歯周病によって、被せ物があわなくなる可能性はありますか?

相談者: ポンポンマムさん (33歳:女性)
投稿日時:2017-08-20 17:51:58
どうか、よろしくお願いします。

以前、ご相談させていただきましたが、現在、A歯科にて奥歯抜髄の治療中です。
先々週、型を取り、来週、メタルボンド被せ物をする予定で、奥歯の治療が終わったら、歯周病専門のB歯科で歯周病治療と残りの虫歯の治療をお願いする予定となっています。


数日前、歯や歯茎に痛みや違和感があったため、今後通うB歯科へ相談に行きました。
歯科衛生士さんとお話しをしてた際に、

歯周病の治療によって被せ物が合わなくなる可能性がある」

と言われてしましました。


A歯科ではもう腫れてないので歯周病の検査はしないと言われ、B歯科では腫れているので治療が必要。
さらに被せ物が合わなくなる可能性があると言われてしまいどうしたらいいかわからず悩んでいます。

以前、A歯科にて、奥歯の型取りをする際に、先生に、

歯肉圧排をしますか」

とお尋ねし、

「圧排しますよ」

とお答えいただきましたが、麻酔を打たれることもなく、痛みもなく、歯肉圧排された様子もない感じで終わりました。



そこで、

@被せ物をする前にA歯科に伝えた方がいいことはありますか?

A被せ物をする際に、合わないと分かることがありますか?

B後で合わないとわかった場合、その歯のメンテナンスをどうしていけばいいのでしょうか?


ご回答いただけますよう、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-08-22 19:09:14
>@被せ物をする前にA歯科に伝えた方がいいことはありますか?

「B歯科で歯周病の治療によって被せ物が合わなくなる可能性があると言われたのですが、いかがでしょうか?」と率直に聞かれることをお勧めいたします。

そこ事でB歯科と密に連携を取ってもらい、その後の対応について考えてもらった方がよろしいかと思います。


>A被せ物をする際に、合わないと分かることがありますか?

歯肉の状態にもよると思います。


>B後で合わないとわかった場合、その歯のメンテナンスをどうしていけばいいのでしょうか?

連携を取ってもらったうえで、A歯科で対応してもらえるのか、B歯科で対応するのか、相談されてみてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ポンポンマムさん
返信日時:2017-08-26 14:58:27
お返事が遅くなり大変申し訳ありませんでした。

櫻井 善明 先生、お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。
次回の被せ物をする前にA歯科の先生にお伝えしましたところ、歯科技工士の方とも相談してみますとのことでした。


A歯科での被せ物の治療が終わり次第、B歯科での歯周病治療に入るのですが、歯周病と分かってから1ヶ月ほど期間が空いております。

先週、B歯科にて歯磨きの仕方を教えていただきまして、フロスや、歯垢染色剤を活用しながら歯磨きをしています。
フロスも歯肉の奥まで入ったり、歯間ブラシも歯と歯の隙間に入るようになり、少しずつ進行しているのかなと感じています。



またご質問がございます。

人によって歯周病の進行度は違うとお聞きしましたが、一般的にどれくらいのスピードで進んで行くものでしょうか?

歯周病は30歳代で約8割がなるとお聞きしたことがあるのですが、実際に歯周炎以外の方はどのくらいいるのでしょうか?


今更ながら、歯の大切さ、ありがたみが痛いほど分かるようになりました。
以前も書かせていただきましたが、自分の性格がすごく心配性で、考えるだけで、睡眠もままならなくなり、食欲もなく、仕事にも支障が出てきています。

歯科へも通うたびに質問をしたり、何回も電話で問い合わせをしたりと自分でも異常な行動をしているのかなと思っていますが、次から次へと、不安要素が増え、先生に頼ってしまいます。
私のような患者さんはいらっしゃいますか?
また、何回も問い合わせやご質問はご迷惑ですか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-08-28 11:00:43
>人によって歯周病の進行度は違うとお聞きしましたが、一般的にどれくらいのスピードで進んで行くものでしょうか?

個人差が大きいですね。

当院ではきちんとメインテナンスに通われている方で10年間状態がほとんど変わらない方もいらっしゃいます。

逆に「何年ぶり」と言う患者さんだと極端に歯周病が進行してしまっている患者さんもいらっしゃいます。



> 歯周病は30歳代で約8割がなるとお聞きしたことがあるのですが、実際に歯周炎以外の方はどのくらいいるのでしょうか?

個人的には「ホントは多くて5割」ではないかと感じます。

実際、当院での歯周病の患者さんは2割以下です。

自由診療専門歯科医院と言う特殊な環境ではありますが、患者さんの8割が歯周病であるとは考えにくいです。


以下、本当に僕の私見ですが…

厚労省は「国民の8割が歯周病である」と発表しています。

しかしそれは「歯科医が国民の8割に歯周病と言う病名をつけている」だけのように思います。

これは健康保険制度に問題があると考えます。

健康保険は「疾病保険」ですから「病気でなければ保険が適応にならない」のです。
(つまり「病名ありき」と言うことです)

我々歯科医は検査をしてレントゲンを撮って診査診断を行います。

しかし、病名が無ければ検査もレントゲンも撮れません。
なので、保険では「歯周病」または「歯周病の疑い」と言う病名をつける必要があります。

この保険請求をもとに厚労省は「国民の8割が歯周病である」と言っているにすぎないと考えます。


「歯科医は病気ではない人に(歯周病と言う)病名を勝手につけて不正請求している!」と思われるかもしれませんが、そうしなければ検査もレントゲンも撮れないわけですから、仕方がありません。
もし、そうしなければ自費での検査を行うことになります。

(医科では自費の人間ドックと言うシステムが国民に定着しておりますが、歯科ではそうではありませんよね)

そうなると、国民の歯科への受診率は極端に低下し、健康被害は増大してしまいます。
最終的に「被害を被るのは国民」と言う事になってしまいます。



>私のような患者さんはいらっしゃいますか?

当院では多くいらっしゃいますよ。
そういった不安を解消するのも医療人としての務めだと思います。


>また、何回も問い合わせやご質問はご迷惑ですか?

当院ではそういった相談も自費で賄いますので問題とは思いません。
しかし、保険医療機関においてはそういった相談は再診料(数百円)で賄わなければなりませんので経営的には負担となるかも知れません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ポンポンマムさん
返信日時:2017-08-31 05:05:40
櫻井 善明 先生、再度の質問に対して、ご丁寧にお答え下さいましてありがとうございました。


恥ずかしながら歯周病に対して無知の状態だったため、診断をされた際に頭が真っ白になりました。
診断を受けたものの、1ヶ月に渡り治療ができず、不安な気持ちで過ごしてまいりましたが、昨日より歯周病の治療に入ることができました。

歯周病は、人によって進行スピードは変わるのですね。
ちゃんと知識をもって、定期的に検診することはとても大事だなと心の底から思いました。

歯周病の診断方法も詳しく教えていただき、ありがとうございました。
確かに、8割というのは多いなと思います。
診断しなければ治療はできないところからきているのですね。

自分の日頃の行いが悪かったせいで、歯周病になってしまい、自分を責め続ける毎日です。


なかなか心配性は治りません。
また歯チャンネルの先生方にお世話になると思いますが、よろしくお願いいたします。



タイトル 歯周病によって、被せ物があわなくなる可能性はありますか?
質問者 ポンポンマムさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)その他
歯周病(歯槽膿漏)治療
クラウン(被せ物)の隙間・適合
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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