デンタルリンスの歯周病予防効果について
相談者:
ごんさん (30歳:男性)
投稿日時:2009-11-15 20:40:22
回答1
回答日時:2009-11-15 23:35:58
こんばんは。
虫歯予防ではなくて歯周病予防の話ですよね?
何を使うかにもよりますが、逆効果とまでは言えないにしても効果があるとはおそらく言えませんね。
開発メーカーとしてはそれなりの根拠があって、効果があると言いたいところでしょうが、客観的に分析して、科学的に効果があると言える様な結果はどこにも出ていないと思います。
・・と、正確に言おうとすると回りくどい表現になってしまいますから、「逆効果」と言われたのかも知れません。
虫歯予防ではなくて歯周病予防の話ですよね?
何を使うかにもよりますが、逆効果とまでは言えないにしても効果があるとはおそらく言えませんね。
開発メーカーとしてはそれなりの根拠があって、効果があると言いたいところでしょうが、客観的に分析して、科学的に効果があると言える様な結果はどこにも出ていないと思います。
・・と、正確に言おうとすると回りくどい表現になってしまいますから、「逆効果」と言われたのかも知れません。
回答2
回答日時:2009-11-16 05:18:19
おはようございます。
「デンタルリンスに頼ってしまうと、ブラッシングなどのプラークコントロールが不十分になる」という意味なのかな、と思います。
何に対して何がどう逆効果なのかよく分かりませんが、たぶんそんなニュアンスの「逆効果」なんでしょうね。
「デンタルリンスに頼ってしまうと、ブラッシングなどのプラークコントロールが不十分になる」という意味なのかな、と思います。
何に対して何がどう逆効果なのかよく分かりませんが、たぶんそんなニュアンスの「逆効果」なんでしょうね。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2009-11-16 07:02:41
ごんさまおはようございます。
デンタルリンスを使っていらっしゃるのですね、歯周病の予防効果については全く無いと言えるでしょう。
もし歯周病の予防効果を期待なさってお使いになっているのなら、やめておかれたほうがいいと思います。
歯周病の原因はプラークですから、プラークを落とすことが出来れば予防効果につながります。
しかし歯に付着しているプラークは不溶性なので、幾ら口をすすいだ所でとれることはありません。
必ず歯ブラシで落としてやる必要があります、デンタルリンスのような含爽剤は使った時にそれなりの爽快感が得られるような成分を含んでいるために、あたかもきれいになったような錯覚を覚えますが決してきれいにはなっていません。
試しに口をすすぐ前後に赤染めをしてみれば一目瞭然です。
歯周病の予防を考えて使っているのなら全くの無駄ということになります、お口の爽快感を得る目的で使っているのならそれはそれでいいように思います。
しかし本当の爽快感を得る目的なら、隅々まで磨ききると本当の爽快感を得ることが出来ます。
また隅々まで磨ききれるような歯磨き技術を身につけると歯周病にはならないでしょう、これこそお口の健康管理につながります。
もうひとつ間食の量にも配慮があれば完璧です。
参考になさってください。
毛先磨き
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki
むし歯の出来ない砂糖の量
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
デンタルリンスを使っていらっしゃるのですね、歯周病の予防効果については全く無いと言えるでしょう。
もし歯周病の予防効果を期待なさってお使いになっているのなら、やめておかれたほうがいいと思います。
歯周病の原因はプラークですから、プラークを落とすことが出来れば予防効果につながります。
しかし歯に付着しているプラークは不溶性なので、幾ら口をすすいだ所でとれることはありません。
必ず歯ブラシで落としてやる必要があります、デンタルリンスのような含爽剤は使った時にそれなりの爽快感が得られるような成分を含んでいるために、あたかもきれいになったような錯覚を覚えますが決してきれいにはなっていません。
試しに口をすすぐ前後に赤染めをしてみれば一目瞭然です。
歯周病の予防を考えて使っているのなら全くの無駄ということになります、お口の爽快感を得る目的で使っているのならそれはそれでいいように思います。
しかし本当の爽快感を得る目的なら、隅々まで磨ききると本当の爽快感を得ることが出来ます。
また隅々まで磨ききれるような歯磨き技術を身につけると歯周病にはならないでしょう、これこそお口の健康管理につながります。
もうひとつ間食の量にも配慮があれば完璧です。
参考になさってください。
毛先磨き
http://www.yamadashika.jp/prevent08.html#kesaki
むし歯の出来ない砂糖の量
http://www.yamadashika.jp/prevent05.html
回答4
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2009-11-16 08:42:05
ご相談ありがとうございます。
今までの先生方のご回答と同じですが、リンス剤の効果はあるとはいえないようです。
もちろん販売している会社の言っているようなばい菌を殺したり、すっきりする効果はあるようですが、一生歯を残す目的の長期的な予防になるかどうかは証明されていないようです。
たぶん、それを利用されるときに、他に虫歯や口臭の予防にもなり一石何丁もの得になるという気持ちも少し混じっているかもしれませんが、それも効果は疑問です。
歯科医院で本当の予防を受けられるほうが安心だと思います。
逆効果と説明されたようですが、予防を広い意味で考えるとそれが正解と思える場合もあります。
あるリンス剤にはアルコールが成分に含まれています。
効果はすっきりするからですが、これはお口の粘膜の細胞を損傷させます。
フィンランドの唾液の権威であるヨルマ・テノブオ博士は、唾液の少な目の人でタバコを吸う習慣があり、かつ、アルコールを含むリンス剤と使うと、口腔がんの発生が40倍高くなるといっています。
北欧ではそういう社会的な教育や宣伝がされておりますが、日本では販売会社の言いたい放題の野放しになっております。
また界面活性剤のPGなどが含まれているものもあります。
これはいろいろな成分の効果を出すためですが、お口の粘膜の防御効果を弱めて経皮毒と呼ばれている有害な成分も余計吸収させてしまいます。
ちなみに日本人の口腔がんの発生は、最近の10年間に2倍に増えています。
若い人にもできています。
もし広い意味で予防を考えるならば、がんの予防も大事です。
そういう意味では逆になるリスクも出る場合がありそうです。
テレビの宣伝に踊らされることなく、歯科医院で正しい情報を指導してもらうほうがもっと得をするとも言えます。
今までの先生方のご回答と同じですが、リンス剤の効果はあるとはいえないようです。
もちろん販売している会社の言っているようなばい菌を殺したり、すっきりする効果はあるようですが、一生歯を残す目的の長期的な予防になるかどうかは証明されていないようです。
たぶん、それを利用されるときに、他に虫歯や口臭の予防にもなり一石何丁もの得になるという気持ちも少し混じっているかもしれませんが、それも効果は疑問です。
歯科医院で本当の予防を受けられるほうが安心だと思います。
逆効果と説明されたようですが、予防を広い意味で考えるとそれが正解と思える場合もあります。
あるリンス剤にはアルコールが成分に含まれています。
効果はすっきりするからですが、これはお口の粘膜の細胞を損傷させます。
フィンランドの唾液の権威であるヨルマ・テノブオ博士は、唾液の少な目の人でタバコを吸う習慣があり、かつ、アルコールを含むリンス剤と使うと、口腔がんの発生が40倍高くなるといっています。
北欧ではそういう社会的な教育や宣伝がされておりますが、日本では販売会社の言いたい放題の野放しになっております。
また界面活性剤のPGなどが含まれているものもあります。
これはいろいろな成分の効果を出すためですが、お口の粘膜の防御効果を弱めて経皮毒と呼ばれている有害な成分も余計吸収させてしまいます。
ちなみに日本人の口腔がんの発生は、最近の10年間に2倍に増えています。
若い人にもできています。
もし広い意味で予防を考えるならば、がんの予防も大事です。
そういう意味では逆になるリスクも出る場合がありそうです。
テレビの宣伝に踊らされることなく、歯科医院で正しい情報を指導してもらうほうがもっと得をするとも言えます。
相談者からの返信
相談者:
ごんさん
返信日時:2009-11-16 18:28:57
タイトル | デンタルリンスの歯周病予防効果について |
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質問者 | ごんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病その他 歯磨きに関する疑問 歯磨き(プラークコントロール) その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。