[写真あり] 矯正での歯根吸収、抜歯箇所やブラケットタイプによる差は?

相談者: みるくるさん (40歳:女性)
投稿日時:2017-10-05 10:47:28
歯列矯正を考えています。
矯正歯科をまわり、いくつか治療方針を伺った中で悩んでいます。
ご助言をお願いします。

上顎左右5番が虫歯治療済みの歯なので、できれば5番抜歯がいいかと考えています。


2件の医院では、上顎左右4番抜歯、下顎左右5番抜歯、マルチブラケット矯正で、治療期間2年。
ポジショナー使用後、リテーナー

別の医院では、上下顎とも左右5番抜歯、セルフライゲーションブラケットで治療期間2年。
ポジショナーは使用せず、マウスピース型のリテーナー。



お聞きしたい事は

@治療期間が同じであれば、どちらの歯を抜歯しても、歯根吸収のリスクは同程度なのでしょうか?
5番抜歯の方が高まるのでしょうか?
また、セルフライゲーションの方がリスクは低くなるのでしょうか?

Aポジショナーの使用は噛み合わせの仕上がりや安定に影響するのでしょうか?

B4番抜歯の方針の医院ばかりだったのですが、1件だけ5番抜歯でも他の医院と同期間の方針だったので、理想的ではあるのですが、セルフライゲーションだと可能なのでしょうか?

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-10-05 15:39:48
歯根吸収については、力の大きさや期間、方向などが関わってくるといわれております。

5番を抜歯したとき、4番を後方移動し、その後3番を動かしますので、4番を抜いたときに比べれば、少なくとも4番の吸収は大きくなるであろうことは想像できます。


歯根吸収はある程度は起こるものと考えられております。
そのほとんどは根尖が丸まる程度のものであり、臨床上は問題のないものです。

極まれに、大きく吸収される場合があります。
もともとの歯根が短いような症例で起こっているように思えますが、原因などについてはよく分かっておりません。

装置をつけずに観察していただけの方でも起こったということもあります。



以上のようなことを考えれば、ブラケットの種類に関わらず、大きく吸収するような方は、吸収してしまうものと思われます。

ただ、それでもすぐに抜けてしまうのかといえば必ずしもそうではなく、3分の1程度の歯根でも十分に残っているというものは多いように思います。


>ポジショナーの使用は噛み合わせの仕上がりや安定に影響するのでしょうか

このポジショナーは最後に細かいところのかみあわせをよりよくするということで使用されるもので、これを使わなければ、スペースが残っていたり、緊密にかまなかったりということが残るでしょう。

1日2時間程度は使ってもらうということになります。
結構きついですけど。




タイトル [写真あり] 矯正での歯根吸収、抜歯箇所やブラケットタイプによる差は?
質問者 みるくるさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
その他(写真あり)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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