ブラックマージンが気になるメタルボンドをオールセラミックかジルコニアに…

相談者: ユリコさん (60歳:女性)
投稿日時:2015-05-19 21:51:54
上の前歯、1、2番の30年経過のメタルボンド差し歯のブラックマジンが気になり、笑えません。
明るく生きる為にも思い切ってやり直そうと決意。

でも色々と怖いのは本音です。
神経のない歯です。

差し歯のやり直しはやってもよいものかと心配です。
質問を2つ、回答をよろしくお願いします。


<質問@>
ジルコニアクラウンはメタルボンドの金属部がジルコニアに置き換わった物だと思いますが、もしこれからも歯茎が後退したら、ジルコニアクラウンでも自分の歯との境はみえてくると思います。

ジルコニア自体に、色の選択がなく白のままだと、死活歯との色の違いは大きいと思います。
であれば、色調調整ができるオールセラミックの方が境の色違いが少しは防げるのでしょうか?
ジルコニア自体も色調は変えられるのでしょうか?



<質問A>
ブラックマジンのないクラウンをと考えていますが、下の歯との当たりの調整が心配です。
容易に削れる金属がよいと思いますが、メタルボンドは考えていません。

オールセラミックの裏のみ、金属というクラウンはあるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-05-20 08:32:12
ご相談ありがとうございます。

歯の治療は目的が大事です。

>古い前歯さし歯メタルボンド)をオールセラミックジルコニアに変えたい

という言葉で治療を依頼すれば、結果が抜歯に直行するともあり得ると思います。
しかし、ご自分の歯を美しくして、かつできれば一生残したいとか、もうやり直したくないとか、相談すればご希望通りの方向へ進める可能性は少なくありません。


歯医者は言わなくても気持ちがわかるだろうと思ったら間違いです。
一般の世間ではいろんな人がいるように、人任せにしてうまくいくはずが無いと考えたほうが安全です。


なお素材も大事ですが、歯肉との調和も大事です。
ただかぶせれば良いと思うと根元が出て来てしまいます。

まず歯肉の健康を確保すること、差し歯が自然の歯と同じ構造で歯肉とのインターフェースができていて、そのこうぞうで歯周病を予防できること、また適切なアフターケアで健康維持増進すること、などの条件が揃えば30年くらい差し歯も歯肉もきれいに暮らせることができます。


なおアフターケアは歯石取りやクリーニングやPMTCとは全く違いますから、混同して同じ轍を踏まないようにしましょう。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-05-20 13:36:50
>神経のない歯です。

と書かれていますので生活歯を削ったことによる歯髄炎は起こりません。

またメタルボンドジルコニア材質の差で問題が起こることはまずありません。


私の場合で言えば切削量はメタルボンドでもジルコニアクラウンでも同じです。

患者さんは形成量を気にされますが、被せ物の時点で6割近くを削りますから、被せ物の種類による形成量の違いはあまり気にしなくていいと個人的には思います。

* 担当医が慣れているのはメタルボンド、セラミックも捨てがたく悩んでいる



ただいえるのは見栄えの為に医療行為を行うのは少なからずリスクはあります、最悪抜歯に繋がることも稀にはあります。


ですので、メリットよりリスクが気になるのであればそのままにしておいた方がいいと思いますよ。


個人的には前歯セラミッククラウンの入れ替えで抜歯になった経験はありませんが・・・

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-05-20 13:52:27
井野先生が書かれたように見映えのために神経のある生活歯を削って歯髄炎を起こすと激痛になると思います。

@ ベースをジルコニアで作りその上にセラミックを焼成する方法があると思います。

A あまり聞いた事がない方法です。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユリコさん
返信日時:2015-05-20 19:34:28
さがら先生、井野先生、柴田先生、ありがとうございます。


クラウンの中の柱の削る量のことまで考えになかったので、参考になりました。
抜歯は絶対に嫌ですから。 


近々、歯石取りにかかりつけ歯科へ行く予定です。
2年間、悶々と悩んでいたのですが、このままではいけないと決心し、金属を使用しない方法(オールセラミックジルコニア)でお願いするつもりでしたが、また後戻りです。

今のメタルボンドブラックマージンが気になることは絶対に譲れない悩みで直したい・・、将来にわたり前歯を維持していくには、またメタルボンドで作り直すことが、ベストなのかもしれないと、考えなおしています。
いかがでしょうか?

金属に貴金属に近い良い物を使い、自分の歯との境を調整してもらえば、なんとかなるのでしょうか?
しかし、やり直すなら、金属が見えないのがよいと思うのは本心です。
小心物ですので、よろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-05-20 19:52:57
井野先生と同じですが・・

材質の差に関しては専門家に任せて貰えば大丈夫だと思います。

任せられる、信頼出来る主治医と出会えるかどうかが問題で、そういう先生が見つかっていれば材質に関してはどうでもいいというか・・いい様にして貰えると思います。
今の技術や材料なら綺麗には出来ますので。

一応、マージンあたりを綺麗に見せられやすい材料としては土台もメタルからファイバーコア等に交換してオールセラミックにするのがいいと思います。

調整とかについても問題ありません。
そのせいで抜歯になるようなことも、絶対にないかと言われればないとも言い切れませんけど、自分では経験はないです。


主治医選びが一番問題だと思いますよ。

過去の症例を見せて頂くとか、そういった症例数を間違いなく多くしている自費專門の先生とか、相談したときの相性の様なものとか、そういったあたりを参考に判断してみてはいかがでしょうか。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユリコさん
返信日時:2015-05-20 22:31:46
渡辺先生、希望の持てる説明をありがとうございます。
抜歯の恐怖心から立ち直れそうです。


再度、確認したいのですが、現在のメタルボンドセラミックジルコニアクラウンに作りかえる時に、自分の歯に刺した柱のような棒を細く削って、折れやすくなるということは、あまり心配しくてよいということでしょうか? 
再度、アドバイスをお願いします。


確かに素人の自分が、あれこれ考えるより、主治医に相談するのが、一番、リアルと思います。今の主治医には、インプラントを入れてもらい、腕のいい医師だと思っていますが、忙しいため、ゆっくり話をしてもらえないのが困っている点です。

相談内容をまとめていかないといけない感じです。
もう少し、予備知識をつけたいと思います。
よろしくお願いします。 
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-05-22 00:17:56
>自分の歯に刺した柱のような棒を細く削って、折れやすくなるということは、

についてですが、いい加減なことをすればそれは当然ながら折れやすくなるとか、綺麗に仕上がらないとか、虫歯歯肉炎症を引き起こすとかの可能性はやはりあります。

でもそれは技術の問題であって、治療法の問題とは違いますから、やり変えること自体がイコールでリスクとは言えないと思いますよ。


それと量を削ることイコール危ないことでもありません。
削った方が安全になったり、精密なものが作れる様になったり、綺麗なものが作りやすくなったり、材料や歯質、歯肉の状態に合わせて色々な目的で色々なことを考えながら行います。

こういったことについて予備知識を一生懸命つけたところで、ご自身が受けた治療の良し悪しはなかなか判断できませんよね?

どういう材料で、どういうやり方が良いのか? が気になるのは大変にもっともなのですが、誰にしてもらうかの方が何十倍も結果に影響すると思います。
(この掲示板に寄せられるご相談の多くに言えることですが)


現在の先生に信頼を寄せておられるのでしたら一度、相談の時間をきちんととって欲しいと伝えてみてはいかがでしょうか?

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-05-22 09:12:44
被せ物外してやり代えるぶんであれば、そんなにナーバスにならなくてもいいと思いますよ。

歯のダメージという点から言えば土台(コア)のやり代えだったり、再根管治療の方が抜歯へのリスクが大きな治療になります。

個人的にはメタルコアでもある程度の審美性は確保できると思っていますが、ユリコ さんがどこまでの審美性を求められるかによってメタルコアのやり代えの必要も出てくるでしょう。


何にせよ、渡辺先生がおっしゃるように先生と話し合って不安を解決するしかないと思いますよ。

おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユリコさん
返信日時:2015-05-23 20:40:42
相談に乗ってくださった先生方に勇気をもらい、かかりつけ医に差し歯のやりかえを頼みました。

以前、中が大丈夫ならいつでも交換できるとおっしゃっておられました。
しかし、レントゲンをとると、上2番に根尖病巣があった!!
やり直すならここを無視できない・・とのこと。
今まで堅い食べ物は噛まないように、ブラッシングも良くしていたのに・・・自覚症状は皆無です。

差し歯をやり直さないならこのままでもよいが・・見てしまっては無視できない・・との説明でした。


<質問@>
根尖病巣を治すことができ、無事に差し歯のやりかえができるのでしょうか?
この歯の寿命を延ばし抜歯にならないためには、今、治療した方が良いのか?、このままなにもせずにいた方がよいのでしょうか?


<質問A>
レントゲンで何となく黒く見える根尖病巣は骨が溶けていると、このサイトで読みました。
将来、インプラントにはできないということでしょうか?
一難去って、また一難・・辛いです。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2015-05-24 11:17:53
根尖病巣を治すことができ、無事に差し歯のやりかえができるのでしょうか?

これはやってみないとわかりませんが、一般的には感染根管治療の成功率は5〜6割ぐらいと思われた方がいいでしょうね。


>この歯の寿命を延ばし抜歯にならないためには、今、治療した方が良いのか?、このままなにもせずにいた方がよいのでしょうか?

これは見ている先生でないと答えられませんね。

絶対に抜きたくないのであれば症状が出てくるまでそのままも一つの選択肢でしょう。


レントゲンで何となく黒く見える根尖病巣は骨が溶けていると、このサイトで読みました。
>将来、インプラントにはできないということでしょうか?

今は上手な先生であればインプラントができないということはないので安心してください。


何にせよ、実際見ている先生でないと治療した方がいいか具体的には言えませんので、やはり先生に聞くしかないと思いますよ。


おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ユリコさん
返信日時:2015-05-27 12:24:57
先生方、ありがとうございます。


前歯差し歯根尖病巣・・、根管治療・・・今は、あまりの不安感で、質問すら頭にうかびません。
実際に診ていただいている医師にしか分からない事だとは重々承知してはいます。
しかし、何か心のよりどころがないかと不安な日々です。



タイトル ブラックマージンが気になるメタルボンドをオールセラミックかジルコニアに…
質問者 ユリコさん
地域 非公開
年齢 60歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ オールセラミック(陶器の被せ物)
メタルボンド
クラウンの作り直し・再治療
ジルコニアクラウン
回答者




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