咬合調整について

相談者: レオンベルガー2さん (50歳:女性)
投稿日時:2019-01-06 17:22:22
先生方、よろしくお願いいたします。

以前より投稿しています咬合調整についての質問です。

経緯 

去年4月頃より咬頭かん合位が変わりました。
原因は就寝時のスプリント(ハードタイプ)を新しく変えた事だと思います。顎位が変わったか筋位が変わったかは分かりませんが、主治医の判断の下、古いスプリントに変えましたが咬合が戻りませんでした。

それ以後、左下4.7.8番の早期接触があり半年程の期間をかけて経過を観察しながら咬合調整をしてきました。
調整はコントラで咬合紙の色を落とす程度で期間をかけました。
主治医は大学病院 補綴科の顎関節専門医です。

最初は左下4番=頬側咬頭から歯茎部にかけて、太いクラックが入ったので破折回避の緊急処置。
次は左下8番=以前から咬合平面より若干挺出していたが、咬合がずれた事により更に高くなり、前歯でうどんが噛み切れなくなった為。

現在、左下7番が早期接触していています。

症状としては咬合性外傷の様な痛みとそれに関連する顔面痛、早期接触を回避する舌の動きをする為に会話がしづらい事と舌が歯にこすれる痛み、食事がしにくい等々です。

咬合紙のマークは、
・左下7番 遠心頬側内斜面と 左上7番遠心口蓋側内斜面
・左下7番 遠心舌側内斜面と 左上7番遠心口蓋側外斜面

治療は左下7番O面がCR充、左上7番O面がア充です。

この7番の外傷痛がかなり辛いのですが、主治医は「ここの調整は慎重にしたいから」となかなか治療が進みません。


ここで質問です。

・上記の7番コンタクトを調整すると側方圧が酷くなるとか何か咬合に重大な痛手がありますか?

咬合性外傷の痛みやリスクと比較しても維持した方がいいコンタクトなのでしょうか?

・主治医が慎重にしたいと言われるこのコンタクトを維持して咬合調整しないで咬合性外傷を取る方法が何かありますか?
主治医は自然に咬耗するまで、という感じですが痛みが強くQOLが低下しています。

・スタディを採って咬合器にマウントしてバランスを見て欲しいと言っていますが、今はまだ咬合が診察の度に少しづつ変化するので時期尚早と言われています。

どうかよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-01-07 13:40:11
『早期接触』は必ずどこか起こります。
また、姿勢を変えただけで、その部位は容易に変わりうるはずです。
どんな姿勢においても、すべての歯が同時に咬合接触することを目標に追求しても果てしないと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: レオンベルガー2さん
返信日時:2019-01-07 15:57:08
藤森先生、ご助言ありがとうございます。

姿勢を変えた時、例えば上を向いたり下を向いた時では咬合が変わる事は承知していますし、全ての歯が同時接触する事を追及している訳ではありません。

咬合性外傷による痛みがあり、QOLが低下している歯牙がある事が正常な咬合では無いと思い質問致しました。
歯周ポケットも全歯1ミリ程度ですので動揺もありません。

その上で、質問に対するご助言をよろしくお願いいたします。
できましたら他の先生方もどうかよろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-01-08 18:24:49
こんにちは。

>症状としては咬合性外傷の様な痛みとそれに関連する顔面痛、早期接触を回避する舌の動きをする為に会話がしづらい事と舌が歯にこすれる痛み、食事がしにくい等々です。

難しそうですね。

咬合性外傷のような痛みというのがわかりにくいです(動揺度なしならば尚更ですがそれは歯科医の診断でしょうか?通常咬合性外傷があれば触診や聴診、視診でもわかることが多いように思います)し、顔面痛もあるとなればそれは何かな?というのもあると思います。

つまり歯周組織の知覚だけではなく、もっと上位の神経的な問題があるのかもしれないなと考えることができるかもしれないからです。

ただ、痛みがあるのであれば何等かの処置を希望されるでしょうから、何でその痛みをとるかな?と考えるのではないかと思います。

神経節ブロックをしてみるのか?それともその歯を一旦当てないようにしてみるのか?当たる時間を少なくしてみるのか?他の歯を当てるようにしてみるのか?何か知覚を鈍磨させるような投薬をしてみるのか?など、ややこしくなっているので様子をみているのだと思います。

舌の動きが偏ると痛みを感じることがあるように思いますので、舌の運動ができるようならばしてみたり、首のストレッチをしてみたり身体や肩甲骨をゆっくり動かしてみて、血行をよくしてみたり栄養の偏りをなくしてみたりご自身でできることがあれば、無理のない範囲で行ってみてもよいのかもしれません。

元々スプリントが必要だったということであれば、何らかの素因があったのでしょう。

歯科的には様子をみる程度しかできにくく、後戻りできない治療は行いにくい状態なのだと想像します。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-01-10 10:44:28
咬み合わせは成長発育から加齢変化に至る時間経過の中で、更に、その時々に多くの要因(生活習慣、外傷など)による影響を受けながら、ご自身で作り上げていくものだと考えます。

よって、それを意図的に変化させようとする行為は非常に勇気が必要だと思いますよ。

助言 助言1
助言者: クハコさん
助言日時:2019-01-10 15:01:32
【※編集部注】こちらは一般の方からの情報です。
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レオンベルガー2さん クハコです。
私も横レスですみません。

昨日、医科歯科大学顎関節治療部を受診してきました。
経緯と症状を説明し、レントゲン撮影、触診を受け、歯型をとり、MRIとCTは来週撮影することになりました。

担当の先生が言うには、下顎頭吸収の気配も無いので、普段噛まないような位置で噛み続けたために、関節円板がずれてしまったのではないかと言われました。
また、年に2〜3人は私のように奥歯だけの噛み合わせになり受診する方がいらっしゃるという事でした。

その方々には、そのままか、矯正を勧めるかということでした。噛み合わせ治療は最終手段ではないかと言われました。
が、そのあたりは、その人の考え方、やはり自分の歯の感覚は自分でしかわからないと思うので、なんとか調整してもらいたいというお気持ち分かります。

知人も前歯差し歯を入れた時、下の前歯と当たっていると申し出ても、医師には当たっていないと思いますがと、当初は聞き入れてもらえなかったそうですが、当たっているからどうしてもと伝え、調整してもらった結果、当たらないようになった、という事でした。

痛みは体の異常を伝えるサインと言う事でもあると思いますので、何らかの対処が必要なのだと思いますが、踏み切るにはなかなか難しいですね…。

私もこの身になってしまってから、歯に対しての心配が尽きません。気が気でない生活に、QOLの低下というお言葉に本当に同感です。
お力になれない文章かと思いますが、辛くて、もどかしいお気持ち、お差し致します。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: レオンベルガー2さん
返信日時:2019-01-13 00:24:08
船橋先生、ご回答ありがとうございます。

先生のご回答はいつも口腔内のみならず、姿勢や睡眠、生活習慣などからもご助言をいただけるので大変、参考になります。

早期接触による咬合性外傷は主治医の診断ですが、私も痺れや痛みが左半分なので三叉神経鞘腫や聴神経腫瘍の可能性を否定する為に脳神経外科、神経内科にてMRIを撮影し、異常無しと診断いただきました。

先日、主治医受診し、早期接触の咬合調整は前回のバイトチェッカーと変化がなくなってきたので行ってもいい時期にはなってきたみたいですが、やはりまだ日によって、時間帯によってバイトが変わるので様子を見ることにしました。

8番の抜歯も治療もしていませんが、下唇の痺れが下歯槽神経を損傷した時に出る領域と全く同じなので、次回、口腔外科にてCTを撮影していただきます。

ただ、15年前に顎関節症を発症した時も同じような症状が出て、星状神経節ブロックもしましたが効かず、結局、顎関節症の症状が治まっていったら痺れも治まっていった経緯があるので、口腔外科でもよく相談してみます。

ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: レオンベルガー2さん
返信日時:2019-01-13 00:35:47
藤森先生、ご回答ありがとうございます。

咬合は、長年かかって作りあげていくもの、本当にそうですね。
「咬める」と「噛める」は違うといく事ですね。
ほんの1点の調整をした事によってバランスを崩す繊細な咬合(感受性)の人もいれば、犬歯くらいしか残存してなくて無歯顎に近くても何も不調が無い(感じない)人もいる事が不思議です。

今後も主治医とよく相談しながら治療していきます。
ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: レオンベルガー2さん
返信日時:2019-01-13 01:12:39
クハコさん、レスありがとうございます。

私も9日に受診してきました。(また同じですね。)
とりあえず下顎頭吸収ではなさそうで良かったですね。

私は15年前に顎関節症を発症しましたが、MRI撮影し、関節円板前方転位でした。
その時は突然、顎関節が激痛で開口量も指1本でした。
咬み合せは変わりませんでした。
口腔外科で顎関節を洗浄する方法もあるがそこまで炎症もないので、と言われ治療はスプリントでした。

その後、耳の症状(耳閉感がある耳管開放症)も出ました。
当時は顎関節症と耳管開放症の関係がはっきりしておらず、関東の歯科大まで治療に行きました。
現在は耳鼻科の先生は大概、ご存知です。
めまいや片頭痛も出て、なんとか日常生活が送れるまでに3年かかりました。

今回、また咬合が狂ってしまいましたが、主治医からは痛みや痺れがある時は矯正は薦められないと言われ咬合調整しています。
咬合調整は1年かけて3回です。

私自身、矯正科の臨床実習で装置が入って一時的に食べられなくなった患者さんや、歯が動いて痛みを感じる患者さんを見てきたので怖くてできませんが(年齢も年齢ですし)、今は色々と良い矯正方法もあるみたいですね。

主治医は他県からも患者さんが来られる方ですが、顎関節症から精神を病んだ患者さんも来られるそうです。
食べたい物を食べるのではなく食べられる物を探すのも疲れます。
首や肩、背中の筋肉もガチガチです。
常に咬み合せの事で頭が一杯になりがちですが、それも悪化の一因かな、と思っています。

クハコさんにとって良い治療法が見つかり完治する事を祈っております。



タイトル 咬合調整について
質問者 レオンベルガー2さん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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