歯磨きと糖分0の炭酸飲料を飲むことの注意点は?

相談者: まじっくさん (31歳:男性)
投稿日時:2010-05-17 01:33:11
参考:過去のご相談
髄腔内麻酔を行う頻度は?



ご無沙汰しております。

先日相談させていただいた歯は順調に回復してまいりまして、もうほとんど痛みが無くなりました。
最初は絶対に神経を取り除くと思っていただけに非常にうれしいです。

また今度、保険外の予防に行ってきます。


それと、今回の質問なんですが私は食後と就寝前に歯磨きを行います。

しかし、食べ物中には糖分を含まないものもいくつかあります。
その中で、商品名は・・・出していいのかわかりませんのでこちら成分を記入いたしますので、それをご覧になれて回答をお願いいたします。


これは炭酸飲料です。
コマーシャルでもよく流れています。

エネルギー0kcal たんぱく質、脂質、等質0g 食物繊維0.55g ナトリウム23mg 糖類0gとなっております。

よろしくお願いたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-05-17 04:01:39
まじっくさまおはようございます。

予防を行っていこうと決心なさったようですね。
いい心がけだと思います。

予防の真髄は食べ物です。
つまりむし歯になるほどお菓子を食べないことです。
次いで歯磨きでしょうか。

間食をしなければむし歯になることはありません。

お菓子は一日一種類一個がいいと考えています。

しかし歯磨きには様々な落とし穴が潜んでいます。
毎日なさることなので間違った歯磨きが身についてしまうとなかなか改めるのに大変な努力が必要になってきます。

特に歯磨剤を使って一生懸命歯を磨いていると様々な副作用がでてきます。
代表的なものは楔状欠損歯肉の磨り減りです。

歯と歯肉を傷めないような歯磨き技術が必要になってくるでしょう。
磨き方としては毛先磨きをお勧めいたします。


参考:オーバーブラッシング http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1640

いまお越しになっている70歳の男性の方です。
むし歯の治療跡はあるものの欠損歯は一本もありません。
この方は間食はなさらないそうです。
しかし著しい楔状欠損が多数見られます。

歯磨剤をお使いにならなければこのような楔状欠損になることはなかったと思います。


参考:動画毛先磨き http://yamadashika.jugem.jp/?eid=1207

>これは炭酸飲料です。
>コマーシャルでもよく流れています。

嗜好品なので飲みすぎには注意が必要です。
水分補給にはお茶が一番いいと思います。

>どういった物を飲食した場合に歯磨きをすればよろしいのでしょうか?

御自分の一番磨きやすい時間に出来たら居間などで座って手鏡を見ながら一日一度丁寧に磨いていただくのがいいと思います。

参考:歯磨剤を使っていない方 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=435
むし歯の出来ない砂糖の量 http://www.yamadashika.jp/prevent05.html

参考になさってください。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-05-17 13:42:46
炭酸飲料水については、糖質ゼロであっても要注意だと思います。

飲料直後に歯磨きした方が良いか否かも考えるところですね。

回答 回答3
  • 回答者
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2010-05-18 00:03:43
まじっくさん、こんにちは。

少しだけ別の角度からコメントします。

歯科医師の中には、日々の歯磨きにおいて、歯磨き粉を使用している人もいれば、炭酸飲料を飲んでいる人もいます。

少なくとも私はそうです。

もちろん、常識の範囲内です。
私は、歯磨きは朝昼就寝前の3度(歯磨き粉も使用します)ですし、炭酸飲料を飲む機会も1ヶ月に1度あるかないかです。

ですが、歯磨き粉を使用すると、歯に悪影響を及ぼすから即刻使用をやめるようにと、家族を含めて周囲に勧めてはいません。

炭酸飲料を飲んだからといって、直後にすぐ歯磨きをするわけでもありません。
最近飲んだのは、ファストフードのドライブスルーで買った時だったかな…

虫歯予防は大切なことです。
私もいつまでも自分の歯でおいしく食事をしたいなと思っています。

ですが、虫歯を予防して自分の歯を健康に保つということは、心身ともに豊かな日々を送るために必要なことなのだと考えています。

もし、日々摂取飲食する物の成分を気にして、

「これを口にしたからには、すぐに歯磨きをしなければ!」

という気持ちでいると、真の目的である「心身ともに豊かな日々を送る」ことは難しいなと、少なくとも私には思えるのです。

虫歯予防、飲食物の虫歯への影響は、歯科医師によっても様々な見解があります。

また、一般の方にとっても、個々の状況が一人ひとり異なるため、中々一般論として取りまとめる事が難しいと思います。

まじっくさんご自身でも、一般的に行われている虫歯予防・お口の健康への対策を比較された上で、今後必要なケアへの意識を増減されてみてはと、私は考えます。


PS.

読み返して気付きました。

ビールや発泡酒、ハイボールも炭酸飲料に含めるとすれば、『1ヵ月に1度』はとんでもない間違いでした…

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-05-18 00:37:04
自分は毎日の様に間食もしますし、炭酸も気にしないし、歯磨剤は毎日毎回必ず使います。



真面目に、学術的な話をしますと、

歯磨きは寝る前に1回と、他に1回以上はする様に、と虫歯学の教科書には『recomend』としてまとめられています。

もちろん、フッ素(歯磨剤)も使っての話です。

参考⇒虫歯予防に対するフッ素の効果的な使用法とは?



ただ、個人個人で指導内容は変わってきますけどね。
虫歯の危険性や、他の要因が本当に人それぞれですので、極端な話歯磨きをしなくても良い人もいます。

まして特定のこの飲み物の場合は・・と言われても答えづらいのですが、炭酸飲料って大体はpHが低い(=酸性)ですよね。

虫歯は歯が酸で溶けて出来る現象ですから、危ないのでは??
と言うのが通説かと思います。

参考⇒歯の再石灰化と食事・ph・フッ素の関係

でも関係なさそう、と言うデータも確かありましたので、真相は分かりませんが、心配しながら飲むぐらいなら、少し時間をあけて歯磨きするか、最初から水かお茶にしておくかされれば良いですよ。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-05-18 17:27:48
こんにちは

むし歯との関連について書かれていますが、最近「酸蝕症」がクローズアップされるようになりました。

多種多様な飲食物がでまわっています。
嗜好品ですから何をお口になさっても問題はありません。

気をつけなければならないのは唾液がきちんと働いているかです。

唾液には口の中を中性に保つ緩衝能があります。
酸性の食物、飲料水、アルコールなどを口にされても、唾液の力でもとの中性に戻してくれます。

参考⇒歯の再石灰化と食事・ph・フッ素の関係

ですが、絶えず口になさっていたるといつも酸性に傾いている状態になります。

また、寝る前にお酒などをお召しになりそのまま寝てしまうと、就寝中は唾液の分泌量が極端に減少するので、お口の中は酸性に傾いたままになります。

すると酸そのものの力で歯が脱灰します。
いわゆるむし歯と同じ状態です。

参考⇒酸蝕症

参考になさって日々の暮らしの一助になると幸いです。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-05-18 18:48:02
ご相談ありがとうございます。

先生方のご意見に賛成です。
とくに食べ物にこだわることはありません。

ただし、予防をお受けになっているようですから、むし歯ができるメカニズムをもうお習いになっているはずですし、お口や生活環境やストレスの検査もすんでいるでしょうから、健康状態が確認できていて、基本を守っていれば、何を食べても、甘い物をたくさん食べても大丈夫です。


毎食後や、それ以外にも何か口に入れたらすぐ磨くという行為は、先生方の説明にもありましたがかえって危険です。

ただし、だらだらと口に入れている時間は短くした方が良いでしょう。
メリハリの仕方を教わりましょう。



炭酸飲料や黒酢も酸性ですから、それによる酸蝕症で歯がむしばまれる報告もありますが、それも長時間口に入れていなければ自然に再石灰化で修復されます。

普段から健康な習慣をしていればそのままでも大丈夫ですが、心配なら水で軽くすすぐだけでもかまいません。
必要以上に水ですすぎすぎるのは、大切な唾液の働きを弱めてしまうのでおすすめできません。



寝る前に正しく磨くことは、是非続けていただきたいポイントですが、他の時はむし歯を忘れて、飲食を楽しんでください。

味を楽しんで、良く噛むことは、その時に歯みがきしなくても、唾液の働きを活性化させて虫歯を予防してくれます。




タイトル 歯磨きと糖分0の炭酸飲料を飲むことの注意点は?
質問者 まじっくさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯磨きに関する疑問
歯磨き(プラークコントロール) その他
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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