歯列矯正中、歯根破折が怖いのでマウスピース矯正に変更したい
相談者:
さがらさん (20歳:女性)
投稿日時:2014-05-23 23:51:04
よろしくお願いします。
昨年末から開咬の改善のために上顎の歯を二本抜歯して表側矯正をしています。
ですが今になっていろいろなことの後悔をし、これから起こる不幸な出来事を想像して気がおかしくなりそうです。
今まで歯科検診などでも一度も噛み合わせを指摘されなかったので、まさか自分が矯正をすることになるとは思っていませんでした。
発見が遅れたのも後悔の一つです。
方針を決める際、医師からは抜いたほうがいいと思うと言われたのでそれに従ったのですが、抜歯するのとしないのとでは治療期間が大きく変わることを後になって知りました。
矯正が開始してから三年もかかるということも知らされました。
私が一番恐れているのは抜歯矯正にしたために治療期間が大幅に延長し、その分睡眠時の食いしばりなどで奥歯に負担がかかる期間が長くなり、噛み合っている歯はどれも神経を抜いている歯なので全部歯根破折してしまうのではということです。
そのことばかり考えすぎて鬱状態になり精神科に通ったりもしています…
矯正中は絶対に睡眠時にマウスピースを使うことはできないのでしょうか?
それができないのなら、今からでもマウスピース矯正に変えたいと思ってしまうのですが…。
その際は転院ということになってしまうので躊躇しています。
歯根破折が怖いからマウスピース矯正に変えるというのはおかしいでしょうか?
自己暗示をして食いしばりをしないように意識するなど頑張っているのですが、どうしても無意識にやってしまうので困り果てています。
昨年末から開咬の改善のために上顎の歯を二本抜歯して表側矯正をしています。
ですが今になっていろいろなことの後悔をし、これから起こる不幸な出来事を想像して気がおかしくなりそうです。
今まで歯科検診などでも一度も噛み合わせを指摘されなかったので、まさか自分が矯正をすることになるとは思っていませんでした。
発見が遅れたのも後悔の一つです。
方針を決める際、医師からは抜いたほうがいいと思うと言われたのでそれに従ったのですが、抜歯するのとしないのとでは治療期間が大きく変わることを後になって知りました。
矯正が開始してから三年もかかるということも知らされました。
私が一番恐れているのは抜歯矯正にしたために治療期間が大幅に延長し、その分睡眠時の食いしばりなどで奥歯に負担がかかる期間が長くなり、噛み合っている歯はどれも神経を抜いている歯なので全部歯根破折してしまうのではということです。
そのことばかり考えすぎて鬱状態になり精神科に通ったりもしています…
矯正中は絶対に睡眠時にマウスピースを使うことはできないのでしょうか?
それができないのなら、今からでもマウスピース矯正に変えたいと思ってしまうのですが…。
その際は転院ということになってしまうので躊躇しています。
歯根破折が怖いからマウスピース矯正に変えるというのはおかしいでしょうか?
自己暗示をして食いしばりをしないように意識するなど頑張っているのですが、どうしても無意識にやってしまうので困り果てています。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2014-05-24 01:42:06
こんばんは。
歯根破折が恐ろしくてマウスピース矯正に変更したいと考えていらっしゃるようですね。
私の今までの経験では20歳で歯根垂直破折した患者さんに遭遇したことはありませんしたがって心配なさらなくてもいいと思います。
そもそも歯根垂直破折は食いしばりで起きるものではないと考えています、例えていえば木を切って置いておくとそのうち乾燥してきて中心から外へヒビが入ってくるでしょう、いわばそれと同じと思っていただけばいいでしょう。
つまり抜髄することにより歯髄からの循環が絶たれ象牙質が変化して収縮が起きてヒビが生じると考えているからです。
ヒビを仔細に観察していると必ず内部から生じまた歯根の中心部から発生してくることがそれを示唆していると考えています。
これは横浜歯科臨床座談会が多数の症例を検討分析してその結果を歯科医展望に発表したことからも立証されていると思います。
したがって矯正治療および食いしばりでで歯根破折を起こすとは考えられません、ご安心なさっていいと思います。
もうひとつ、現在の不正咬合のオープンバイトの治療についてですが診察したわけではないので断定的なことはいえませんが、オープンバイトをマウスピース矯正で治すのは無理があるように思います、したがって現在なさっている手法で矯正治療を続けられるほうが合理的です。
治るかどうかはそれより主治医の腕のほうが重要な要素だと思います、参考になれば幸いです。
歯根破折が恐ろしくてマウスピース矯正に変更したいと考えていらっしゃるようですね。
私の今までの経験では20歳で歯根垂直破折した患者さんに遭遇したことはありませんしたがって心配なさらなくてもいいと思います。
そもそも歯根垂直破折は食いしばりで起きるものではないと考えています、例えていえば木を切って置いておくとそのうち乾燥してきて中心から外へヒビが入ってくるでしょう、いわばそれと同じと思っていただけばいいでしょう。
つまり抜髄することにより歯髄からの循環が絶たれ象牙質が変化して収縮が起きてヒビが生じると考えているからです。
ヒビを仔細に観察していると必ず内部から生じまた歯根の中心部から発生してくることがそれを示唆していると考えています。
これは横浜歯科臨床座談会が多数の症例を検討分析してその結果を歯科医展望に発表したことからも立証されていると思います。
したがって矯正治療および食いしばりでで歯根破折を起こすとは考えられません、ご安心なさっていいと思います。
もうひとつ、現在の不正咬合のオープンバイトの治療についてですが診察したわけではないので断定的なことはいえませんが、オープンバイトをマウスピース矯正で治すのは無理があるように思います、したがって現在なさっている手法で矯正治療を続けられるほうが合理的です。
治るかどうかはそれより主治医の腕のほうが重要な要素だと思います、参考になれば幸いです。
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2014-05-24 12:44:03
あまり不安であれば担当医に言ってみてはどうでしょう!?
破折に関しては色々な考え方がありますが、残念ながら根管治療した歯に関しては特につきまとうリスクだと思います。
「神経のない歯は神経のある歯よりも脆い?(4番インレー素材の悩み)」
>矯正中は絶対に睡眠時にマウスピースを使うことはできないのでしょうか?
ワイヤーが入ってる状態でマウスピースを入れるのは難しいですね。
ただ就寝時にマウスピースを使用するから有意に破折を防止できるということはいえないと私は思います。
担当の先生がマウスピース矯正を行っていれば、一度早目に相談された方がいいと思いますよ。
また山田先生がおっしゃるようにマウスピースの矯正は適応症もあるので、ルナルナさんの口の中が適応症になるかも1つのポイントになると思います。
個人的には精神的にまいっているのであれば、矯正を止めてしまうのも1つの選択肢ではあると思います。
おだいじに
破折に関しては色々な考え方がありますが、残念ながら根管治療した歯に関しては特につきまとうリスクだと思います。
「神経のない歯は神経のある歯よりも脆い?(4番インレー素材の悩み)」
>矯正中は絶対に睡眠時にマウスピースを使うことはできないのでしょうか?
ワイヤーが入ってる状態でマウスピースを入れるのは難しいですね。
ただ就寝時にマウスピースを使用するから有意に破折を防止できるということはいえないと私は思います。
担当の先生がマウスピース矯正を行っていれば、一度早目に相談された方がいいと思いますよ。
また山田先生がおっしゃるようにマウスピースの矯正は適応症もあるので、ルナルナさんの口の中が適応症になるかも1つのポイントになると思います。
個人的には精神的にまいっているのであれば、矯正を止めてしまうのも1つの選択肢ではあると思います。
おだいじに
回答3
回答4
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2014-05-24 16:08:36
>矯正中は絶対に睡眠時にマウスピースを使うことはできないのでしょうか?
ワイヤーがあるので、マウスピースは諸先生方がおっしゃるようにやはり困難だと思います。
>マウスピースを使うことはできないのなら、今からでもマウスピース矯正に変えたいと思ってしまうのですが…。
マウスピース矯正を一度相談された方が良いと思が、適応症があるので必ずしも出来るとは限らないですね。
>自己暗示をして食いしばりをしないように意識するなど頑張っているのですが、どうしても無意識にやってしまうので困り果てています。
まずは、TCHの是正を考えてみてはどうでしょうか?
参考:TCH、歯列接触癖
日中の噛み締め癖を改善すると夜間の噛み締めのも改善するそうなので、児玉先生もおっしゃっていますが改善してもらえないか、TCHの是正指導を受けてみてはどうでしょうか?
ワイヤーがあるので、マウスピースは諸先生方がおっしゃるようにやはり困難だと思います。
>マウスピースを使うことはできないのなら、今からでもマウスピース矯正に変えたいと思ってしまうのですが…。
マウスピース矯正を一度相談された方が良いと思が、適応症があるので必ずしも出来るとは限らないですね。
>自己暗示をして食いしばりをしないように意識するなど頑張っているのですが、どうしても無意識にやってしまうので困り果てています。
まずは、TCHの是正を考えてみてはどうでしょうか?
参考:TCH、歯列接触癖
日中の噛み締め癖を改善すると夜間の噛み締めのも改善するそうなので、児玉先生もおっしゃっていますが改善してもらえないか、TCHの是正指導を受けてみてはどうでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
さがらさん
返信日時:2014-05-24 19:56:17
山田先生、井野先生、児玉先生、加藤先生ご回答ありがとうございます。
>>山田先生
ちゃんとした噛み合わせの若い人であれば、たとえ神経を抜いていても食いしばりで歯根破折を起こすことはあまりないということですよね?
私の場合オープンバイトで噛み合わせとしては大問題だと思うので、心配です…。
将来の歯根破折の可能性を減らすために矯正を始めたのに、動的期間が終わるまでに割れてしまうのではないかということばかり考えてしまうのですが…。
オープンバイトで歯根破折を起こした方はいらっしゃいますか?
>>井野先生
そうですよね…。
過去に歯の手入れをもっとちゃんとしておけば歯を守れたのにと後悔しています。
今行っているところはワイヤー矯正専門なので転院しかないんです。
まさか矯正で精神的な問題まで起こるとは思っていませんでした…。
始めたのにやめるのはもったいないですが一応やめることも視野に入れようかと思います。
>>児玉先生
以前から相談しているのですが、ストレスなど精神的なものが原因だから意識しないようにするしかないと言われています。
でも無意識の状態なのでどうしてもやってしまっているようです。
>>加藤先生
一応、マウスピース矯正についてまずは担当医に相談するだけでもしてみます。
舌を上顎につけて鼻呼吸を意識して眠れば少しは軽減されるでしょうか?
>>山田先生
ちゃんとした噛み合わせの若い人であれば、たとえ神経を抜いていても食いしばりで歯根破折を起こすことはあまりないということですよね?
私の場合オープンバイトで噛み合わせとしては大問題だと思うので、心配です…。
将来の歯根破折の可能性を減らすために矯正を始めたのに、動的期間が終わるまでに割れてしまうのではないかということばかり考えてしまうのですが…。
オープンバイトで歯根破折を起こした方はいらっしゃいますか?
>>井野先生
そうですよね…。
過去に歯の手入れをもっとちゃんとしておけば歯を守れたのにと後悔しています。
今行っているところはワイヤー矯正専門なので転院しかないんです。
まさか矯正で精神的な問題まで起こるとは思っていませんでした…。
始めたのにやめるのはもったいないですが一応やめることも視野に入れようかと思います。
>>児玉先生
以前から相談しているのですが、ストレスなど精神的なものが原因だから意識しないようにするしかないと言われています。
でも無意識の状態なのでどうしてもやってしまっているようです。
>>加藤先生
一応、マウスピース矯正についてまずは担当医に相談するだけでもしてみます。
舌を上顎につけて鼻呼吸を意識して眠れば少しは軽減されるでしょうか?
回答5
歯医者/歯科情報の歯チャンネル運営者の田尾です。
回答日時:2014-05-24 20:56:48
不安の原因は本当に歯根破折ですか?
もしそうなのであれば、少々心配しすぎです。
矯正中に歯根破折なんてよっぽどのことがない限り起こりません。
それよりも矯正中に虫歯を作ってしまうことのほうがよくありがちでダメージも大きいですから、そちらを心配されたほうが良いと思います。
大きな虫歯が出来てしまうと、それこそ歯根破折のリスクが高まります。
僕自身もオープンバイトで矯正をしましたが、して本当に良かったと思っていますよ。
3年というと長く感じるかもしれませんが、3年の矯正で得られた結果というものはその後何十年と影響してきます。
矯正をしたくてもできない人も多い中、今のご年齢で矯正を受けられているということは非常に恵まれていることではないでしょうか?
ぜひ担当の先生とも十分にコミュニケーションをとって、素敵な矯正ライフを満喫して頂きたいと思います。
もしそうなのであれば、少々心配しすぎです。
矯正中に歯根破折なんてよっぽどのことがない限り起こりません。
それよりも矯正中に虫歯を作ってしまうことのほうがよくありがちでダメージも大きいですから、そちらを心配されたほうが良いと思います。
大きな虫歯が出来てしまうと、それこそ歯根破折のリスクが高まります。
僕自身もオープンバイトで矯正をしましたが、して本当に良かったと思っていますよ。
3年というと長く感じるかもしれませんが、3年の矯正で得られた結果というものはその後何十年と影響してきます。
矯正をしたくてもできない人も多い中、今のご年齢で矯正を受けられているということは非常に恵まれていることではないでしょうか?
ぜひ担当の先生とも十分にコミュニケーションをとって、素敵な矯正ライフを満喫して頂きたいと思います。
回答6
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2014-05-24 21:49:50
> 一応、マウスピース矯正についてまずは担当医に相談するだけでもしてみます。
>舌を上顎につけて鼻呼吸を意識して眠れば少しは軽減されるでしょうか?
舌を上顎につけて鼻呼吸を意識して眠れば、少しは改善されるかもしれません。
TCHが是正できるような歯科医院では、おそらくTCH用の問診を行って、是正指導が受けられると思います。
そのような指導を受けるともう少し軽減されるかもしれませんね。
生活歯の歯根破折は臨床上まだ1度しか経験がありません。
よくあることではないので、TCHを気をつけていればリスクはもっと軽減するのではないかと思います。
相談者からの返信
相談者:
さがらさん
返信日時:2014-05-31 19:40:57
タイトル | 歯列矯正中、歯根破折が怖いのでマウスピース矯正に変更したい |
---|---|
質問者 | さがらさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯根破折 マウスピース矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。