重度の歯周病、メインテナンスを行っても再発してしまう
相談者:
さこさこさん (38歳:女性)
投稿日時:2022-04-29 09:09:19
重度の歯周病です。
4年ほど前にSRPとフラップ、リグロスを行い、その後2、3ヶ月に一度はメンテナンスを行なっています。
しかし昨年の6月に悪化してしまい炎症が起きました。
その際は抗生剤の投与と炎症部分のSRPでした。
その後落ち着き、滞っていたインビザラインを再開して1月に終了したのですが、また炎症が起きてしまいました。
膿んでる部分の洗浄とフロモックスという抗生剤で応急処置をして貰いましたが、薬を飲み始めて3日目、未だに膿が出ています。
このまま膿が止まらないことはありますか?
痛みもあります。
歯周外科を行なっているのに4年の間で2回も再発してしまいました。
このような事はあるのですか?
以前と排膿箇所は違いますが、どちらもポケットは5.6mmと深いです。(前回の排膿箇所は3か所、今回も別の部分3か所)
現在妊娠しているのでそれも関係あると思いますが、こんなに短期間に再発して膿んでしまうことに恐怖を覚えます。
歯科医院ではフラップとリグロスはもうできないと言われました。
プラークコントロールもいつもしっかり出来ていると言われます。
炎症が度々起きて、歯周病がどんどん悪化していかないか不安です。
4年ほど前にSRPとフラップ、リグロスを行い、その後2、3ヶ月に一度はメンテナンスを行なっています。
しかし昨年の6月に悪化してしまい炎症が起きました。
その際は抗生剤の投与と炎症部分のSRPでした。
その後落ち着き、滞っていたインビザラインを再開して1月に終了したのですが、また炎症が起きてしまいました。
膿んでる部分の洗浄とフロモックスという抗生剤で応急処置をして貰いましたが、薬を飲み始めて3日目、未だに膿が出ています。
このまま膿が止まらないことはありますか?
痛みもあります。
歯周外科を行なっているのに4年の間で2回も再発してしまいました。
このような事はあるのですか?
以前と排膿箇所は違いますが、どちらもポケットは5.6mmと深いです。(前回の排膿箇所は3か所、今回も別の部分3か所)
現在妊娠しているのでそれも関係あると思いますが、こんなに短期間に再発して膿んでしまうことに恐怖を覚えます。
歯科医院ではフラップとリグロスはもうできないと言われました。
プラークコントロールもいつもしっかり出来ていると言われます。
炎症が度々起きて、歯周病がどんどん悪化していかないか不安です。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-04-29 10:47:06
こんにちは。
今回膿んだのは、フラップを開いてリグロスを入れた部位ですか?
重度歯周病が特定の歯だけではなく全顎的に進んでいてインビザライン矯正をされたのは大変でしたね。
細菌叢との闘いですから嫌気性菌が繁殖しない環境づくりができているのか?が大切になるのでしょう。
歯周病治療は歯周病専門医で受けられているのでしょうか?
インビザライン治療の後は保定が必要になりますが、アライナータイプのリテーナーでしょうか?
ドラッグデリバリーシステムを組み込めると良いのかもしれませんが、妊娠中は様々な制限があるでしょう。
リテーナーの化学的洗浄もしっかり行いつつ、深いポケット内に毛先を入れる歯磨き法で日常のコントロールをしつつ、可能であればより短期間のPMTCや根面清掃を衛生士さんにしてもらって妊娠中を乗り切られる事になるのかな?と想像します。
〉2、3ヶ月に一度はメンテナンス
保険改定によりか強診適用の歯科医院であれば毎月のメンテナンスも保険適用で可能になっていますから、より短期間でメンテナンスしてもらえないか?でしょうね。
〉プラークコントロールもいつもしっかり出来ていると言われます。
歯垢染色剤を使って目視確認可能な部位は歯肉縁より上ですね。
歯周病でポケットが深くなれば目視確認はできない位置に病気があります。
ただ、細菌叢が悪くなるのは様々な細菌が闘いあっての結果だと言われていますから見える部位の細菌数を減らしたり綺麗にピカピカに磨いておく事も大切になりますね。
歯周外科や再生療法をしたら必ず良くなる訳ではなく、多少歯磨きしやすく条件を整えてもらった程度である可能性が高いと思いますから、結局はご自身の生活や日常の歯ブラシの毛先がちゃんと嫌気性菌が繁殖できないように当たっているか?ではないかと思います。
膿は大量の白血球の死骸ですからご自身の免疫系が大量の細菌の身体への侵入を抑えようとしてくれたわけですね。
腫れは免疫細胞が多量に集まって闘っている戦場です。
ご自身の局所免疫で防ぎきれないと発熱します。
投薬も致し方ない状態というのもあります。
細菌が繁殖しないように手助けできるは毎日のご自身の手だけで、それで無理な部分を歯科衛生士や歯科医がサポートしてくれます。
サポートにもっと入ってもらったり、歯ブラシや歯間ブラシの当て方をどんどんマスターしていかないと歯周ポケットの値が深すぎますから手に負えなくなり抜歯が近くなります。
>炎症が度々起きて、歯周病がどんどん悪化していかないか不安です。
コントロールがうまくいっていない場合、同じようにしてればご不安な状態を繰り返しそうな気がしますね。
今回膿んだのは、フラップを開いてリグロスを入れた部位ですか?
重度歯周病が特定の歯だけではなく全顎的に進んでいてインビザライン矯正をされたのは大変でしたね。
細菌叢との闘いですから嫌気性菌が繁殖しない環境づくりができているのか?が大切になるのでしょう。
歯周病治療は歯周病専門医で受けられているのでしょうか?
インビザライン治療の後は保定が必要になりますが、アライナータイプのリテーナーでしょうか?
ドラッグデリバリーシステムを組み込めると良いのかもしれませんが、妊娠中は様々な制限があるでしょう。
リテーナーの化学的洗浄もしっかり行いつつ、深いポケット内に毛先を入れる歯磨き法で日常のコントロールをしつつ、可能であればより短期間のPMTCや根面清掃を衛生士さんにしてもらって妊娠中を乗り切られる事になるのかな?と想像します。
〉2、3ヶ月に一度はメンテナンス
保険改定によりか強診適用の歯科医院であれば毎月のメンテナンスも保険適用で可能になっていますから、より短期間でメンテナンスしてもらえないか?でしょうね。
〉プラークコントロールもいつもしっかり出来ていると言われます。
歯垢染色剤を使って目視確認可能な部位は歯肉縁より上ですね。
歯周病でポケットが深くなれば目視確認はできない位置に病気があります。
ただ、細菌叢が悪くなるのは様々な細菌が闘いあっての結果だと言われていますから見える部位の細菌数を減らしたり綺麗にピカピカに磨いておく事も大切になりますね。
歯周外科や再生療法をしたら必ず良くなる訳ではなく、多少歯磨きしやすく条件を整えてもらった程度である可能性が高いと思いますから、結局はご自身の生活や日常の歯ブラシの毛先がちゃんと嫌気性菌が繁殖できないように当たっているか?ではないかと思います。
膿は大量の白血球の死骸ですからご自身の免疫系が大量の細菌の身体への侵入を抑えようとしてくれたわけですね。
腫れは免疫細胞が多量に集まって闘っている戦場です。
ご自身の局所免疫で防ぎきれないと発熱します。
投薬も致し方ない状態というのもあります。
細菌が繁殖しないように手助けできるは毎日のご自身の手だけで、それで無理な部分を歯科衛生士や歯科医がサポートしてくれます。
サポートにもっと入ってもらったり、歯ブラシや歯間ブラシの当て方をどんどんマスターしていかないと歯周ポケットの値が深すぎますから手に負えなくなり抜歯が近くなります。
>炎症が度々起きて、歯周病がどんどん悪化していかないか不安です。
コントロールがうまくいっていない場合、同じようにしてればご不安な状態を繰り返しそうな気がしますね。
相談者からの返信
相談者:
さこさこさん
返信日時:2022-04-29 22:09:39
ふなちゃん先生、いつもありがとうございます。
今回膿んだ箇所も前回膿んだ箇所もフラップしています。
リグロスは適応していない場所もあり、やってない所もあります。
不要な歯肉を切り取って縫ってくれています。
通っている歯科は歯周病専門医です。
歯周ポケットが深い部分は歯間ブラシが届きにくく汚れが溜まりやすいと言われました。
確かに今回膿んだ箇所はいつもあまり掃除して貰っていない場所に思えます。
歯間ブラシを縦に入れてみましたが、傷が付くので止められました。
確かにやった箇所が痛みます。
コントロールが上手くいってない場合、再発を繰り返す可能性があるとありますが、どのようにすべきでしょうか?
歯間ブラシではポケットの汚れは取れず、2.3ヶ月に一度クリーニングして貰うしかないでしょうか?
歯科医を変えることも考えましたが、近くに今より良さそうな歯周病専門医がありません。
ポケットが深いままなので浅くするオペもあるが、歯茎の下りが顕著なのであまりオススメできないと言われました。
今回膿んだ箇所も前回膿んだ箇所もフラップしています。
リグロスは適応していない場所もあり、やってない所もあります。
不要な歯肉を切り取って縫ってくれています。
通っている歯科は歯周病専門医です。
歯周ポケットが深い部分は歯間ブラシが届きにくく汚れが溜まりやすいと言われました。
確かに今回膿んだ箇所はいつもあまり掃除して貰っていない場所に思えます。
歯間ブラシを縦に入れてみましたが、傷が付くので止められました。
確かにやった箇所が痛みます。
コントロールが上手くいってない場合、再発を繰り返す可能性があるとありますが、どのようにすべきでしょうか?
歯間ブラシではポケットの汚れは取れず、2.3ヶ月に一度クリーニングして貰うしかないでしょうか?
歯科医を変えることも考えましたが、近くに今より良さそうな歯周病専門医がありません。
ポケットが深いままなので浅くするオペもあるが、歯茎の下りが顕著なのであまりオススメできないと言われました。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-04-30 08:15:04
〉歯間ブラシではポケットの汚れは取れず、2.3ヶ月に一度クリーニングして貰うしかないでしょうか?
ご自身でポケットの汚れが取れないで再発を繰り返すならば何故2.3ヶ月に一度しかクリーニングしてもらえないのでしょうか。
もう少し間隔を縮めてもらう事はできないのでしょうか?
歯周病専門医でなく保険診療の一般歯科でも毎月クリーニングできるようになっています。
保険のルールはどんどん改変されて行きますから、お尋ねになってはいかがでしょうか?
基本はご自身が毎日上手く嫌気性状態にしない事だと考えています。嫌気性菌はその膜蛋白自体身体にとり毒になりますから、毎日毎日環境を整えておく事が大切です。
ご自身でポケットの汚れが取れないで再発を繰り返すならば何故2.3ヶ月に一度しかクリーニングしてもらえないのでしょうか。
もう少し間隔を縮めてもらう事はできないのでしょうか?
歯周病専門医でなく保険診療の一般歯科でも毎月クリーニングできるようになっています。
保険のルールはどんどん改変されて行きますから、お尋ねになってはいかがでしょうか?
基本はご自身が毎日上手く嫌気性状態にしない事だと考えています。嫌気性菌はその膜蛋白自体身体にとり毒になりますから、毎日毎日環境を整えておく事が大切です。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2022-04-30 09:58:16
おはようございます。
大変な状態みたいですね、歯周病が再発するという事は治っていないという事です。
歯周病の原因は磨き残したプラークですから再発したところは治っていない、つまり磨けていないという事です。
ポケットが深いという事なので歯間ブラシの縦入れをお勧めします。
歯間ブラシの縦入れ https://www.youtube.com/watch?v=GThluwdsA-c
大変な状態みたいですね、歯周病が再発するという事は治っていないという事です。
歯周病の原因は磨き残したプラークですから再発したところは治っていない、つまり磨けていないという事です。
ポケットが深いという事なので歯間ブラシの縦入れをお勧めします。
歯間ブラシの縦入れ https://www.youtube.com/watch?v=GThluwdsA-c
タイトル | 重度の歯周病、メインテナンスを行っても再発してしまう |
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質問者 | さこさこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病(歯槽膿漏)治療 侵襲性歯周炎(若年性の歯周病) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。