下6番の抜歯後、義歯の装着などについて

相談者: はなこここさん (37歳:女性)
投稿日時:2022-05-02 15:53:08
下6番の抜歯後、何もしないを選択するのはありでしょうか?

義歯の輪をかける歯にとって、一番優しい方法はなんでしょうか(入れ歯しばりで)?

義歯をつけると、大体どのくらいでかける歯は駄目になってしまうものなのでしょうか?

カムデンジャーという義歯はかける歯に優しいみたいですが、実際のところどうなのか知りたいです。

宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-05-03 07:26:46
こんにちは。

欠損が生じた場合、その隣りの歯に将来的に抜歯やトラブルが発生する要因には、性別,補綴方法,根管治療の有無が挙げられます。

補綴方法では、放置、インプラントブリッジ部分床義歯の順に予後がよいという結果が報告されていますが、疫学的調査の場合、母集団の設定や因子の分類などでバラつくのが普通です。

臨床的な感覚と主観からは、放置すると歯は動き噛めない側があれば顎関節や筋肉のバランス顔の歪み等のより大きな問題が生じる為、隣の歯だけの問題では済まなくなる事は長年歯科では認識されている為、放置を薦める事はないものと思われます。

大抵の場合、疫学的調査は5年とか10年程度の短期で組まれて研究結果を出し報告されていると考えます。

短期的主観的な観点から、とりあえず歯が無いと噛むものの制限が生じてお困りではないですか?


歯の構造別の研究はより立て難く、一般的な見解はより出しにくくなるだろうと思います。

更にカムデンチャーは歯科では知名度が低く、ある大手技工所のネーミング義歯のようですが、画像を拝見したところ、舌側に幅広のコバルトクロムのブレーシングを配したもので、従来の金属クラスプの構造原則を無視したものになっているようですからなかなか推奨しがたいのではないかと想像してみました。

何がどう良いのか?については、おかかりの歯科医にきちんと説明を受けてみてください。

カムデンチャーの注意事項にも記載されていますが、義歯の場合、毎日の薬液洗浄や超音波洗浄が必須になります。
義歯床自体に細菌や真菌が繁殖しやすいので、歯を磨くだけでは細菌の温床になります。

殺菌作用を徐放するような材料は口腔内に常用できない法的な問題があるようですから、樹脂系のものは常に汚くなりやすいと認識されておくと良いかもしれません。

お口にずっと入れておくものであれば、可能であれば出来るだけ汚れにくい材料の使用が望ましいと思います。
また、多種多様な材料を露出した口腔内に混在させない方がお手入れしやすい条件が整いやすいでしょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-05-03 13:21:15
こんにちは。

何もしない、つまり補綴しないという事ですね、この場合対合歯があれば挺出します、また遠心に7番があれば近心傾斜します、したがってそれにまつわる不都合が生じます。

補綴を一本義歯で行った場合は両隣在歯が先ず確実にむし歯になります、原因は歯磨きが先ず不可能だからです。

その点を理解したうえで歯磨き技術を習得して磨けるようになれば、むし歯にならないかもしれません。

個人的にはブリッジあるいはインプラントでの修復をお勧めします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はなこここさん
返信日時:2022-05-03 13:44:07
船橋先生、山田先生、回答を頂き有り難うございました。

ブリッジよりも部分入れ歯の方が予後が悪いというのはビックリでした(部分義歯の予後の悪さは虫歯?かける歯の動きの負担なのでしょうか?)。
またカムデンジャーについても素材など考えたこともなく、教えていただき感謝しています。

私としては部分義歯を輪っか緩めで作って貰い、寝ている時だけつけて(食い縛りがありマウスピースを使ってます)歯の動きを防止して、食べる時は義歯なしでいきたいと思ってました。

咀嚼するために輪っかをキチッと作ると、かける歯の負担になるし、栓抜き作用で上に引っ張られてダメージが大きいと思ったので。

しかし顔の歪みなどは考えてなかったです。
確かに噛める方で噛んでしまいます。
両側同じように噛むのを意識すれば、そういった点は大丈夫なものなのでしょうか?

なんにしても動かないのであれば一番はそのままにしたく、ただ動く動かないは分からないので寝ている時だけ…と考えていました。



タイトル 下6番の抜歯後、義歯の装着などについて
質問者 はなこここさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 抜歯:6番(第一大臼歯)
部分入れ歯 その他
補綴関連
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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