歯周病検査について担当の先生と相談したい

相談者: ミチヲさん (30歳:女性)
投稿日時:2010-05-07 23:38:55
参考:過去のご相談
歯軋りの影響が心配だが仮歯でマウスピースは作れないと言われた



こんにちは。
先生方にはいつも大変お世話になっています。

この度の歯科通院で多数の虫歯の発見で、その状態の悪さ、自分のメンテナンスの悪さを改めて思い知りました。

そして今の自分の生活習慣(仕事が深夜に及ぶ等)やストレスをためやすい事、歯軋り、年齢的な事を考えると歯周病の危険性も考えるようになってきました。

実際以前に通っていた歯科医院歯周ポケットを測定してもらった時はいずれも深さ3?以上最大6?と言われました。
(が何故か歯周病とはその時いわれませんでした。
その何ヶ月か後に再度訪れて貰った問診票には歯周炎と書いてありましたが)

その問診表を頂いてから、こちらのサイトで歯磨きの仕方を勉強するなどして、一ヶ月程一日三回歯磨きをする等して諸事情があり今の歯科に転院しました。

そこで歯科治療の途中歯石を取りましたがほとんど付いていない、染め出し液も少ししか赤くならないし良く磨けていると言われました。

先生からもパノラマレントゲン(デジタル撮影)にも問題はない、歯茎も引き締まっていると言われました。(歯周病学会に所属している先生なのでその分野に力を入れて勉強なさっているのではと思いそこは信頼しています)

しかし私自身上記の様な理由、生活面を改善するのが現在困難である事、最近少し歯茎がムズムズするのを感じる事で一度しっかりとした検査を受けてみたいと思うのです。


質問なのですが

・現在、経過観察も含めて治療中なので虫歯治療は当分継続していくものと思われるのですが、この段階で歯周病の検査をお願いするのは先生にとってご負担になるでしょうか?

・一般的な保険診療適応の歯科の検査だと細菌検査などは行っている所が少ないように感じるのですが、保険外でも良いのでと言えばそういう検査も可能なのでしょうか?

またそれが出来ない様な時は、出来そうな所を紹介してくださいと言っても良いものでしょうか?

私の今の状況でそこまでするのは焦り過ぎですか?

・可能であれば歯周病の進行速度?を教えてください。
個人的には結構早いイメージがあるので心配です。 

 
私としてはこのムズムズが気になりますので、出来れば次の治療時にでも(一週間以上先ですが)話をしたいので、先生方のお考えご意見を参考に出来たらと思います。

個人的に今の先生やスタッフさんがとても好きなので、出来るだけ今の所に長く通えるようにきちんと話が出来るようにしたいのです。

どうかよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-05-08 00:50:38
ミチヲさまこんばんわ。

改めて歯周病の検査をして欲しいとお考えなのですね。

レントゲンが撮影して有るのなら、通常視診で判断がつくと思います、またプロービングをすればより詳しい状況が把握できるでしょう。

特別難しい技術は必要はありません、気になっていらっしゃることをお尋ねになればすむと思います。

>細菌検査などは行っている所が少ないように感じるのですが、

個人的には細菌検査など必要性を感じることはありません、したがってやったことはありません。

>・可能であれば歯周病の進行速度?を教えてください。

歯磨き練習を始めれば、歯周病に対する感受性はおおよそ判断は着くと思います。

ブラッシングの威力 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=41

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-05-08 01:18:36
こんばんは。

30歳というと、ちょうど歯科疾患に関しては自覚症状が現れにくく、仕事や家庭も忙しいためか歯科医院に行く方は少ないのに、将来に向けて悪い方の準備をせっせと始めている頃かと、個人的には感じる時期です。

今のこのモチベーションは、とてもいいと思いますよ。



>一般的な保険診療適応の歯科の検査だと細菌検査などは行っている所が少ないように感じるのですが、保険外でも良いのでと言えばそういう検査も可能なのでしょうか?

歯周治療目的の細菌検査は、保険適応外になりますね。
一部でも検査を保険外で行えば、その医療機関では歯周治療全てを保険外で行わなくてはならなくなります。

無料で行う分には問題ありません。
経営的には問題ありますが・・。



>またそれが出来ない様な時は出来そうな所を紹介してくださいと言っても良いものでしょうか?
>私の今の状況でそこまでするのは焦り過ぎですか?

ルールの話ですると、現在通院中の医院をA歯科として、

A歯科で保険で歯周治療→B歯科で細菌検査→A歯科で歯周治療再開

は、「患者さん主導」であれば問題ないかと思われます。
これがA歯科の先生が主導となってくると、解釈によっては微妙ですので、基本的にはお勧めはしません。

または、

A歯科で保険で歯周治療→A歯科で虫歯治療→全て終了→A歯科で保険外でメインテナンス開始+保険外の細菌検査

もOKです。
治療終了後に行う意義は「?」ですが・・。



一方で医学的な話でしますと、今の状況でそこまでするのは確かに焦りすぎですね^^;

細菌検査までしなくても、傾向を掴んでそれに合わせた対応は十分出来ます。

専門医でも、医学的な理由でルーティンで細菌検査を行う先生は、ほとんどいらっしゃらないと思います。

通常の検査や治療のアプローチでうまく行かない様な、特別な一部の方を対象に付加的に行うのが細菌検査など、、と言う位置づけが本来は正しい解釈でしょうね。

でもそれでも、細菌検査でどれほどのことが実際分かり、結果に合わせた効果的な治療法があるのか? と言うと色々疑問も沸いてきますし、まだやや試行錯誤している段階と言えるかも知れません。
(決して否定をされている訳ではありません)

興味本位で受けてみる分には良いと思いますよ。

参考⇒顕微鏡による歯周病菌検査の信頼性は?



>可能であれば歯周病の進行速度?を教えてください。

一般的なのは、30歳前後から密かにスタートして、重度になるまでにウン十年です。

6mmの歯周ポケットがあったとのことですから、実際に診査してみないと確定的なお話は出来ませんが、おそらくはそんなに焦らなくても・・と言う気はします。

詳しくは担当の先生に・・。



>個人的に今の先生やスタッフさんがとても好きなので、出来るだけ今の所に長く通えるようにきちんと話が出来るようにしたいのです

↑と言うことですので、ここが一番大切ですよね。

ミチヲさん自身が安心を得るために、細菌検査に興味を持たれている訳ですから、そのことを率直にお話されれば良いと思いますよ。

ポイントとしては、

・やらなくてはいけないものではない
・やって害のあることでもない
・保険では出来ないので、ルールとの兼ね合いを考える必要がある

ということだけ踏まえてお話されれば、気分を害される様なことは決してないと思いますよ。

「じゃあ、治療が全部終わったら、試しにやってみようか?」

なんて展開もあるかも知れませんしね。



お大事にどうぞ。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-05-08 09:22:44
歯石がほとんど付いてない・・・」等より、私(個人的意見)なら歯周病細菌検査と抗菌療法が有効ではないかと考えます。
将来、耐性菌が多く出現してくると、この方法は?ですが。

渡辺先生の詳しい説明は、私にも参考になりました。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-05-08 15:33:16
以下は私見です。
いろいろな考え方のある中での意見とお考えください。

現に、歯周病の細菌検査に関しては、評価が分かれます。

私は否定派寄りの、部分肯定派です。

私はもし細菌検査を行うならば、細菌をターゲットにした抗菌療法を行うべきだと思いますが、抗菌療法に関しての患者さんを使った十分な研究(少なくとも専門家たちが一同、こっくり頷くような研究の仕方と結果を踏まえたプロジェクト)が存在しません。

ただし、全く否定しているわけでもなく、抗菌療法が救うであろう患者さんはおそらくはいるでしょう、という感想を持っています(まだ出会ってませんが)。

検査というのは、通常の診査や診察などから推定したことを、その推定を確実にしたり(確定診断)、逆に除外するため(除外診断)に行うものです。

この点は診断学という分野の少々ややこしい話になってしまうので、ここで詳細に書きませんが、「プロービング」と「レントゲン」で十分な判断が出来るということだけ、覚えておいてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミチヲさん
返信日時:2010-05-10 19:11:15
先生方の迅速な返信に感謝いたします。

山田先生>
いつも有難うございます。
先生のHPで勉強させていただいています。
ブラッシングにここまでの威力があるなんて、歯磨きを面倒臭がっていた自分を恥じる思いでした。

歯周病レントゲンでおおよその判断がつくのですね。
簡素な反面やはり自身のメンテナンスが大事なのだなと改めて思いました。
有難うございました


渡辺先生>
たいへん詳しい説明をしていただき有難うございました。
歯周病治療においての細菌検査は、まだそこまで一般における有用性を確立しているわけではないんですね。

となると歯科の先生はともかく私自身がそれで得られる要素は少ないのかも…と思ったりした次第です。

まずは検査をしたい旨をお話して、そこから何をするかはその都度話し合えるようにしていきたいです。

岐阜市は近年発展して先生の様な素敵な歯医者もいらっしゃるんですね。
私は東濃の出なのでなんだかチョット羨ましいです。


藤森先生>
返信有難うございます。
この辺りは意見が分かれる所ですね、正に百人いれば百通り、自分に何があっているかはこれからの中で自分で見つけていくべきなんですね。


大野先生>
ご意見有難うございます。
抗菌療法もまだまだこれからの分野といった感じなのでしょうか?

>検査というのは、通常の診査や診察などから推定したことを、その推定を確実にしたり(確定診断)、逆に除外するため(除外診断)に行うものです。

はなるほどですね。

先生方のお陰で色々な事がわかりましたので、自分がどうしたいのかについても上手く意見をまとめる事ができそうです。

まずは検査して欲しいその旨伝えてみようと思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-05-12 12:12:45
>ご意見有難うございます。抗菌療法もまだまだこれからの分野といった感じなのでしょうか?

流行っていますが、これからどうなるかはわからない、というのが現時点での私の印象です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミチヲさん
返信日時:2010-05-15 16:41:36
大野先生>
今流行っているということは、抗菌療法を受けた人と受けなかった人がどう違うのかと言ったような根拠になるものがまだ少ないのですね。

とりあえず現段階では、積極的には有効性は謳えないものと理解して大丈夫そうですね?

再びのご意見有難うございました。
参考になりました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2010-05-17 10:28:26
そうですね。

歯周病の細菌検査においてノア先生が書かれているように

「医学的な理由でルーティンで細菌検査を行う先生は、ほとんどいらっしゃらないと思います。」

です。



ウチでも、歯周病菌の検査を行ってはおりますが、多くは「患者さんの動機付け」や「モチベーション維持」と言う「医学的な理由(必要性)」から行っているわけではありません。

なので「興味本位で受けてみる分には良いと思います」

と言う事に賛成です。


今の歯科医院との関係が良好なようですから(←これが一番大事)、信頼関係を築きつつ、楽しく歯周病治療(メインテナンス)に臨まれる事が良いと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ミチヲさん
返信日時:2010-05-19 16:29:52
タイヨウ先生>こんにちは。

確かに具体的な数字を提示された方が、モチベーションを維持できる時ってありますね。

タイヨウ先生の歯科医院ではそういったコミュニケートのひとつであって、あくまで他の基本的なものと差異化を図っているわけではないのですね…。

いつも治療の際先生にあれこれと時間の無い中尋ねてしまうので、少しでも要点を絞った会話が出来たらと思いよくこちらを使ってしまいます。

迷惑なのでは…と考えると申し訳なくて気持ちで引いてしまうので、信頼関係は自分ではまだまだかななんて思う次第ですが、これからも頑張ってみます。

ご意見有難うございました。



タイトル 歯周病検査について担当の先生と相談したい
質問者 ミチヲさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)予防
歯周病その他
歯周病関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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