小学3年。歯列矯正開始の時期と矯正装置の違いによるメリット・デメリット

相談者: ピーチ姫さん (44歳:女性)
投稿日時:2010-07-01 10:52:11
矯正装置の種類について質問歯させてください。

小学校3年生の子供ですが、前歯歯並びが悪く1〜2年のうちに行いたいと思っていました。

永久歯になったのは前歯の8本で、顎に関しては特に何も言われてません。


種類についてですが、一般的なワイヤーを使用するものの他に、最近の歯科医院ではヨーロッパ式の取り外し可能なものを行っているところがあり、ワイヤーのものは歯磨きが大変。

虫歯になる事がある。

口内炎が出来る。

などあり、取り外し可能なものを考えています。



そこで質問ですが。


? アメリカ式のワイーヤー装置とヨーロッツパ式の取り外し可能なものの、それぞれのメリット・デメリット。


? 妥当な矯正時期。
医院によって説明が異なります。

ワイヤーのものは永久歯が生えそろってからという医院もあるのに対し、小学生の頃に行ったほうがいいと言う事で、生えそろわないうちからワイヤーを行い、また、低学年に永久歯の歯並びが悪い部位のみにワイヤーを行い、後々、後戻りしたという話しをよく聞きます。

ヨーロッパ式のは永久歯の本数に関係なく行えるようなのですが、そのあたりも良くわかりません。

そんな話しを聞くと全て永久歯になってからのほうが良いのかとも思ってしまいます。



よろしくお願いします。
  


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2010-07-01 12:22:57
当院には、定期的に矯正専門医が来て、矯正治療を行っています。

そのDrにご質問の内容を尋ねてみました。


ちゃんとした矯正専門医は患者さんの状態を診断して、ワイヤーがいいのいか、ヨーロッパ型がいいのかを判断して使い分けるとのことです。

今の状況はヨーロッパ型で行って、仕上げはワイヤーで行うとか、ずっとヨーロッパ型で行くとか、最初からワイヤーがた一本で行くとか、時期によって両者うをミックスするとか。

とにかく理想のゴール目指して、うまく装置をアレンジするようです。
このやり方しかできないという歯科医は技量的にちょっとお勧めできないと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2010-07-01 13:33:00
エリーさまこんにちわ。

お子様の悪い歯並びをを矯正治療できれいにしたいと考えていらっしゃるのですね。

>? アメリカ式のワイーヤー装置とヨーロッツパ式の取り外し可能なものの、
>それぞれのメリット・デメリット。

ワイヤーによる矯正のいいところは歯のコントロールが確実に出来ることです。
よくないところは歯磨きがしにくい所です。

床装置はその反対と考えていただいていいと思います。



>? 妥当な矯正時期。

不正咬合の種類によって様々ですし、使う装置によっても違ってきます。

また不正咬合の種類や程度によっても開始時期や治療期間は違ってきます。
ひと括りにすることは出来ないでしょう

やはり一度診察していただいて具体的にどのような装置でどれくらいの治療期間がかかりそうか説明をしていただくのがいいように思います。

参考になれば幸いです。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2010-07-01 14:20:32
開始時期に大きな違いはあると思います。

ヨーロッパ式といっても幾つもあります。

私が好んで使うタイプでしたら、開始時期としては年齢的にギリギリか少し遅いと思います。

御二人の先生の回答通り、両者をを使い分けるところが多く、比重としてはアメリカ式が大きいと思います。

どの年齢でも対応できますし、失敗がほぼありませんから。

早めに受診され、診断して貰ったら良いと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2010-07-01 14:25:07
はじめまして、エリー様

早速ですが回答したいと思います。

名称に関してですが(アメリカ式の)ワイーヤー装置を「固定式装置」、(ヨーロッツパ式の)取り外し可能な装置を「可撤式装置」と呼びます。

日本では、それぞれが昔から導入されており、なにも最近になって可撤式装置が入ってきた訳ではありません。
ただ、昔も今も日本の矯正界において主流は固定式装置であることは間違いありません。



? アメリカ式のワイーヤー装置とヨーロッツパ式の取り外し可能なものの、それぞれのメリット・デメリット。

固定式装置の目的とメリットは、個々の歯を細かくコントロールして、緊密な噛み合わせを作る事が目的です。

デメリットは治療開始から終了まで、歯の表面についてあるものですので、歯磨きがやりづらいことがあげられます。



可撤式装置は、主に2つの目的があり、一つは顎の成長を助ける場合に使用します。

もう一つは歯の位置を改善するのにも使用しますが、この場合は固定式装置に劣ります。

ですのでメリットは取り外しが出来るため衛生的であるが、使用状況を患者さんにゆだねてしまうこと。
またデメリットとして細かい歯のコントロールが出来ない事があげられます。



? 妥当な矯正時期。

勿論、積極的に可撤式装置を使用する先生やしない先生、それぞれいますので、各担当医師によって使用装置や治療開始時期が多少異なりますが、主にそれぞれの症例によって、治療開始のタイミングが変わると考えた方が良いと思います。

簡単にいいますと、子供の治療において、成長している時期を利用して歯を支える土台(顎骨)を改善する必要がある症例では、可撤式装置を積極的に使用する場合が多くあります。

永久歯列の方は細かい噛み合わせを改善する必要がある症例が大半ですので、おのずと固定装置の使用が多くなります。



>医院によって説明が異なります。

>ワイヤーのものは永久歯が生えそろってからという医院もあるのに対し、小学生の頃に行ったほうがいいと言う事で、生えそろわないうちからワイヤーを行い、また、低学年に永久歯の歯並びが悪い部位のみにワイヤーを行い後々、後戻りしたという話しをよく聞きます。


最近は7、8歳程度に行う上顎切歯の改善以外の目的で、低年齢児(混合歯列期)にワイヤーを使用する先生は少ないかと思います。

何件かの矯正治療専門医院を受診して、良くお話を聞きしっかりとした治療を受けられる事をお勧めします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ピーチ姫さん
返信日時:2010-07-01 20:42:49
ご回答ありがとうございます。

回答を見てもとても悩むところですが、今の時点では上顎1・1が前に出ており(出っ歯です)2・2が永久歯になっても状態が変わらないため、矯正を考えました。


昨年受診をし、アメリカ式の医院では反対咬合と言われすぐに始めたほうがいいと言われましたが、何度も子供の口を見てもそう思えませんでした。

ヨーロッパ式の医院で聞いたら、子供のうちは柔軟性があってまだ安定していないから大丈夫と言われすぐ始めなくてもいいと言われました。

なので、顎に関しては問題は無いようです。
やり方も異なり、受診内容も違うためすごく迷っています。



回答の内容ですがちょっと難しかったので理解できてないかもしれませんが秋山先生の内容で

?顎に問題が有る子供の場合ヨーロッパ式、永久歯ならアメリカ式、顎に問題有りで永久歯はヨーロッパ式+アメリカ式って事でしょうか。

顎に問題が無い子供の場合ヨーロッパ式でもOKですか?

?矯正の時期ですが
>低年齢児(混合歯列期)にワイヤーを使用する先生は少ないかと思います。

ヨーロッパ式は永久歯の本数に関係なく行えるって事でしょうか。



ちなみに受診したアメリカ式の医院は、ヘッドギアから始まり顎の調整装置(これがヨーロッパ式でしょうか)ワイヤー、リテーナーでかれこれ6年以上掛かりそうなんです。

ここで矯正をした親に聞くと顎に問題が無くてもこの方法でこれが1セットのようで長い人で8年くらいだそうです。

これはちょっと負担が掛かりすぎるし、おまけに後戻りするらしく、やり直しを言われるらしいです。


ヨーロッパ式の医院は何件かあるのですが、ヘッドギア+ヨーロッパ式+リテーナーです。

地域的に専門医院が無く、一般歯科+矯正も行っているところがほとんどでこの医院は良いと言う評判のところが無いため、子供のために負担の少ない治療が良いと思っていました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2010-07-02 10:52:08
文面から想像するにエリー様はだいぶ混乱しているようですね。

矯正治療の最終目的は永久歯をちゃんと並べる事です。

前述の通りヨーロッパ式だと永久歯をしっかりとコントロールして綺麗に並べる事が出来ないので、混合歯列期にヨーロッパ式で治療をしていようが、永久歯列になって、ちゃんと永久歯がならんでいないようであれば、やはりアメリカ式の治療が必要になります。

多くのケースにおいてヨーロッパ式のみで治療が完結する事はなく、最後にアメリカ式で歯並びを仕上げる事が必要になります。



?矯正の時期ですが
>低年齢児(混合歯列期)にワイヤーを使用する先生は少ないかと思います。
>ヨーロッパ式は永久歯の本数に関係なく行えるって事でしょうか。

ヨーロッパ式装置を使用する目的は主に歯槽骨など顎の状態を整えることです。
使用目的によりますが、基本的に永久歯の本数は関係なく使用される場合が多いと思います。


群馬県であればそんなに遠くない所に専門医院があるかもしれません。
下記HPを参考にもう一度お近くの専門医をお探し下さい。

参考:http://www.jos.gr.jp/search/index.html

http://www.jio.or.jp/

回答 回答6
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2010-07-02 12:43:01
装置に関しては、秋山先生のとうりなのですが、どちらがどうと決めてかからずに、歯科医側でもとらわれずに治療してもらえるところを探せないでしょうか。



邦訳版ですが、

『現代ヨーロッパの機能的矯正装置
その設計と処方』

と言う本の抜き書きを示して置きます。


『しかし依然として、矯正歯科における問題のすべてを、架空の唯一のテクニックで解決しようとしている人もある。

もちろんこの様な万能の矯正テクニックは有るはずもなく、患者の必要性と我々の考えで、柔軟に対応する能力が、この世界では必要である。』

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ピーチ姫さん
返信日時:2010-07-02 15:36:15
何人もの先生からご回答いただきありがとうございます。

秋山先生、良く解りました。
こんなに丁寧に説明していただきありがとうございました。


矯正装置に種類があるのではなく、装置はその時々で目的ごとに使い分けるという事ですね。』

それを行える歯科医院が良いという事ですね。

うちはアメリカ式ですとか、ヨーロッパ式ですとの事だったので、てっきり矯正装置に種類があってどの装置でも最終目的が同じだと思っていました。


ご相談して本当に良かったです。

してなかったら思い込みのまま、言われるがままにどこかの歯科医院で治療する事になっていたでしょう。
すごく勉強になりました。

小学生という事もあって親同士で矯正の話が出るのですが、皆さん私と同じように思っているようで、この内容を話してあげたい気持ちです。


ありがとうございました。



タイトル 小学3年。歯列矯正開始の時期と矯正装置の違いによるメリット・デメリット
質問者 ピーチ姫さん
地域 非公開
年齢 44歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
歯列矯正(矯正歯科)その他
回答者




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