新生児、先天歯がありリガフェーデ病を心配している

相談者: ぷりさん (28歳:女性)
投稿日時:2018-01-05 21:49:27
産まれた赤ちゃんに先天歯があり(下顎のA)リガフェーデ病を心配しております。

何か日常で予防出来るような方法…例えば、ガーゼを挟むなど。
もし歯科医の先生がご存知でしたら教えていただきたいと思い書き込みました。

また治療法として、歯を削ったりレジンなどで先端を丸くするということがあるは知っているのですが、どちらの方がおすすめされる治療法でしようか?


あと、これはちょっとした興味なのですが。
先天歯用の哺乳瓶の飲み口があってもいいのになぁと思いませんか?
もしかして他のアフタの原因となったり、そんな都合の良いものは出来ないのかもしれませんが…
歯科で開発されると良いなと思っています!


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-01-06 07:58:17
ご相談ありがとうございます。

生まれたばかりの時の過剰歯の場合、適切な対策は抜歯です。
診察でわかります。

自分の体を傷つけるだけではなく、成長に一番大事な母乳を飲ませなければなりませんが、乳首を傷つけて乳腺炎になることを予防したいからです。


抜歯にデメリットはまずありません。
必要な乳歯は後から生えてきます。

麻酔も必要ありません。
痛みもほとんどなく、記憶には全く残りません。
歯科医院を受診しましょう。


ちなみに、予防といえば今とても良いチャンスです。
一生虫歯にならず、歯で困ることなく、元気で明るく優秀な良い子に成長させるチャンスです。

それが予防ですが、では本当の虫歯予防をご存知でしょうか。
歯が生えてからでは遅すぎる、ってご存知でしょうか?

ではいつから?といえば?
今でしょう!


歯のエナメル質の丈夫さにより、全く歯磨きしなくても、フッ素を塗らなくても、虫歯にならない歯を今からでも作れます。
ちょっとした知恵を持っているかどうかで決まってしまいます。

一生大事な歯は、特に永久歯第一大臼歯で、大事だからこそ他の歯よりもこれが真っ先に作られますが、今もうお子さんの口の中では作られ始めています。
まだ乳歯も生えていないのに、もう顎の中では大人の歯が作られています。

歯のでき方を知りましょう。
まず歯の噛むてっぺんの先のちょっとした部分からできてきます。
それからまるで水面から頭の先を出しだんだん全体が見えてくるように、ゆっくり全体へ広がり、そして徐々に歯の根の先へと何年もかけて完成されていきます。

初めにコラーゲンでフニャフニャの柔らかい歯の形ができます。
そこにカルシウムなどのミネラルが雪のようにハラハラと少しずつ降り積もっていって、歯の形がカチカチの硬いエナメル質になります。

ではその始まりはいつでしょうか。
お腹にいる3〜4ヶ月からもう柔らかい歯ができ始めます。
大人の歯が!

ではミネラルで硬くなり始めるのはいつでしょうか。
それは生まれた瞬間です。

生まれる時に自分も母体も傷つけないようにまだ柔らかいままに我慢していて、生まれた瞬間から一気に硬くなり始めます。
すごい仕組みでしょう?!

誰でも皆同じ、歯にはとても複雑で超精密な設計図があって、計画的に作られます。


ですから生まれたら母乳、離乳食などの栄養が大事です。
砂糖などはいけません。
本当は受胎中の栄養がとても重要ですけれど、今は生まれてしまった後からの説明をしましょう。

では第一大臼歯歯冠といって、歯の根以外の口の中に見える部分が完成するのはいつでしょうか?

それは2・3才です。
つまりやっと乳歯が全部生えそろったかな〜、と言う時期に顎の中ではエナメル質が完成されてしまいます。

続々と他の歯もできてきます。
ですから、乳歯ができたらよく噛めるように虫歯をつくらないこと、よく噛める食品をだんだん与えることです。
特に乳歯のEを大切にするとよく噛めます。

では第一大臼歯の歯の根が完成するのはいつでしょうか?
それは9〜10才です。
他の全部の歯の根まで完成するのは、そして顎の骨による噛み合わせや綺麗な顔の形が完成するのは12〜14才です。


つまり6才頃からその頃まで、よく噛むことがとても重要です。
そのためミネラルのために栄養、それから歯や顎や顔を作るための成長ホルモンを出し、虫歯にしない食生活を今から家族で作り上げておくことです。

これで一生残せる歯の基礎ができます。
歯が生えたら、まだ予防をする必要があります。
それはまだ未熟なエナメル質が成熟するようにしてあげる、予防の仕上げのことです。
ここからも長くなるので今は省略しますが、歯磨きではありませんし、フッ素ではありません。


今がチャンスです。
きっと良い子に育ちます。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-01-06 08:56:33
ぷりさん
おはようございます。

お子様に先天性歯があってリガ・フェーデ病がご心配なのですね。

先天性歯には2パターンあります。
1つは乳歯の早期萌出です。
もうひとつは過剰歯(余分な歯)の早期萌出です。

前者の場合は抜歯すると同部の乳歯が欠損することになりますので、鋭縁を削合するかレジン添加などで潰瘍形成の予防が望ましいです。
後者ですと抜歯してもあとからちゃんと乳歯が生えてきますので抜歯して差し支えないかと思います。


過剰歯かどうかはレントゲンを撮ればわかります。
小児歯科の先生とよくご相談されたらいかがでしょうか。




タイトル 新生児、先天歯がありリガフェーデ病を心配している
質問者 ぷりさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の異常・トラブルその他
小児歯科その他
リガ・フェーデ病 (Riga-Fede病)
歯の生え方、生える位置(乳歯・永久歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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