ラバーダムの代わりになる器具?

相談者: 主婦Aさん (36歳: )
投稿日時:2007-05-22 21:39:00
先生方、こんにちは。
いつも、他の方々の質問も参考に読ませて頂いています。

ちょっと歯科相談室に投稿するのはどうかと思ったのですが、以前から気になっていたことがあるので書かせて頂くことにしました。

(いわゆる相談というのでもないですし、掲示板の趣旨とはそぐわないような気がしますので、不都合がありましたらサイトにはアップせず削除をお願い致します   >田尾先生)

他の方の、「根管治療は自費の方がいいのでしょうか?」の質問スレッドで、「ラバーダム以外に代用で優れた防湿器具というのはあるのでしょうか?」というお話が出ていたと思います。

私の知人が通っている歯科医院で、根管治療の際に、何かプラスチック製の器具をにはめて、防湿をしているというのです。

その知人も歯科治療をかなり研究?している人で、ラバーダムを使っている医院はないかと探し、たまたま行ったところでそういう器具を装着されて治療を受けたというのです。

こちらの相談室でもそういう器具の話は見かけませんし、何より私自身が直接見たことがあるわけではないので、どんなものなのかが想像がつきません。

ちなみにその医院ですが、有名な東北方面のK谷先生の講習会にも参加するなど、ペリオ、予防などに力を入れているところで、特段、根管治療に力を入れているという医院でもないようです。

いったいこれは何だろう?と、気になっています。

歯チャンネルの先生方なら、何かご存じだろうか??と思いまして、趣旨違いかもと思いつつ投稿させていただきました。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-05-22 22:07:00
ははは、K谷先生ですね。なんかイニシャルにすると悪い先生みたいですけど、そんなことないですからね。

にはめる器具、ありますよね。名前はわかりませんけど、回答する際に確かに頭をよぎりました。さすがお見通しですね!

似た発想?で、歯にラバーダムの時に使うクランプ(ゴムを固定する金具)だけ使用する、というのもあった様な・・。これならゴム代も浮きますね。

根管治療じゃなくて充填や接着操作の時なら、細菌の有無はあまり関係ないので良い方法かも知れません。

(もっとも、神経質な先生にとっては呼気中の湿気の問題もありますが・・)

ですが根管充填の場合、ご承知の様に防湿が目的なのではなくて、細菌を出来る限り排除する必要があります。

以前にも書きましたが、そのために化学火傷を起こすほどの高濃度の薬品で歯面清掃したりもしますし、歯周ポケットから感染根管の犯人と思しき細菌もわいてきます。

ですから唾液というよりも、歯肉から完全に隔離しないといけません。

”歯にはめる器具”はラバーダムと何もしない、のちょうど中間ぐらいのものなのかな、と思いますよ。

もっとも、何もしないのと比べれば、はるかに良いでしょうね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-05-22 22:40:00
(何もしないのと比べれば、はるかに良いでしょうね。)

本当にそうかな。
ラバーダムをしていても完全でないと感じることもあるけど。(まだ未熟だから)

ラバーダムをしないときの成功率の引き合いに出される、ヘルシンキ大学の研究でも、すべてにラバーダムをしていないのではなく、ラバーダムがしづらいケースで簡易防湿をしたと記載されていたと思いますが。

研究報告がないのでなんともいえませんが、ヘルシンキの研究と大差ないように思えますが。

つまり私の意見としては、使っても使わなくても一緒ということです。

渡辺先生いちゃもんつけてごめんなさい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 主婦Aさん
返信日時:2007-05-23 08:42:00
>渡辺先生

コメントありがとうございます。

先生のお話から、そのプラスチックの器具というのは、最初からラバーダムの代わりとして作られたものではなく、何か他の目的で使われるものなんですね。

それを単に、ラバー代わりに使ってみている……そういう感じなんですね。

私が以前かかっていた近所の保険医などは、ラバーはもちろん無し、ロール綿も無しだったので、そのプラスチックの話を聞いたときは「へぇ、いいかも」と思ってしまったものです。

しかしプラスチック製だと聞いたので、患者ごとにや顎の大きさも違うんだし、ぴったりとした装着は出来ないのでは?と疑問に思っていました。

……ただその医院、根治の時のみ使うようなのですが、「付けたり付けなかったり」らしいし、仮封を衛生士さんが外したあと「うがいしてください(根治なのに…)」と言ってきたり、その器具を使っている意味が……という話です。


>小牧先生

はじめまして。コメントありがとうございます。

ヘルシンキ大学の研究、abstractぐらい読んでみようかと意気込んで論文検索を試みたのですが、見つけるのにすぐ挫折しました(笑)。

先生のお話から、どうやらあまり意味がないのかもしれませんね。

お忙しいところ、貴重なお話しをありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-05-23 21:49:00
さすがの主婦Aさんでも、「ヘルシンキ大学の研究」だけでは見つけられないでしょうね。

多分以前にも引用している論文のことだと思いますよ。
jokinen(1978)

参考⇒根っこの治療(根管治療)に高周波治療は有効?

確かに小牧先生のおっしゃるとおりで、簡易的な防湿を行っていればこの状況に近そうなんですよね。

ですがどうも、日本の一般的な根管治療の成功率は、更に悪くて20%前後ぐらいではないか・・という疑惑もありますので、きわどいところです。

参考⇒根っこ治療(根管治療)のやり直し
参考⇒ラバーダムは理想論!?

保険点数、根管治療中のうがい、貼薬で用いる薬剤、J-OPEN・・わからなくもないですけど、20%って、あまりにも夢がないというか切なすぎるというか・・・。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 主婦Aさん
返信日時:2007-05-23 22:48:00
渡辺先生、たびたびありがとうございます。
さっそく見てみました。

論文タイトルのpulpectomy というのは、初回治療のことで、root canal therapyというのが再治療の感染根管っていう意味なんでしょうか。

periapical rarefaction っていうのは、根尖の吸収???
あ〜〜なんだかディープな世界に足を踏み入れてきたような……。

しかし20%の疑惑はショックです。

私もこんどクラウン被せる予定のがあるのですが、必ず来たるべき根っこの再治療を考えて、「除去しやすいものにしよう」ばっかり考えてしまいます。

切ないです…。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-05-24 00:57:00
いやいや、随分前から誰よりディープです・・・。

英語のことを僕に聞かれても、DSのえいご漬けでなんとかAAですから、自信ないんですけど・・。

pulpectomyとroot canal therapyについてはそれでいいと思います。

periapical rarefactionはおそらく根尖”周囲”の(骨の)吸収ですから、根の先の黒い影、いわゆる「根尖病巣」のことだと思います。

(「根尖病巣」・・とはよく言いますけど、そこは病の巣というか自分の免疫担当細胞の死骸があるだけで触る必要はない訳ですから、「根尖病変」の方が正しいんじゃないかなぁと思いながら言葉を使ってます。病、というか原因菌は通常根尖の外ではなくて中ですから、言葉のニュアンスで治療内容も変わりかねないかな、と。)

で、abstractでは、ラバーに関して明記がないものの、相当な数から出している数値であること、色んなの治療をひっくるめて成功率が53%であったこと、根尖病変(の有るもの、大きいものほど)が成功率を低くすることなどが分かりますよね。


除去しやすいもの、はいつも考えますね。

私たちの感覚で言うと、クラウンよりもメタルコアが嫌です。

メタルコア入れるなら完璧な根管治療ができた時だけにしてよ、と言いたくなります。。そんな治療法があるのなら。

前医による、誇らしげで太くて長い立派なメタルコアの先に根尖病変が見つかった日にはもう・・・て感じですね。




タイトル ラバーダムの代わりになる器具?
質問者 主婦Aさん
地域  
年齢 36歳
性別  
職業  
カテゴリ ラバーダム
根管治療関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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