歯科レントゲンと医科レントゲンの違い
相談者:
マルゴーさん (53歳:男性)
投稿日時:2018-05-01 15:36:49
回答1
回答2
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-05-01 16:14:28
整形外科などで撮るレントゲンは、一方向から撮るもので、矯正治療で用いるセファロなどはこれに属します。
一方、歯科で最もよくごらんになるレントゲンは、断層写真であり、ある面にピントを合わせてとられたものです。
そのため、ぐるぐるっと回って撮るものです。
一方向から撮るのでは、他の歯や骨と重なってしまい、歯の情報が十分に得られません。
そのために、ぐるっと回りながら、ある距離のところにピントを合わせたレントゲンを撮っているのです。
このピントすなわち断層面が歯列とずれていれば、ピンボケの写真になってしまうこともあります。
一方、歯科で最もよくごらんになるレントゲンは、断層写真であり、ある面にピントを合わせてとられたものです。
そのため、ぐるぐるっと回って撮るものです。
一方向から撮るのでは、他の歯や骨と重なってしまい、歯の情報が十分に得られません。
そのために、ぐるっと回りながら、ある距離のところにピントを合わせたレントゲンを撮っているのです。
このピントすなわち断層面が歯列とずれていれば、ピンボケの写真になってしまうこともあります。
相談者からの返信
相談者:
マルゴーさん
返信日時:2018-05-01 16:49:28
回答を頂きありがとうございます。
よくわかりました。
例えば、整形外科でのレントゲンで先生も受診の目的外であるので見ないのか、見たとしてもはっきりと解らないので言わないという事になのですか。
ふと疑問に思ってしまったのですみません。
よくわかりました。
例えば、整形外科でのレントゲンで先生も受診の目的外であるので見ないのか、見たとしてもはっきりと解らないので言わないという事になのですか。
ふと疑問に思ってしまったのですみません。
回答3
回答4
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2018-05-02 02:00:25
マルゴーさん、こんにちは。
>私は下の7番に大きい歯根嚢胞があるのですが、そのレントゲンを見た感じでは嚢胞があることがよくわかりませんでした。
上記から推測する、あくまで個人的な予想ですが、
>整形外科でのレントゲンで先生も受診の目的外であるので見ないのか、
>見たとしてもはっきりと解らないので言わないという事に
とは異なり、そもそも「見えない」のではないかと思います。
>私は下の7番に大きい歯根嚢胞があるのですが、そのレントゲンを見た感じでは嚢胞があることがよくわかりませんでした。
上記から推測する、あくまで個人的な予想ですが、
>整形外科でのレントゲンで先生も受診の目的外であるので見ないのか、
>見たとしてもはっきりと解らないので言わないという事に
とは異なり、そもそも「見えない」のではないかと思います。
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2018-05-02 10:00:57
たまたまですが、昨日、耳鼻科で耳のレントゲンを撮りました。
レントゲン室に入ると10種類くらいのレントゲン撮影法のポスターが貼ってありました。
(恥ずかしながら僕はウォーターズ法しか知りませんでしたが…)
その後、耳鼻科の先生からレントゲン写真の説明を受けました。
(結果的には異状なしで良かったのですが…)
この事からわかったことが二つ。
一つ目は「何を見たいかでレントゲンの撮影方法が違う」と言う事。
まあ、歯科医としては当たり前のことなのですが、本来レントゲン撮影をするという事は「どの部位の何を調べたいから」「この撮影方法で撮影する」と言う事重要になります。
スナップ写真のように「なんとなく全体像がつかめていればいいや」と言うものではありません。
歯科でも1本の歯を撮影するために「平行法」「二等分法」「咬合法」「咬翼法」など、さまざまな撮影方法があり、それぞれ「見たいもの」によって撮影法を変えます。
マルゴーさんの整形外科の主治医の先生は「マルゴーさんの○○を調べるために、その部位の診断が一番つきやすい撮影方法で撮影した」と言う事です。
そして、一般的なレントゲン写真は「バカチョンカメラ」ではなく「ピントを絞った一眼レフカメラ」です。
つまり、整形外科の主治医の先生は一番見たいところにピントを合わせて撮影しているわけですから、目的の部位とは関係が無いと思われる顎嚢胞は撮影されいなくても(ピントが合っていなくても)当然と言う事になります。
歯科のパノラマ写真のように「全体が何となく写っているレントゲン写真」と言うのはスクリーニングには適していますが、診断には適さないので、特殊な撮影法なのだと思いました。
(我々歯科医にとっては見慣れたパノラマ写真ですが、一般医科では特殊と言う意味)
二つ目ですが、僕が耳鼻科の先生からレントゲン写真を見せてもらいながら説明を受けても「さっぱりわからなかった」と言うことです(笑)。
デンタルやパノラマ写真であれば僕は「見慣れている」ので、何の説明を受けることなく、自分で診断がつきますが、「ナントカ法」で撮影された耳のレントゲン写真を見ても「何が何だかわからなかった」と言うのが正直な話です。
(「説明が手抜き」と言うわけではなく、自分で診断できるレベルにならなかったという意味です)
つまり、マルゴーさんの整形外科の主治医の先生も「専門外のことはわからない」と言うのが正直な話でしょう。
(近接医学として歯科を特別に勉強されている先生は別ですが)
以上のことから考えると、
>首のレントゲンを正面から撮ったのですが〜
やはり歯科のレントゲンでないと、はっきりとはわからいものなのでしょうか。
撮影法が歯根嚢胞の撮影に適していない可能性が高い。
>受診の目的外であるので見ないのか、見たとしてもはっきりと解らないので言わないという
どちらも考えられますが「(そもそも)見えない、わからない」であれば「何も言わない(何も言えない)」と言うのが正解でしょうね。
レントゲン室に入ると10種類くらいのレントゲン撮影法のポスターが貼ってありました。
(恥ずかしながら僕はウォーターズ法しか知りませんでしたが…)
その後、耳鼻科の先生からレントゲン写真の説明を受けました。
(結果的には異状なしで良かったのですが…)
この事からわかったことが二つ。
一つ目は「何を見たいかでレントゲンの撮影方法が違う」と言う事。
まあ、歯科医としては当たり前のことなのですが、本来レントゲン撮影をするという事は「どの部位の何を調べたいから」「この撮影方法で撮影する」と言う事重要になります。
スナップ写真のように「なんとなく全体像がつかめていればいいや」と言うものではありません。
歯科でも1本の歯を撮影するために「平行法」「二等分法」「咬合法」「咬翼法」など、さまざまな撮影方法があり、それぞれ「見たいもの」によって撮影法を変えます。
マルゴーさんの整形外科の主治医の先生は「マルゴーさんの○○を調べるために、その部位の診断が一番つきやすい撮影方法で撮影した」と言う事です。
そして、一般的なレントゲン写真は「バカチョンカメラ」ではなく「ピントを絞った一眼レフカメラ」です。
つまり、整形外科の主治医の先生は一番見たいところにピントを合わせて撮影しているわけですから、目的の部位とは関係が無いと思われる顎嚢胞は撮影されいなくても(ピントが合っていなくても)当然と言う事になります。
歯科のパノラマ写真のように「全体が何となく写っているレントゲン写真」と言うのはスクリーニングには適していますが、診断には適さないので、特殊な撮影法なのだと思いました。
(我々歯科医にとっては見慣れたパノラマ写真ですが、一般医科では特殊と言う意味)
二つ目ですが、僕が耳鼻科の先生からレントゲン写真を見せてもらいながら説明を受けても「さっぱりわからなかった」と言うことです(笑)。
デンタルやパノラマ写真であれば僕は「見慣れている」ので、何の説明を受けることなく、自分で診断がつきますが、「ナントカ法」で撮影された耳のレントゲン写真を見ても「何が何だかわからなかった」と言うのが正直な話です。
(「説明が手抜き」と言うわけではなく、自分で診断できるレベルにならなかったという意味です)
つまり、マルゴーさんの整形外科の主治医の先生も「専門外のことはわからない」と言うのが正直な話でしょう。
(近接医学として歯科を特別に勉強されている先生は別ですが)
以上のことから考えると、
>首のレントゲンを正面から撮ったのですが〜
やはり歯科のレントゲンでないと、はっきりとはわからいものなのでしょうか。
撮影法が歯根嚢胞の撮影に適していない可能性が高い。
>受診の目的外であるので見ないのか、見たとしてもはっきりと解らないので言わないという
どちらも考えられますが「(そもそも)見えない、わからない」であれば「何も言わない(何も言えない)」と言うのが正解でしょうね。
タイトル | 歯科レントゲンと医科レントゲンの違い |
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質問者 | マルゴーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 53歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | レントゲン写真 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。