外部接着再植法のリスク

相談者: はくしゃくさん (33歳:男性)
投稿日時:2015-09-08 22:17:01
外部接着再植を行っている歯科は多くないようですが、リスクがあれば教えてください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2015-09-09 09:25:51
おはようございます。

外部接着は7年余り手掛けていて今年の6月までの集計で78例中今のところ脱離が1症例、その他は抜歯には至ってませんが歯根膜剥離が1症例、歯根外部吸収が2症例です、この2症例はもうリカバリーとして意図的再植をし現在は使えてます。

歯根膜剥離の症例は二度と歯を抜きたくないとの事で、ブラッシング練習をしながら経過観察をしています。

蛇足ですが意図再植については56症例手掛けましたが、今のところこの6月までは全てうまく行っています。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-09-09 11:38:36
リスクと言えるのかどうか分かりませんが、多分自費診療だと思います。

つまりそこそこの診療費がかかるのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくしゃくさん
返信日時:2015-09-10 00:05:09
山田先生、こんばんは。

具体的な症例まで教えて頂き、参考になります。

そこまで高い成功率の裏には、もちろん技術とこれならいけるだろう、との見極めが大事だと思いますが、あまり普及しないのはなぜなのでしょうか。

歯を抜くのと維持できるのは素人目にも大違いだし、歯周組織について調べれば調べる程、歯根膜の大切さは感じられるのに、温存にはそんなにも高いハードルがあるのでしょうか。

また意図的再植を行った症例は、この処置で歯根膜は修復された、と考えて良いのでしょうか。

あと個人的に気になっているだけですが、再植と歯周組織再生能の高いGEM21sと相性はどうでしょうか?

公式にはグレードUを超える動揺の場合の安全性・有効性は確立してない、とありますが再植の場合、動揺は治まってきますし、原理的には有効だと思うのですが…



柴田先生

回答ありがとうございます。
費用的には格安インプラントと高いインプラントの間ぐらいのイメージでいます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-09-10 01:16:40
こんばんは。

>温存にはそんなにも高いハードルがあるのでしょうか。

意味がよくわかりません。


意図的再植を行った症例は、この処置で歯根膜は修復された、と考えて良いのでしょうか。

そう考えています。


再植歯周組織再生能の高いGEM21sと相性はどうでしょうか?

使ったことがないのでよくわかりません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくしゃくさん
返信日時:2015-09-10 23:36:58
山田先生

こんばんは。

〉意味がよくわかりません。

多くの歯科医院で普及しない理由です。

例えば、マイクロスコープは導入した方が医療の質は確実に向上しますが、コストや治療時間、患者側の認識不足により、普及率は数パーセントに留まっていると思います。

同様に従来抜歯でしか対応出来なかったケースを、内部直接接着?や外部接着再植で治療できれば、素晴しく画期的だと思うのですが、そこにマイクロスコープの例のように障害があるのか、どうかということです。

インプラント以上に特殊で高度な技術が必要だとか、対応出来るケースの見極めの判断が非常に難しいとか、実はここでは言えないコツがあるとか、そういうのがあるのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-09-11 09:48:07
おはようございます。

普及しないのは極めて特殊な方法だということと、手間がかかりすぎるからではないでしょうか。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-09-11 11:54:50
積極的におこなっている大学や研究機関が少ないため論文が余り出てこないので、いわゆる科学的根拠が少ないということもあるかもしれないと思います。

また歯根破折すると破折線に沿って骨吸収が起きてきます。
不幸にして再度破折したりした際の骨吸収というリスクも気になり、中々普及しないのではないかと思います。

個人的には好きなんですが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくしゃくさん
返信日時:2015-09-12 01:00:43
山田先生

こんばんは。手間は医者、患者双方にかかるという理解であっていますか?
実は少し前から先生のブログは興味深く拝見しておりました。


柴田先生

自分もインプラント入れることになり、今回随分詳しくなりましたが、好き嫌いでいうとこちらの方が好きです。
外科的に色々いじったり、派手さは無いですが、自己の機能を最大限活用する感じが良いですよね。
でも再度破折したりもあるんですね。

研究少ない→論文ない→エビデンス出てこない→やる人増えない、の流れは納得しました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2015-09-12 05:10:29
おはようございます。

>手間は医者、患者双方にかかるという理解であっていますか?

患者さんは抜歯してそのあとは再植を待つだけです、その間歯医者は超細かい仕事を2時〜間3時間ほど必死でやっています。


>でも再度破折したりもあるんですね。

再破折は私のところでは今のところ皆無です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくしゃくさん
返信日時:2015-09-12 16:44:26
山田先生

回答ありがとうございます。

抜いてリプランテーションする前の歯が、随分綺麗になっているなぁ、と写真では思っていたのですが、なんとその間3時間近くも格闘なさっていたのですね。
それは確かに、自然の歯を残してやるんだという強い意志を持った医師にしか普及しないですね…。

山田先生のところでは再破折はなく、吸収も2件のみ、しかも意図的再植により歯根膜は修復して現在は問題ない、とのことですね。

うーん、完全脱臼した場所に本日インプラントフィクスチャーを埋めてきたのですが、隣の歯根破折の歯は外部接着再植したくなってきました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくしゃくさん
返信日時:2015-09-19 10:07:18
ちなみに審美的には問題ないのでしょうか?

上顎1番なので、気になります。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2015-09-19 10:12:29
おはようございます。

冠を被せるので問題はありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくしゃくさん
返信日時:2015-09-19 12:36:00
山田先生

おはようございます。
早速の回答ありがとうございます。

歯肉縁上の豊隆だったり、歯間乳頭だったりが、特に退縮してなくなったりはしないということでしょうか?



タイトル 外部接着再植法のリスク
質問者 はくしゃくさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療関連
専門的な質問その他
歯根破折
回答者




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