抜歯後(特に埋伏智歯)、完全な治癒までの期間は?
相談者:
CUREさん (29歳:男性)
投稿日時:2009-09-13 01:02:23
久しぶりの投稿です、よろしくお願い致します。
前回の質問は
・「マウスでの歯の完全再生」というニュースについてどう思われますか?
になります。
参考:過去のご相談
・フィステルのようなものが潰れて、血と膿が出たら痛みが消失。治ったから?
・水平理伏智歯と嚢胞は一緒に摘出?治療時間や麻酔の疑問があります
・水平理伏智歯の抜歯と同時に嚢胞摘出後、溝の掻爬は必要ですか?
他
同じような質問がないか探したのですが無かった為、質問させていただきます。
タイトルもこれでいいのかわからないのですが・・・
注:タイトルは変更いたしました。
相談者さんがつけられたタイトルは「抜歯後(特に埋伏智歯)予後の安全圏」でした。
(歯科相談室・編集部)
左下の水平理伏智歯を抜歯後、約3週間後に腫れが出て化膿しました。
自分では3週間も経過すれば化膿の心配はないと高を括っていました。
(化膿の原因は傷口が上から塞がっていった為でした、感染源があったわけではありません)
そこで質問なのですが、感染源がない場合の治癒(化膿はしない)というおおまかな期間の目安はどの程度でしょうか?
もちろん人それぞれだと思うのですが、この期間大丈夫ならほぼ予後も安心できるという期間です。
どうかよろしくお願い致します。
前回の質問は
・「マウスでの歯の完全再生」というニュースについてどう思われますか?
になります。
参考:過去のご相談
・フィステルのようなものが潰れて、血と膿が出たら痛みが消失。治ったから?
・水平理伏智歯と嚢胞は一緒に摘出?治療時間や麻酔の疑問があります
・水平理伏智歯の抜歯と同時に嚢胞摘出後、溝の掻爬は必要ですか?
他
同じような質問がないか探したのですが無かった為、質問させていただきます。
タイトルもこれでいいのかわからないのですが・・・
注:タイトルは変更いたしました。
相談者さんがつけられたタイトルは「抜歯後(特に埋伏智歯)予後の安全圏」でした。
(歯科相談室・編集部)
左下の水平理伏智歯を抜歯後、約3週間後に腫れが出て化膿しました。
自分では3週間も経過すれば化膿の心配はないと高を括っていました。
(化膿の原因は傷口が上から塞がっていった為でした、感染源があったわけではありません)
そこで質問なのですが、感染源がない場合の治癒(化膿はしない)というおおまかな期間の目安はどの程度でしょうか?
もちろん人それぞれだと思うのですが、この期間大丈夫ならほぼ予後も安心できるという期間です。
どうかよろしくお願い致します。
[過去のご相談]
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2009-09-13 12:11:50
相談者からの返信
相談者:
CUREさん
返信日時:2009-09-13 23:44:42
松山先生お返事ありがとうございます。
人にもよりますが約3週間、何もなければある程度は安心していいということですね。
もう1つ疑問があるのですが、もし傷の完治手前で少しばい菌が入り化膿した場合は自然治癒するのでしょうか?
それとも少しでも化膿した場合は、抗生物質等の治療が必要になるのでしょうか?
お忙しいとは思いますがご回答の程よろしくお願い致します。
人にもよりますが約3週間、何もなければある程度は安心していいということですね。
もう1つ疑問があるのですが、もし傷の完治手前で少しばい菌が入り化膿した場合は自然治癒するのでしょうか?
それとも少しでも化膿した場合は、抗生物質等の治療が必要になるのでしょうか?
お忙しいとは思いますがご回答の程よろしくお願い致します。
回答2
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2009-09-14 13:50:14
CUREさん、こんにちは。
もちろん感染してしまった場合には、創の消毒と洗浄と抗生剤の投与は基本だと思いますが、抗生剤の投与がなくても自然治癒することもあります。
また、安全圏というのはなかなか難しいのですが、創が完全に閉鎖すればまず安心といってよいと思います。
ほぼ一ヶ月といったところでしょう。
参考になれば幸いです。
もちろん感染してしまった場合には、創の消毒と洗浄と抗生剤の投与は基本だと思いますが、抗生剤の投与がなくても自然治癒することもあります。
また、安全圏というのはなかなか難しいのですが、創が完全に閉鎖すればまず安心といってよいと思います。
ほぼ一ヶ月といったところでしょう。
参考になれば幸いです。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2009-09-14 14:43:35
ご相談ありがとうございます。
治癒期間については、通常、抜歯後は約2週間くらいで薄く皮が表面を保護するようになり、1ヶ月くらいでやや丈夫な皮になりほぼ表面は安全になっていきます。
中の骨まで安定するには約7ヶ月かかります。
水平理伏智歯の場合にお話のような経過をたどることもあります。
それは中の治りが十分ではなく、その割に歯茎の穴が急速に小さくなったとき、中に急性の炎症が起きて化膿したり腫れてくることがあります。
そういう場合は、抜歯後の次の予約の時に経過が分かっていれば防げることもあります。
そうでない場合は中の洗浄を適宜繰り返せば、少々日数はかかりますが治ります。
その際に特に痛みが強くなければ、当初だけ抗菌薬を内服すれば後は洗浄だけで内服は不要です。
またとりわけ過激な後始末の治療は避けた方が治りが早くなります。
治癒期間については、通常、抜歯後は約2週間くらいで薄く皮が表面を保護するようになり、1ヶ月くらいでやや丈夫な皮になりほぼ表面は安全になっていきます。
中の骨まで安定するには約7ヶ月かかります。
水平理伏智歯の場合にお話のような経過をたどることもあります。
それは中の治りが十分ではなく、その割に歯茎の穴が急速に小さくなったとき、中に急性の炎症が起きて化膿したり腫れてくることがあります。
そういう場合は、抜歯後の次の予約の時に経過が分かっていれば防げることもあります。
そうでない場合は中の洗浄を適宜繰り返せば、少々日数はかかりますが治ります。
その際に特に痛みが強くなければ、当初だけ抗菌薬を内服すれば後は洗浄だけで内服は不要です。
またとりわけ過激な後始末の治療は避けた方が治りが早くなります。
相談者からの返信
相談者:
CUREさん
返信日時:2009-09-14 23:45:53
畑田先生お返事ありがとうございます。
>また、安全圏というのはなかなか難しいのですが、創が完全に閉鎖すればまず安心といってよいと思います。
>ほぼ一ヶ月といったところでしょう。
約1ヶ月で安心して良いという事で現在がちょうど1ヶ月くらいです。
(抜歯後3週間して化膿し、その後、治療の為、創に穴を開けてです=わかりにくいですが抜歯後からは2ヶ月で、感染処置後1ヶ月です)
現在は創は塞がってる感覚はあるのですが、毎朝少しの痛みとつっぱるような違和感があります。
その後、朝、うがいをすると痛みと違和感が消えるという感じです。
口腔外科の先生からは、結構深い場所に埋まっていたので違和感などは長く続くかもしれないと言われました。
この場合は感染は疑われるでしょうか?
それとも治癒の過程でしょうか?
一応、9月中に違和感などがなくならなければ10月に来院するように言われています。
さがら先生、初めまして。
お返事ありがとうございます。
『現在は創は塞がってる感覚はあるのですが、毎朝少しの痛みとつっぱるような違和感があります。
その後、朝、うがいをすると痛みと違和感が消えるという感じです。
口腔外科の先生からは結構深い場所に埋まっていたので違和感などは長く続くかもしれないと言われました。
この場合は感染は疑われるでしょうか?
それとも治癒の過程でしょうか?』
現在上記のような状態です。
>その際に特に痛みが強くなければ、当初だけ抗菌薬を内服すれば後は洗浄だけで内服は不要です。
痛みに関してですが特に強い痛みではありません。
感染治療後、1週間程は自分で注射器で洗浄はしていました。
お時間があればお返事よろしくお願い致します。
>また、安全圏というのはなかなか難しいのですが、創が完全に閉鎖すればまず安心といってよいと思います。
>ほぼ一ヶ月といったところでしょう。
約1ヶ月で安心して良いという事で現在がちょうど1ヶ月くらいです。
(抜歯後3週間して化膿し、その後、治療の為、創に穴を開けてです=わかりにくいですが抜歯後からは2ヶ月で、感染処置後1ヶ月です)
現在は創は塞がってる感覚はあるのですが、毎朝少しの痛みとつっぱるような違和感があります。
その後、朝、うがいをすると痛みと違和感が消えるという感じです。
口腔外科の先生からは、結構深い場所に埋まっていたので違和感などは長く続くかもしれないと言われました。
この場合は感染は疑われるでしょうか?
それとも治癒の過程でしょうか?
一応、9月中に違和感などがなくならなければ10月に来院するように言われています。
さがら先生、初めまして。
お返事ありがとうございます。
『現在は創は塞がってる感覚はあるのですが、毎朝少しの痛みとつっぱるような違和感があります。
その後、朝、うがいをすると痛みと違和感が消えるという感じです。
口腔外科の先生からは結構深い場所に埋まっていたので違和感などは長く続くかもしれないと言われました。
この場合は感染は疑われるでしょうか?
それとも治癒の過程でしょうか?』
現在上記のような状態です。
>その際に特に痛みが強くなければ、当初だけ抗菌薬を内服すれば後は洗浄だけで内服は不要です。
痛みに関してですが特に強い痛みではありません。
感染治療後、1週間程は自分で注射器で洗浄はしていました。
お時間があればお返事よろしくお願い致します。
回答4
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-09-15 01:15:46
CUREさん、こんにちは。
>現在は創は塞がってる感覚はあるのですが、毎朝少しの痛みとつっぱるような違和感があります。
>この場合は感染は疑われるでしょうか?
>それとも治癒の過程でしょうか?
これまでの経緯もふまえて考えると、以前のような腫れ・膿などが見られないのであれば、現在も再度の感染を起こしている可能性は高くないと思われます。
担当の先生も言われた通り、抜歯の回復過程では違和感を感じることもよくあります。
方針としては、
・明らかな痛み・腫れ・膿などが今後生じたら、速やかに再受診されること
・担当の先生のご説明どおり、『9月中に違和感などがなくならなければ10月に』再受診すること
になるのではと、個人的には考えます。
お大事になされてくださいね。
>現在は創は塞がってる感覚はあるのですが、毎朝少しの痛みとつっぱるような違和感があります。
>この場合は感染は疑われるでしょうか?
>それとも治癒の過程でしょうか?
これまでの経緯もふまえて考えると、以前のような腫れ・膿などが見られないのであれば、現在も再度の感染を起こしている可能性は高くないと思われます。
担当の先生も言われた通り、抜歯の回復過程では違和感を感じることもよくあります。
方針としては、
・明らかな痛み・腫れ・膿などが今後生じたら、速やかに再受診されること
・担当の先生のご説明どおり、『9月中に違和感などがなくならなければ10月に』再受診すること
になるのではと、個人的には考えます。
お大事になされてくださいね。
相談者からの返信
相談者:
CUREさん
返信日時:2009-09-15 02:06:02
相談者からの返信
相談者:
CUREさん
返信日時:2009-09-16 00:46:50
回答5
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2009-09-16 11:26:09
CUREさん、あらためまして。
レントゲンは硬組織(骨)を映し出すものです。
抜歯後の回復過程では、歯肉(肉芽)の再生が先行しますが、これはレントゲンに直接映ってきません。
したがって、抜歯後の経過観察でルーチンにレントゲンを撮ることはしません。
例外として、歯の残骸(歯根など)の取り残しや、抜歯後に骨髄炎などを起こしていることが疑われるケースでは、レントゲンを取ることもあります。
CUREさんのケースですと、ご質問の内容をうかがう限りの私見ですが、必ずしも「レントゲンを撮らなければ処置方針が立てれないケース」とまではいえないとの感を持ちます。
いずれにしても、レントゲンというのは、医師が必要に応じて行う診察の手段の一つに過ぎないので、それを行わなかったことをもってご心配される必要はありません。
ますはご安心なされて、しばらく経過を見守られてください。
お大事にどうぞ。
レントゲンは硬組織(骨)を映し出すものです。
抜歯後の回復過程では、歯肉(肉芽)の再生が先行しますが、これはレントゲンに直接映ってきません。
したがって、抜歯後の経過観察でルーチンにレントゲンを撮ることはしません。
例外として、歯の残骸(歯根など)の取り残しや、抜歯後に骨髄炎などを起こしていることが疑われるケースでは、レントゲンを取ることもあります。
CUREさんのケースですと、ご質問の内容をうかがう限りの私見ですが、必ずしも「レントゲンを撮らなければ処置方針が立てれないケース」とまではいえないとの感を持ちます。
いずれにしても、レントゲンというのは、医師が必要に応じて行う診察の手段の一つに過ぎないので、それを行わなかったことをもってご心配される必要はありません。
ますはご安心なされて、しばらく経過を見守られてください。
お大事にどうぞ。
相談者からの返信
相談者:
CUREさん
返信日時:2009-09-16 19:57:58
相談者からの返信
相談者:
CUREさん
返信日時:2009-09-19 00:14:28
松山先生、畑田先生、さがら先生、中本先生この度はご回答ありがとうございました。
また何かの時にはよろしくお願い致します。
また何かの時にはよろしくお願い致します。
タイトル | 抜歯後(特に埋伏智歯)、完全な治癒までの期間は? |
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質問者 | CUREさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 29歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
抜歯後の痛み・異常・トラブル 抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず) 親知らずの抜歯 口腔外科関連 親知らず抜歯後の腫れ・痛み(ドライソケット) 水平埋伏知歯(横向きに骨に埋まった親知らず) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。