飲み物のpHと虫歯について
相談者:
小鞠さん (20歳:女性)
投稿日時:2015-02-03 18:27:20
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2015-02-03 18:54:26
こんばんは。
水を飲んでむし歯にはなりません、むし歯の原因はおさとうの過剰摂取です、お菓子を食べるのもほどにしていればむし歯にはなりません。
いつも言っていることですが、お菓子は一日一種類一個にしておけばそこそこ歯磨きが出来ていればむし歯にはならないでしょう。
お菓子を全く食べなければ歯磨きなんか適当でもむし歯にはなりません、むし歯で悩んでいる人は例外なく甘党です。
おさとうを侮ってはなりません。
むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html
水を飲んでむし歯にはなりません、むし歯の原因はおさとうの過剰摂取です、お菓子を食べるのもほどにしていればむし歯にはなりません。
いつも言っていることですが、お菓子は一日一種類一個にしておけばそこそこ歯磨きが出来ていればむし歯にはならないでしょう。
お菓子を全く食べなければ歯磨きなんか適当でもむし歯にはなりません、むし歯で悩んでいる人は例外なく甘党です。
おさとうを侮ってはなりません。
むし歯の出来ない砂糖の量 http://yamadashika.jp/prevent05.html
回答2
回答日時:2015-02-04 15:04:02
こんにちは。
>水といえど、頻繁に飲むのは虫歯ができる原因になったりするのでしょうか?
なりませんから、心配いりません。
ちなみにご自身の口の中を守ってくれている唾液の主成分は、水です。
>虫歯予防の観点からすると、すぐ歯磨きできない状況で飲むのは
歯磨きをしていれば、ムシ歯予防になる… という考えがよろしくありません。
歯磨きをする動物は一部の『ヒト』くらいなものです。
歯磨きしていない動物は世の中にたくさんいますが、だからといってムシ歯だらけではないですよね。
水を飲んでいても、唾液が十分に出ていなくて(質が良くない場合も)、口の中を守りきれていない状態だとトラブルを起こしやすくなります。
紅茶は、人によっては利尿作用が強く出てしまうことがあります。
そうなると、唾液の出が悪くなる人もいます。
>水といえど、頻繁に飲むのは虫歯ができる原因になったりするのでしょうか?
なりませんから、心配いりません。
ちなみにご自身の口の中を守ってくれている唾液の主成分は、水です。
>虫歯予防の観点からすると、すぐ歯磨きできない状況で飲むのは
歯磨きをしていれば、ムシ歯予防になる… という考えがよろしくありません。
歯磨きをする動物は一部の『ヒト』くらいなものです。
歯磨きしていない動物は世の中にたくさんいますが、だからといってムシ歯だらけではないですよね。
水を飲んでいても、唾液が十分に出ていなくて(質が良くない場合も)、口の中を守りきれていない状態だとトラブルを起こしやすくなります。
紅茶は、人によっては利尿作用が強く出てしまうことがあります。
そうなると、唾液の出が悪くなる人もいます。
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-02-04 22:32:05
>紅茶はpH5・5で歯が溶けるギリギリラインだと調べてわかったのですが、虫歯予防の観点からすると、すぐ歯磨きできない状況で飲むのはあまり宜しくないのでしょうか?
唾液にはpHを一定に保つ働きを持つ物質が含まれていますので、酸性の食品を摂取しても、1〜2分で歯が溶けないpHまで戻ります。
ですので、酸性の食品を持続的に摂取しながら歯に強い力を加えたり、唾液がほとんど出ないような状況で酸性の食品を摂取しないかぎり、直接的に歯が溶かされる心配はまずありません。
また虫歯というのは、細菌が歯に付着しその細菌の塊の下の部位で限定的にpHの低い状態が持続するためにおこると考えられています。
つまり虫歯の起こる部分は虫歯菌によって覆われているわけですから、酸性の食品を摂取したところで虫歯菌の壁がそれを防ぎpHの変化は起こりにくいと考えるべきかと思います。
つまり酸性の食品による酸蝕症と虫歯とはなる部分が異なります。
ただ、酸性の食品を頻繁に摂取することにより口の中の細菌がpHの低い環境でもらえられる種類のものが優勢になり結果として虫歯になりやすくなるといった間接的な影響の可能性はあるかもしれません。
唾液にはpHを一定に保つ働きを持つ物質が含まれていますので、酸性の食品を摂取しても、1〜2分で歯が溶けないpHまで戻ります。
ですので、酸性の食品を持続的に摂取しながら歯に強い力を加えたり、唾液がほとんど出ないような状況で酸性の食品を摂取しないかぎり、直接的に歯が溶かされる心配はまずありません。
また虫歯というのは、細菌が歯に付着しその細菌の塊の下の部位で限定的にpHの低い状態が持続するためにおこると考えられています。
つまり虫歯の起こる部分は虫歯菌によって覆われているわけですから、酸性の食品を摂取したところで虫歯菌の壁がそれを防ぎpHの変化は起こりにくいと考えるべきかと思います。
つまり酸性の食品による酸蝕症と虫歯とはなる部分が異なります。
ただ、酸性の食品を頻繁に摂取することにより口の中の細菌がpHの低い環境でもらえられる種類のものが優勢になり結果として虫歯になりやすくなるといった間接的な影響の可能性はあるかもしれません。
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2015-02-04 22:51:49
あと山田先生の書かれた砂糖と虫歯との関係ですが、まったくないなどとはもちろんいいませんが、その量との関係は薄いと考えるのが一般的です。
実際、欧米のほうが砂糖の摂取量は日本よりもかなり多いにもかかわらず、虫歯は少ないという状況がずっと続いています。
http://www5.famille.ne.jp/~ekimae/sub7-39.html
砂糖の摂取量と虫歯の数が似たような変化を示すことより、それらに因果関係があるとは必ずしもいえません。(他の要因もありますからね)
また、砂糖を摂取しなければ虫歯にならないというのも間違いです。
縄文人にも虫歯はありましたし、野生の類人猿にも虫歯がありますので
それから、虫歯のなり易さは個人差が相当にあります。スポーツや勉強と同じです。
ですので、(虫歯のなりやすい子にもなりにくい子にも)画一的にお菓子は一日一種類一個にしておけばよい といった考え方ではなく、問診や検査等を行ったうえで、個々にあった虫歯予防策を講じるのが良いと考えます。
実際、欧米のほうが砂糖の摂取量は日本よりもかなり多いにもかかわらず、虫歯は少ないという状況がずっと続いています。
http://www5.famille.ne.jp/~ekimae/sub7-39.html
砂糖の摂取量と虫歯の数が似たような変化を示すことより、それらに因果関係があるとは必ずしもいえません。(他の要因もありますからね)
また、砂糖を摂取しなければ虫歯にならないというのも間違いです。
縄文人にも虫歯はありましたし、野生の類人猿にも虫歯がありますので
それから、虫歯のなり易さは個人差が相当にあります。スポーツや勉強と同じです。
ですので、(虫歯のなりやすい子にもなりにくい子にも)画一的にお菓子は一日一種類一個にしておけばよい といった考え方ではなく、問診や検査等を行ったうえで、個々にあった虫歯予防策を講じるのが良いと考えます。
相談者からの返信
相談者:
小鞠さん
返信日時:2015-02-05 18:54:00
山田先生
回答有難うございます。
水は大丈夫とのことで安心しました。
砂糖を絶対摂らないというのは現代では難しい気がしますので、沢山摂らないように気をつけたいと思います。
参考になるURLも有難うございます。
吉岡先生
回答有難うございます。
唾液の主成分は水なんですね。
唾液の成分が水で洗い流されてしまうんじゃないかと思っていましたが、特に心配する必要はないようで安心しました。
唾液の分泌が鍵ですか。
紅茶は適度に楽しんだ方が良さそうですね。
知識がつきました。有難うございます。
森川先生
回答有難うございます。
紅茶はそこまで心配するものでもないようで安心しました。
一日中紅茶を飲んでいて、且つ間食もするとなると危険という程度でしょうか。
とてもわかり易い解説でためになりました。
砂糖については、多さより回数が問題かなと私も考えているので、摂取する時はなるべく一日のうち一回に纏めたいと思います。
たくさんの回答、有難うございます。
回答有難うございます。
水は大丈夫とのことで安心しました。
砂糖を絶対摂らないというのは現代では難しい気がしますので、沢山摂らないように気をつけたいと思います。
参考になるURLも有難うございます。
吉岡先生
回答有難うございます。
唾液の主成分は水なんですね。
唾液の成分が水で洗い流されてしまうんじゃないかと思っていましたが、特に心配する必要はないようで安心しました。
唾液の分泌が鍵ですか。
紅茶は適度に楽しんだ方が良さそうですね。
知識がつきました。有難うございます。
森川先生
回答有難うございます。
紅茶はそこまで心配するものでもないようで安心しました。
一日中紅茶を飲んでいて、且つ間食もするとなると危険という程度でしょうか。
とてもわかり易い解説でためになりました。
砂糖については、多さより回数が問題かなと私も考えているので、摂取する時はなるべく一日のうち一回に纏めたいと思います。
たくさんの回答、有難うございます。
タイトル | 飲み物のpHと虫歯について |
---|---|
質問者 | 小鞠さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 20歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | その他(その他) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。