痛みの症状が無くても、専門医の再根幹治療はするべき?(アメリカ)
相談者:
ヒュームさん (28歳:女性)
投稿日時:2008-09-30 06:22:19
アメリカ在住のものです。
先月の中ごろ、左奥歯あたりに不快感を感じ、18番で食べ物を噛むと痛いという症状が数日間続きました。
特に夜眠れないような鋭い痛みではなく、鈍痛という感じで、歯を叩くと響く感じでしたが、3-4日後痛みは完全に消えました。
その後、すぐにこちら(アメリカ)の地元の歯医者さんで診察してもらったところ、5年程前に日本にて根幹治療をした18番の歯の奥(後ろ)に腫れた跡がレントゲンに写っており(その時点で腫れはひいていた)、根の再治療が必要であろうということで、ルートキャナル専門医への紹介状をもらいました。
根の治療の痕(レントゲンに写る白い線)が途中で途切れ途切れになっており、日本での根幹治療が完全ではなかったのだろう、というのが歯医者さんの見解です。
それから1ヶ月経ちますが、その後全く痛みの症状がなく、叩いても響いたり違和感は感じません。
歯医者さんの話によると、
「疲れがたまっていたから感染を起した可能性もあるので、様子を見ることもできるが、次に痛みを感じたら、ルートキャナル専門医のところへ行って下さい」
とアドバイスをもらったのですが…。
このような不快感や痛みは再度起こりうる可能性が高いので、なるべく早く根幹再治療をした方が良いのか、しばらく様子を見たほうが良いのか悩んでいます。
アメリカの根の再治療(ルートキャナルの専門医による治療)は$1300(14万円)近くかかり、その後のクラウン費用も含めると20万以上かかり、保険も半額しかカバーしてくれないため、今の時点で治療に踏み切るのか、悩んでいます。
今は腫れも痛みも不快感もありませんが、このまま放っておくと、症状が悪化して抜歯に至る…という可能性があるのであれば、すぐにでも再根幹治療を受けようと思っています。
先生方、どうぞアドバイスの程、宜しくお願いします。
先月の中ごろ、左奥歯あたりに不快感を感じ、18番で食べ物を噛むと痛いという症状が数日間続きました。
特に夜眠れないような鋭い痛みではなく、鈍痛という感じで、歯を叩くと響く感じでしたが、3-4日後痛みは完全に消えました。
その後、すぐにこちら(アメリカ)の地元の歯医者さんで診察してもらったところ、5年程前に日本にて根幹治療をした18番の歯の奥(後ろ)に腫れた跡がレントゲンに写っており(その時点で腫れはひいていた)、根の再治療が必要であろうということで、ルートキャナル専門医への紹介状をもらいました。
根の治療の痕(レントゲンに写る白い線)が途中で途切れ途切れになっており、日本での根幹治療が完全ではなかったのだろう、というのが歯医者さんの見解です。
それから1ヶ月経ちますが、その後全く痛みの症状がなく、叩いても響いたり違和感は感じません。
歯医者さんの話によると、
「疲れがたまっていたから感染を起した可能性もあるので、様子を見ることもできるが、次に痛みを感じたら、ルートキャナル専門医のところへ行って下さい」
とアドバイスをもらったのですが…。
このような不快感や痛みは再度起こりうる可能性が高いので、なるべく早く根幹再治療をした方が良いのか、しばらく様子を見たほうが良いのか悩んでいます。
アメリカの根の再治療(ルートキャナルの専門医による治療)は$1300(14万円)近くかかり、その後のクラウン費用も含めると20万以上かかり、保険も半額しかカバーしてくれないため、今の時点で治療に踏み切るのか、悩んでいます。
今は腫れも痛みも不快感もありませんが、このまま放っておくと、症状が悪化して抜歯に至る…という可能性があるのであれば、すぐにでも再根幹治療を受けようと思っています。
先生方、どうぞアドバイスの程、宜しくお願いします。
[過去のご相談]
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-09-30 07:13:58
ヒュームさまおはようございます。
18番が痛くなってきて歯医者さんで診察を受けた所、根管治療の不備を指摘されて、再根管治療をするために専門医を紹介するといわれて迷っておられるようですね。
他の歯の状態が不明のため判断が難しい所ですが、18番というと右上の親知らずだと思いますが、日本では通常治療はせずに抜歯するのが一般的だと思います。
その辺りのことも相談なさってはいかがでしょうか。
お大事になさいませ。
18番が痛くなってきて歯医者さんで診察を受けた所、根管治療の不備を指摘されて、再根管治療をするために専門医を紹介するといわれて迷っておられるようですね。
他の歯の状態が不明のため判断が難しい所ですが、18番というと右上の親知らずだと思いますが、日本では通常治療はせずに抜歯するのが一般的だと思います。
その辺りのことも相談なさってはいかがでしょうか。
お大事になさいませ。
相談者からの返信
相談者:
ヒュームさん
返信日時:2008-10-02 00:44:26
山田先生
お忙しいところ早速お返事頂きまして、ありがとうございました。
アメリカと日本とでは、歯の呼び名(番号)に違いがある事を知らず、不明瞭な質問をしてしまいました。
山田先生に回答を頂いてから調べましたところ、神経の再治療が必要である可能性のある歯は、日本で言う左下の7番のようです。
この後ろの親知らずは抜歯済みです。
この左下奥歯7番ですが、ここ1ヶ月程度痛みも響きも感じず、外から見た分では腫れなどもないようです。
(質問に書きましたように、叩いたら響く鈍痛があったのは、昨月の3-4日間のみです)
この歯について、再根幹治療が必要であるか、またそれがアメリカで高額なため、悩んでおります。
根幹治療後、一度炎症が起きた歯は、すぐにでも再根幹治療してもらうべきでしょうか。
もしくは、しばらく様子をみたほうが良いのでしょうか。
再度、他の先生方も含め、アドバイス頂けると幸いです。
どうぞ、宜しくお願いします。
お忙しいところ早速お返事頂きまして、ありがとうございました。
アメリカと日本とでは、歯の呼び名(番号)に違いがある事を知らず、不明瞭な質問をしてしまいました。
山田先生に回答を頂いてから調べましたところ、神経の再治療が必要である可能性のある歯は、日本で言う左下の7番のようです。
この後ろの親知らずは抜歯済みです。
この左下奥歯7番ですが、ここ1ヶ月程度痛みも響きも感じず、外から見た分では腫れなどもないようです。
(質問に書きましたように、叩いたら響く鈍痛があったのは、昨月の3-4日間のみです)
この歯について、再根幹治療が必要であるか、またそれがアメリカで高額なため、悩んでおります。
根幹治療後、一度炎症が起きた歯は、すぐにでも再根幹治療してもらうべきでしょうか。
もしくは、しばらく様子をみたほうが良いのでしょうか。
再度、他の先生方も含め、アドバイス頂けると幸いです。
どうぞ、宜しくお願いします。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2008-10-02 08:18:38
レントゲンを見ないと判断は難しい所ですが、歯科医の判断で再根管治療が必要との診断があったので、先ず間違いは無いと思います。
あとは、いつするかということになりますが、こればっかりはいつどれ位痛みが出るかは正直言って判りません。
費用のことを考えると、日本に帰国された時に治療をすることもアリかもしれません。
ただ治療期間が長くなる可能性があるので、どれくらいの期間日本に滞在できるかにもよると思います。
悩む所だとは思いますがご自身で決めていただくことになると思います。
お大事になさいませ。
あとは、いつするかということになりますが、こればっかりはいつどれ位痛みが出るかは正直言って判りません。
費用のことを考えると、日本に帰国された時に治療をすることもアリかもしれません。
ただ治療期間が長くなる可能性があるので、どれくらいの期間日本に滞在できるかにもよると思います。
悩む所だとは思いますがご自身で決めていただくことになると思います。
お大事になさいませ。
回答3
回答日時:2008-10-02 09:51:04
こんにちは。
「18番」と言うと、アメリカ式だと左下7番ですが、FDI式だと右上8番(親知らず)、ややこしいですね^^;
参考⇒歯の基礎知識<歯の種類・名称・番号・歯式
(※田尾先生>FDI式の例に誤植ありますよー)
でそこに根尖病変が発見された様ですが、いつ治療するかの判断は、山田先生のおっしゃる通り、こちらで判断出来ることではありませんね。
日本での根管治療痕は、正確な統計はないものの、おそらく約半数以上が問題を持っています。
(※普通専門的に言う「問題」は、根管充填の質ではなくてレントゲンに写る根尖病変や自覚症状のことです)
参考⇒これは、いわゆる「根管治療で失敗したケース」でしょうか?
参考⇒ラバーダムは理想論!?
文面だけからの判断では、ヒュームさんはこのどちらにも(根尖病変、自覚症状)問題があった様ですから、少なくとも自然治癒はないと思われます。
ただいつどこで治療を開始するべきかと考えますと、どこで誰にやってもらっても治ると言う物でもないということも考えないといけませんね。
日本でも専門医(的配慮のある)の治療を受ければ、大体同等の費用がかかりますし、期間も「とりあえず」数ヶ月かかると思います。
参考⇒根管治療の「成功」と「失敗」は、いつ分かる?
だからと言って左下7番に対してこの治療の成功率が、コストに見合うと感じられるかどうか、これは個人の価値観によっても意見の分かれるところだと思います。
参考⇒根管治療
参考⇒よくある歯科相談・おススメの歯科相談<《7番(第二大臼歯)》
幸いに現在強い症状があるなどではない様ですから、このサイトでも色々予備知識をつけて、ゆっくり考えられれば良いと思いますよ。
お大事にどうぞ。
「18番」と言うと、アメリカ式だと左下7番ですが、FDI式だと右上8番(親知らず)、ややこしいですね^^;
参考⇒歯の基礎知識<歯の種類・名称・番号・歯式
(※田尾先生>FDI式の例に誤植ありますよー)
でそこに根尖病変が発見された様ですが、いつ治療するかの判断は、山田先生のおっしゃる通り、こちらで判断出来ることではありませんね。
日本での根管治療痕は、正確な統計はないものの、おそらく約半数以上が問題を持っています。
(※普通専門的に言う「問題」は、根管充填の質ではなくてレントゲンに写る根尖病変や自覚症状のことです)
参考⇒これは、いわゆる「根管治療で失敗したケース」でしょうか?
参考⇒ラバーダムは理想論!?
文面だけからの判断では、ヒュームさんはこのどちらにも(根尖病変、自覚症状)問題があった様ですから、少なくとも自然治癒はないと思われます。
ただいつどこで治療を開始するべきかと考えますと、どこで誰にやってもらっても治ると言う物でもないということも考えないといけませんね。
日本でも専門医(的配慮のある)の治療を受ければ、大体同等の費用がかかりますし、期間も「とりあえず」数ヶ月かかると思います。
参考⇒根管治療の「成功」と「失敗」は、いつ分かる?
だからと言って左下7番に対してこの治療の成功率が、コストに見合うと感じられるかどうか、これは個人の価値観によっても意見の分かれるところだと思います。
参考⇒根管治療
参考⇒よくある歯科相談・おススメの歯科相談<《7番(第二大臼歯)》
幸いに現在強い症状があるなどではない様ですから、このサイトでも色々予備知識をつけて、ゆっくり考えられれば良いと思いますよ。
お大事にどうぞ。
回答4
相談者からの返信
相談者:
ヒュームさん
返信日時:2008-10-02 21:34:13
山田先生、渡辺先生、田尾先生
お忙しい中、ご丁寧な回答をして頂き本当に有難うございました。
山田先生、「再根幹治療が必要であるだろう」というご指摘有難うございます。
治療をする時期につきましては、日本への長期帰国の予定もありませんので、こちらEndodontist(ルートキャナルスペシャリスト)と相談して決めるつもりです。
ご親切にアドバイス頂いた事に感謝します。
渡辺先生、今回の症状は「根尖病変」という症状だったのですね。
それぞれの専門用語に関してご丁寧にリンクを付けて頂いたので、とてもわかりやすかったです。
「もしかしたら、疲れが溜まっていて、バクテリア感染の起き易い時期だったからではないか、、、」と考えたりもしましたが(そうであって欲しいと^^;)、リンクを見せて頂く限り、確かな原因があって根尖病変と自覚症状が出たということがはっきりわかりました。
お値段は高いですが、こちらの専門医に再治療をお願いし、それが成功するよう願うのみです。
ご丁寧なアドバイスに感謝します。
田尾先生、日本と海外では歯の呼び名が異なるということを初めて知りました。
次からは、この表と照らし合わせ、歯番を確認してから、質問させて頂こうと思います。
お忙しい中、ご丁寧な回答をして頂き本当に有難うございました。
山田先生、「再根幹治療が必要であるだろう」というご指摘有難うございます。
治療をする時期につきましては、日本への長期帰国の予定もありませんので、こちらEndodontist(ルートキャナルスペシャリスト)と相談して決めるつもりです。
ご親切にアドバイス頂いた事に感謝します。
渡辺先生、今回の症状は「根尖病変」という症状だったのですね。
それぞれの専門用語に関してご丁寧にリンクを付けて頂いたので、とてもわかりやすかったです。
「もしかしたら、疲れが溜まっていて、バクテリア感染の起き易い時期だったからではないか、、、」と考えたりもしましたが(そうであって欲しいと^^;)、リンクを見せて頂く限り、確かな原因があって根尖病変と自覚症状が出たということがはっきりわかりました。
お値段は高いですが、こちらの専門医に再治療をお願いし、それが成功するよう願うのみです。
ご丁寧なアドバイスに感謝します。
田尾先生、日本と海外では歯の呼び名が異なるということを初めて知りました。
次からは、この表と照らし合わせ、歯番を確認してから、質問させて頂こうと思います。
タイトル | 痛みの症状が無くても、専門医の再根幹治療はするべき?(アメリカ) |
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質問者 | ヒュームさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の専門医 根管治療その他 アメリカ(米国) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。