受け口のままインプラント治療をしていくものですか?

相談者: snowwmanさん (36歳:女性)
投稿日時:2017-07-05 16:20:15
前回は丁寧な返信ありがとうございます。

だいぶCRや鋳冠などわかりました。
またオールオンフォーについても簡単に決めてはいけないものですよね。
私も治療内容を聞いて全部抜くという行為に抵抗がありました。
返事しないで良かったです。

facebow と言われたのもやっと意味がわかりました。
受け口になった理由が激しい歯ぎしりをしていて前歯が短くなったので噛み合わせがずれてました。

なので自費セラミックにしました。
奥歯にはインプラントしました。

奥歯がなかなか成功しないままなので上顎左が4567ないままです。
口腔外科で治せると言われました。
今は口腔外科で先に受け口を治してからインプラントやセラミックをすれば良かった気がして後悔しています。

321123セラミックはダツリと骨がおれて現在3本です。
固いものはたべれません。


一般的な治療の順序として受け口のままで前歯や奥歯インプラントを作っていくのはふつうですか?
なんだか治療してから歯肉炎症するし、噛み合わせをあとから治すやり方を担当歯科医は言わないです。

なので噛み合わせを最後にするのは普通ですか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-07-05 17:36:20
理想的な手順ではなく姑息的な手順になっているのかもしれませんが、反対咬合の場合は最初に外科治療を希望されなければ骨がないところに歯を傾斜して作る必要が生じますから治療難易度が高くなる場合があると思います。

ただ、外科治療も大変リスクが高い治療になりますから最初に希望されなくても致し方ないとも思います。


臼歯咬合を最初に確保しておきたいという治療手順だったのかもしれませんが、インプラント治療に成功していないために出来なくなっているのかもしれません。

実際に診療されている先生も大変なケースなのだろうなという気もします。
普通のケースで成長期にかみ合わせに問題なく機能的にも問題なく育っておられる方の場合、治療で難航することは稀だからです。


治療を引き受けてくれている歯科医にしっかりご相談され、治療成功に必要な努力は惜しまずされておくとよい方向に向かうかもしれませんね。

受け口になる方は上顎の骨が小さすぎて弱い場合があると思いますので、治療の難易度としては難しい部類に入ってしまっているのではないかとも思いますが、わかりません。


よくみてもらい十分に説明を求めてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: snowwmanさん
返信日時:2017-07-05 18:29:40
ありがとうございます。

私もその想いが強く返事を見て涙が出そうです。
はい、本当その通りだと思います。
セラミックも欠けて前歯がないんです。
明らかに手技ミスや手順が間違えてたとしても一般的に歯科医が認めなければ泣き寝入りになることを感じています。

愚痴になってしまいましたが失った歯を今後どうしていくかを考えていかないといけないと思っています。


すいませんがまた質問させてください。
facebowとは顔が曲がるとかですか?
このfacebowはインプラントに関係あるのでしょうか?

またセカンドオピニオンで他院で見てもらいました。
やはりインプラントは再度しない方がよい。との診断でした。
理由は動脈付近になるためリスクが高すぎだしもう骨はいじらない方がいい。と言われています。

総入れ歯になるしかないのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-07-05 19:01:22
facebowはfacebow transferのことです。

https://www.google.co.jp/search?q=facebow+transfer&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwid__K-7fHUAhUEXrwKHfP3BYkQsAQIKg&biw=1536&bih=788

こんな装置で顔や顎の情報を採取して分析を行ったりかみ合わせを作る際に情報として利用します。

1本2本の虫歯治療時に使うことはなく比較的大がかりな治療を要するケースで必須とされています。

ただ、咬合は顎運動が再現されなければ精密に作り上げることが出来ませんから参考程度にということになる場合があります。

特に機能に問題を抱えている方の場合、正常な顎運動をしていないことがありますからいくら高価な咬合器に情報をトランスファーして咬合を作ったとしても不具合を生じやすくなりますからね。

ただ、こういうことを行わないで全顎的な咬合再構成を行うことはより治療リスクを高めるとされていますから、行ったほうがよいということになりますし、通常行うことになっています。


顔が曲がっている方は左右の筋肉のアンバランスが大きい可能性もあるので難症例になることが想像できます。
想定外の動きを¥が入ってくることがあるでしょうしね。

寝ている時にそれがおこると診療室で発見することは出来ませんからまた別の方法で検証が必要になったりします。
割と大変です。



>facebowはインプラントに関係あるのでしょうか

治療範囲が広い場合必要になります。
1本の中間欠損のためのインプラント治療程度では必要とされない場合が多いと思います。



総入れ歯になるしかないのでしょうか?

これはわかりません。

総入れ歯のほうが設計の自由度が高いでしょう。
何しろ頑丈な骨を必要としないからです。
場合によってはインプラントを使用してインプラントに維持を求めて義歯審美的な満足度の高いものが出来る可能性があるかもしれません。

骨造成を行う期間中のみ一時的に義歯を利用するという場合もあるかも知れません。


オールオンフォーを行う先生はとにかく歯は全部抜歯してオールオンフォーにしたがる場合があるかもしれません。
行わない先生は多いと思いますから好んで行っていて症例数が多い先生は特殊かもしれません。

長期的予後についての報告も出てきていると思いますから、お考えになる場合はしっかり説明を受けられることをお勧めします。


80歳まで生きることを前提に治療を選択されておくとよいでしょう。
今は100歳まで生きる方も増えてきていますから予測がつきにくいというのが今の歯科の現実だと思いますので十分な説明を受ける必要があるでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: snowwmanさん
返信日時:2017-07-10 14:23:22
いつもありがとうございます。
感謝しています。
説明が丁寧でありがたいです。


歯科医に話をしたのですが、プライドが高く出来ないとは言えないようで戸惑います。
もうインプラントは1ミリの厚みだし三回やり直しで、やり直しは消毒後から都合で1ヶ月歯科医院に行けなかった事が原因と言われました。。それは絶対違うと言えます。
治療話しからずれてしまって。
ただ治したいだけなのに伝わらない感じです。

インプラントの上顎奥歯は骨がくっつく期間はそんなにはやいのですか?
また噛み合わせは奥歯が入れば受け口も自然と治るというのは本当でしょうか?



タイトル 受け口のままインプラント治療をしていくものですか?
質問者 snowwmanさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ インプラントその他
噛み合わせに関するトラブル
下顎前突(受け口)
回答者




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