治療痕が多い前歯4本を被せものをするにあたって
相談者:
105611さん (24歳:女性)
投稿日時:2020-10-22 13:54:05
学生の頃に部活で折ったり、虫歯などで、前歯の上中心の左右1.2番が、左1番以外神経がありません
(計3本神経なしです。)
今回、思い切って、前歯を被せ物にしようとおもっています。
神経のある左1番はレジンなどをやりかえて残そうと思っていましたが、やはり、着色や、レジンも気になるので審美も考慮して、4本まとめて被せ物にする予定です。
それを、CAD CAM冠の保険適用になったハイブリッドセラミック?か、オールセラミックか、メタルボンドで、迷っています。
ブラックマージンになったりするのも嫌なので二万円ほどメタルボンドのほうが安いですが、セラミックなら、オールセラミックにする予定ではいます。
まだ歳が若いから、被せ物を反対する歯科医の方も多いように思います。
ダイレクトボンディングや、ラミネートベニアなど、いろんな技術があるみたいです。
でも、1年後には結婚を考えていて、一年半か、2年後には結婚式の予定です。
そうなったときに、おもいっきり口を開けれるようにいまのうちにしておきたいんです。
犬歯も、レジンなどで汚いので、左3番はラミネートベニアかダイレクトボンディングも考えています。
審美的に1番いいのは、オールセラミックですよね?
まだ若いから、ラミネートベニアとかで対処した方がいいのか…
審美性も考えたいですが、将来の歯の寿命なども考えて決めたいと
思っています。
何かアドバイスや、それぞれのメリットデメリットなどお伺いできたらと思います。
本気で悩んでおります…。
(計3本神経なしです。)
今回、思い切って、前歯を被せ物にしようとおもっています。
神経のある左1番はレジンなどをやりかえて残そうと思っていましたが、やはり、着色や、レジンも気になるので審美も考慮して、4本まとめて被せ物にする予定です。
それを、CAD CAM冠の保険適用になったハイブリッドセラミック?か、オールセラミックか、メタルボンドで、迷っています。
ブラックマージンになったりするのも嫌なので二万円ほどメタルボンドのほうが安いですが、セラミックなら、オールセラミックにする予定ではいます。
まだ歳が若いから、被せ物を反対する歯科医の方も多いように思います。
ダイレクトボンディングや、ラミネートベニアなど、いろんな技術があるみたいです。
でも、1年後には結婚を考えていて、一年半か、2年後には結婚式の予定です。
そうなったときに、おもいっきり口を開けれるようにいまのうちにしておきたいんです。
犬歯も、レジンなどで汚いので、左3番はラミネートベニアかダイレクトボンディングも考えています。
審美的に1番いいのは、オールセラミックですよね?
まだ若いから、ラミネートベニアとかで対処した方がいいのか…
審美性も考えたいですが、将来の歯の寿命なども考えて決めたいと
思っています。
何かアドバイスや、それぞれのメリットデメリットなどお伺いできたらと思います。
本気で悩んでおります…。
回答1
田部歯科クリニック(名古屋市昭和区)の田部です。
回答日時:2020-10-23 16:23:48
こんにちは。
私個人としてはダイレクトボンディング、ラミネートベニアは歯の神経を取っていない歯に対する治療と認識しています。
また、犬歯はかなり側方の力がかかるのでラミネートベニアは適さないと思います。
さて、CAD/CAM冠かセラミック、メタルボンドかの問題です。
私なら極力金属を口腔内に入れたくないですし、メタルボンドは金属でフレームを作った後にそのフレームに陶材を盛り上げ、熱をかけて作っていきます。
オペーク(金属色を遮蔽する)を盛って1回、デンチン色、エナメル色、トランスルーセントを盛って1回、形態修正後にグレーズ(つや出し)のために1回熱をかけます。
かなり高温なので、それだけ寸法変化しやすいです。
今はより進化した歯科材料がありますので、それをチョイスした方がよろしいでしょう。
CAD/CAM冠の場合は同一の色のブロックを削り込んで作ります。
なので、色に深み濃淡、透明感はありません。
セラミックはご存じの通りデンチン色、エナメル色、トランスルーセントを盛り上げ焼成するので本当の歯らしくできます。
前歯の補綴物は臼歯部をいかに大事にして、かみ合わせの状態を良好にすることが予後に関わってくると思います。
咬合状態が変化すれば、被せた歯のかみ方、力の向きなどが変わってしまいます。
いかにメンテナンスをしっかり受けるかに関わってきます。
私個人としてはダイレクトボンディング、ラミネートベニアは歯の神経を取っていない歯に対する治療と認識しています。
また、犬歯はかなり側方の力がかかるのでラミネートベニアは適さないと思います。
さて、CAD/CAM冠かセラミック、メタルボンドかの問題です。
私なら極力金属を口腔内に入れたくないですし、メタルボンドは金属でフレームを作った後にそのフレームに陶材を盛り上げ、熱をかけて作っていきます。
オペーク(金属色を遮蔽する)を盛って1回、デンチン色、エナメル色、トランスルーセントを盛って1回、形態修正後にグレーズ(つや出し)のために1回熱をかけます。
かなり高温なので、それだけ寸法変化しやすいです。
今はより進化した歯科材料がありますので、それをチョイスした方がよろしいでしょう。
CAD/CAM冠の場合は同一の色のブロックを削り込んで作ります。
なので、色に深み濃淡、透明感はありません。
セラミックはご存じの通りデンチン色、エナメル色、トランスルーセントを盛り上げ焼成するので本当の歯らしくできます。
前歯の補綴物は臼歯部をいかに大事にして、かみ合わせの状態を良好にすることが予後に関わってくると思います。
咬合状態が変化すれば、被せた歯のかみ方、力の向きなどが変わってしまいます。
いかにメンテナンスをしっかり受けるかに関わってきます。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-25 14:20:14
こんにちは。
前歯が継ぎ接ぎ状態であったり着色があったり失活のために変色が生じていると思いっきり笑えない(特にお写真撮影時に)ですから、結婚などの人生のイベントの前に綺麗にしておきたいと思われる方は多いように思います。
失活した歯も状態によってはインナーブリーチやウォーキングブリーチで対応することで変色を直すことが可能な場合もありそうですが、そもそも元の歯の色や状態が悪かったり失活に至った経緯によっては樹脂で継ぎ接ぎになっているという事も多いように思います。
また樹脂の継ぎ接ぎ治療時の状態によっては残っている歯質部が軟化象牙質に陥っていたり(いわゆる2次虫歯)、変色が酷く除去が必須という場合もあるでしょう。
そういうことは実際に診察して治療に入ってみなければわからないことも多いです。
もしも健康な歯質が多くある状態でインナーブリーチが効く状態で変色した小さな樹脂部のやり替えだけで綺麗になる場合は、できるだけ削り代を残しておくことが後の修復の可能性を高めることにつながり選択の幅が広がると考えることもできるでしょう。
いったん、歯冠修復に至りますと歯は心棒状に削り落とさせていただくことが前提になると思います。
失活している場合はメタルを使う治療を選択される場合はメタルコアもあるでしょうが、ノンメタル修復の場合はファイバーコア一択が必要になるでしょう。
メタルコアを選択された場合は歯質を更に削る必要が生じますがファイバーコアの場合はまだ心棒状に削る過程で歯質を温存できるでしょう。
最近の主流は、前歯にはノンメタル修復です。
それを選択可能な歯並びであればそれを選択されておくと良いのではないかと思います。
その場合、生活歯は失活させる必要が生じる場合もあります。
一度に前歯4本から6本を同時修復するメリットは同じ時期に同じ素材で同じ技工士に同じ時に制作してもらえることで劣化も形態も色調も揃えることができるという点ですから、どこまでの歯をどの程度まで治療をするのか?をしっかりコンサルしてもらうことが必要でしょう。
場合によっては前歯を事前にホワイトニングしてトータルで色味を白く選択可能にしておくことですっかり綺麗に仕上げることができる場合もありますし、そこまでは望まないという場合もあるでしょう。
ご予算もおありでしょうからおかかりになっている歯科医院でしっかりご相談してみてください。
前歯が継ぎ接ぎ状態であったり着色があったり失活のために変色が生じていると思いっきり笑えない(特にお写真撮影時に)ですから、結婚などの人生のイベントの前に綺麗にしておきたいと思われる方は多いように思います。
失活した歯も状態によってはインナーブリーチやウォーキングブリーチで対応することで変色を直すことが可能な場合もありそうですが、そもそも元の歯の色や状態が悪かったり失活に至った経緯によっては樹脂で継ぎ接ぎになっているという事も多いように思います。
また樹脂の継ぎ接ぎ治療時の状態によっては残っている歯質部が軟化象牙質に陥っていたり(いわゆる2次虫歯)、変色が酷く除去が必須という場合もあるでしょう。
そういうことは実際に診察して治療に入ってみなければわからないことも多いです。
もしも健康な歯質が多くある状態でインナーブリーチが効く状態で変色した小さな樹脂部のやり替えだけで綺麗になる場合は、できるだけ削り代を残しておくことが後の修復の可能性を高めることにつながり選択の幅が広がると考えることもできるでしょう。
いったん、歯冠修復に至りますと歯は心棒状に削り落とさせていただくことが前提になると思います。
失活している場合はメタルを使う治療を選択される場合はメタルコアもあるでしょうが、ノンメタル修復の場合はファイバーコア一択が必要になるでしょう。
メタルコアを選択された場合は歯質を更に削る必要が生じますがファイバーコアの場合はまだ心棒状に削る過程で歯質を温存できるでしょう。
最近の主流は、前歯にはノンメタル修復です。
それを選択可能な歯並びであればそれを選択されておくと良いのではないかと思います。
その場合、生活歯は失活させる必要が生じる場合もあります。
一度に前歯4本から6本を同時修復するメリットは同じ時期に同じ素材で同じ技工士に同じ時に制作してもらえることで劣化も形態も色調も揃えることができるという点ですから、どこまでの歯をどの程度まで治療をするのか?をしっかりコンサルしてもらうことが必要でしょう。
場合によっては前歯を事前にホワイトニングしてトータルで色味を白く選択可能にしておくことですっかり綺麗に仕上げることができる場合もありますし、そこまでは望まないという場合もあるでしょう。
ご予算もおありでしょうからおかかりになっている歯科医院でしっかりご相談してみてください。
タイトル | 治療痕が多い前歯4本を被せものをするにあたって |
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質問者 | 105611さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 24歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
オールセラミック(陶器の被せ物) 審美歯科治療(人工の歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。