亜鉛の金属アレルギーがある場合の歯科治療について

相談者: ClariSさん (32歳:女性)
投稿日時:2020-03-23 16:56:25
お世話になります。

現在 歯の治療をしていますが治療に詰め物差し歯に金属(金銀パラジウム等)を使用する予定だったのですが、亜鉛に対する金属アレルギーが検査で発覚してしまいました。

日常生活でアレルギー症状を感じる時や問題は無いのですが、夏場に肌に大量に汗をかくと水疱が出来るので汗疹だと思うのですが汗疱の疑いも捨てきれなかったので念の為にパッチテスト検査した結果、亜鉛のみ反応がでました。

アレルギー反応が出た以上は亜鉛が僅かでも含まれる歯科金属を使った治療は絶対に止めるべきなのでしょうか?

勿論リスクは避けるにこした事はないのは分かっているのですが、メタルフリーになると殆どが自費となり経済的に支払える余裕がありません。

現在口の中には昔に治療したアマルガムの詰め物が数ヶ所入ってますがこちらも亜鉛が含まれていますよね。

食事にも亜鉛が含まれてる食べ物は多いですが普段特に辛い症状や問題は無いので、どの位この亜鉛アレルギーに対応しなければならないのか考えこんでいます。

かかりつけの先生はアレルゲンが金銀パラジウムといった主成分で無ければ大丈夫と考えられてます。
含有量が僅かならそこまで問題はないという認識が一般的なのでしょうか?

他の先生方の考えを聞かせて頂けると参考になります。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-03-23 17:53:24
ClariSさん、こんにちは。

アレルギーには交叉反応というものがあります。
金属にももちろんあり・・・例えば、Niにアレルギーを有する方の42%にパラジウムアレルギーがあるというデータもあります。

また、歯科での金属アレルギーで問題になってくるのは接触型ではなく、蓄積型のアレルギーです。

つまりこれは言い換えると「今大丈夫でも今後大丈夫とは言い切れない」という事になります。

ですので、先生の考え方に左右されるかもしれませんが・・・

>アレルギー反応が出た以上は亜鉛が僅かでも含まれる歯科金属を使った治療は絶対に止めるべきなのでしょうか?

私は「止めておいた方が無難」と思います。
特に自分の治療や、家族への治療の場合は確実に止めます。

とはいえ、全て自費診療で行うというのは高額になりますので、そこが難しい所ですね。
現実には「経済的に無理のない範囲で、金属は避けましょう」となると思います。

ちなみに、パッチテストは7日目まで行いましたか?
パラジウムは遅延反応ですので、通常の3日で終わるパッチテストでは陰性となってしまう事が多々ありますよ。


ご参考程度にしていただければと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-03-23 20:14:48
まず亜鉛は人間にとっての必須元素ですのでアレルギーを起こすことが少ないと思います。

パッチテスト検査は何時ごろされたのでしょうか?
夏場に行うときは入院して行う医療機関もあると思います。
いわゆる汗疹と間違えてしまう可能性があるからだと思います。

偽陽性という可能性もありますので、治療方針は悩むところです。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ClariSさん
返信日時:2020-03-24 00:03:30
回答ありがとうございます。

パッチテストは先週月曜日から今日まで7日かけて行いました。
歯科金属を含む17項目を48時間後より3回チェックして貰いましたが一ヶ所だけ私の目にも分かる位に紅斑や浮腫が検査シールをとった後も続きました。。

皮膚科の先生も1回目チェックの時には疑陽性の可能性を疑われてましたが一週間の経過観察で最終的にアレルギー反応を示していると診断されました。

(補足しますと微かにマンガンにも反応があったそうですが、こちらは陰性との診断になりました。
三木先生の言われてる交叉反応ですが亜鉛とマンガンはその関係性はあるのでしょうか?調べたのですが分かりませんでした)

皮膚科の医師も総合病院で受けたので曜日で変わり二人に診てもらったので恐らく亜鉛アレルギーだと思うのですが疑陽性の可能性もありえるのでしょうか。

今後の心配も無いメタルフリーが本当は理想と思われますが保険適応の治療だと残念ながら無理なので…どう治療をすすめて貰えば良いのか妥協点が分からず悩んでます。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2020-03-24 03:25:56
歯科金属アレルギーの場合保険でもある程度の範囲でメタルフリーの治療ができると思います。
ただし強度に関しては全てメタルの方がいいと思います。

臼歯部のクラウンであれば全ての臼歯にCAD/CAM冠を適応することができると思います。
5番か6番の一歯欠損で前後に歯牙があればメタルフリーのブリッジを適応することができると思います。

強度の点からお勧めできませんが前歯だと硬質レジンジャケット冠が適応できると思います。

掌蹠膿疱症などの手指症状や全身症状がなければ、メタルフリーを目指さないという選択肢もあると思います。

あと悩ましい点としてはガッタパーチャーポイントにもある種のセメントにも亜鉛が含まれているということだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ClariSさん
返信日時:2020-03-30 22:46:42
回答ありがとうございます。

私の歯の状態では適応しておらず前歯差し歯のみレジンジャケット冠を使用可能だそうで、あとは自費の治療で30万以上かかると言われてしまいました、どうにもならず困り果てています。

またレジンジャケット冠についてなのですが、強度がないが壊れても2年は作り直し出来ないと言われましたが何故出来ないのでしょうか?

気になって調べると補綴物管理維持料というものがあり2年間は直す事が可能とあるものと逆に不可能ともあり意味がよく分かりません。

こちらは新しく質問をした方が良いでしょうか?
よろしくお願いいたします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2020-03-31 01:57:49
このまま質問を追加してください。

ちょっと調べた範囲では亜鉛を含まない歯科用の金パラや銀合金はなさそうでした。

となると現在では硬質レジンジャケット冠保険適応だと思います。
その強度ともちさについては残念ながら個人差があると思います。

かみ合わせが深かったり、かむ力が強かったりすると割れるかのかも高くなると思います。

維持管理料は「作り直しできない」ではなくて「作り直しても保険請求できない」が正しいと思います。つまり歯科医院側の負担で作り直しをすることになると思います。

保険は表現が難しいのでこれを誤解して「作り直しできない」と理解しているのかもしれません。

また今ある金属を除去する際に発生する微粉末を吸引することにより、一時的に症状が悪化する事はあるようです。

だから皮膚症状が少ない現在全てを除去することが正しいかどうかは分かりません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ClariSさん
返信日時:2020-04-03 21:11:40
回答ありがとうございます、
わざわざ素材について調べて頂き感謝します。

維持管理料とはそういうものなのですね、開業20年以上は経つ歯医者さんなので誤解してるとは考えにくいです…作り直しが病院側負担になるからそう言われたのかも知れないですね。
少し不安になってしまいました。

少しずつお金を貯めて時間はかなりかかるかと思いますが自費診療が出来る様に頑張るしかないです。


まだ質問があるのですがまた改めて投稿します、
色々とありがとうございました。



タイトル 亜鉛の金属アレルギーがある場合の歯科治療について
質問者 ClariSさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(歯科治療関連)
歯科金属アレルギー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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