歯根端切除手術の逆根管充填

相談者: さとまいさん (48歳:女性)
投稿日時:2017-04-28 21:49:11
お世話になります。

2月に左上四番の歯根端切除手術を受けましたが、二週間経っても痛みが引かず、元々怪しいと言われていた左上5番も痛み出し、歯茎から膿みも出てきたので二週間前にその歯も歯根端切除の手術を受けました。

しかし一昨日辺りからじんじんと痛み出し、先ほど歯医者に言って話を聞いたら、逆充填はセメントではなく人工骨で埋めたそうです。

どうもジャリジャリしてるなぁ、と手術中感じていたのですが、そのような方法もあるのですか?
レーザーを当てて患部は殺菌したと言っていました。


体が戦っていて痛みがでるのだろうと言われましたが、再発なのではと心配です。

それに、手術中写真を取られていて、知り合いの看護士さんに話をしたら、論文を書くためじゃないのか、と冷やかされました。
新しい術式のためなのでしょうか。。


とにもかくにも、逆充填に人工骨はあり得るのでしょうか?
打診痛もあります。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-04-28 22:18:26
逆充填ではなくて逆根管充填だと思います。
歯根根尖部を切断後根管を逆方向(歯冠に向けて)穴を開けて何かを詰めることを逆根管充填と呼ぶと思います。


海外で臨床成績が良いのはMTAセメントだと思います。
日本の保険で使えるセメントはスーパーバンドかスーパーEBAセメントだと思います。


逆根管充填に人工骨はあまりつかわれないと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-04-29 02:32:01
さとまいさんの解釈違いという可能性も大いにありえますし、肝心なところはこの文面だけではわからないですね。

以前のご質問で他の先生も答えておられましたが、最低でもマイクロスコープぐらいは使ってもらえる環境が大切だと思いますよ。


自分は昔からこのサイトでコメントしているのですが、歯根端切除術(今回の処置)は歯を保存するためには一般的には最終手段になりますので、選択する前に、根管治療の専門医、あるいは明らかに得意そうな先生に相談すること。

どうしても行う場合もそういう先生を選ぶことが重要ですが、加えてマイクロスコープ、MTAセメントの使用(=自費処置)は条件にするのが安全だと思います。

(正確に行えれば保険の材料でも十分出来ますが、安全のために書いています。
 以前と較べるとマイクロスコープもMTAセメントも猫も杓子も・・的に普及してきてしまって、これだけでも少し心配だったりしますが)



人工骨の使用については、多分主流ではないと思うのですが、正しく歯根端切除+逆根管充填を行った後にもともとも膿の溜まっていた骨の空洞に人工骨を入れる、という先生はいらっしゃると思います。
これ自体は治療の成功率には影響しないと思いますし、さとまいさんの正確な状況が把握できないのでわかりませんが、人工骨の使用=悪い とまでは言えないと思いますよ。

術中の写真を撮影するという先生も、だいぶ熱心な方の先生と考えて良いと思います。
当然ながら撮らない方が楽ですので。


術後2週間での打診痛も、それだけでは経過は不良とは言えないと思います。

レーザーは、おまじない程度でしょうね。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-04-29 06:03:12
こんばんは。

根管充填を人工骨で行ってどうやらよくなっていないようですね、どのような理由で逆根管充填を行ったのでしょうか。

通根管充填はコアを外してから根管清掃、根管形成をして自覚症状がなくなってから根管充填すべきだと考えています。

その方法で根管治療をしても根尖まで穿通せず自覚症状が続いているのなら穿通できていないところの感染部が原因と考えてその部分を切除するものだと考えています。


歯根端切除は数例経験がありますがすべて歯冠側からのアプローチです、逆根充は経験ありません、血の海の中での逆根管充填は技術的に難易度が高すぎて成功率は高くないと思います、このままいけば個人的には抜歯の憂き目にあってしまうように思います、その後インプラントブリッジあるいは入れ歯かもわかりません。

歯根端切除 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%BA%AC%C3%BC%C0%DA%BD%FC&x=53&y=13



>再発なのではと心配です。

そもそも治っていなかったのではありませんか。


>そのような方法もあるのですか?

個人的にはありえないと思います、人工骨では緊密な充填など望むべくもないからです。


>レーザーを当てて患部は殺菌したと言っていました。

個人的にはレーザーで殺菌などできるわけはないと考えています。


>体が戦っていて痛みがでるのだろうと言われましたが、

感染したままになっているような気がいたします。


打診痛もあります

炎症があるということでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さとまいさん
返信日時:2017-04-29 16:12:57
先生方

お返事ありがとうございます。

2月中旬 左上四番 歯根端切除手術
二週間後 左上五番 再根幹治療
二回治療した後根幹充填歯茎の腫れ、膿が出てきたので、急遽一週間後(つまりは二週間前)に左上五番の歯根端切除

今もジーンとした痛さが続いています。


やはり、逆根幹充填はされていないようです。。
色々と熱心に治療して下さっているようなのでお任せしたのですが、もっと調べれば良かったですね。。

また二週間後に予約してあるので、もう一度逆根幹充填についての担当医の考えを聞いてみます。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-04-29 19:34:28
山田先生の書かれた

>通(常)根管充填はコアを外してから根管清掃、根管形成をして自覚症状がなくなってから根管充填すべきだと考えています。

同意します、


>その方法で根管治療をしても根尖まで穿通せず自覚症状が続いているのなら穿通できていないところの感染部が原因と考えてその部分を切除するものだと考えています。

未治療の部分の感染に加えて根尖孔外感染の可能性や根尖部の亀裂や破折も考えられると思います。


>逆根充は経験ありません、血の海の中での逆根管充填は技術的に難易度が高すぎて成功率は高くないと思います、

不良肉芽をちゃんと取れば血の海にはならないと思います。
世界的には顕微鏡とCTを併用した歯根端切除術の成功率は90%ぐらいあると思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2017-04-29 19:40:31
4番の処置後に、今度は5番が痛み出したとの点について、そもそもの痛みの診断から考えてみるべきかもしれませんね。
歯に原因が無くても歯が痛むこともありえますから。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さとまいさん
返信日時:2017-04-29 20:59:57
お返事ありがとうございます。

打診痛はなくなったので根幹充填をしていただきました。
でも歯茎を押すと痛かったのと、歯の根が曲がっていて充填材が入りきらないとのことで手術になったのですが、そのまま様子見でもよかったのでしょうか。。

実は頭痛や吐き気もあったのですが、どうも天気のせいだったようで、それに伴って少し歯の痛みも治まってきました。
まだ術後そんなに経ってないので、気圧のせいもあるかもしれません。


逆根幹充填しないと再発の可能性が高い、とのお話ですが、再発しない場合もあるのですよね?

なるべくなら二回も切っているので、もう歯茎は切りたくないです。。
しばらく様子を見ようと思います。
セカンドオピニオンも考えています。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さとまいさん
返信日時:2017-05-01 01:39:16
ひとつ気になったことがあったのですが。。

手術をするまえにCTを取ったのですが、先生が自分のチェックのために、とおっしゃって無料でした。
手術の前のCTは保険では出来ないのでしょうか?

必要とあれば自費でも私は構わないのですが、人工骨を入れたのも無料で、きっちり三割負担+薬代だけでした。

これは親切なのか、はたまた自信がないのかと変に勘ぐってしまいます。。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2017-05-01 17:58:36
再発しない可能性もあるけど、一般的な方法ではないのでこれから長期予後を見守ってもらいましょうね

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: さとまいさん
返信日時:2017-05-05 21:58:14
ご意見ありがとうございます。

今度受診の予定があるので、そのときに逆根幹充填について、先生の考えを聞いてみようと思います。



タイトル 歯根端切除手術の逆根管充填
質問者 さとまいさん
地域 非公開
年齢 48歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯根端切除術
根管充填
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい