舌の痛みが続き擦過細胞診を受けた。舌癌が怖いので再検査すべき?

相談者: バンバンさん (29歳:男性)
投稿日時:2019-05-27 15:42:58
3月から左舌縁の痛みが気になり、歯科口腔外科を受診してきました。
擦過細胞診にて2bという結果が出たため、生検する予定でしたが、表面のただれが治り、またMRIでも何も異常はなく、診察は終わりました。
しかし、ひりひりとした痛みがずっと続き、舌をいつも見てしまいます。
左舌の見た目は特に潰瘍などはないのですが、力を入れると筋が盛り上がるような部分があり、右とは見た目が異なります。
また痛む箇所はその辺りです。力を入れなければ右とはそこまで違いはないです。
またクラス2bとは3に近い2になると思います。
例えば2であれば炎症だとおもうのですが、ただの炎症で3や2bが出ることもあるのでしょうか?
再度検査をしていただくべきか悩んでおります。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2019-05-28 02:21:31
バンバンさん、こんにちは。

舌癌が怖いというお気持ちは分かります。

しかし、

>擦過細胞診にて2bという結果

>MRIでも何も異常はなく

という状況であれば、舌癌の可能性は限りなく低いです。

それでも舌癌が心配というのは、今度は心因的な問題も考慮にいれていく必要があると思います。

これまでのご質問もトータルで確認しましたが、

>またクラス2bとは3に近い2になると思います。

との件に関し、細胞診のクラス2bというのがよく分かりません。

2bといった表現は、一般に口腔領域の細胞診で行われる表記ではありません(より厳密には、クラス分類自体、最新の細胞診分類とは異なります)。

【参考:細胞診のベゼスダ分類】
https://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00097554.html

ただ、お書きのように、「クラス3に近い」という根拠は全くありません。

クラス2は(仮に2bなどと表記されても)悪性腫瘍の可能性はほぼゼロです。

また、

>力を入れると筋が盛り上がるような部分があり、右とは見た目が異なります。

>力を入れなければ右とはそこまで違いはないです。

との件に関しては、

http://www2.ha-channel-88.com/bbs/kiji.php?no=438798

上記ご質問で先生方がご回答されている通りです。これ以上のコメントはありません。

以上より、バンバンさんが舌癌である可能性は、ご質問の内容をうかがう限りは極めて低いものと思われます。

それでも舌癌が心配というのであれば、癌恐怖症など心因的な側面からのアプローチも考慮にいれる必要があるのではと考えます。

【参考:鏡で見える舌と見えない胃粘膜、どっちが気になる?】
https://www2.ha-channel-88.com/soudann/soudann-00093574.html


ご参考になれば幸いです。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-05-28 05:45:07
痛みに関しては舌痛症という可能性は否定できないと思います。

https://www.jda.or.jp/park/trouble/glossodynia.html

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バンバンさん
返信日時:2019-05-28 09:40:53
中本先生様へ

お返事ありがとうございます。
事細かに説明してくださり、本当にありがとうございます。
今現在、そこまで不安になる要素がないとのことで安心いたしました。
クラス2bの件ですが、細胞診のレポートらしきものをインターネットで拝見し、クラス2b〜3はLSILというランクに値するという情報を得ました。
またその場合、生検などで精密検査をすべきで、悪性が見つかった割合も上皮内腫瘍含めて51パーセントになっており、不安が頭からはなれませんでした。
http://ir.lib.shimane-u.ac.jp/files/public/4/45090/20181129133649403911/%E5%8C%BB%E5%AD%A6_%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8F%A3%E8%85%94%E5%A4%96%E7%A7%91%E5%AD%A6_647.pdf
こちらの文献です。
私は専門家でないため、誤った考え方をしているかもしれないです。
クラス2b=LSILではないのでしょうか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バンバンさん
返信日時:2019-05-28 09:46:26
柴田先生様へ

お返事ありがとうございます。
舌痛症は片側だけに起こることもあり得るのでしょうか?
本来は両側に起こり、片側はありえないというようなお話も聞きました。
今現在、ヒリヒリ感や違和感を感じるのは左側のみで右側は特に痛みなどは感じません。
また左右差が気になるのは左側の舌の見た目で特に自分が心配している場所のため、心理的なこともあるかと思います。
また頻繁に触ってしまい、確認してしまいます。
悪性のもので2ヶ月も痛みのみしか症状が出ない、などは考えられないでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-05-28 11:25:36
もし受け入れ可能な医療機関があれば、定期的(間隔はご相談ください)に舌の状態を診てもらってもいいかもしれないですね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バンバンさん
返信日時:2019-05-29 09:28:07
返信ありがとうございます。
定期検診についてはこれからもしていきたいと思っております。
擦過細胞診について、お聞きしたいのですが、今回クラス2bという結果でしたが、これはLSIL=軽度異形成相当のものなのでしょうか?
ただの炎症でもクラス2以上が出ることもあるのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2019-05-29 17:02:19
バンバンさん、あらためまして。

>擦過細胞診について、お聞きしたいのですが、今回クラス2bという結果でしたが、これはLSIL=軽度異形成相当のものなのでしょうか?

>ただの炎症でもクラス2以上が出ることもあるのでしょうか?

繰り返しとなりますが、細胞診の従来のクラス分類(パパニコロウ分類)クラス2は、悪性の可能性はほぼありません。

また、これも繰り返しとなりますが、パパニコロウ分類で「クラス2b」という分類は一般的なものではありません。

返信1で示されているURLも確認しましたが、「クラス2b」や「(ベゼスダ分類における)LSILに相当する」というのは、この文献を作成している医療機関独自のものであり、一般的な内容ではありません。

上記URLの文献は、専門家(医療従事者)を対象として書かれているものであり、一般の方がこれを読まれると、却って混乱すると思います。

バンバンさんの細胞診を行われた医療機関が、どういう意図で「クラス2b」という表現をしているかは不明ですが、特に生検や治療が必要であると判断していない以上、インターネット上の情報などからご自身で不安を増大させることは得策とは言えません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バンバンさん
返信日時:2019-05-30 15:33:47
中村先生様へ

ありがとうございます。
繰り返し、ご説明くださりありがとうございます。
その病院独自の結果とのことで安心いたしました。
検査で引っかかり、不安なため色々な文献を見ていたため、必要以上に不安になっていたのかもしれません。
あまりそのようなものを見ないように気をつけたいと思います。
もう一つお聞きしたいのですが、舌ガンの前病変である口腔上皮異形成のことなのですが、見た目でわからないような場合もあるのでしょうか?
例えば白板症であれば原則白いものが付いた状態で拭き取れないものというふうにお聞きしました。
自分の場合、見た目に赤い部分や白い部分はなく、ヒリヒリ感があります。
正常な見た目で上皮内で異形細胞が増殖する、など考えられるのでしょうか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: バンバンさん
返信日時:2019-05-30 19:04:11
先程、細菌検査の結果を聞きまして、口腔カンジダ陽性とのことでした。
口腔カンジダ症の場合、擦過細胞診に何か所見はあるのでしょうか?
擦過細胞診をした医院とは異なる病院で行いました。
回答 回答5
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2019-06-05 12:40:01
バンバンさん、あらためまして。中村ではなく中本です。

>舌ガンの前病変である口腔上皮異形成のことなのですが、見た目でわからないような場合もあるのでしょうか?

結論からいうと、上皮性異形成は顕微鏡をみて判断する内容なので、見た目(肉眼所見)では分かりません。

>自分の場合、見た目に赤い部分や白い部分はなく、ヒリヒリ感があります。

>正常な見た目で上皮内で異形細胞が増殖する、など考えられるのでしょうか?

ただ、「見た目では分からない」というのは、バンバンさんが想像されている内容とは異なります。

バンバンさんは、「見た目は異常がない舌粘膜に見えるけど、実は上皮性異形成となっていることがあるのではないか?」ということを心配されていると思います。

しかし、専門の医療従事者が見た目(肉眼所見)で特に異常がないと判断できる場合に、顕微鏡所見では上皮性異形成となっていた、ということは通常は考えられません。

更に付け加えると、上皮性異形成という概念は専門家にとって必要なものであり、一般の方が知っておかねばならない内容ではありません(これを正確に把握するためには、生物学、解剖学、組織学などのベースが必要となります)。

ですから、実際の医療機関を受診して担当医から説明された内容以上の専門用語を、更にご自身でインターネット上のサイト等から検索されて気にしてしまうと、収拾がつかなくなってしまいます。

次に、

>細菌検査の結果を聞きまして、口腔カンジダ陽性とのことでした。

>口腔カンジダ症の場合、擦過細胞診に何か所見はあるのでしょうか?

との件について。

カンジダ真菌(Candida albicans)は口腔内常在菌の一種であるため、健常人であっても細菌検査で検出されることがあります。

また、カンジダ真菌が通常より増殖している場合、細胞診でカンジダ真菌そのものが付着してくることもありますが、バンバンさんの場合、細胞診の結果にその旨の記載がないわけですから、気にする必要はありません。

カンジダ真菌が通常の状態より増殖している口腔カンジダ症の場合、舌のヒリヒリ感を認めることがあります(いわるゆ紅斑性カンジダ症がこれに該当します)。

とはいえ、20〜40歳代で口腔カンジダ症を発症するのは、抗菌薬を飲み続けていたり、AIDSなど免疫系に異常があったりといった全身的な要因がある場合になるため、そういったエピソードがない限り、ほぼ否定されます。

最後となりますが、複数の医療機関を受診され、それでもなお、舌がんや悪性のおそれが解消されないというのであれば、心因的なアプローチが必要となると思います。

今回のご質問に対する私からの回答は以上とさせて頂きます。

お大事になされてください。

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タイトル 舌の痛みが続き擦過細胞診を受けた。舌癌が怖いので再検査すべき?
質問者 バンバンさん
地域 非公開
年齢 29歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 舌の病気・異常
口腔外科関連
その他(診断)
舌の痛み(舌が痛い・舌痛症)
回答者




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