抜歯箇所を補う部分矯正について

相談者: ギッチョさん (33歳:男性)
投稿日時:2021-11-23 00:21:37
こんにちは。

私は虫歯で左下の6番を抜歯しています。
今はダイレクトボンディングブリッジにで隣り合う歯を少なく削り特に不便さもなく生活できています。

しかし将来の事を考えると支えている歯がグラつく前に親知らずと7番の歯を部分矯正にて移動させて6番を埋めた方がいいのかな?と思いました。


そこでいくつか質問なのですが

1.長い目で見た時に部分矯正で起こる歯根吸収とブリッジにて起こる歯根吸収のリスクはどちらが高いと思いますか?


2.特に不便がないならそこまでしなくて良いと思いますか?


3.そのまま様子を見るか、部分矯正をするかどちらが将来的に歯に良いと思いますか?


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-11-23 07:39:56
ギッチョ さんこんにちは。


虫歯で左下の6番を抜歯し、ダイレクトボンディングブリッジにで隣り合う歯を少なく削り特に不便さもなく生活できているが、将来の事を考えると支えている歯がグラつく前に、親知らずと7番の歯を部分矯正にて移動させて6番を埋めた方がいいかと思ったのですね。


>1.長い目で見た時に部分矯正で起こる歯根吸収とブリッジにて起こる歯根吸収のリスクはどちらが高いと思いますか?

現在の歯の状態にもよって変わってくると思います。


>2.特に不便がないならそこまでしなくて良いと思いますか?

それも1つの選択だと思います。



>3.そのまま様子を見るか、部分矯正をするかどちらが将来的に歯に良いと思いますか?


個人的には、どちらかと言えば矯正の方が良いように思えますが、その他インプラント治療も治療方法です。

そして、8番を6番部に移植する歯牙移植も選択になると思います。
ただし、矯正治療よりも行っている歯科医院は少ないかと思います。


急ぐ必要は無いと思いますので、色々な治療方法から選択されると良いと思います。

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回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-11-23 12:04:16
こんにちは。


成人の場合、骨量の急激な変化は望めませんから既存歯槽骨の範囲内で歯の移動を行う事を考えるのが妥当という事になっています。

すでに6番欠損が長期にわたっておられますと廃用性委縮により6番相当部の骨量は減少していることが想像されます。

細くなった骨部位に7番のような大きな歯を良い条件で移動させるのはほぼ無理と期待薄ではないかと想像します。


もしどうしても行いたいという場合は骨にスリットを入れたり歯茎の繊維をどう伸ばすのか?など面倒なことをどの段階で行おうか?という事になります。

もちろん、矯正移動後の歯周組織の条件がどうなってもよいと考えれば時間をかければ不可能ではないでしょうが何か長期的なメリットがあったのか?と疑問視される場合もしばしばあります。


中間欠損を前後の歯を犠牲にせずに長期にわたって補おうと思った場合現時点ではインプラントが第一選択になっています。



>1
通常ブリッジ歯根吸収は起きません。
歯根破折は起きやすいでしょう。
特に男性の下顎のブリッジのほうが短命という研究もあります。
力学的な問題が多々あるように想像します。


>2
特に不便でないうちに(反対側が健全に機能しているうちに)インプラントの選択をされておくのはよいのではないかと思います。

一時的に両側欠損になると咬むに噛めなくなり生活の質がガクンと低下して不健康になりますからね。



>3
そのまま様子見のほうが一般的だと思います。
どうしても矯正して6番欠損の隙間12mm前後を埋めたいと相談されても引き受けない歯科医院のほうが一般的だろうと思います。

矯正治療期間はインプラント治療期間より長くなりがちですから大臼歯2本が山を越えて谷を越えて細くなった骨内を移動するのは苦痛を非常に伴う(生活の質が低下する)期間が長いと考えるからです。


ただ、大臼歯の近心歯体移動を非常にうまく多数行えている歯科医を直接ご存知なのでしたらお話をお聞きになってみるのは悪くないのかもしれません。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ギッチョさん
返信日時:2021-11-23 13:40:52
先生方ありがとうございました。
非常にためになりました。

自分も最初はインプラントが第一選択でしたが周りのインプラントをしている人を見るとあまり予後が芳しくない人をちらほらみるので選択から除外しました。

歯牙移植も神経を抜随し予後も10年余りと短いのでそれなら自分の神経を残した矯正の方が時間はかかるけど自分にはいいかなと思っています。


ふなちゃん先生のおっしゃる通り抜歯後の骨吸収が起こっているので顎の骨、歯槽骨がない状態です。

これらの状態を改善するべくGBR法などで骨の再生を促すつもりなのですがやめておいた方がよいのでしょうか?


またふなちゃん先生のおっしゃる『矯正移動後の歯周組織の条件がどうなってもよいと考えれば時間をかければ不可能ではないでしょうが何か長期的なメリットがあったのか?と疑問視される場合もしばしばあります。』は骨組織をGBR法などで再生したとしても言える事でしょうか?

よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2021-11-23 21:58:54
>周りのインプラントをしている人を見るとあまり予後が芳しくない人をちらほらみるので選択から除外しました

どのような治療法にも欠点はありますし成功率が100%と言うことは無いと思います。

もちろん歯科医による成功率の差はありますし患者さんが原因で失敗することも多々あると思います。


歯牙移植も神経を抜随し予後も10年余りと短いので

6番を抜歯した瞬間には第一選択肢だったと思います。
今は骨の厚み高さ幅等の不足を起こしていることが多いと思います。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-11-23 22:18:48
〉これらの状態を改善するべくGBR法などで骨の再生を促すつもりなのですがやめておいた方がよいのでしょうか?

どうしてもして欲しいと言われたらしてくれる歯科医がいるかもしれませんね。


〉骨組織をGBR法などで再生したとしても言える事でしょうか?

まず、矯正治療中は今までしっかり噛んでいた咬頭対窩の関係を壊さなければ歯は動きません。

下顎6番、7番は咬頭が3個ありますから7番を6の位置に動かすには凸凹凸凹凸当たりながら移動させるのか?平らに咬合面を削って移動させるのか?何処かに樹脂を盛り上げて噛まなくした上で移動させるのか?等やり方を工夫しなければ予定通りに動かないでしょう。

ダイレクトボンドブリッジでせっかく少なく削ってあるのでしたら矯正の為に咬合面を削りたくないでしょうから臼歯噛み合わせを一時的に上げてしっかり噛めなくした上で移動させることになるならば臼歯を移動させる期間中かなりお食事はし難くなりますよね。
更に骨を作る期間を作るのですか?かなり大変ですね。


普通に考えたならば苦労がかなり大きそうです。
骨幅がない部位に歯根を移動すると動かないばかりか、歯根露出に繋がり根面虫歯のリスクが上がり歯な寿命を縮めます。


ただ、アンカースクリューを使ったり、骨にスリットを入れたり何らかの工夫により全く不可能ではないのかもしれませんからそういう治療をうまくやっていますという歯科医を先に選べば可能性ゼロではないかもしれません。

実際にそういうケースレポートもありますしね。
(矯正途中はさぞ大変だっただろうと想像できます)


治療を上手く成功してくれそうな歯科医の見込みがありますか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 抜歯箇所を補う部分矯正について
質問者 ギッチョさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ インプラント治療法
部分矯正・限局矯正(MTM、LOT)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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