左右2番(矮小歯)、クラウンやラミネートベニアの治療について

相談者: はなはなみみさん (35歳:女性)
投稿日時:2021-02-09 15:18:01
矯正治療を終えました。

上の左右2番が矮小歯で、今はレジン仮歯なので、その治療をしたいです。

矮小歯の審美歯科的な治療として調べたところ、クラウンラミネートベニアなのかなと思っています。

審美歯科に相談は行ってみようと思うのですが、ある程度情報を持った上で行きたいので、メリットデメリットを教えていだきたいです。

またクラウンは種類によって価格差がありますが、どの程度品質の差があるのでしょうか?

オールセラミックス、メタルセラミックスハイブリッドセラミックスの違いも知りたいです。

希望としては、

・持ちがいい
・出来るだけ安い(矯正の先生に薦められた歯医者はあまり費用差はなさそうでした)
・見た目がいい
・あまり歯を削りたくない

です。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-02-09 18:35:23
こんばんは。 

削らずにそのままが一番ですが、すでに削ってあるのでしょうか。

回答 回答2
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-02-09 19:04:59
はなはなみみさん、こんにちは。

クラウンラミネートベニア

ダイレクトボンディングという選択肢もあると思います。

審美歯科に相談

審美歯科という標榜科は、医療広告規制でできない決まりになっていると思います。

>どの程度品質の差があるのでしょうか

種類による差もありますが、歯科医師歯科技工士の技術の差が大きいと思います。

>出来るだけ安い

であれば、価格で比較して選択されると良いと思います。
ただし、歯科治療の費用は技術料です。

Aクリニックのセラミックがいくら、Bクリニックのセラミックがいくらだからどちらがお得、という選択に意味があるのかどうかは疑問です。

大量生産された製品であれば、スーパーやコンビニやネット通販の中から、一番安い店舗で購入するとお得でしょうし、モノは同じだと思います。

ただ、歯科治療で支払うのは技術料であり、その技術、使用する器具や材料、掛けられる時間も医院によって大きな差があると思います。
ですから、例え同じ種類のセラミックであっても、そうした技術差に左右されると思います。

歯科材料には様々な材質があり、材質によってメリット、デメリットがあることは確かですが、選択する歯科医師の技術差のほうがはるかに大きいと思います。
オールセラミックハイブリッドか何かという差よりも、A先生の治療、B先生の治療の差によって結果は違ってくると思います。

>あまり歯を削りたくない

であれば、山田先生の指摘されている何もしないという方法(ただし、補綴を前提に隙間が空いた状態で矯正が終わっているのであれば、矯正治療で隙間を埋める必要があるでしょう)か、何かは入れるということであればダイレクトボンディングが最小限の切削ということになると思います。

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回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-02-09 23:01:41
こんにちは。

矯正治療矮小歯がある歯列の仕上げ方では、樹脂でとりあえず最終形態に修正しておき矯正治療を終わる場合があります。

左右側切歯は矮小歯の方が多いので、大臼歯犬歯の関係をきちんと仕上げると矮小歯部に隙間ができてしまう事になるからですね。

見た目がご不満でしたら、自費治療で今の歯と同じように樹脂で形を整えておくダイレクトボンドのとてもうまい歯科医に技術を駆使して、天然歯に似せてもらうことになると思います。
歯科医の技術だけに頼る治療になります。

上手い治療は10万円くらいか、数万円か?、この辺りの治療費の設定基準はよくわかりません。

口の中で盛り上げて光を当てて固める治療ではなく、技工士に技工物として作ってもらう治療に、ノンプレップベニア(歯を削らないタイプのベニア)、歯の表と切端を削って削った面と削らない面に段差をつけて技工物の厚みを均一で規格化して作る普通のベニア、歯の表、隣接面、切端を削り取り同じように作る普通のベニア。

歯をグルリと削り取りグルリと削り面と歯面に段差を作り作る冠、冠の中でも削り方が色々あり歯茎の際で段差を作るタイプ、歯茎の中深めで段差を作るディープマージンタイプ、冠の素材によって削る厚みの必要量は異なり、一番削らないのが、MB、次がジルコニア、一番削るのがセラミック冠になるように思います。

セラミック(種類も多種)やジルコニアには強度の幅がかなりありますが、ハイブリッド冠(樹脂ベースにセラミックの粉を混ぜ込んで工場でブロックで出荷されそれを削り出し加工するものと、技工士さんが樹脂を盛り上げ重合するタイプもあります)になると強度的に厚みがより多く必要になる場合かあります。

それぞれの材料は、色々なメーカーから販売されていますから、どのメーカーのどのシステムのどの素材を誰がどれくらいの技工を凝らして作るのか。
で、またまたかなりの技工代の幅があります。

更にそれに歯科医院のランク度(提供側が自分で決める)、歯科医の技術力度合いなど、様々な要因が入り治療費を歯科医院側が決めて提供しますから、かなりの幅がありますので、一概に比較したいと言われましても、なんとも言えないというのが正直なところです。

また、治療費には地域差というのもあります。

セラミックの治療になると素材の変化は起きませんから(技工操作でかなりの高温で焼きますから)、一応セラミックの治療が審美的には最高峰という事になっています。

ただ、昨今はそこまで凝らなくても、10年でやりかえてもよいと割り切ってブロック削り出し加工のCAD/CAMを選択しておいても10年以上は綺麗なまま機能できるのでは?等と期待されています。

いずれの自費治療でも特殊な技工を必要としなければ、2本でしたら20万円も有れば綺麗になるのではないでしょうか?(自費治療の場合、歯科医院側が決めるのでかなりの幅があり、より高額な治療費を提示される場合もありそうですが)

色々な治療法や素材はありますが、それぞれの治療には必要な技術がありますから、全てなんでもやれますという歯科医院は少なく、それぞれの歯科医院には得手不得手が必ずあります。

まずはお近くの自費治療比率の高そうな歯科医院で、ご相談して提示された治療法の中から選択されるのが現実的なのではないでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなはなみみさん
返信日時:2021-02-10 09:38:51
お忙しい中ご回答ありがとうございます。

まだその矮小歯は削ってないです。

安い方がいいと言いましたが撤回します。
もちろん安いに越したことはないですが、長く持つことを重視していますし、腕のいい先生にやってもらいたいので、金額より質を重視したいと思います。

ダイレクトボンディングは、私がやっているレジンの方法と同じような物でしょうか?

矯正歯科で簡易的にやってもらったので、繋ぎ目のところが黄色く変色してしまっているので、もし同じようになってしまうなら違う方法がいいかなと思っています。

CAD/CAMという方法を教えていただいたので調べました。

同じ歯を何度も治療するのは限度があるという記事を見て、多少費用がかかっても出来るだけ持ちがいいものがいいかなと今は考えています。

教えていただいた中で、持ちという面ではどれがいいのでしょうか?  

お忙しい中度々申し訳ありませんが、ご回答いただけたら幸いです。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-02-10 10:01:40
歯の位置や形によると思います。

私の臨床では、矯正治療矮小歯は出来るだけ口蓋側に並べてもらい、唇側の厚みをセラミックで無形成で取れるように矯正を仕上げなおしてもらう事があります。

歯は削らなければ一番強く、段差をつけなくてもセラミックで仕上げる方法があるからです。
素材はやっぱりセラミックが一番よいです。
歯垢がつきにくいですからね。

歯がそのままの形で温存されると後々まで削りシロも残りますから、何かあった場合の担保にもなりますからね。

そういう治療をするには腕の良い技工士と組まないと無理です。

なかなかできないので、難しい部類だと思います。

一番見つけやすい治療は、ダイレクトボンドでしょう。
多くの歯科医院でやっています。

何回もやり直しが可能ですから歯にも優しいです。
歯と同じようにすり減ってくれます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなはなみみさん
返信日時:2021-02-10 11:43:21
何度もご丁寧にありがとうございます。

矯正の先生にはラミネートベニアの提案もされたのですが、そちらはセラミックには劣るのでしょうか?

一般的にはセラミックの方が削ることが多そうなので、ラミネートベニアがいいかなと思っていました。

歯を削りたくないならダイレクトボンドが良さそうですね。
持ちはセラミックやラミネートベニアと比べてどうなのでしょうか?

何度も申し訳ありません。
よろしくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-02-10 12:37:34
>ダイレクトボンディングは、私がやっているレジンの方法と同じような物でしょうか?

同じようなものとも言えなくもないですが、技術や手間の掛け方の差は大きいと思います。

確かに、セラミックなどに比べると変色はし得る材料ではあると思いますが、今は材料もかなり良くなっています。
変色の原因は材料云々よりも、接着技術や未重合層の処理の甘さにあることも多いと思います。

見た目についても、一色で終わってしまうこともできれば、表面性状やマメロンなどの内部構造などをたくさんの色、透明感の異なるレジンを重ねながら天然歯を再現する方法もありますが、そうしたことを行ってもらえる医院は多くはないのではないかと思います。

Dr.ふなちゃん先生の言っておられる

>一番見つけやすい治療は、ダイレクトボンドでしょう。
>多くの歯科医院でやっています。

という意見は、一面ではその通り(保険治療でもレジン充填という治療がありますから、対応してもらえる医院は多い)ですが、逆(本当に技術やセンスを持った歯科医師を探すのはセラミック治療以上に難しい)とも思います。

よくも悪くもテクニシャンセンシティブな治療方法になりますから、型どりをして口腔外で操作ができる治療に比べると、歯科医師の腕による差がとても大きいだろうと思います。

持ち(耐久性)という意味では、セラミックやラミネートベニアと比べると若干不利だろうと思います。

ただ、セラミックにしても一生モノというわけにはいかないでしょうから、再治療が必要になるごとに少しずつ歯質は小さくなっていくといずれ神経をとる治療が必要となったり、それ以上は残すことが難しくなれば抜歯となってしまいます。

そういう意味では、最初の治療で侵襲を少なくしておくことは、歯を長期的に残していくことにはつながると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなはなみみさん
返信日時:2021-02-10 14:39:00
ご回答とてもわかりやすいです。
ありがとうございます。

レジンダイレクトボンディングの違いよくわかりました。

技術の差が大きいのですね。
ネットで探すしか方法がないので、どのように見つけたらいいのかと思うと悩ましいです。

矯正の先生に教えてもらった歯医者はHPを見る限りだと、ダイレクトボンディングの情報はなかったので。

セラミックなどで再治療の際、歯が小さくなっていくのは避けたいと思いました。
そうなるとダイレクトボンディングが第一選択になりそうですね。
持ちは気になりますが。

セラミックよりラミネートベニアの方が削るのが少ないというのも見たので、そちらもありと思っています。

色々教えていただいてありがとうございます。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-02-10 15:57:44
ラミネートベニアの提案もされたのですが、そちらはセラミックには劣るのでしょうか?

ラミネートべニアは冠とは異なり、歯の表に貼り付ける治療になります。

冠の治療も、べニアの治療も素材を何にするのか?でまた分かれてきます。

素材には、樹脂、CR(技工用)・ハイブリッドセッラミック、セラミックから選択できると思います。

セラミックにもガラスセラミック、ジルコニアなど色々なものがありますが、いわゆる1本ものという治療に似ますから(2本なのですが)セラミックを表面に何層か積層して焼き付けるという加工の追加をした方が天然歯と合いやすい方は多いように思います。
作り方も数種類あります。

ですから、セラミックのラミネートべニアというものがよいと思います。

しかもミニマムプレップ(少ししか歯を削らない)か、ノンプレップ(歯を全く削らない)というほうが理想だと思います。
貼り付けの土台になる天然歯の位置、形、厚み、歯茎の位置、状態、全体の歯列との調和によりどれが可能なのか?を見極めることになると思います。

セラミックというのは素材のことでそれの中にも多種類があり、技工のランクも多種多様にあるという事です。

ものつくりと同じで、オーダーメイドの治療ですから作り手の腕前で出来も侵襲もかなり違います。
ダイレクトボンドも同じだと思います。

ご紹介してもらった歯科医院で、可能なことから選択されるのが妥当なのかな?と思います。
リテーナーとの関係もありますからね。
連携をとってもらいましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなはなみみさん
返信日時:2021-02-10 16:45:09
お忙しい中何度もご丁寧にありがとうございます。
それぞれ色々な素材があるのですね。

また状態によって歯を削らずに済む可能性もあるのですね。

歯医者さんの腕は私にはわからないので、紹介していただいたところ2つの中で、どのような選択肢をとれるのか、実際見てもらった方がいいですね。

お話を伺ってセラミックラミネートベニアで、ノンプレッブが一番理想だなと思いました。

知識を持った上で相談に行けるので良かったです。
ありがとうございました。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2021-02-10 17:58:26
補綴を前提に隙間が空いた状態で矯正が終わっているのであれば、矯正治療で隙間を埋める必要があるでしょう)か、

仰る通りです。




タイトル 左右2番(矮小歯)、クラウンやラミネートベニアの治療について
質問者 はなはなみみさん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯の形の異常
審美歯科治療(人工の歯)
ラミネートベニア
回答者




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