セラミックインレーで治療後3ヶ月の歯に冷温痛と自発痛

相談者: lilly0330さん (20歳:女性)
投稿日時:2021-02-18 15:15:15
昨年11月初旬にセラミックインレーを入れて治療を終えた右下5番の歯のしみが治まらず困っています。


現在

・冷たいものがしみる
・熱いものもしみる(冷たいものよりはかなり軽い)
・2日に1回くらいの頻度で、数秒間軽い痛みを感じることがある(他の問題ないはずの歯にも痛みが出たり顎が痛んだりすることがあります)
・毎日フロスをしていても、他の歯と比べて少し臭いがする

という状態です。


甘いものがしみたり、出血や噛んで痛んだりすることはありません。
ブラッシングの痛みもありません。



この歯の最近の経過としては、昨年10月に冷たいものがしみるのと噛むと痛みがあったためレントゲンを撮影し、5・6番の隣接面虫歯が見つかりました。

この2本はもともと噛む面も治療済みだったので、5番の歯は4番との隣接面ギリギリまで削りました。


その後、4、5番の歯間にフロスを通した時のザラザラする感じと引き上げる時の痛み(治療前から訴えていた症状)が改善されなかったため再度受診し、虫歯ではなく5番の歯の4番との隣接面にあるレジンと天然の歯との段差が原因との判断で研磨をしました。

また、5番周りの歯茎が腫れていたとの事で薬を塗りました。
その結果フロス引き上げ時の痛みは改善され、臭いも軽くなりましたが、軽いザラザラ感はまだ残っているように感じます。




そこで質問させて頂きたいのですが....

このように歯がしみ続ける原因としては何が考えられるでしょうか?

また、フロスを通してザラザラする感じというと虫歯が思い浮かんでしまいますが、これもレジンのせいなのでしょうか?


実は、5番付近の歯の痛みを訴えて1月に範囲が狭く詳細なレントゲン?を撮影したところ4番に神経に達した虫歯があったことがわかりました。
このようなことがあるので正直虫歯を取り残したり見落としたりされているのでは?と不安になってしまっています....


長文になってしまいましたが、どうかご回答よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-02-18 22:19:11
こんにちは。

残念な事にかなり大きな虫歯で発見されているようですから治療により問題なく経過すればラッキーという感じなのかもしれませんね。

深く大きくなった虫歯の治療はなかなか悩ましく難しい治療になります。


出来ることは歯科医が出来るだけ丁寧に軟化象牙質を取り除き可能な限りしっかりとシーリングし、適切な噛み合わせを与え問題ない形態に修復して様子を見ることくらいになります。

誰がどのように治療しても深く神経近くまで進行し症状があった虫歯の治療の成功率は、発見が早く症状がない虫歯の治療よりも 治療リスクは高くなります。



経過観察していても症状が消えない場合や悪化した場合は積極的に歯髄処置に移行した方が不快事項がなくなり、ありがたがられる事が多くなります。

虫歯は、気づかないうちに進みますから、症状が出て初めて受診され治療を受けても、思わしくなく最終的に抜髄に移行することは十分あり得る事だと思います。


歯科医の腕にご不安をお感じになるのは症状が有れば理解できる感情だと思いますが、どこで誰が治療をしたとしても変わらない状態になっていたのかもしれません。

しかし、もしかしたら 別の歯科医が別の慎重さで治療を行い直すと歯髄を救える可能性がゼロではないのかもしれません。

次に選択される場合はマイクロスコープ虫歯治療を行う歯科医院が良いかもしれません。露髄した際の歯髄の状態を見せてくれ 治療の説明も大きな画像で拡大して説明に時間を割いてくれる可能性が高くなるかもしれません。


熱いものがしみだしたり、軽い刺激で痛んだり、自発痛が生じている歯の再治療時にはほとんどの場合抜髄になる可能性が高くなっているように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-02-20 07:43:09
lilly0330 さんこんにちは。


昨年11月初旬にセラミックインレーを入れた右下5番の歯が、冷たいものと熱いものでしみる、2日に1回くらいの頻度で、数秒間軽い痛みを感じることがあり、フロスで少し臭いがするので悩んでいるのですね。

虫歯が大きくて、神経まで達していたのであれば、神経の処置が必要になるかもしれませんね。


フロスを通してザラザラする感じは、詰め物の段差やセメントの取り残しなどで起きます。

5番の治療ですが、実際は4番での痛みかもしれませんね。
まずは4番の治療を受けてみてはどうでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: lilly0330さん
返信日時:2021-02-20 11:43:54
ふなちゃん先生、加藤先生、ご回答ありがとうございます。


4番の歯は1月中に神経をとる処置をし、現在根っこの中を消毒中です。
書き忘れてしまい申し訳ありません....
神経の感染はどちらかというと初期段階で上部が炎症をおこしていたとのご説明で、先端に膿などもできていないと伺いました。


詰め物の段差でザラザラするということは、天然の歯と比べて汚れがたまりやすく臭いが生じやすくなってしまうということはあるでしょうか?


また、調べてみると大きな虫歯の治療後に金属などの詰め物を入れると熱が伝わりやすく冷たいものや熱いものがしみることがあるそうですが、セラミックでもこのようなことは起こり得ますか?

実は数年前に虫歯を削ってレジンを詰め、現在は問題ないはずの歯がずっとしみ続けている歯があるので、それと似た状態なのかな....と思い当たりました。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-02-21 15:19:19
右下4番は1月に抜髄し現在根管治療中。

右下5番は昨年10月に隣接面虫歯が発見されセラミックインレーの治療にて終了しているが、現症があり困っている。
生活歯ですよね?


右下6番も昨年10月に隣接面虫歯が発見されたようですが、生活歯で治療が完了していて無症状で経過良好なのでしょうか?

痛みなどを感じる神経は上位でつながっていますから場所の誤認も生じる可能性がありますから治療が進んで早く落ち着かれると良いですね。


詰め物の段差でザラザラするということは天然の歯と比べて汚れがたまりやすく臭いが生じやすくなってしまうということはあるでしょうか?

その可能性はあるかもしれませんね。

天然の歯も汚れを溜めていると溶けてザラザラになってきます。
それを初期虫歯といいます。

詰め物も表面をつるつるに研磨してセットしておきたいものです。天然歯と詰め物に段差やつなぎ目の隙間があると不潔域になり細菌の温床になることがあります。


色々な可能性がありますが、まずはセメントの取り残しがないか?確認してもらうと良いと思います。



>金属などの詰め物を入れると熱が伝わりやすく冷たいものや熱いものがしみることがあるそうですが、セラミックでもこのようなことは起こり得ますか?

金属と比較すると熱伝導性は低いです。
日常生活品でも想像可能ですよね?


>実は数年前に虫歯を削ってレジンを詰め、現在は問題ないはずの歯がずっとしみ続けている歯があるので、それと似た状態なのかな...

接着不良による辺縁漏洩かもしれませんね。


まずは、これ以上虫歯にならないことが理想ですね。




タイトル セラミックインレーで治療後3ヶ月の歯に冷温痛と自発痛
質問者 lilly0330さん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、知覚過敏の痛み
歯科治療後の歯の痛み
セラミックインレー(陶器の詰め物)
詰め物、インレー治療後の痛み
知覚過敏
回答者




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