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タイトル 抜髄時の根管内からの出血量、根管内の炎症の意味について
相談者 -ふみ-
年齢 48 歳
性別 男性
地域 非公開
職業 非公開

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質問 - -ふみ- 2025/03/22(Sat) 10:56
回答1 - 小林 誠 2025/03/23(Sun) 09:12
返信1 - -ふみ- 2025/03/23(Sun) 10:40
回答2 - 小林 誠 2025/03/24(Mon) 07:00
回答3 - Dr.ふなちゃん 2025/03/24(Mon) 09:59

  過去の質問 1 - 2025/03/18(Tue) 20:57 - 窩洞形成(KP)(複雑)、咬合採得の保険算定につ…
  過去の質問 2 - 2025/03/18(Tue) 09:23 - 添付CTより歯性上顎洞炎と断定できるか?
  過去の質問 他38件


質問 -ふみ- 2025/03/22(Sat) 10:56

ご回答いただいている先生方いつもありがとうございます。

今回の疑問は、抜髄時の根管内からの出血量についてです。

抜髄をした時は、
1)歯髄が正常に生きている時(誤って抜髄したと仮定)
2)炎症がある時
3)感染している時(歯根嚢胞がないと仮定)
のどれが血がどんどん出ますか?

歯髄壊死している場合は血は出ないと思いますが、正常に生きている時も血液循環があるためどんどん出そうな気がするのですが。



また、根管内の下の方で炎症があるというのは、歯髄の一部が炎症で腫れて硬くなっているという意味でしょうか?
1回目の抜髄で歯髄がなくなったはずなのに、「根管内に炎症がある」と言われて空っぽの歯髄腔に炎症って歯質に炎症??と思っていたのですが、ひょっとしたら、歯髄が腫れて硬くなっているため1回で取り切れなかったという意味であれば理解できるなぁと思いました。


よろしくお願い申し上げます。
回答1 小林 誠 2025/03/23(Sun) 09:12

小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。

>どれが血がどんどん出ますか?

強いて言えば、1)< 2)= 3) でしょうか。

そもそも、-ふみ- さんが考える 2)と 3) の文言の差異が分かりません。


>歯髄壊死している場合は血は出ないと思います

これって、抜髄ではなく、感染根管治療ですね。


>1回目の抜髄で歯髄がなくなったはず

歯髄とは、1個ではなく、夥しい数の細胞で構成されていますから、残髄することは多々あろうかと思います。

だからこそ、2回目以降の根管治療があります。
返信1 -ふみ- 2025/03/23(Sun) 10:40

>小林先生

日曜日にお返事ありがとうございます。

2)と3)は歯根嚢胞がなければ変わりませんね^^;
歯学上では、炎症歯髄と感染歯髄(歯根嚢胞ありですが)が別れているので別けて書きましたが、歯根嚢胞がなくても感染してる歯髄があって明確に別れてないようですね。


>強いて言えば
 ということは、歯髄は小さいし、そんなに出血差はないということでしょうか?


そうですね。歯髄壊死の場合は感染根管処置ですね。
歯髄が壊死している場合は血なんて出ないという先生もいますし、抜髄では血なんて出なく、感染根管処置だったら血が出ることあるという先生もいて、結局、歯髄壊死では血が止まらずに出るのか、出ないのかよくわかりません。


要するには、炎症が進むにつれて出血は多くなり、正常であれば部分断髄をした生きた部分でもそんなに出血しないということなのでしょうか?


>だからこそ、2回目以降の根管治療があります。
 この2回目以降というのは、再根管治療のことですか?それとも、根の掃除2日目ということですか?



再度の質問になりますが、よろしくお願いいたします。
回答2 小林 誠 2025/03/24(Mon) 07:00

小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。

>炎症が進むにつれて出血は多くなり、正常であれば部分断髄をした生きた部分でもそんなに出血しないということなのでしょうか?

そう思っていただいて構わないと思います。


>2回目以降というのは、再根管治療のことですか?それとも、根の掃除2日目ということですか?

後者です。
回答3 Dr.ふなちゃん 2025/03/24(Mon) 09:59

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。

こんにちは。

歯髄を誤って抜髄したという状況も理解しずらいですね。
歯髄が生きていても抜髄が必要な時は抜髄されますからね。必要性については歯科医が判断して説明し同意を得て行います。

歯髄の中には毛細血管が入り込んでいますから切れば出血します。組織を圧迫したり血管収縮剤が入った麻酔をしっかり効かせていれば出血はほぼしませんし、止血します。

血圧が高くて心臓もバクバクしている人やお酒を飲んで血行が良くなっていて止血剤の効きが悪い人や毛細血管がすでに局所炎症や糖尿病などの全身疾患で弱ってボロボロになっていれば 止血しにくなっているので局所炎症部位は全部取り切りたいのですが、根管からのアプローチという局在化された術野だけのアプローチに限定されますから止まらないことがあって根管治療が厄介になったりします。

血管は歯髄内単独にある訳ではなく心臓と繋がっていて全身の脈管系の一部なのですから、いろいろなパターンがありますね。

炎症が酷ければ血管収縮剤の入った麻酔は効きにくくなりますし、お酒を飲んだり運動を頑張ったり局所をゆすられてしまうと止血しにくいのは当然でしょう。
歯髄処置をした日ぐらいは安静を保っておいてもらっても良いのではないかと思いますが、健康な方の場合、抜髄程度では何も支障が生じないという場合がほとんどですから歯科医もそういうものだと注意しない場合が多くあります。

脆い血管は止血しづらくなっていますから、局所炎症が酷くならない健康な歯髄を抜いてしまう方が楽と言われています。そういうことで昔は歯の条件が悪い方だと判断されればすぐに抜髄がされていましたよ。今はできるだけ歯髄を残してもらいたいと希望される患者さんの方が多くなりましたから(できるだけ冠の治療は嫌だし、歯髄をとると歯が折れやすくなるとか失活色に変化していくから歯髄をできるだけ残した治療をしてもらうたいと希望されることが多いです)根管治療においては難しいケースが増えるようになってきたように思います。

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