根管充填後も感染を防ぐためにラバーダムは必要ですか?
相談者:
リノリノさん (46歳:女性)
投稿日時:2015-10-14 10:55:01
20年前に根管治療をした上顎5番の歯について、ご相談させてください。
昨年歯性上顎洞炎と診断され再度根幹治療をし1年ほど通院しましたが、完全に症状が消えず、歯根端手術を提案されました。
この時点で鼻との関係性等はっきりしないため大学病院へ紹介となりました。
大学病院でのCT撮影結果、根管充填剤がとびだしていて、これが感染源になっている可能性がある、骨がとけて鼻とつながっている箇所がある、とのことでした。
飛び出している充填剤を除去するため、一度歯を抜き先端を切除する方法がよい、という診断でしたが、発症時より軽快しているのであればと、通常の治療で無理であった場合は切除術をする、ということになりました
今月、大学病院での根管充填が済み、あとは歯科医院で引き続きの治療をお願いすることになっております。
歯の痛みや鼻の状態は大学病院受診当初よりは少し落ち着いています。
今後はもとの歯科医院へ戻ることになったのですが、少々不安を感じております。
もとの歯科医院の先生はとても親身に考えてくださる先生なのですが、そちらではラバーダムはなし、手袋は変えない方針のようです。
長い治療の中でようやくつらい症状が軽くなってきて、多少なりとも大学病院で受けた治療環境も関係するのではないかと感じています。
そこで、お尋ねしたいのですが、根管治療にラバーダムを使うことをおすすめされている先生方も多くいらっしゃるかと思いますが、具体的にはどの時点まで必要とお考えでしょうか。
現在根管充填が完了して蓋をされている状態ですが、このあとの治療もまだ感染の可能性はあるのでしょうか。
元の状態に戻るのではないか、また予後に関わるのであればと気になっております。
また、今の治療途中の状態で他の医院へ治療をお願いすることなどは可能なのでしょうか。
これまでお世話になっていますし、転院することは本意ではないのですが、、、
大学病院では歯内療法科で口腔外科のようなレントゲンによる診断はしない、鼻については耳鼻科で相談するように、との対応で膿の状態など確認できておりません。
耳鼻科ではそれほど何か早急に対応しなければいけないような状態にはないと言われております。
ただ鼻閉、後鼻漏など自覚症状は続いており、このまま歯を入れても同じ経過をたどるだけではと不安も感じております。
診断がご無理なことは重々承知しておりますが、何かアドバイスなどございましたらお願いできますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
昨年歯性上顎洞炎と診断され再度根幹治療をし1年ほど通院しましたが、完全に症状が消えず、歯根端手術を提案されました。
この時点で鼻との関係性等はっきりしないため大学病院へ紹介となりました。
大学病院でのCT撮影結果、根管充填剤がとびだしていて、これが感染源になっている可能性がある、骨がとけて鼻とつながっている箇所がある、とのことでした。
飛び出している充填剤を除去するため、一度歯を抜き先端を切除する方法がよい、という診断でしたが、発症時より軽快しているのであればと、通常の治療で無理であった場合は切除術をする、ということになりました
今月、大学病院での根管充填が済み、あとは歯科医院で引き続きの治療をお願いすることになっております。
歯の痛みや鼻の状態は大学病院受診当初よりは少し落ち着いています。
今後はもとの歯科医院へ戻ることになったのですが、少々不安を感じております。
もとの歯科医院の先生はとても親身に考えてくださる先生なのですが、そちらではラバーダムはなし、手袋は変えない方針のようです。
長い治療の中でようやくつらい症状が軽くなってきて、多少なりとも大学病院で受けた治療環境も関係するのではないかと感じています。
そこで、お尋ねしたいのですが、根管治療にラバーダムを使うことをおすすめされている先生方も多くいらっしゃるかと思いますが、具体的にはどの時点まで必要とお考えでしょうか。
現在根管充填が完了して蓋をされている状態ですが、このあとの治療もまだ感染の可能性はあるのでしょうか。
元の状態に戻るのではないか、また予後に関わるのであればと気になっております。
また、今の治療途中の状態で他の医院へ治療をお願いすることなどは可能なのでしょうか。
これまでお世話になっていますし、転院することは本意ではないのですが、、、
大学病院では歯内療法科で口腔外科のようなレントゲンによる診断はしない、鼻については耳鼻科で相談するように、との対応で膿の状態など確認できておりません。
耳鼻科ではそれほど何か早急に対応しなければいけないような状態にはないと言われております。
ただ鼻閉、後鼻漏など自覚症状は続いており、このまま歯を入れても同じ経過をたどるだけではと不安も感じております。
診断がご無理なことは重々承知しておりますが、何かアドバイスなどございましたらお願いできますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答1
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-10-14 14:06:09
>根管治療にラバーダムを使うことをおすすめされている先生方も多くいらっしゃるかと思いますが、具体的にはどの時点まで必要とお考えでしょうか。
できればレジンコア築造時までと考えます。
>現在根管充填が完了して蓋をされている状態ですが、このあとの治療もまだ感染の可能性はあるのでしょうか。
まあ、しっかりした根管充填がされていれば…、と言う感じでしょうか。
>今の治療途中の状態で他の医院へ治療をお願いすることなどは可能なのでしょうか。
>これまでお世話になっていますし、転院することは本意ではないのですが、、、
ラバーダム、手袋の件に関して再度担当の先生に申し出られてみてはいかがでしょうか?
それでも「No」と言う事であれば転院もやむを得ないと思いますよ。
(リノリノ さんの希望と合わないわけですから)
できればレジンコア築造時までと考えます。
>現在根管充填が完了して蓋をされている状態ですが、このあとの治療もまだ感染の可能性はあるのでしょうか。
まあ、しっかりした根管充填がされていれば…、と言う感じでしょうか。
>今の治療途中の状態で他の医院へ治療をお願いすることなどは可能なのでしょうか。
>これまでお世話になっていますし、転院することは本意ではないのですが、、、
ラバーダム、手袋の件に関して再度担当の先生に申し出られてみてはいかがでしょうか?
それでも「No」と言う事であれば転院もやむを得ないと思いますよ。
(リノリノ さんの希望と合わないわけですから)
相談者からの返信
相談者:
リノリノさん
返信日時:2015-10-15 17:54:57
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2015-10-15 19:43:15
>冠を被せる際ですが、歯茎より出ている部分の歯質は通常歯肉ぎりぎりまで削ってしまうのでしょうか。
ドコまで削る必要があるかは「感染がどこまであったか?」によって変わります。
感染が少なければ最小限の削りで行うと思いますし、感染が歯肉ギリギリまで進んでいればそこまで削る必要があります。
しかし、歯肉ギリギリまで削ってしまうとラバーダムがかけられなくなってしまうので「隔壁」と言って壁を作る必要が出てきます。
(保険だとコスト的には難しいかも知れませんが…)
ドコまで削る必要があるかは「感染がどこまであったか?」によって変わります。
感染が少なければ最小限の削りで行うと思いますし、感染が歯肉ギリギリまで進んでいればそこまで削る必要があります。
しかし、歯肉ギリギリまで削ってしまうとラバーダムがかけられなくなってしまうので「隔壁」と言って壁を作る必要が出てきます。
(保険だとコスト的には難しいかも知れませんが…)
相談者からの返信
相談者:
リノリノさん
返信日時:2015-10-19 22:49:53
櫻井先生、たびたびのご返信ありがとうございます。
(お返事いただいた当日15日にご返信したつもりでおりましたが、不手際か投稿されておらず、、、遅くなりまして申し訳ありません。)
最初の再治療をお願いした歯科医院の先生には、最終的には残っている歯はもう少し小さく削ってもよい、というようなお話を聞いておりましたので、そのようなものかと思っておりました。
現在、また痛みが再燃しており、歯根端切除も現実的に感じております。
今後の治療先を決めるにあたっては、処置によって抜歯しかなくなるのではと不安に思い、おたずねさせていただきました。
どちらで治療をするにしてもうまくつなげて行けるよう、しっかりお話したいと思います。
このたびは小さな質問にも丁寧にご回答くださり、心より感謝申し上げます。
(お返事いただいた当日15日にご返信したつもりでおりましたが、不手際か投稿されておらず、、、遅くなりまして申し訳ありません。)
最初の再治療をお願いした歯科医院の先生には、最終的には残っている歯はもう少し小さく削ってもよい、というようなお話を聞いておりましたので、そのようなものかと思っておりました。
現在、また痛みが再燃しており、歯根端切除も現実的に感じております。
今後の治療先を決めるにあたっては、処置によって抜歯しかなくなるのではと不安に思い、おたずねさせていただきました。
どちらで治療をするにしてもうまくつなげて行けるよう、しっかりお話したいと思います。
このたびは小さな質問にも丁寧にご回答くださり、心より感謝申し上げます。
タイトル | 根管充填後も感染を防ぐためにラバーダムは必要ですか? |
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質問者 | リノリノさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 ラバーダム 歯根端切除術 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。