2年前に右上7番を根管治療後に被せ物をしたが痛みが悪化
相談者:
ヘノッホさん (52歳:男性)
投稿日時:2015-08-03 21:16:54
2年前に右上7番の虫歯で根の治療を行いました。
その際、神経を抜き、根の部分に入れる色々な薬を試しましたが、痛かったりしてなかなか合う薬がなく、最終的には少々違和感はあったのですが根の治療を完了し、その後土台を作り金属の被せ物をしました。
それから2年経つのですが、治療してすぐに継続的に食べ物を噛むときなどに歯が痛くなり、その都度、歯の高さ合わせをしてもらいしのいできました(なぜか歯の高さを調整すると調子がよくなったりしました)。
2か月前にまた痛みがひどくなり歯周ポケットの深さを測ってもらったら、12mmとひどい状況でした(8か月前は4mmぐらい)。
レントゲンを見た先生の話では、根は大丈夫言う見解で、麻酔をして.歯垢の除去をしてもらいました。
そして一か月後、ポケットは、8mm程度まで浅くなりました。
また、歯の高さ合わせもしてもらいました。
歯ブラシも頑張ってこの2か月はやっていのですが、ここ2週間ぐらい歯茎が腫れてきて、出血も多くなりました。
そこで、歯医者に行ったら、腫れている歯茎を切開し膿をだして抗生剤と塗り薬とうがい薬を処方されました。
切開をした時に、切開部にゴムの針を入れてレントゲンを撮った所、針先が根まで行っているということで、根に問題がありそうだと2月前とは一転、言っている事が変わりました。
2年前から、痛みが継続的かつ断続的にあり、今は歯周病でポケットが深くなり、歯茎が腫れ、さらには根に問題ありと言われ、今後どの様な治療をすれば良いのか、またこのまま歯周病で歯が無くなってしまうのではと不安です。
8月末に先生が治療方針を決める(8月末まで予約で一杯なので)と言ってますが、2年前の根の治療が現在の状況の原因の可能性があり、さらにずっと痛みの原因のわからなかったこの先生に任せて大丈夫なのかと思っています。
私の様な症例の場合、うまく歯を残して治療ができるのでしょうか?
どんな治療がベストなのでしょうか?
ご教授よろしくお願い致します。
その際、神経を抜き、根の部分に入れる色々な薬を試しましたが、痛かったりしてなかなか合う薬がなく、最終的には少々違和感はあったのですが根の治療を完了し、その後土台を作り金属の被せ物をしました。
それから2年経つのですが、治療してすぐに継続的に食べ物を噛むときなどに歯が痛くなり、その都度、歯の高さ合わせをしてもらいしのいできました(なぜか歯の高さを調整すると調子がよくなったりしました)。
2か月前にまた痛みがひどくなり歯周ポケットの深さを測ってもらったら、12mmとひどい状況でした(8か月前は4mmぐらい)。
レントゲンを見た先生の話では、根は大丈夫言う見解で、麻酔をして.歯垢の除去をしてもらいました。
そして一か月後、ポケットは、8mm程度まで浅くなりました。
また、歯の高さ合わせもしてもらいました。
歯ブラシも頑張ってこの2か月はやっていのですが、ここ2週間ぐらい歯茎が腫れてきて、出血も多くなりました。
そこで、歯医者に行ったら、腫れている歯茎を切開し膿をだして抗生剤と塗り薬とうがい薬を処方されました。
切開をした時に、切開部にゴムの針を入れてレントゲンを撮った所、針先が根まで行っているということで、根に問題がありそうだと2月前とは一転、言っている事が変わりました。
2年前から、痛みが継続的かつ断続的にあり、今は歯周病でポケットが深くなり、歯茎が腫れ、さらには根に問題ありと言われ、今後どの様な治療をすれば良いのか、またこのまま歯周病で歯が無くなってしまうのではと不安です。
8月末に先生が治療方針を決める(8月末まで予約で一杯なので)と言ってますが、2年前の根の治療が現在の状況の原因の可能性があり、さらにずっと痛みの原因のわからなかったこの先生に任せて大丈夫なのかと思っています。
私の様な症例の場合、うまく歯を残して治療ができるのでしょうか?
どんな治療がベストなのでしょうか?
ご教授よろしくお願い致します。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-08-03 22:49:10
んんんん…
実際に拝見していないので何とも言えませんが、文面から想像すると「エンド-ペリオ(根っこの病気と歯周病が合体したような状態)」なのではないかと想像します。
あきらめの早い先生だと「抜歯」と判断されるかもしれません。
>うまく歯を残して治療ができるのでしょうか?
>どんな治療がベストなのでしょうか?
当院でもそのような患者さんは経験ありますが、「しっかり根管治療、きっちり歯周病治療」を行えば治ってくることが多いように思います。
仮に根っこの病気の専門医、歯周病治療の専門医がタッグを組んで自由診療でしっかり治療するとなると、インプラント治療と同額かそれ以上の治療費がかかる可能性があります。
もちろん、一人の歯科医師がどちらの治療も頑張れば保険、自費に関わらず治る可能性もあります。
個人的には
1 両方の病気に対し自由診療でしっかり治してもらう
2 保険の範囲で頑張ってもらい、ダメならあきらめて抜歯する
という選択で考える方向になるような気がします。
実際に拝見していないので何とも言えませんが、文面から想像すると「エンド-ペリオ(根っこの病気と歯周病が合体したような状態)」なのではないかと想像します。
あきらめの早い先生だと「抜歯」と判断されるかもしれません。
>うまく歯を残して治療ができるのでしょうか?
>どんな治療がベストなのでしょうか?
当院でもそのような患者さんは経験ありますが、「しっかり根管治療、きっちり歯周病治療」を行えば治ってくることが多いように思います。
仮に根っこの病気の専門医、歯周病治療の専門医がタッグを組んで自由診療でしっかり治療するとなると、インプラント治療と同額かそれ以上の治療費がかかる可能性があります。
もちろん、一人の歯科医師がどちらの治療も頑張れば保険、自費に関わらず治る可能性もあります。
個人的には
1 両方の病気に対し自由診療でしっかり治してもらう
2 保険の範囲で頑張ってもらい、ダメならあきらめて抜歯する
という選択で考える方向になるような気がします。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-08-04 08:23:14
ご相談ありがとうございます。
>私の様な症例の場合、うまく歯を残して治療ができるのでしょうか?
かなり厳しいと思われます。
>どんな治療がベストなのでしょうか?
歯以外のふつうのトラブルと同じです。
治すまでの工程を科学的に確認することがベストです。
目的を決め、もし歯を残したいならば、自然の歯の健康な働きを応援することです。
逆にそれを妨害する原因を突き止めることです。
目的に合意をして結果の見通しを立て、検査診断の上で工程に従って計画的に実行し、原因に対して適切な時期に適切な対処でベストな結果が出るはずです。
お話から原因に関連することをみると、
>神経を抜き、痛かったりして最終的には根の治療を完了し、
ということは、神経の治療が成功したとはいえなかった可能性があります。
神経を抜くとは、一つには神経に炎症があって痛みを止めるために治療することが基本的な目的だからです。
>なかなか合う薬がなく、根の部分に入れる色々な薬を試しましたが、
これは少々疑問です。
神経を抜く治療は薬で治すという理論はないからです。
>治療してすぐに継続的に食べ物を噛むときなどに歯が痛くなり、
ということは、神経の問題が根まで広がったことを意味していることがあります。
また被せものが成功したとはいえなかった可能性があります。
学会のガイドラインでは、歯の治療の基本的な目的は良く噛めるようにすることです。
専門医は、心地よく噛めることを理想と言っているくらいです。
>その都度、歯の高さ合わせをしてもらいしのいできました
そういう方法で被せものの噛み合わせを治す理論はありません。
>歯周ポケットの深さを測ってもらったら、12mmとひどい状況でした
それは歯周病です。
歯周病の検査と計画立案と実行と検証が必要です。
>(8か月前は4mmぐらい)
重要なことは被せる前の検査結果と比較することです。
とくに健康を目指す場合は、被せる前に歯周病治療をすることは定説だからです。
治療する前には検査診断があり、とうぜん検査結果の記録が残っているはずだからです。
>針先が根まで行っているということで、根に問題がありそうだと
ということは、歯根の垂直的破折の疑いもあり得ます。
もしそうならば根の問題と言う説明に間違いありません。
>私の様な症例の場合、うまく歯を残して治療ができるのでしょうか?
かなり厳しいと思われます。
>どんな治療がベストなのでしょうか?
歯以外のふつうのトラブルと同じです。
治すまでの工程を科学的に確認することがベストです。
目的を決め、もし歯を残したいならば、自然の歯の健康な働きを応援することです。
逆にそれを妨害する原因を突き止めることです。
目的に合意をして結果の見通しを立て、検査診断の上で工程に従って計画的に実行し、原因に対して適切な時期に適切な対処でベストな結果が出るはずです。
お話から原因に関連することをみると、
>神経を抜き、痛かったりして最終的には根の治療を完了し、
ということは、神経の治療が成功したとはいえなかった可能性があります。
神経を抜くとは、一つには神経に炎症があって痛みを止めるために治療することが基本的な目的だからです。
>なかなか合う薬がなく、根の部分に入れる色々な薬を試しましたが、
これは少々疑問です。
神経を抜く治療は薬で治すという理論はないからです。
>治療してすぐに継続的に食べ物を噛むときなどに歯が痛くなり、
ということは、神経の問題が根まで広がったことを意味していることがあります。
また被せものが成功したとはいえなかった可能性があります。
学会のガイドラインでは、歯の治療の基本的な目的は良く噛めるようにすることです。
専門医は、心地よく噛めることを理想と言っているくらいです。
>その都度、歯の高さ合わせをしてもらいしのいできました
そういう方法で被せものの噛み合わせを治す理論はありません。
>歯周ポケットの深さを測ってもらったら、12mmとひどい状況でした
それは歯周病です。
歯周病の検査と計画立案と実行と検証が必要です。
>(8か月前は4mmぐらい)
重要なことは被せる前の検査結果と比較することです。
とくに健康を目指す場合は、被せる前に歯周病治療をすることは定説だからです。
治療する前には検査診断があり、とうぜん検査結果の記録が残っているはずだからです。
>針先が根まで行っているということで、根に問題がありそうだと
ということは、歯根の垂直的破折の疑いもあり得ます。
もしそうならば根の問題と言う説明に間違いありません。
回答3
相談者からの返信
相談者:
ヘノッホさん
返信日時:2015-08-04 21:54:30
櫻井 善明 先生
ご返事、ありがとうございました。
>「しっかり根管治療、きっちり歯周病治療」を行えば治ってくることが多いように思います。
のお言葉で励まされました。
ちなみになぜ自由診療が良いのでしょうか?
保険診療より質の良い治療、また先端治療を受けられることなのでしょうか?
私の場合、根と歯周病が合体していますが、それぞれ自由診療だとどのような治療となるのでしょうか?
ご教授お願いします。
さがら 先生
ご回答、ありがとうございました。
歯を残すことに関して
>かなり厳しいと思われます。
とのご回答いただきましたが、2年前は、歯茎も根も健全な状態で治療して、治療直後から違和感があり、また、歯ブラシもきちんとするようにしていて、半年に一回は歯科に通ってみてもらっていたのにかかわらず、抜歯となるかもしれないこの状況に怒りを感じています。
>神経を抜く治療は薬で治すという理論はないからです。
との事ですが、説明が良くなくすいません。
神経を抜いた歯が細菌感染して、それを治療するための充填剤として薬を入れました。
以下に、詳細が書いてあります。
* 根管充填したが根尖部に水酸化カルシウムがあり、痛みも出ている
>そういう方法で被せものの噛み合わせを治す理論はありません。
との事ですが、赤い紙を噛んで歯の当たっている部分を確認しなら、金属を削って当たりの強い部分をなくしていくという方法です。
これは間違っているのでしょうか?
>被せる前に歯周病治療をすることは定説だからです。
被せる前は、ポケットは浅く歯周病はありませんでした。
>歯根の垂直的破折の疑いもあり得ます。
こちらについては、歯科医に聞いてみます。
破断があれば、抜くしかないという事になるのでしょうか?
奥歯が抜けるとQOLが下がり、ダメージは相当なものだと思いますがが、それを低減するにはどうすれば良いのでしょうか?
>根の問題と言う説明に間違いありません。
という事ですが、当初担当歯科医は歯周病だけで、歯根には問題ないと言っていたのが、たった2ヶ月で歯根に問題ありと言い直しております。
これは、当初誤診したという事にならないのでしょうか?
さらに、2か月前ではなくて、2年前の治療後すぐの痛みも根からのものかもしれません。
歯根に問題があるのにないと判断されると、患者としては根の治療が遅れることで歯を抜かざるえない状況になり、納得が行かなくなると感じます。
ご返事、ありがとうございました。
>「しっかり根管治療、きっちり歯周病治療」を行えば治ってくることが多いように思います。
のお言葉で励まされました。
ちなみになぜ自由診療が良いのでしょうか?
保険診療より質の良い治療、また先端治療を受けられることなのでしょうか?
私の場合、根と歯周病が合体していますが、それぞれ自由診療だとどのような治療となるのでしょうか?
ご教授お願いします。
さがら 先生
ご回答、ありがとうございました。
歯を残すことに関して
>かなり厳しいと思われます。
とのご回答いただきましたが、2年前は、歯茎も根も健全な状態で治療して、治療直後から違和感があり、また、歯ブラシもきちんとするようにしていて、半年に一回は歯科に通ってみてもらっていたのにかかわらず、抜歯となるかもしれないこの状況に怒りを感じています。
>神経を抜く治療は薬で治すという理論はないからです。
との事ですが、説明が良くなくすいません。
神経を抜いた歯が細菌感染して、それを治療するための充填剤として薬を入れました。
以下に、詳細が書いてあります。
* 根管充填したが根尖部に水酸化カルシウムがあり、痛みも出ている
>そういう方法で被せものの噛み合わせを治す理論はありません。
との事ですが、赤い紙を噛んで歯の当たっている部分を確認しなら、金属を削って当たりの強い部分をなくしていくという方法です。
これは間違っているのでしょうか?
>被せる前に歯周病治療をすることは定説だからです。
被せる前は、ポケットは浅く歯周病はありませんでした。
>歯根の垂直的破折の疑いもあり得ます。
こちらについては、歯科医に聞いてみます。
破断があれば、抜くしかないという事になるのでしょうか?
奥歯が抜けるとQOLが下がり、ダメージは相当なものだと思いますがが、それを低減するにはどうすれば良いのでしょうか?
>根の問題と言う説明に間違いありません。
という事ですが、当初担当歯科医は歯周病だけで、歯根には問題ないと言っていたのが、たった2ヶ月で歯根に問題ありと言い直しております。
これは、当初誤診したという事にならないのでしょうか?
さらに、2か月前ではなくて、2年前の治療後すぐの痛みも根からのものかもしれません。
歯根に問題があるのにないと判断されると、患者としては根の治療が遅れることで歯を抜かざるえない状況になり、納得が行かなくなると感じます。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-08-05 09:00:53
そうですね…
>ちなみになぜ自由診療が良いのでしょうか?
>保険診療より質の良い治療、また先端治療を受けられることなのでしょうか?
「保険でも自費でも質の良い治療を提供する」というのが理想なのだとは思いますが…
そもそも、国民皆保険制度が作られた昭和の時代は「虫歯の洪水時代」と呼ばれ、国の政策は「一人でも多くの患者を、1本でも多くの虫歯を治療する」というものでした。平成になった今でも歯科保険診療は大きな変化が無いままです(細かな改定はありますが)。
根管治療は「手間と時間をかける」ことで、治療の成否に差が出る分野だと思いますが、保険の制約の中ではこの「時間をかける」が難しくなります。
また、特に根管治療は保険収入では「超不採算部門」になります。
参考:根管治療の専門医の治療費が高いので迷っている
上記参考ページでも書かせていただいた通り、20万円くらいかかってもおかしく無い治療なのに、国の決めた保険での治療医は1万円以下に設定されています。
もちろん、使える機材、薬剤にも制限がありますが、根管治療に限って言えば機材、薬剤の違いより、上記のような「手間と時間の差」。の方が大きな要素だと思います。
>私の場合、根と歯周病が合体していますが、それぞれ自由診療だとどのような治療となるのでしょうか?
それこそ「自由診療」では「担当の歯科医が最良と思われる治療法を自由に選択できる」わけですから、個々のケースによって様々だと思います。
もしかしたら文章で書くと保険治療の内容となんら変わらないかもしれません。
しかし、上記したように「手間と時間」の違いが成否を分ける可能性は大きいと思います。
>ちなみになぜ自由診療が良いのでしょうか?
>保険診療より質の良い治療、また先端治療を受けられることなのでしょうか?
「保険でも自費でも質の良い治療を提供する」というのが理想なのだとは思いますが…
そもそも、国民皆保険制度が作られた昭和の時代は「虫歯の洪水時代」と呼ばれ、国の政策は「一人でも多くの患者を、1本でも多くの虫歯を治療する」というものでした。平成になった今でも歯科保険診療は大きな変化が無いままです(細かな改定はありますが)。
根管治療は「手間と時間をかける」ことで、治療の成否に差が出る分野だと思いますが、保険の制約の中ではこの「時間をかける」が難しくなります。
また、特に根管治療は保険収入では「超不採算部門」になります。
参考:根管治療の専門医の治療費が高いので迷っている
上記参考ページでも書かせていただいた通り、20万円くらいかかってもおかしく無い治療なのに、国の決めた保険での治療医は1万円以下に設定されています。
もちろん、使える機材、薬剤にも制限がありますが、根管治療に限って言えば機材、薬剤の違いより、上記のような「手間と時間の差」。の方が大きな要素だと思います。
>私の場合、根と歯周病が合体していますが、それぞれ自由診療だとどのような治療となるのでしょうか?
それこそ「自由診療」では「担当の歯科医が最良と思われる治療法を自由に選択できる」わけですから、個々のケースによって様々だと思います。
もしかしたら文章で書くと保険治療の内容となんら変わらないかもしれません。
しかし、上記したように「手間と時間」の違いが成否を分ける可能性は大きいと思います。
相談者からの返信
相談者:
ヘノッホさん
返信日時:2015-08-05 21:45:38
さがら 先生
ご回答、ありがとうございました。
返信を一つにしてしまいましたので、別途改めてご返信いたします。
歯を残すことに関して
>かなり厳しいと思われます。
とのご回答いただきましたが、2年前は、歯茎も根も健全な状態で治療して、治療直後から違和感があり、また、歯ブラシもきちんとするようにしていて、半年に一回は歯科に通ってみてもらっていたのにかかわらず、抜歯となるかもしれないこの状況に怒りを感じています。
>神経を抜く治療は薬で治すという理論はないからです。
との事ですが、説明が良くなくすいません。神経を抜いた歯が細菌感染して、それを治療するための充填剤として薬を入れました。
以下に、詳細が書いてあります。
* 根管充填したが根尖部に水酸化カルシウムがあり、痛みも出ている
>そういう方法で被せものの噛み合わせを治す理論はありません。
との事ですが、赤い紙を噛んで歯の当たっている部分を確認しなら、金属を削って当たりの強い部分をなくしていくという方法です。
これは間違っているのでしょうか?
>被せる前に歯周病治療をすることは定説だからです。
被せる前は、ポケットは浅く歯周病はありませんでした。
>歯根の垂直的破折の疑いもあり得ます。
こちらについては、歯科医に聞いてみます。
破断があれば、抜くしかないという事になるのでしょうか?
奥歯が抜けるとQOLが下がり、ダメージは相当なものだと思いますがが、それを低減するにはどうすれば良いのでしょうか?
>根の問題と言う説明に間違いありません。
という事ですが、当初担当歯科医は歯周病だけで、歯根には問題ないと言っていたのが、たった2ヶ月で歯根に問題ありと言い直しております。
これは、当初誤診したという事にならないのでしょうか?
さらに、2か月前ではなくて、2年前の治療後すぐの痛みも根からのものかもしれません。
歯根に問題があるのにないと判断されると、患者としては根の治療が遅れることで歯を抜かざるえない状況になり、納得が行かなくなると感じます。
以上、ご教授よろしくお願い致します。
ご回答、ありがとうございました。
返信を一つにしてしまいましたので、別途改めてご返信いたします。
歯を残すことに関して
>かなり厳しいと思われます。
とのご回答いただきましたが、2年前は、歯茎も根も健全な状態で治療して、治療直後から違和感があり、また、歯ブラシもきちんとするようにしていて、半年に一回は歯科に通ってみてもらっていたのにかかわらず、抜歯となるかもしれないこの状況に怒りを感じています。
>神経を抜く治療は薬で治すという理論はないからです。
との事ですが、説明が良くなくすいません。神経を抜いた歯が細菌感染して、それを治療するための充填剤として薬を入れました。
以下に、詳細が書いてあります。
* 根管充填したが根尖部に水酸化カルシウムがあり、痛みも出ている
>そういう方法で被せものの噛み合わせを治す理論はありません。
との事ですが、赤い紙を噛んで歯の当たっている部分を確認しなら、金属を削って当たりの強い部分をなくしていくという方法です。
これは間違っているのでしょうか?
>被せる前に歯周病治療をすることは定説だからです。
被せる前は、ポケットは浅く歯周病はありませんでした。
>歯根の垂直的破折の疑いもあり得ます。
こちらについては、歯科医に聞いてみます。
破断があれば、抜くしかないという事になるのでしょうか?
奥歯が抜けるとQOLが下がり、ダメージは相当なものだと思いますがが、それを低減するにはどうすれば良いのでしょうか?
>根の問題と言う説明に間違いありません。
という事ですが、当初担当歯科医は歯周病だけで、歯根には問題ないと言っていたのが、たった2ヶ月で歯根に問題ありと言い直しております。
これは、当初誤診したという事にならないのでしょうか?
さらに、2か月前ではなくて、2年前の治療後すぐの痛みも根からのものかもしれません。
歯根に問題があるのにないと判断されると、患者としては根の治療が遅れることで歯を抜かざるえない状況になり、納得が行かなくなると感じます。
以上、ご教授よろしくお願い致します。
回答5
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-08-06 08:35:26
ご返信ありがとうございます。
>抜歯となるかもしれないこの状況に怒りを感じています。
大変お気の毒です。
ただ歯の治療に絶対はないので、思うようにいかないこともあるとご理解いただけると幸いです。
>神経を抜いた歯が細菌感染して、
神経を抜かなければいけないほど炎症が強い場合は、すでにほとんどが感染しているともいわれています。
あるいは炎症が感染を伴わないこともありますが、仮にそのご感染したというのであればそれは病気が拡大したことを意味します。
どちらかによって処置当時の対応も変わります。
>それを治療するための充填剤として薬を入れました。
細菌感染を治療するためには薬に頼るのではなく、できるだけ除菌することが治療の原則です。
それには機械的に掃除をすることと、化学的に洗浄することとが、治療方法の定説となっているからです。
>赤い紙を噛んで歯の当たっている部分を確認しなら、金属を削って当たりの強い部分をなくしていくという方法です。
>これは間違っているのでしょうか?
いいえ間違いではありません。
噛まなくするためにはよく使われる方法です。
しかし、噛み合わせの治療とは、良く噛めること、心地よく噛めることがガイドラインですが、その方法でよく噛めるようにできる補綴学的理論がないという意味です。
>被せる前は、ポケットは浅く歯周病はありませんでした。
それはなによりです。
ただ歯周病の検査はいくつかあり、ポケットが浅いかどうかだけでは診断できません。
きっと大丈夫と診断できたならば、他の検査結果も記録があるはずです。
>こちらについては、歯科医に聞いてみます。
>破断があれば、抜くしかないという事になるのでしょうか?
根の先まで割れていれば、ふつうは抜歯となります。
ただそれを接着などの方法で残す治療をしている歯科医師もごく稀にいるようです。
>奥歯が抜けるとQOLが下がり、ダメージは相当なものだと思いますがが、それを低減するにはどうすれば良いのでしょうか?
7番は非常に重要な歯であり、できれば回復したい歯です。
自然の歯を失った場合は、人工的に補う方法があります。
噛み合わせを考慮すれば,7番だけの入れ歯はあまり効果がありません。
あとはインプラント、延長ブリッジ、歯の再生医療の実現を待つ、となります。
現在行える治療は前者の二つですが、インプラントにはとても難しい場所です。
高度な専門性が必要です。
延長ブリッジには、極めて高度な噛み合わせ理論と、負担能力の物理的生物学的構造計算式と、歯周病学など総合的な実践力が必要です。
それらをクリアしない治療は他の歯を失う原因を作ることとなります。
理想は自然の歯ですから、近々実現する再生を待つという選択肢もなくはありません。
>歯根に問題があるのにないと判断されると、患者としては根の治療が遅れることで歯を抜かざるえない状況になり、納得が行かなくなると感じます。
根の問題は非常に複雑かつデリケートです。
ブリッジになる場合は連結するという全く新しい問題が始まります。
さらに複雑な根のファクターがとても大きく増えます。
もし破折した場合でも、その始まりは目に見えないヒビです。
人間の目には見えないヒビでも、バイ菌には大きなすみかとなり、症状を起こします。
バイ菌の目にしか見えない段階では、どの検査方法でも人間が察知することは無理です。
したがってそのときはよく分からなかったけれど、あとで理由がはっきりした、ということはありえます。
今の医療技術はとても進んでいますが、未だ現代最先端の科学でも宇宙や海や人間の身体や病気など、解明できないことはたくさんあります。
それでも日夜、我々歯科関係者は切磋琢磨しております。
どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。
>抜歯となるかもしれないこの状況に怒りを感じています。
大変お気の毒です。
ただ歯の治療に絶対はないので、思うようにいかないこともあるとご理解いただけると幸いです。
>神経を抜いた歯が細菌感染して、
神経を抜かなければいけないほど炎症が強い場合は、すでにほとんどが感染しているともいわれています。
あるいは炎症が感染を伴わないこともありますが、仮にそのご感染したというのであればそれは病気が拡大したことを意味します。
どちらかによって処置当時の対応も変わります。
>それを治療するための充填剤として薬を入れました。
細菌感染を治療するためには薬に頼るのではなく、できるだけ除菌することが治療の原則です。
それには機械的に掃除をすることと、化学的に洗浄することとが、治療方法の定説となっているからです。
>赤い紙を噛んで歯の当たっている部分を確認しなら、金属を削って当たりの強い部分をなくしていくという方法です。
>これは間違っているのでしょうか?
いいえ間違いではありません。
噛まなくするためにはよく使われる方法です。
しかし、噛み合わせの治療とは、良く噛めること、心地よく噛めることがガイドラインですが、その方法でよく噛めるようにできる補綴学的理論がないという意味です。
>被せる前は、ポケットは浅く歯周病はありませんでした。
それはなによりです。
ただ歯周病の検査はいくつかあり、ポケットが浅いかどうかだけでは診断できません。
きっと大丈夫と診断できたならば、他の検査結果も記録があるはずです。
>こちらについては、歯科医に聞いてみます。
>破断があれば、抜くしかないという事になるのでしょうか?
根の先まで割れていれば、ふつうは抜歯となります。
ただそれを接着などの方法で残す治療をしている歯科医師もごく稀にいるようです。
>奥歯が抜けるとQOLが下がり、ダメージは相当なものだと思いますがが、それを低減するにはどうすれば良いのでしょうか?
7番は非常に重要な歯であり、できれば回復したい歯です。
自然の歯を失った場合は、人工的に補う方法があります。
噛み合わせを考慮すれば,7番だけの入れ歯はあまり効果がありません。
あとはインプラント、延長ブリッジ、歯の再生医療の実現を待つ、となります。
現在行える治療は前者の二つですが、インプラントにはとても難しい場所です。
高度な専門性が必要です。
延長ブリッジには、極めて高度な噛み合わせ理論と、負担能力の物理的生物学的構造計算式と、歯周病学など総合的な実践力が必要です。
それらをクリアしない治療は他の歯を失う原因を作ることとなります。
理想は自然の歯ですから、近々実現する再生を待つという選択肢もなくはありません。
>歯根に問題があるのにないと判断されると、患者としては根の治療が遅れることで歯を抜かざるえない状況になり、納得が行かなくなると感じます。
根の問題は非常に複雑かつデリケートです。
ブリッジになる場合は連結するという全く新しい問題が始まります。
さらに複雑な根のファクターがとても大きく増えます。
もし破折した場合でも、その始まりは目に見えないヒビです。
人間の目には見えないヒビでも、バイ菌には大きなすみかとなり、症状を起こします。
バイ菌の目にしか見えない段階では、どの検査方法でも人間が察知することは無理です。
したがってそのときはよく分からなかったけれど、あとで理由がはっきりした、ということはありえます。
今の医療技術はとても進んでいますが、未だ現代最先端の科学でも宇宙や海や人間の身体や病気など、解明できないことはたくさんあります。
それでも日夜、我々歯科関係者は切磋琢磨しております。
どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。
相談者からの返信
相談者:
ヘノッホさん
返信日時:2015-08-10 19:33:19
タイトル | 2年前に右上7番を根管治療後に被せ物をしたが痛みが悪化 |
---|---|
質問者 | ヘノッホさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 52歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み 歯周病(歯槽膿漏)治療 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 歯根破折 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。