

思い込みによる悩みから解放されてホッとしました。
本当にありがとうございました。



タイトル 登山時の虫歯になりにくい糖分の採り方とは
質問者 はしぞうさん
地域 東京都下
年齢 34歳
性別 女性
職業 パート・アルバイト
カテゴリ 虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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