歯根吸収、嚢胞様の上6番の根管治療または抜歯について
相談者:
水玉さん (42歳:女性)
投稿日時:2018-12-14 03:29:33
こんにちは。
相談させていただきます。
上顎6番(インレー、神経あり)に、歯根吸収(3本中2本)、嚢胞様が見つかり、1度ぐらつきもあり、抜歯して骨造成とインプラントになると言われました。
他の医院に抜歯せずに済む方法はないか聞いたところ、根幹治療はできるが、弱いかもしれない。
骨の再生はする場合もあるが、しない場合もあると聞きました。
根幹治療について
・勧められたのは自費での治療ですが、保険の治療でも嚢胞様にも効果はあるのでしょうか。
・自費はファイバーポストでしたが、元の歯を土台としない方がいいのでしょうか。
・骨再生しない場合、歯の動揺は悪化していくのでしょうか。
その場合、短い期間に抜歯になってしまいますか。
あるいは、抜歯して骨再生を行うのがよいのでしょうか。
まとまらずにすいません。
どうするのがいいか、わからず不安な状態です。
よろしくお願いします。
相談させていただきます。
上顎6番(インレー、神経あり)に、歯根吸収(3本中2本)、嚢胞様が見つかり、1度ぐらつきもあり、抜歯して骨造成とインプラントになると言われました。
他の医院に抜歯せずに済む方法はないか聞いたところ、根幹治療はできるが、弱いかもしれない。
骨の再生はする場合もあるが、しない場合もあると聞きました。
根幹治療について
・勧められたのは自費での治療ですが、保険の治療でも嚢胞様にも効果はあるのでしょうか。
・自費はファイバーポストでしたが、元の歯を土台としない方がいいのでしょうか。
・骨再生しない場合、歯の動揺は悪化していくのでしょうか。
その場合、短い期間に抜歯になってしまいますか。
あるいは、抜歯して骨再生を行うのがよいのでしょうか。
まとまらずにすいません。
どうするのがいいか、わからず不安な状態です。
よろしくお願いします。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2018-12-14 09:22:37
ご相談ありがとうございます。
>・勧められたのは自費での治療ですが、保険の治療でも嚢胞様にも効果はあるのでしょうか
自費と保険と、基本的に治療内容の違いは全くありません。
しかし、保険治療には多くの制約があり、また目的も歪んでいる場合もあります。
逆に、自費とは目的のために何の制約も受けずに自由に治療する意味となります。
>・自費はファイバーポストでしたが、元の歯を土台としない方がいいのでしょうか。
すみません、「元の歯を土台としない」という意味がわかりません。
原則的に、全ての治療は元の歯を土台に考えるからです。
>・骨再生しない場合、歯の動揺は悪化していくのでしょうか。
再生かどうかよりも、動揺の原因を改善できなければ治りません。
また骨の再生の前に、
>歯根吸収(3本中2本)
この問題が大きくて、そのままでは仮に骨の再生ができたとしても悪条件は変えられません。
>その場合、短い期間に抜歯になってしまいますか。
本来6番の歯は、思い切り噛むことが治療の目標です。
それには「歯根吸収(3本中2本)」は力が出ないために、極めて不利ですから、早々に抜歯ともなりえます。
硬めの食品を思い切り美味しく噛めることが健康であり、歯を残す予防になることが学会のガイドラインです。
逆に、その6番を長持ちさせようと、強く噛まなければ、他の歯をいずれ早く失うことになったり、きちんと咀嚼と嚥下ができないことにより、心身の健康を損なことが論文で証明されています。
例えば、認知症・がん・骨粗鬆症・肺炎などの関連が論文で証明されています。
>あるいは、抜歯して骨再生を行うのがよいのでしょうか。
人生100年時代を見すえて、これから変化の起きるご年齢です。
今こそ歯だけではない長期のゴールを設定し、健康長寿の目的で、いろいろ検討する時期です。
よく相談しましょう。
>・勧められたのは自費での治療ですが、保険の治療でも嚢胞様にも効果はあるのでしょうか
自費と保険と、基本的に治療内容の違いは全くありません。
しかし、保険治療には多くの制約があり、また目的も歪んでいる場合もあります。
逆に、自費とは目的のために何の制約も受けずに自由に治療する意味となります。
>・自費はファイバーポストでしたが、元の歯を土台としない方がいいのでしょうか。
すみません、「元の歯を土台としない」という意味がわかりません。
原則的に、全ての治療は元の歯を土台に考えるからです。
>・骨再生しない場合、歯の動揺は悪化していくのでしょうか。
再生かどうかよりも、動揺の原因を改善できなければ治りません。
また骨の再生の前に、
>歯根吸収(3本中2本)
この問題が大きくて、そのままでは仮に骨の再生ができたとしても悪条件は変えられません。
>その場合、短い期間に抜歯になってしまいますか。
本来6番の歯は、思い切り噛むことが治療の目標です。
それには「歯根吸収(3本中2本)」は力が出ないために、極めて不利ですから、早々に抜歯ともなりえます。
硬めの食品を思い切り美味しく噛めることが健康であり、歯を残す予防になることが学会のガイドラインです。
逆に、その6番を長持ちさせようと、強く噛まなければ、他の歯をいずれ早く失うことになったり、きちんと咀嚼と嚥下ができないことにより、心身の健康を損なことが論文で証明されています。
例えば、認知症・がん・骨粗鬆症・肺炎などの関連が論文で証明されています。
>あるいは、抜歯して骨再生を行うのがよいのでしょうか。
人生100年時代を見すえて、これから変化の起きるご年齢です。
今こそ歯だけではない長期のゴールを設定し、健康長寿の目的で、いろいろ検討する時期です。
よく相談しましょう。
相談者からの返信
相談者:
水玉さん
返信日時:2018-12-17 02:34:27
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-12-17 13:05:04
こんにちは。
>上顎6番(インレー、神経あり)に、歯根吸収(3本中2本)、嚢胞様が見つかり、1度ぐらつきもあり、抜歯して骨造成とインプラントになると言われました。
歯根吸収という事ですが矯正治療の経験はありますか、なければ歯根吸収と断定するのは難しいと思います、たとえそうだとしても有髄歯を抜歯してインプランを勧める歯医者はどうかなと思います。
>他の医院に抜歯せずに済む方法はないか聞いたところ、根幹治療はできるが、弱いかもしれない。骨の再生はする場合もあるが、しない場合もあると聞きました。
骨の再生とのことですがひどい歯周病ですか、短根だという事で弱いかもしれないとの判断でしょうが歯周組織が健全ならかなり短い歯でも機能します。
短根歯 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=271
>・勧められたのは自費での治療ですが、保険の治療でも嚢胞様にも効果はあるのでしょうか。
成否を左右するのは歯医者の腕だけです。
>・自費はファイバーポストでしたが、元の歯を土台としない方がいいのでしょうか。
いまいち意味が分かりません。
>・骨再生しない場合、歯の動揺は悪化していくのでしょうか。
> その場合、短い期間に抜歯になってしまいますか。
どのような診断でどのような治療計画をしたかで全く違った結果になります。
>あるいは、抜歯して骨再生を行うのがよいのでしょうか。
私なら抜歯と診断するまでに残す手立てを考えます。
>どうするのがいいか、わからず不安な状態です。
素人さんには決めかねることだと思います、信頼できる歯医者を探して心の内を話すのが一番いいと思います。
>上顎6番(インレー、神経あり)に、歯根吸収(3本中2本)、嚢胞様が見つかり、1度ぐらつきもあり、抜歯して骨造成とインプラントになると言われました。
歯根吸収という事ですが矯正治療の経験はありますか、なければ歯根吸収と断定するのは難しいと思います、たとえそうだとしても有髄歯を抜歯してインプランを勧める歯医者はどうかなと思います。
>他の医院に抜歯せずに済む方法はないか聞いたところ、根幹治療はできるが、弱いかもしれない。骨の再生はする場合もあるが、しない場合もあると聞きました。
骨の再生とのことですがひどい歯周病ですか、短根だという事で弱いかもしれないとの判断でしょうが歯周組織が健全ならかなり短い歯でも機能します。
短根歯 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=271
>・勧められたのは自費での治療ですが、保険の治療でも嚢胞様にも効果はあるのでしょうか。
成否を左右するのは歯医者の腕だけです。
>・自費はファイバーポストでしたが、元の歯を土台としない方がいいのでしょうか。
いまいち意味が分かりません。
>・骨再生しない場合、歯の動揺は悪化していくのでしょうか。
> その場合、短い期間に抜歯になってしまいますか。
どのような診断でどのような治療計画をしたかで全く違った結果になります。
>あるいは、抜歯して骨再生を行うのがよいのでしょうか。
私なら抜歯と診断するまでに残す手立てを考えます。
>どうするのがいいか、わからず不安な状態です。
素人さんには決めかねることだと思います、信頼できる歯医者を探して心の内を話すのが一番いいと思います。
相談者からの返信
相談者:
水玉さん
返信日時:2018-12-18 03:50:43
タイトル | 歯根吸収、嚢胞様の上6番の根管治療または抜歯について |
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質問者 | 水玉さん |
地域 | 兵庫 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ | 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。