下顎7番の根に膿。抜歯または意図的再植と言われた

相談者: ずんたかさん (58歳:女性)
投稿日時:2024-09-28 07:50:00
10年ほど前に根管治療した下顎左の第2大臼歯が1ヶ月ほど前から鈍痛がしています。

歯科医院で診ていただいたところ膿の袋が有り骨が溶けているとの説明がありました。
元々審美歯科をうたっていて根管治療を得意としている先生ではないのでかはわかりませんがその先生は1番奥の歯なので抜歯してそのままでも良いという話をされました。

抜歯は考えていなかったので別の歯科医院に行きました。
そこでは根管治療も得意としているようでしたが7番目の歯の根管治療は難しいということで意図的再植の方法を勧められました。

下顎の第2大臼歯は再根管治療はやはり成功率は低いのでしょうか?
根管治療を専門としている先生でも難しいのでしょうか?

よろしくお願い致します。
 

 

     


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2024-09-28 09:12:59
こんにちは。

左下の7番ですが根管治療は難しい場合が多いと思います、かといって最初から意図的再植をするのはどうかなと思います。

個人的には先ず通常の根管治療をやってみてうまくいかなければ意図的再植を選択するのがいいように思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2024-09-28 11:19:42
こんにちは、

再植根管治療後には起こらない、外部吸収(根が溶ける)や癒着(骨と歯がくっ付く)が起こるリスクがあり、根尖病変は治ってもそれが原因で抜歯になるリスクもあるので、まずは山田先生がおっしゃるように根管治療がベターだと思います。

また、再植は抜いている最中に折れてしまうと元には戻せず抜歯となります。

自分的には、
根管治療を行い治らなければ、意図的再植ですね。
(自分が抜歯があまり得意でない為に再植は最終手段です) 
 
 
後、日本人女性の第2大臼歯は樋状根という複雑な形態の歯が2〜3割あり、難易度が高いのでなるべくなら顕微鏡下で治療を受けられた方が見落としなどは少なくなると思います。
 
おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ずんたかさん
返信日時:2024-09-28 14:22:08
山田先生、ご回答をありがとうございます。
再根管治療をしてうまくいかなかった時に最終的に意図的再植を選択したいと思います。

井野先生、ありがとうございます。
樋状根は根管治療専門医でしたらほとんど見落とすことはないのでしょうか?
根管治療医でも難易度が高いのですか?
よろしくお願いいたします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2024-09-28 17:20:38
樋状根かどうかは私の勝手な推測ですから、CTなど撮って診査してもらった方がいいですよ。
 
ただ、経験的に女性の第2大臼歯の予後の悪いケースはホント樋状根多いです。
午後も1ケース樋状根の治療でした(笑) 

 
>ほとんど見落とすことはないのでしょうか?
 
見落としが無いようにCTや顕微鏡を使って治療してもらった方がいいでしょうね。
その方がエラーは少なくなるとは思います。
 

根管治療医でも難易度が高いのですか? 
 
一般的な根管に比べれば誰がやっても難易度は高いと思います。
  
「樋状根なんて楽勝で治せるよ」という先生がおられればそう言う先生に治療してもらえばいいと思いますが、そこまで自身のある先生はかなり少ないと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2024-09-28 21:41:51
>樋状根は根管治療専門医でしたら
>ほとんど見落とすことはないのでしょうか?

できる歯科医ならレントゲンだけである程度推測を付けられるとおもいます。

もちろん根管上部を診て樋状根と分からないような歯科医は専門医にはなれないと思います。

>根管治療医でも難易度が高いのですか?


樋状根は誰がやっても難易度は高いと思います。
でもそれをクリアする実力が専門医の証だと思います。

ただ誰がやっても外科的な歯内療法意図的再植歯根端切除術など)が必須という事もあると思います。

お住まいの都道府県には日本歯内療法学会や顕微鏡歯学会の専門医があると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ずんたかさん
返信日時:2024-09-29 07:24:52
井野先生、柴田先生お忙しい中のご回答をありがとうございました。

根の治療がこんなにも奥深いとは思いませんでした。
色々考えて歯科医院を選択したいと思います。



タイトル 下顎7番の根に膿。抜歯または意図的再植と言われた
質問者 ずんたかさん
地域 非公開
年齢 58歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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