ドッグベストセメントの治療後の痛みと再治療

相談者: にじほさん (50歳:女性)
投稿日時:2014-11-03 16:33:37
クラウン後の歯茎の違和感で相談させていただき、先生方からのご回答ありがとうございました。

その後、大学病院セカンドオピニオンを求めて相談し、食いしばりや痛みに敏感になっているのではないかと助言をもらい、顎関節の先生からリラックスのための運動を教えていただき、改善しつつあります。


ところが、1週間前から歯茎ではなく右下6番の歯(特に虫歯があった遠心側)の痛みがあって、冷たい水、温かい液体、甘いものを食べたときに痛みが消えず、長引きます。
時には食事後寝るまでずっと続き、朝起きると軽減しますが、起きている間は痛みが続きます。

虫歯の治療としては6月下旬に処置してもらい、2か月間仮埋めのまま様子を見ていて、9月クラウンの処置をしています。
仮埋めの状態の時は痛みもなく、ただ食後にすぐに歯磨きをしないと鈍い痛みが残ることは伝えていました。

9月にクラウンの処置をした後、先生にレントゲンの白い詰め物を質問して、そこでドッグベストセメントを使ったことを知り、選択して治療ではないことに不信感を感じています。
ドッグベストセメントは保険外の治療であるにもかかわらず、何ら説明もなかったので普通の虫歯治療をしたものを思っていました。


虫歯をとる確立している治療をしてもらえればよかったのに、ドッグベストセメントを使われたために、取りきれていない虫歯がまだ残っていることになるのでしょうか。

ドッグベストセメントを使用して4か月、クラウンの処置をして2ヶ月経ちました。
いつまでこの痛みと付き合うのか期限と、どの程度の痛みであればクラウンを外して再治療するべきかご助言をお願いいたします。


また、ドッグベストセメント後の再治療を見てこられた先生もいらっしゃると思います。
マイクロスコープを使い正しく虫歯を削ればもしかすると神経を残すことはできるのでしょうか。


虫歯の治療がうまくいっていると思い、不本意ながら先生が勧めるクラウンにしたのに、選択を間違えました。

また、担当医はこちらが質問しないと大事な話なのに自分からは説明されないので、再治療は選択するための情報を伝えて下さる医院に転院することも考えるべきかとも思っています。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-11-03 17:06:33
まず、ドックベストセメントは、一度に虫歯を除去しようとすると神経まで達する可能性がある場合に、数ヶ月(以上)毎に何度かに分けて虫歯を除去する場合に使用される事が多いと思います。

只、にじほさんのケースでは、事前にこれらの説明がなかったことより、虫歯部分はすべて取り除かれている可能性も推測されます。


また、神経を残すために、マイクロスコープが有効な局面があるかもしれません。
しかし、どれ位の細菌が既に歯の内部まで侵入しているか等の要因の方が大きいように思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にじほさん
返信日時:2014-11-03 20:03:17
藤森先生、ありがとうございます。

9月にドッグベストセメントについて説明を受けたときに、

「あと1層削ると神経に達するところで削るのをやめて、セメントを入れています。」

との話でしたので、虫歯は少し残しているのかと思います。


この痛みが知覚過敏によるものなのか、虫歯によるものなのか、判断はどのようにしたらいいのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2014-11-03 23:34:09
例えば、冷水痛のあるスポット、その際の痛みの経過等々を実際に診てもらってください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にじほさん
返信日時:2014-11-04 20:15:20
藤森先生ありがとうございます。

クラウンにする前は冷水痛を感じなかったのですが、クラウン装着後冷水痛を感じその痛みが経過とともに長引くようになってきました。
あたたかいものを食べたときにも痛みます。

このようなことはドッグベストセメントを使って、虫歯を取りきっていないせいなのか、神経が小さくなってきて徐々に経過とともに痛みを感じなくなるものなのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2014-11-09 11:31:51
残念ながら痛みが続くのであれば抜髄も選択肢に上がってくるかと思います。

もともと虫歯をとりきってしまうと抜髄の可能性が高い状態だったので高価なドックスベストセメントで裏層した可能性がありそうです。


歯も骨も身体の一部ですから糖質過剰のお食事が続いたりミネラルが不足していれば貯蔵庫からミネラルが溶けだす可能性が高く歯の質も弱くなりがちですし、細菌の活性も上がるのでそういう状態の歯を殺菌しつつ強化することを目的にドックスベストセメントは使用されるようです。
(通常は材料代が高額なため自費治療になると思います)

今回の処置で金属の冠を装着したことで伝わってくる刺激に耐えられないほど治療によって神経にダメージが加わっているようならばその治療は奏功しなかったと判断されると思います。


現状では金属の冠を除去することさえも弱った歯髄にとっては負担になる可能性が高いと思いますから、残念ながら最終的に抜髄に至るのではないかと想像します。

担当医とよく御相談ください。


(出来るだけ刺激を与えないようにして虫歯を進行させた食生活の改善や体質の改善も試みられれば今回のようなケースでも抜髄を逃れたという報告もあるようですが、なかなか難しいことだと思います)

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル ドッグベストセメントの治療後の痛みと再治療
質問者 にじほさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療後の痛み
歯科治療後の歯の痛み
むし歯 治療後の痛み
覆髄・覆罩(覆ずい・覆とう)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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