根管治療における水酸化カルシウムの耐久性について(妊娠中)

相談者: ゆまるさん (34歳:女性)
投稿日時:2023-11-06 18:17:38
以前ここで質問をさせていただきました。

妊娠後期で根管治療をするか否かという質問をさせていただいたのですが、切迫早産で入院中に歯の症状が悪化し、結果、根管治療に入りました。(やはり歯髄炎になっていました)

現在妊娠34週で、1回目の根管治療(グリグリするやつ)を1週間前に行い、水酸化カルシウムを詰めている状態です。
次の治療を数日後に控えており、先生の説明によると、そこでまた神経の治療(水酸化カルシウムの詰めなおし)を行う、とのことでした。

その後の治療方針について聞いたところ、

「そのあとは出産までそのままでもいいんじゃない?
水酸化カルシウムは3ヶ月くらい持つから」

と言われました。
治療してから出産までは6週間くらいあります。

ですが、ネットで調べたところ、水酸化カルシウムの持続期間はもって4週間くらいと書いてありました。

現在、入院により切迫早産の症状は落ち着いており、正期産までもつだろう(そろそろ退院できる)、と産婦人科担当医には言われています。
むしろ、感染してしまうと、早産のリスクが上がる、と。

私としては治療していいのであれば、歯科治療は出産前に終わらせたい気持ちです。


以下、今回の質問です。

この場合は、どのようにするのがベストなのでしょうか?
水酸化カルシウムを詰めたまま出産までいくのか、出産する前にできる限りの根管治療をするのがいいのか。
心配なのは水酸化カルシウムが持たなくて、出産前に再感染したり痛くなることです。

よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2023-11-06 21:19:31
こんばんは、柴田です。
妊婦さんの歯科治療は悩ましいです。

痛みを与えると子宮が収縮し、早産に繋がるとかいう情報も有るかと思います。
ですから痛みが起きない範囲で、治療は進めた方が良いと思います。

仮に間に合わないときは水酸化カルシウムの静菌的な効果よりも、出産後治療再開までの数ヶ月間に根管への感染を防ぐ手立ての方が重要だと思います。

具体的には、

むし歯の完全除去
しっかりとした仮封(最低でもグラスアイオノマーセメント
できれば仮歯

が必要だと思います。

水酸化カルシウムにしろ、無調薬にしろ仮封の方が大事だと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆまるさん
返信日時:2023-11-06 21:32:54
柴田先生、ありがとうございます。

いまは根の治療をした部分に水酸化カルシウムを詰めて、それが固まっている状態で、仮の蓋などはしていません。

歯科の先生が言うには

「水酸化カルシウムがセメントみたいに固まっている状態でとれることはまずないよ」

とのことなのですが、、
絶対とれないわけじゃないですよね。

仮封、仮歯を先生にお願いするには、具体的にはどのように伝えればいいでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2023-11-06 22:24:37
仮封をしていないとすれば、大問題だと思います。
あるいは相談者の聞き違いor勘違いかもしれません。

水酸化カルシウム製剤はほぼ固まらないと思います。

水硬性セメントは水と反応して固まると思います。
ただこれから先水硬性では心許ないと思います。

もし本当に水酸化カルシウム製剤だけであれば、即刻転院すべきだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆまるさん
返信日時:2023-11-06 23:29:04
柴田先生

返信をありがとうございます。

水酸化カルシウム製剤を入れた上で、セメントのような仮の封がしてある状態なのでしょうか?

いわゆる被せもの?みたいなものはしていない状態なので、何が仮封なのかよく分かりません。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-11-07 08:16:04
セメントのような仮の封がしてある状態なのでしょうか?

それが、仮封です。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2023-11-07 09:33:17
おはようございます。

治療がどこまで進んでいるかわからないので何とも言えませんが、根尖まで根管形成ができているという事なら、水酸化カルシュウムは長期間持ちます、根管形成ができていないという事ならあまり持たないと思います。

要は根管形成、とは根管のお掃除が根っこの先までできていることです。

>心配なのは水酸化カルシウムが持たなくて、出産前に再感染したり痛くなることです。

根管形成ができていれば、水酸化カルシウムを入れておけば仮封が取れない限り再感染はしないと思います。

どういう事かというと、根管形成ができていないという事は、根管内に感染源が残っているつまりまだ感染状態だという事です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆまるさん
返信日時:2023-11-07 16:50:42
先生方、ありがとうございます。

本日2回目の根管治療を行いました。

また細い棒でガリガリして、水酸化カルシウムを入れ、水硬性セメントで蓋をしてくれたそうです。

このまま出産まではそのままにして、出産後にきちんとした最終的なお薬を詰めて、セラミックなり、最終的な蓋をする、という方針だそうです。

おおむね合っていますでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2023-11-07 21:34:04
上の方に書きましたが、水硬性セメントだけでは多少耐久性に問題があると個人的には思います。

できればグラスアイオノマーセメントを追加してもらえると安心です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆまるさん
返信日時:2023-11-07 21:38:28
柴田先生、何度もありがとうございます。

切迫早産の症状が落ち着いて、明日退院になりました。
病院の歯科の先生に紹介状を書いていただき、かかりつけの歯科に戻ることになりました。

そこで、先生に教えていただいたセメントを追加してもらえるか聞いてみたいと思います!



タイトル 根管治療における水酸化カルシウムの耐久性について(妊娠中)
質問者 ゆまるさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 妊娠中の歯科治療
根管治療中の仮歯・仮の詰め物
回答者




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