虫歯を繰り返し歯質が少ない左上4番、コアと差し歯の素材に迷う

相談者: ルイズさん (40歳:女性)
投稿日時:2017-10-11 06:35:10
度々失礼します。
ご教授ください。

ただいま左上4の根幹治療中です。
専門医でもなく、保険診療ではありますが、根幹治療に力を入れ、詰め物被せ物に自信がある先生のもとで治療を進めています。
ラバーダムマイクロスコープはなし)

とはいえ、虫歯を繰り返しすぎて、抜髄をし、今は歯の歯冠はない状態の歯ですので、不安がたくさんあります。


そこでご質問ですが、こんな状態では土台や差し歯を入れてもそんなにもたないのでしょうか?
それとも、土台をファイバーコア、差し歯をセラミックなど素材を最高にすれば、長持ちするのでしょうか?

先生に土台を相談した際に、メタルがネットで割れやすいと聞いた旨を伝えると、それは歯医者の技術の差だとハッキリおっしゃいました。
差し歯についても、銀歯、cadcam冠、セラミック等ありますが、上の素材で虫歯になりやすいなどは変わらない。

cadcam冠は50年などの実績があるわけてわないから、ハッキリしたことはわからないとおっしゃいましたので、素材を決めかねています。


他の医院の医師や衛生士には食いしばりが強いと言われていました。
歯の寿命を考えて、先生方ならどういう選択をされますか?
お忙しいとは存じますが、アドバイスお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-10-11 08:33:55
ご相談ありがとうございます。

>歯の寿命を考えて、先生方ならどういう選択をされますか?

歯の寿命という治療目的がはっきりしていれば、選択肢は必然的に絞られますから簡単です。

一番寿命が長持ちする目標としては、天然の健康な歯をお手本に考えれば良いからです。
その時に、人工的素材や一人ひとり違う人間の思惑を混ぜると混乱してしまうから、その目的で整理すれば良いからです。


>こんな状態では土台や差し歯を入れてもそんなにもたないのでしょうか?

間に合えば延命できます。


>土台をファイバーコア、差し歯をセラミックなど素材を最高にすれば、長持ちするのでしょうか?

いいえ、確かに素材は最高が一番良い選択条件とは言えますが、順番があり、まず治療計画、そのあとに計画に適した素材の選択となるからです。
素材よりも、目的と順序が大事です。


>それは歯医者の技術の差だとハッキリおっしゃいました。

私にも全く異論はありません。

正しい土台の治療ができている上での素材の特性だからです。
どちらの素材も良し悪しがあるからです。


銀歯、cadcam冠、セラミック等ありますが、上の素材で虫歯になりやすいなどは変わらない。

その通りです。
虫歯になる原因を変えなければ、今までと何も変わらないからです。


>cadcam冠は50年などの実績があるわけてわないから、ハッキリしたことはわからない

確かにまだ発展途上であり、欠点の多い方法ですし、当然完成されていませんからその実績もありません。

しかし、これからは必ず改良されて従来の方法に取って代わられることは間違いないと言われています。
目が離せない方法と言えます。


>虫歯を繰り返しすぎて、抜髄をし、

虫歯の繰り返しに対する原因除去療法を併用すれば、もう虫歯は根絶され、そうすればふつうはもう虫歯の悩みからは解放されます。
その上で差し歯などの治療を積み上げていけば、根本的な解決になるはずです。

もう歯を減らさないようにしましょう。


>食いしばりが強いと言われていました。

これも歯をなくす原因の一つです。
それに対する検査方法もいくつかあり、お一人ずつで原因と対策は異なります。

また、治療計画を立てるのであれば、検査・診断で確定した食いしばりなどの症状や原因につて、治療後に良くなったのかを再度同じ検査・診断で評価することも可能です。

それは噛み合わせに関することなので、咬合検査と言います。
その時にはこれ以上悪化を予防することも大事なので、


>今は歯の歯冠はない状態の歯ですので、

歯のない状態はさらに悪化しますから、仮歯がつけられると安心です。


>不安がたくさんあります。

まず全体を把握することが大事です。
また症型分類といい、治療の困難度を数値化する学会のガイドラインもあり、ご自身の状態を客観的に調べることもできます。

それにより不安の元をはっきりとさせれば、対策がたち、安心を提供することができます。

これをメディカル・コンフォートと言いやはり大事な歯科医療の一つです。
治療前に安心できるよう、よく相談しましょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-10-11 09:23:36
根管治療により歯質は必ず少なくなります。
当然歯根が割れやすくなると思います。

主治医の元で治療を受けようとすると勧めるメタルコアしか選択肢がないと思います。


被せ物による差よりも歯科医の腕の差技工士の腕の差は大きく影響すると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ルイズさん
返信日時:2017-10-11 12:53:44
さがら先生、お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
もう少し詳しくお聞きしてよろしいでしょうか。

>歯の寿命という治療目的がはっきりしていれば、選択肢は必然的に絞られますから簡単です。一番寿命が長持ちする目標としては、天然の健康な歯をお手本に考えれば良いからです。その時に、人工的素材や一人ひとり違う人間の思惑を混ぜると混乱してしまうから、その目的で整理すれば良いからです。

具体的にはどんな素材でしょうか。
その人の骨や根によるのでしょうか。
また、さがら先生が私の立場なら、何を選ばれますか。


>間に合えば延命できます。

前の医院の治療の後、神経が半分死んでいたようで、歯冠の真ん中をごっそり削り、お椀のように残った部分は薄すぎて再度削られました。
なので、根のみになりました。

最初は見た目のために、お椀を残されましたが、途中食事中に欠けたので、根っこまで割れる可能性もあると、残りの歯冠も削られました。


>正しい土台の治療ができている上での素材の特性だからです。
>どちらの素材も良し悪しがあるからです。

ファイバーコアの短所はなんでしょうか。


虫歯になる原因を変えなければ、今までと何も変わらないからです。

ここ三年、ブラッシング定期健診を重ねてきましたが、二次虫歯ができ、根っこの治療二本、再根幹治療一本、小さい虫歯がありそうです。

ここ半年、間食も気をつけていますが、他にもやるべきことはありますか?早く根絶したいです。



>確かにまだ発展途上であり、欠点の多い方法ですし、当然完成されていませんからその実績もありません。しかし、これからは必ず改良されて従来の方法に取って代わられることは間違いないと言われています。
>目が離せない方法と言えます。

今はまだ私のこの歯には不向きでしょうか。


>これも歯をなくす原因の一つです。
>それに対する検査方法もいくつかあり、お一人ずつで原因と対策は異なります。
>また、治療計画を立てるのであれば、検査・診断で確定した食いしばりなどの症状や原因につて、治療後に良くなったのかを再度同じ検査・診断で評価することも可能です。
>それは噛み合わせに関することなので、咬合検査と言います。
>その時にはこれ以上悪化を予防することも大事なので、

保険診療の医院でもできますか?それとも治療とは別の医院を掛け持ちしたほうがいいのでしょうか。



>歯のない状態はさらに悪化しますから、仮歯がつけられると安心です。

先ほど問い合わせましたら、衛生士さん曰く、歯の状態により仮歯をつけないとのこと。
院長に聞いといて下さるそうです。


>まず全体を把握することが大事です。
>また症型分類といい、治療の困難度を数値化する学会のガイドラインもあり、ご自身の状態を客観的に調べることもできます。
>それにより不安の元をはっきりとさせれば、対策がたち、安心を提供することができます。
>これをメディカル・コンフォートと言いやはり大事な歯科医療の一つです。

昔ながらの施設、設備には一切お金をかけていない医院ですが、可能でしょうか。

長々とすみませんが、お時間よろしければ、よろしくお願いします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ルイズさん
返信日時:2017-10-11 13:09:05
柴田先生

お忙しい中、ご回答ありがとうございます。

>主治医の元で治療を受けようとすると勧めるメタルコアしか選択肢がないと思います。
被せ物による差よりも歯科医の腕の差技工士の腕の差は大きく影響すると思います。

私もそう感じました。
素材のために根幹治療中に転院する方もいるんでしょうか。
主治医は根幹治療と技工士に自信を持ってらっしゃるので、今の主治医にお願いしようと思います。



タイトル 虫歯を繰り返し歯質が少ない左上4番、コアと差し歯の素材に迷う
質問者 ルイズさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ お勧めの土台(コア)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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