[写真あり] 銀インレーが取れた6番の治療にレジンの説明をしてくれなかった

相談者: Paluさん (47歳:女性)
投稿日時:2009-03-13 03:10:04
初めての投稿です。

固い物を噛んだため、右上6番の銀インレー(治療後経年=17年)が取れたと同時にが欠けてしまい、二日後の2009年1月15日に近くの歯科医院で診てもらいました。

診断は詰めていた部分に虫歯が進行して、結構大きく削らないといけないとのことでした。

私はシフト制勤務で通院が困難である+歯科治療が嫌い(お恥ずかしいことですが)なので、通院回数が少なく短期間での治療方法を希望しましたが、担当医は

「虫歯になっているので、削って型を取り、最低でも3回の通院は必要です」

とのことでした。


当日はレントゲン写真、虫歯部分を削り(麻酔注射有)、削った部分にセメントを詰めて、治療は終了しました。

痛み止めの頓服薬を処方すると言われましたが、自宅にあるので断りました。(幸い傷みは出ませんでした)

仕事の都合で次の診察日を決められないまま2ヶ月が経過してしまい、気になっていたところに3月12日放送のフジテレビ「News Japan」で「レジン治療」が紹介されていました。

ほとんどが1回の通院で済み、保険内なので治療費も安いとのことでした。

そこで、「レジン治療」をネット検索してこちらのサイトにやって参りました。

6番の歯の欠けが大きいと、レンジは不可能ということなのでしょうか?

できないにしても、「レジン治療なら1回で済むけれど、あなたの場合は無理です」という説明がなかったことに不満を感じています。


質問としては

?この担当医がレジン治療の説明をしてくれなかった理由。

?もし、この医院の信用性が低い場合、転院したいのでレントゲン写真を請求できるか。

『コピーはもらえるが有料になることもある』と過去の回答にあったので、転院先で再撮影したほうが安いのかどうか。

?保険内でのレジン治療は、どれくらいの欠損まで可能なのか。


以上、ご回答のほどよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-03-13 08:32:39
Paluさん、こんにちは。

昨日のテレビは私も見ました。
あの放送を見ると「なぜ私はレジンで治療してくれなかったんだろう」というお気持ちにもなると思います。

ですが、

>右上6番の銀インレー(治療後経年=17年)が取れたと同時にが欠けてしまい、

とのことで、元の状態が既にインレーであったこと、また、そのインレーが外れてしまい、

>診断は詰めていた部分に虫歯が進行して、結構大きく削らないといけないとのことでした。

とのことから、Paluさんもおっしゃるとおり、同部位をレジンで修復すること(しかも保険で)は技術的に不可能であったものと思われます。

そしてその場合、

>「レジン治療なら1回で済むけれど、あなたの場合は無理です」という説明がなかったこと

自体は、特に問題となる行為ではないと思います。

歯科医師に、既に選択肢としては考えられない治療法まで説明する義務が求められるとは、私には思えません(もっとも、Paluさんの方から「レジンでできませんか?」とのご質問があれば別だと思います)。

担当の先生は、

>私はシフト制勤務で通院が困難である+歯科治療が嫌い(お恥ずかしいことですが)なので、通院回数が少なく短期間での治療方法を希望しましたが、
>担当医は
>「虫歯になっているので、削って型を取り、最低でも3回の通院は必要です」
>とのことでした。

とのことで、Paluさんのご希望を聞いたうえで、事前に治療計画を伝えられたのであれば、適切な対応であったと思います。

レジンが対応とならないことの説明がなかったことのみをもって、

>不満を感じています。

とのことであれば、大変残念に思います。

メディアの情報は大切ですが、それを即現実の生活に当てはめてしまうと、どうしてもギャップが発生します。

その際に、メディアの情報のみを優先させてしまうと、本当に必要な治療が受けられなくなってしまいます。

少し厳しいコメントとなってしまいましたが、私の個人的意見としてお読み頂ければ幸いです。

治療が順調に進まれることを願っています。
お大事になされてくださいね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2009-03-13 09:32:49
またマスコミのアホが稚拙な知識で、一般市民を惑わせたようですね。
申し訳御座いません。

彼らは他人の興味さえ引けば、自分は報道の自由を盾にとって、絶対に責任は取らないで何でも行いますので、過度に信用しないでください。

過去の『あるある』を思い出してもらえれば、よろしいかと存じます。


第一大臼歯、通称6番は、一番大きな咬合力が掛かります。

摩耗や破折のことを考慮すれば、ごく小さな穴以外は金属で修復する方が長期安定が望めますので、まともなドクターなら上顎の第一大臼歯であれば金属修復を選択するでしょう。

ホンマにアホばかりですいません。
元大手マスコミ社員子息より、お詫び致します。


『自体は、特に問題となる行為ではないと思います。

歯科医師に、既に選択肢としては考えられない治療法まで説明する義務が求められるとは、私には思えません(もっとも、Paluさんの方から「レジンでできませんか?」とのご質問があれば別だと思います)。』

という中本先生のコメントを指示いたします。
いたせりつくせりをする根拠は無いと考えます。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2009-03-13 10:55:49
僕も中本先生、佐藤先生の意見に同意です。

Paluさんの虫歯の状態を見ていないので何とも言えませんが、大臼歯部にレジン充填を行うケースは(健康保険の範囲として考えると)少ないと思います。

保険外の選択肢としてハイブリッドレジンや、セラミックスなどを用いるのであれば、問題は無いと思いますが‥。

佐藤先生も書かれている通り、「一番大きな咬合力が掛かります」なので。


僕はそのニュースは見ていませんが、以前、僕の所にもテレビの取材が来た事があります。

まあ、取材には快く応じたのですが、あまりにも誘導尋問と言うか意図的に解釈を間違われるような発言を強いられたため、放送しないでほしいと言う事を伝えた事があります。


僕も中本先生の

歯科医師に、既に選択肢としては考えられない治療法まで説明する義務が求められるとは、私には思えません(もっとも、Paluさんの方から「レジンでできませんか?」とのご質問があれば別だと思います)。

を支持します。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2009-03-13 11:38:55
支える歯質と、修復する部分とのバランスで考えて下さい。

支える方が小さくて、修復される方が大きい物が大丈夫だと思えますか?

昔に起きた姉事件、支える鉄骨が少なくて大問題に成りましたよね。

歯質が少ないと言う事は、鉄骨が少ないと言う事です。
その場合は、金属とかで修復して補強するしか治しようがないのです。

歯科医の良心で、有り得ない方法で治療する説明が必要だとすると、実務上ありとあらゆる説明をしなければいけない事に成るので、現実的にも法的にも、正当な行為であると判断されると思います。


おかしなマスコミには本当に迷惑です。

こちらのサイトでの回答は至極真っ当です。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Paluさん
返信日時:2009-03-13 23:54:12
ご回答をくださった中本先生、佐藤先生、タイヨウ先生、松元先生、ありがとうございました。

私の場合には、レジン治療は無理ということがよく理解できましたので、なるべく早く治療を進めようと思います。

そして、歯科医の先生方がマスコミに対して不満をお持ちであるということも、同時によく分かりました。

ひとつ申し上げておきたいことなのですが、先日のフジテレビの報道を私はアホとは思いません。

ナレーションでは確か最後に、

「治療を受ける患者側も知識を持っていなければいけない」

といった意味のことを述べていたと記憶してます。


歯科医師に、既に選択肢としては考えられない治療法まで説明する義務が求められるとは、私には思えません(もっとも、Paluさんの方から「レジンでできませんか?」とのご質問があれば別だと思います)。

最初に回答をくださった中本先生のコメントですが、私には「レジンでできませんか?」と質問できるだけの知識は持ち合わせていませんでした。

「レジン治療」ということ自体知りませんでしたから、虫歯の治療は銀歯インレー)しかないと思っていたのです。

そこで、TV報道から「レジン」を初めて知ったのです。

知ってたら、こちらのサイトに相談の投稿はしていません。

患者は選択肢がないということを知る権利はないのでしょうか?

私たち患者は『素人』です。

診察台に乗った時点で「まな板の上の鯉」のような状態とも言えます。

ネットで調べたり、マスコミからも知識を得るのが一般人=素人=私、なのです・・・

だからこそ、専門家の先生と私たち患者間での誤解や不満が生じないように、カウンセリングが必要なのではないでしょうか?

先生方のご回答には本当に感謝いたします。
ありがとうございました。

ただ、タイトルにつけた疑問が解消されず、マスコミ論になってしまったことが残念です。
回答 回答5
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-03-14 01:23:35
>タイトルにつけた疑問が解消されず、

解消されませんか?
では、少し説明を変えます。


【1】

Paluさんは、昨日のテレビをご覧になるまで、レジンをご存知なかったのですよね? 
それは当然のことですし、Paluさんだけではなく、ほとんどの人がレジンなんて知らないと思います。

ところが、昨日の放送をご覧になって、レジンというものを知り、しかもレジンのことを言及してくれなかった担当の先生に不信感を持ったのですよね。

>専門家の先生と私たち患者間での誤解や不満が生じないように、カウンセリングが必要なのではないでしょうか?

と書かれていますが、昨日の放送まではそのような誤解・不満は抱いてなかった、また仮に昨日の放送をご覧にならなかったのであれば、今でも誤解・不満は持たれていなかったことと思います。


【2】

一方で、2009年1月15日に治療をされた担当の先生は、その時にまさか2ヵ月後にPaluさんがご覧になったテレビでレジンのことが放送され、そのことでPaluさんが誤解・不満を抱くなんて、とても予見できません。

Paluさんのケースでは、少なくとも保険適応のレジン充填の対象とはならなかったと思います。

その場合、先に回答したとおり、はじめから(医療側にとって)選択肢にない事項についてまで言及するということは現実的ではありません。

>この担当医がレジン治療の説明をしてくれなかった理由。

は、まさにここにあります。

そんなのはインフォームドコンセントではありません。


【3】

このことは、歯科に限らず他の診療科でも言えることです。

医学的に講じうる処置・治療は、無数に存在します。

その中で、症状に応じて考えられる処置・治療を、患者さんに分かりやすく説明した上で、同意を得ることがインフォームドコンセントです。

複数の選択肢が考えられる場合は、そのそれぞれについて、メリットとデメリットを提示して、患者さんに選択してもらうことが理想的です。

一方で、医学的に考えられない処置・治療のことまで(しかも、将来患者さんが聞きたいと思うかもしれない事項を予測して)説明をしなければならないということがインフォームドコンセントではないはずです。


【4】

>患者は選択肢がないということを知る権利はないのでしょうか?

Paluさんが、

『通院が困難である+科治療が嫌い(お恥ずかしいことですが)なので、通院回数が少なく短期間での治療方法を希望』

したところ、担当の先生が

虫歯になっているので、削って型を取り、最低でも3回の通院は必要です』

とご説明されたのは、知る権利(あるいは「他に選択肢がない」ということを知る権利)を充分満たしていると思います。

また、お時間がある時にでも、こちらの過去ログにも目を通されてください。

説明があまりないので、不信感がいっぱいです・・・


【5】

ちなみに、

>私には「レジンでできませんか?」と質問できるだけの知識は持ち合わせていませんでした。

とのことに関して、そのような知識を持ち合わせている必要は必ずしもありません。

私が先に回答した

『もっとも、Paluさんの方から「レジンでできませんか?」とのご質問があれば別だと思います』

というのは、仮にそのようなご質問がPaluさんの方からあれば、担当医はそれに答える必要はあるかもしれない、ということです。

ですが決して、Paluさんがレジンのことにを聞かれなかったことに非があるわけではないですよ。

通常、患者さんが事前に治療内容を調べて、それを診療の場で医師に伝えなければならないものではありません(それどころか、そのような行為は現実の診療の妨げになることもあります)。

一方で医師側も、現実的ではない治療法にまで言及しなければならないものではない、ということは、繰り返しお伝えしたとおりです。


【6】

最後に…

既に2ヶ月、治療を中断されておられるようですが、本当に後2〜数回の通院のための時間すら、一切取れないですか?

お仕事の都合は、あるいは歯科医院との予約の調整は、全くつかないのですか?

これがもし、インレーが外れたための治療ではなく、ひどい痛みがある場合や、何か他の全身の病気だったらどうしていましたか?

現在、仮の詰め物をしているだけの状態と思いますが、このまま放置しておくと、それもいずれ外れます(もし、既に外れていたら早急に治療を再開されてください)。

そうすると、虫歯も進行し、それこそ仕事や日常生活に影響を及ぼす不快な痛みがでてきます。治療は抜髄となり、最終的には抜歯となります。

また、噛みあわせも変化して、さらに様々な症状が出てくる可能性も充分考えられます。

こうなると、治療回数はさらに増加していきます。


今のうちに納得の行く治療を受け、無事終えられることを願っています。

お大事になされてくださいね。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2009-03-14 18:20:49
見ました、見ました放送^^

私も何も知識のないPaluさんのような状態であれば、100%歯科医師に不満を持つと思います。

レジンと一言もなかったけど!?」と思うはずです。


で、私も放送を見た感想になってしまうのですが^^;


おかしいと思う1点目

まず音楽・・・

あれは頂けませんね。
ホント不安をあおるようなBGM、聴覚から訴えるのはフェアーではありません。

確認したい人はこちらで
http://www.youtube.com/watch?v=okWzm6_0Oh8
そのうち消されると思いますが^^;


2点目

一人目に出て来た顕微鏡を用いて画像を見せていた先生ですが、あたかも保険でしているような放送でしたが、あの先生は自費専門の先生です。
(たまにあの先生のブログを読んでいます)
保険治療は行っていなかったと思います。

保険で治療が出来ると言うスタンスで放送をしたければ、保険の先生の意見を放送しなければ卑怯ではないかな!?と感じます。

たぶん自費専門の歯科医院の治療費は、保険治療と10倍以上違うと思いますよ。


3点目

2人の教授が出てきましたが、2人ともレジン推進派の先生です。
今度の学会でも論文使わせて頂くのであまり言うのもなんですが^^;

2人の先生は固定給が出ますから、私たち開業医とは立場が異なります。

もちろん患者さんのことを第1に捕えるのは当然ですが、歯科医師と言えど食べて行くための1職業です。(悪い意味でとらえないでくださいね^^;)

また、途中のテロップに小さく「1級う蝕治療に関して」と出てきていました。
(保険会社の言いたくないことは小さく書くみたいな方法ですね)
たぶん1級窩洞など一般の方には全く分からないと思います。

全ての治療の中の第一選択が、レジンだととらえられても仕方がありませんね。

*1級窩洞とは奥歯の健康なで囲まれた部分のことです。
(1級窩洞のインレーは極々小さな銀歯です)

歯と歯の間の虫歯は2級窩洞となり、保存学会が作成しようとしているガイドラインからは外れてしまいます。

たぶん今回のPalu さんのケースも、このガイドラインには当てはまらないと思います。

このような放送をするのであれば、否定派・推進派の先生数人から数十人で意見を出したものを放送すべきであり、片方を推進する先生を個別でヒヤリングして、それをメディアに乗せてしまうのはどうなのと言うのが私の感想です。


4点目

精度のことについて、全く語られていませんでした。

また他の先生もおっしゃるように、レジンは物凄くテクニカルセンシティブで治療技術の差が激しいです。(特に歯と歯の間の虫歯)

私みたいな器用でない人間が段差なく詰めようとすると、1時間半近くかかることもあります。
(すみません、私も顕微鏡を見ながらの治療になるので、自費のみの診療体系しか取っていません。)

同じ先生が同じ手間で、インレー治療orレジン治療を考えた場合、適合精度は圧倒的にインレーの方がいい場合が殆どです。

この点(適合精度)も、全くテレビでは触れられていませんでしたね。

Paluさんもただ詰めただけのレジンで、数年で2次カリエス(虫歯の再発)でまた治すのは嫌ですよね!?



まだまだありますがとりあえずこの辺で止めておきます^^;


で、まず、マスコミにしてもらいたいこと

1つ、日本の保険診療が他の先進国に比べもの凄いローコストで、費用対効果に優れているかを国民に教えてもらいたい。

費用対効果が他の国にくらべ、どのぐらい今の診療システムでも優れており、WHOでも太鼓判を押されていること

この点を語らずに『レジン』を正義、『インレー』を悪として捕えさせるように放送すること自体が、フェアーではないと感じました。


また、治療費で覚えていてもらいたいのは、他の先進国では虫歯1本治療するに数万円かかると言うことです。

諸外国ではインレー(金属で治す場合)はレジンに比べ数倍の治療費がかかるということです。(金属修復はかなり高度な治療方法なのです)

他の先進国では、お金のない人は痛みを我慢するしかないのが現状です。

諸外国のように、上と下の開きが大きい医療制度がいいですか!?
それとも日本のように最低限の治療がどこにいても殆ど方が受けられ、望めばその上がある医療体系がいいですか!?

医療とは多くを望めば天井知らずで治療費は高騰します。

この点は、財政がきつくなってきた日本はそろそろ考えるべき時だと思います。



ホント失礼な言い方ですが、日本人はテレビ大好きでニュースと言うものは100%正確な情報を流しているものだと、一方的にとらえてしまう面が私を含めあります。

制度を変えるしかないとテレビでも言っていましたが、財政のない日本では悪くなる方向に進むしかなく、保険治療が良い方向に進むことは考えにくいというのが現状だと思います。

ですからレジン・インレーの前に、まずは虫歯にならないようにして頂くことが大切だと思います。


歯科のことを放送してくれること自体はうれしいことなのですが、一方的な無責任な放送をするテレビは困ります。

今回のニュースをアホだとは思いませんが、かなり偏った番組になってしまっていたということは感じました。


Paluさんが悪い訳ではないですよ。
私が見ていてもPaluさんと全く同じ考えを持ったと思いますから^^;


と言うか、この辺りを言ってこなかった歯科医師が一番悪いと思います・・・


以上感想文でした。

私もレジン大好きで画像1のようなこと毎日しているのですが、あの放送は。。。

「???」でした。


 
最後になりましたが、簡単に

>?この担当医がレジン治療の説明をしてくれなかった理由。

先に中本先生がお書きのように、レジンと言う治療選択肢を出せるほど健康な部分が残っていなかったのかもしれません。

この辺りは直接先生に聞いてみないと分かりませんね^^;


>?もし、この医院の信用性が低い場合、転院したいのでレントゲン写真を請求できるか。
>『コピーはもらえるが有料になることもある』と過去の回答にあったので、転院先で再撮影したほうが安いのかどうか。

デジタルレントゲンならコピーが貰えますが、アナログのレントゲンとなると貸し出となり転院先でもまたレントゲン撮影があると思います。


>?保険内でのレジン治療は、どれくらいの欠損まで可能なのか。

文献的に臼歯(奥歯)では歯の幅の1/3ぐらいまでとされ、咬頭を超えないようにすると言う基準もありますが、これは先生の技術・考え方、患者さんのかみ合わせなど複合的な要素で考えるので、一概にどこまでとは定義できませんね。


もう少し歯科医師が、色々患者さんと話して患者さんが考えていく診療体系が理想ですね^^

あまり不信感を持たないようにしてくださいね。


同じような質問(治療方法の選択)が少し前にもありました。
すきっ歯は、矯正と削って被せる以外にも治療方法がある?

画像1画像1

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Paluさん
返信日時:2009-03-15 01:59:21
中本先生、ご説明ありがとうございます。

【1】

私はレジン治療を『知らなかった』んです。
先生がおっしゃる通り、もちろん知らなかったら誤解・不満は抱きませんでした。

私の相談は『知った』時点から始まっています。

『(報道を)知らなかったら』という仮説でのご説明では意味がないと思うのですが。。。


【2】

私の相談内容では、インフォームドコンセントまでは申し上げていません。

単純に『レジンもあるけど、あなたにはできないんですよ』といった『説明』を聞きたかった(=知りたかった)のです。

この要望はいけないことなのでしょうか?


【3】

>医学的に講じうる処置・治療は、無数に存在します

>その中で、症状に応じて考えられる処置・治療を、患者さんに分かりやすく説明した上で、同意を得ることがインフォームドコンセントです。

>複数の選択肢が考えられる場合は、そのそれぞれについて、メリットとデメリットを提示して、患者さんに選択してもらうことが理想的です。

>一方で、医学的に考えられない処置・治療のことまで(しかも、将来患者さんが聞きたいと思うかもしれない事項を予測して)説明をしなければならないということがインフォームドコンセントではないはずです。

申し訳ありませんが、私の場合は無数にある治療法ではなく、おそらくレジンかインレーかの2択ではないでしょうか?

そこにインフォームドコンセントは望んでいません。


【4】

>『虫歯になっているので、削って型を取り、最低でも3回の通院は必要です』

>とご説明されたのは、知る権利(あるいは「他に選択肢がない」ということを知る権利)を充分満たしていると思います。

『他に選択肢がない』ということならば2つ以上の治療方法の説明があれば、ではないでしょうか。
「レジンとインレーの違いについて」といった説明があったならば言えることかと・・・
過去ログも拝読した感想です。


【5】

中本先生、、、すみませんが、【1】のように仮に・・・はないのです。


【6】

最後に、とても詳しく、きっとお忙しい中の時間を割いてご回答をくださったことに心から御礼申し上げます。

そして、ご心配くださっているように右側では噛めない状態ですので早く治療したいのです。



*ちょっと愚痴を言うと・・・

受付の方が

「○○先生(担当医)は火・木・土になりますが、いつにします?」

というサッパリした予約の取り方でして、仕事のシフトが1ヶ月単位で数人を組むために曜日を合わせられない、といったことも要因しています。

仕事の都合を、何とかうまく調整して通院できるようにしてみます。


井野先生、ご回答ありがとうございます。

まず、質問?、?、?へのご回答をくださったこと、ありがとうございます。

報道問題云々よりも知りたかったことなので、参考にさせていただきます。


>レジン・インレーの前に、まずは虫歯にならないようにして頂くことが大切だと思います。

本当に、本当に、そう思います。
反省しています。


>諸外国のように上と下の開きが大きい医療制度がいいですか!?
>それとも日本のように最低限の治療がどこにいても殆ど方が受けられ、望めばその上がある医療体系がいいですか!?

歯科の治療費に関しては、日本は健康保険制度があるので諸外国との比較については、『素人』の私には理解しがたいところです。

歯科に限らず、受診していなくても毎月、確実に給与明細から健康保険料が引かれていますので。。。


>もう少し歯科医師が色々患者さんと話して患者さんが考えていく診療体系が理想ですね^^
>あまり不信感を持たないようにしてくださいね。

はい、私も今回で勉強できました。
8020で健康なを維持したいと思います。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2009-03-15 02:07:17
そうですか?
井野先生のおしゃるように、意図的に不安を煽る、しかも確信犯ですよ。
その時点で『アホ』以下でしょう?


ショーであればある程度のバイアスも容認されますが、意図的にミスリードさせるような報道をするニュース番組なら信用が置けませんね?

他ではまともなことをしているとすれば、こんな稚拙なことで信用を落とすのは『バカ』だと思います。

もっとも彼らにしたら毎度の話なので、まさに歯牙にもかけないでしょうがね。


自分自身がそういったマスコミの人間の息子なので、余計に腹立たしい気分です。


治療をされた先生に同情します。

テクニカルな部分の良し悪しは現実的には不明ですが、少なくても必要なことは十分行われている様に、質問者さんの記述より感じますし、ここで回答されておられる先生方の行間に漂う怒りを思うと、私自身はいたたまれません。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2009-03-15 04:03:22
放送を見ていなかったので、YOUTUBEで見てきました。
これは誤解を与えちゃいますね(^^;)

僕は全くマスコミ嫌いではありませんし、一家全員お世話になっていますが、それでも今回の放送については?マークが10個くらい付いちゃいます…



僕も最近、テレビ局から放送内容についてのアドバイスを求められることが多くて、先日はくりいむしちゅーさんが司会をされている「シルシルミシル」という番組の歯科特集に協力をさせて頂いたのですが、その担当の方は本当に正しい情報を発信しようと真剣だったように感じました。

放送まで日があまり無かったので、毎日深夜4時とかまでやり取りをして、どのようにすれば誤解無く放送できるのか?ということなどを一緒に考えさせて頂いていました。

その甲斐あってか、その放送ではまぁそれなりに中立的な観点から正しい情報を発信して頂けたんじゃないかな〜と思っていますが、しかし、それでも100%真実を伝え切れているかと言われるとそうではないですし、限られた時間の中、視聴者の興味も引きつつ正しい情報を発信するということは、本当に難しいことだと感じています。

実際、前に別の取材を受けた時には僕の意図と大きく違った内容で出版されてしまいましたし…(泣)



そもそもテレビ局の方は歯科の専門家ではありませんので、取材をした歯科医が言ったことをある程度信じるしか無いというのが現状だと思いますが、今回の場合は残念ながらかなり実態とはかけ離れた内容になってしまっていたと思います。

あれを見たら普通の人は、

レジンが良い、銀歯は悪い」

と、100人中90人以上は思うのではないでしょうか?

レジンの凄さを伝えるのは良いことだと思いますが、レジンではなく銀歯で治療しているのは歯科医の誤解だとか言われたら、普通の歯医者さんは絶対怒りますよ…

取材をした人は、実はレジンでちょちょっと治療したほうが利益が出ることや、しかしそれでは患者さんにとってデメリットになるので、多くの歯科医師があえて手間のかかる銀歯を選択していることなどを分かっているのでしょうか?



そもそも今回の放送は自費のレジンと保険のレジンを一緒くたにしてしまっているのが大きな間違いだと思います。

確かに保険外(自費)で徹底したレジン治療を行えば銀歯より良い場合も多いと思いますが、それだけのテクニックを持った歯科医師は相当限られてきますし、治療費も保険の10倍くらいはかかってくることがほとんどですから、同じレジン治療と言えども、保険と保険外では別の治療と考えたほうが良いのではないかと思います。



取材側にはある程度歯科の知識を持っていて、情報を選別できる人が必要なのではないでしょうか?

歯科専門の医療ジャーナリストさんなんているといいかもしれませんね。

そして、歯科医側にも情報を誤解無く伝えるスキルと、かつテレビ的に求められていることも理解することが必要なのではないかと思います。



どうしても報道問題のことが気になるので話がそっちに行ってしまいましたが、Paluさんの、

>私の相談内容ではインフォームドコンセントまでは申し上げていません。単純に『レジンもあるけど、あなたにはできないんですよ』といった『説明』を聞きたかった(=知りたかった)のです。この要望はいけないことなのでしょうか?

というご質問に対して僕の意見を述べさせて頂きます。
と言っても、ほぼ中本先生と同じなのですが…



今回の件で言えば、患者さんから「他に治療法は無いんですか?」という質問でも無い限りは、レジンの説明をしないことはある意味当然ではないかと思います。

患者さんだってお忙しい中歯科医院に行かれているわけですから、必要のない(自分に関係の無い)ことについてまで説明してもらわなくていい、むしろしないで!という人も実際は多いです。

ただ、歯科医にもう少し説明のテクニックがあれば、

「もう少し早く来てくれていればレジンという白いプラスチックで治療できたんですけど、ここまで進んでしまうと残念ですが保険では銀歯しかありません。今後はもうこうならないように定期健診と予防を頑張りましょうね」

くらいは言えたかもしれません。



でもですね…

説明がくどすぎる僕なんかから言わせると、それ以外にも本当は必要なのに説明されていないことはたくさんあると思いますよ。

例えば、

・銀歯にしたはもともとの歯よりも再び虫歯になりやすいということや、これまで以上に予防を強化しないと高確率で再治療が必要になること

・再治療ができる回数にも限界があり、何度も治療を繰り返していると最終的には抜歯になってしまう可能性があること

上記のようなことはお聞きになりましたか?
僕的には、レジンの説明が無かったことよりもこちらのほうが遥かに重要です。

他にも説明をしようと思えば本当にいくらでもあります。



患者さんが「レジンについて聞きたい」と言ってくれればレジンの説明をすれば良いだけなのですが、医学的に講じうる処置・治療・予防などについて全て説明するとなるとそれはほぼ不可能に近いです。

まぁ、可能ではあるのですが何時間もかかりますし、当然費用も発生します。
普通の患者さんにとっては負担以外の何者でもないでしょう。



だから医療者側は数多くある情報の中から、特にその患者さんにとって必要だと思われる部分だけを伝えるのが一般的なんです。

なんとな〜くPaluさんのおっしゃられていたことは実は難しそうなことなんだな〜という雰囲気は伝わってこられたでしょうか?



とは言っても、僕自身は説明は非常に重要だと思いますし、患者さん自身が歯科の知識を身に付けることも非常に重要だと思っています。

しかし、それを歯科医院だけで行うことは実質不可能に近いので、現実的にはインターネットや書籍などである程度ご自身で情報収集を行い、そこで得られた知識をもとに担当の先生とうまく付き合っていく「患者力」というものも必要なのではないかと思います。

そうなると、今回のようなミスリーディングを誘う報道をニュースでやってしまうというのは非常にやっかいなんですよね〜(^^;)


ともあれ、良い治療、より満足のいく治療を受けるためには、歯医者・患者さん双方の努力と工夫は必要なのかな〜と思っています。

回答 回答9
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-03-15 09:58:29
残念ながら、私が伝えたいことが伝わっていないようです(もっとも、Paluさんも同じお気持ちだと思いますが…^^;)。

言葉尻の問題に進みつつあるように思います。

「仮に」や仮説の話がPaluさんに一番伝えたい事ではないですし、そこに重点を置いていません。分かりにくい説明だったらごめんなさい。

私が伝えたかったのは、Paluさんの、

>レジン治療を説明してくれませんでした

という表題の疑問に対する私自身の回答と、ご質問をうかがうかぎり客観的には不信感を持たれる場面ではなかったのではないか、という2点に尽きます。

Paluさんの意にかなうコメントでは決してないと思いますが、ご質問に対する率直な感想として記しています。

「インフォームドコンセント」という言葉も使いましたが、この場合、Paluさんの書かれる「説明」と何の違いもありません。

また、本件は“レジンor金属インレー”という単純な2択の問題でもありません。患者さんがそのような印象を持たれるのは、まさに先日のテレビの影響かなと思います。

いずれにせよ、Paluさんの表題に対する回答は繰り返しお伝えしましたし、Paluさんの抱かれた不信感については佐藤先生のご回答7と同じ気持ちです。

すれ違ったまま、これ以上コメントすることは不毛な気がいたしますので、私の回答はここまでとさせていただきます。

無事治療を終えられて、左右のでおいしく食事を噛めることを願っています。お大事にどうぞ。

回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2009-03-15 10:54:44
とりあえず、二ヶ月放置で悪化していないか?
こっちの方が心配です。

基本的に日本人のいう『忙しいから、、』は逃げなので、言葉の裏を返せば、『他の事の方が大事だから』です。
ホンマに大事なら、どんな状態でも人間、何とかするもんです。


世界中旅して、いろんな国でボランティア医療に係わってきて、日本人は医療は本当に恵まれていけど、その自覚は殆どないので、世界的には、ホンマにずれているな〜〜〜 と思ってます。

こんなに安価で、こんなにたくさんの歯科医療機関があるのに、忙しい+怖いからって言ってたら、世界中の患者さんに怒られますよ。

お母さんから頂いた掛け替えのないお体は、本当に大事にして頂きたいと思いますので、早めに歯科医院に電話して、そのの治療の予約を取られることが今一番必要なことだと思います。

あと、このサイト内では基本的に肯定を欲しがる患者さんに、安易に与えるような営業臭い先生はおられませんので、求めておられる回答が来ない場合は、本質的に間違いである可能性が高いです。

無事治療が終わりますようご祈念致しております。

回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2009-03-15 16:02:55
遅ればせながら・・奥歯でもレジンを積極的に勧める渡辺です。

私もYou Tubeで見てみました(井野先生ありがとうございます)

見た感想は・・・井野先生と同じですね。

内容のひとつひとつをスライスカットして見ていけば、それほどおかしいとは思いません。

ですが編集に意図を感じるので、Paluさんが混乱してしまうのは仕方がないなぁと感じました。

あんなマイクロスコープを使ってラバーダムも使って、虫歯の治療が保険で(実際問題として)出来る訳ないじゃないか・・というのは同業者ならひと目で分かりますからね。



レジンと言う材料は素晴らしいですし、確かに保険で使用は出来ますが、それはルール上出来ると言うだけなので、保険医の実情を無視したあの内容では・・・



田尾先生が書かれた様に、

>レジンの凄さを伝えるのは良いことだと思いますが、レジンではなく銀歯で治療しているのは歯科医の誤解だとか言われたら、普通の歯医者さんは絶対怒りますよ…

>取材をした人は、実はレジンでちょちょっと治療したほうが利益が出ることや、しかしそれでは患者さんにとってデメリットになるので、多くの歯科医師があえて手間のかかる銀を選択していることなどを分かっているのでしょうか?


・・だと思います。

丁寧でも丁寧でなくても、上手でも下手でも保険点数というのは同じなのですから、歯科医がもしも悪意を持って稼ごうと思えば、いい加減なレジン充填をちょっちょとした方が、たぶん儲かります。

私はレジンが好きだし、メタルインレーを個人的には好まないものの、それでも一般的には良かれと、敢えてされている治療法だとは感じますよ。

保険治療も費用対効果で考えても抜群で、貴重なありがたい制度だと本心で思っています。

ほんとあと何年持つのか分かりませんが。。



私も含めて多くの歯科医は、医療としての理想と、制度としての現実の狭間で悩み苦しんでいると思いますから・・それが誤解を招く報道のせいで、こういうスレッドが出来てしまうのかなぁと思うと、ちょっと切ないですね。

臨床の現場では何十件、下手すると何百件と同じ様なやり取りがされてることでしょう。




レジンでどこまで出来るのか、保険、自費の違い、先生同士の考え方の違い等は、当サイトでは過去にも散々議論されてきています。

参考⇒レジン修復の適応範囲はどのくらいまで?

参考⇒6番ゴールドインレー予定、先生方の適合への「こだわり」は?

参考⇒深い虫歯を自費レジンで治療することについて


などなどいくらでも・・
宜しければ少し検索もしてみて下さいね。

いずれにしても、あまり長期間放置しないで下さいね!
お大事にどうぞ。




タイトル [写真あり] 銀インレーが取れた6番の治療にレジンの説明をしてくれなかった
質問者 Paluさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
保険のインレー(銀・金属)
歯医者への不信感
その他(写真あり)
詰め物、インレーが取れた・外れた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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