根管治療における歯科医師の力量差について

相談者: sanbasansさん (50歳:男性)
投稿日時:2023-01-16 22:11:39
根管治療では専門医を選ぶと良いとされていますが、地域によっては見つけることが困難です。

歯内療法学会の一般会員・専門医・指導医(または歯科保存学会の一般会員・認定医・専門医)の間では、どの程度パフォーマンスの違いが生じるでしょうか?


例えば60歳の専門医・指導医と、30歳の一般会員(認定医・専門医・指導医ではない)では、力量は全く異なりますか?

60歳の専門医・指導医であれば誰でも技量はほぼ完璧に近いが、経験の浅い30歳の一般会員ではバラツキが大きい・・・・と想像していますが、実態はどうでしょうか?


医療以外のどんな分野においても、若くてもスマートな人、飲み込みの早い人、手際の良い人がいますし、どうしても個人差が生じるのは避けられないと思いますが、もし30歳の一般会員が60歳の専門医・指導医と同じ設備を揃えており、日常的に根管治療を行なっている場合でも、60歳医師と同等のパフォーマンスが出せている可能性は低いと考えるべきでしょうか?

根管治療においては、長年の経験や知識の蓄積が肝心なのか、経験年数は短くてもスマートな頭脳・手際の良さ等がより要求される(つまり一定以上の歳月をかけたからと言って上達できない)のでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-01-17 12:39:05
こんにちは。

日本歯内療法学会のホームページにお尋ねの内容について記載がありますから参考にしてみてください。

https://jea-endo.or.jp/doctors/


学会は学術団体ですからそれぞれの歯科医の臨床の腕を保証するものではありません。
学会への貢献度によりランク付けされるというイメージです。

臨床を行う際、単に臨床の勘が良いとかまとめ方が上手いとか腕が良いだけではエビデンスベースドメディスンになりませんから学術的な裏受けが必要になります。

学会は学術的な積み重ねを担っています。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2023-01-17 19:42:04
一応、歯内療法学会員ですが。
 
歯内療法学会といっても10万以上いる歯科医師の3000人に満たない先生が所属する学会ですからね。

 
>歯内療法学会の一般会員・専門医・指導医(または歯科保存学会の一般会員・認定医・専門医)の間では、どの程度パフォーマンスの違いが生じるでしょうか?
 
誰も分からないと思いますよ。 
上手な先生は、歯内療法学会員以外の先生にもいますしね。
 
また学会の認定医制度はどの学会も設立当時は簡単で年を追うごとに試験は難しくなっていくので、今認定された先生と30年前に認定を受けた先生では試験内容にも大きな差はあります。 
 
 
>60歳の専門医・指導医であれば誰でも技量はほぼ完璧に近いが、経験の浅い30歳の一般会員ではバラツキが大きい・・・・と想像していますが、実態はどうでしょうか?

それはないでしょうね。
  
個人的には、40歳過ぎれば老眼も入ってくるので、年齢が増せば小さなものは見えなくなってきますので、歯科は年配の先生の方が上手とは一概にはなりません。
 
何の仕事でもそうですが、日々努力して研鑽を積んでいる人と毎日流れ作業のように仕事をしている人では技術の差は生まれてしまいます。


また1日2人だけの自費診療をしている先生、1日20人の患者さんを診療ている先生。
歯科治療は細かな単位を正確治療しようとすると時間がかかりますので一人の患者さんに費やせる時間でも差は出ます。
 
日本の場合、客観的な技術評価がないのでA先生はB先生より上手などの評価はできません。
 
 
患者さん的にいえば上手な先生を希望されると思いますが、確実な指標はありませんので、闇雲受診するよりはお困りの治療が出来る学会専門医の先生に頼った方がいいとは思います。

 
おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: sanbasansさん
返信日時:2023-01-17 21:48:47
船橋先生
井野先生


大変参考になりました。

ご返信いただきありがとうございました。



タイトル 根管治療における歯科医師の力量差について
質問者 sanbasansさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の専門医
歯医者さんの探し方・見つけ方
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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