6番遠心根のみインプラント。残した近心根がダメになったら治療手段は?

相談者: あきさん (43歳:男性)
投稿日時:2011-01-12 01:16:03
⇒参考:過去のご相談
「インプラントのゴールドクラウンの形態修正は不可能ですか?」



いつもこのサイトを拝見させて頂いております。
以前は何度か相談の投稿もさせて頂きました。
今回は「インプラントの隣の歯が駄目になった場合の処置」を教えて頂ければ有難いと思います。

歯科医院のHPに、インプラントのメリットとデメリットを良く書かれているのを見かけます。
どの医院も同様の内容を書かれていますが、私の考えの中にはデメリットとして、インプラントの隣の歯を抜歯した場合はインプラントにするしかない、と言うのも有りかなと思います。

例えば6番をインプラントしていて、7番抜歯なら放置しても良いかもしれません。
5番を抜歯した場合は、どうでしょう?
セオリー的には5番もインプラントになるでしょう。

しかし経済的な理由や何らかの理由により、インプラントが出来ない場合が有るかもしれません。


その場合、素人の私の考えとしまして、6番インプラントと4番でブリッジ(多分これは無理でしょう)、インプラントをスリーピングさせて7−4でブリッジもしくは部分入れ歯

その際、スリーピングの方法として歯肉の下に完全に埋めてしまうのが良いか、ヒーリングアパットメントを取り付け、その上をブリッジか部分入れ歯の方が良いでしょうか?

なぜ今回この様な質問をするかと言うと私自身、左下6番をヘミセクションにより遠心を抜歯し876でブリッジしていたのを壊して
6番の近心を残して遠心のみインプラントにしました。

その状態で3年経った今、残っている近心の歯肉が年末から腫れて来て、本日掛かり付けの歯科医院に行ったのですが歯根破折しているので抜歯するしかないと言われました。
その歯科医院では、インプラント治療は行っておらず、そこで可能な処置としては、近心抜歯時にインプラントも同時に撤去して、8番を自家歯牙移植を提案されました。

私としては一度、歯牙移植をしたいと思い、親知らずは4本とも
残しております。

今から思うと、6番を半分残して単独で残していたのが失敗だったと思っています。
残った方も抜歯して6番に1本のインプラントを入れていた方が良かったです。

近々インプラントをしてもらった歯科医院に行くつもりですが、100%抜歯してインプラントと提案されると思います。
しかし今の私には経済的に厳しい状況に有ります。

どの様な治療のバリエーションが有るか教えて頂ければ有難いと思います。
宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-01-12 07:22:33
あきさまおはようございます。

インプラントの前の6番の近心根が破折して抜歯することになったわけですね。

このような場合選択しはいろいろあると思います、先ずインプラントをするのが一般的だと思います。

次いでインプラントを支台歯として天然歯とのブリッジになるでしょう、特殊な方法としては破折した根の接着修復と言うことになると思います。

いずれにしても保険診療でカバーは出来ないので費用の負担が出来るかどうかで決まってくると思います。

保険診療ということになれば入れ歯ということになってくるでしょう、移植についてはインプラントの撤去と移植の絡みで保険診療になるかどうか調べてみることになると思います、参考になれば幸いです。

内部接着修復 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=193
外部接着再植法 http://yamadashika.jugem.jp/?cid=161

回答 回答2
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-01-12 08:53:14
>6番インプラントと4番でブリッジ(多分これは無理でしょう)インプラントをスリーピングさせて7−4でブリッジもしくは部分入れ歯
>その際、スリーピングの方法として歯肉の下に完全に埋めてしまうのが良いか、ヒーリングアパットメントを取り付け、その上をブリッジか部分入れ歯の方が良いでしょうか?

もちろん5番のインプラントができる状況でしたらインプラントですが、考えられる処置でもし私が提案するなら?5の延長ブリッジ、もしくは?5?のブリッジですが、インプラントと天然歯自体の連結は基本的にしないので?インプラント側に緩衝できるようにアタッチメント構造をつけるか、キー&キーウェイで連結する方法を考えます。

保険治療では対応できないので費用の負担はかかると思います。


ただ抜歯する近心スペースに移植できる親知らずが存在するのかということと、一時的に炎症を起こしてしまいますのでインプラントの近心部分等心配が残ります。

また、遠心のインプラント自体遠心のスペースにはいるものですからナローが選択されていると思います。
インプラント自体の負担や他の歯の炎症など複雑な要素を含むと思います。

担当医先生とよくご相談をお勧めします。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-01-12 08:53:25
おはようございます。


既存のインプラントの位置や状態、種類にもよると思いますが、6番の近心根を抜歯した際に出来る隙間がそれほど大きくないのであれば
既存のインプラントの上部構造(土台やかぶせの部分)だけをやり変えて隙間をなくすという方法も可能かもしれません。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-01-12 14:03:48
ご相談ありがとうございます。


>どの様な治療のバリエーションが有るか教えて頂ければ有難いと思います。

入れ歯の方法が一番安上がりです。

まず6番近心根抜歯跡だけの部分入れ歯がありますが、とても小さくて作製も使用感もやや厄介です。

次に、6番インプラントかぶせ物を外して、その上に乗る部分入れ歯にする方法があります。

できればインプラントを完全にスリーピングさせるのではなく、頭の部分が一寸出ていて、入れ歯を下からしっかり支えてくれるようにすれば、とても良く噛めますし、バネをかける隣の歯にも応援になります。


他には、全体の状況にもよりここだけでは決められないことですが、インプラントのかぶせ物を作り替えて近心部分まで広げる方法。
これは、小さいけれど近心カンチレバーという方法で、以前は安全と言われていましたが、最近ではリスクが高い設計とは言われております。

また5番を削ってインプラントとブリッジという考えもあるでしょうが、5番を失うリスクがとても高くなるし、保険が効かないため高額になるというデメリットがあります。

なお、遠心部分に入れたインプラントを撤去することは慎重に見通しを立てることをお勧めいたします。

大事な7番に普通よりも接近しているはずです。
撤去することにより、直後も後からも7番に悪影響を与えないように配慮が必要ですが、とても困難な治療となりそうです。

また撤去した後は相当骨が無くなってしまうこともあり得ます。
そこに移植して、普通の場合のような見通しが立てられるかどうかもよくご相談されることをお勧めいたします。



あと一般的なお考えについて:
6番インプラント、5番喪失の場合:

>デメリットとして、インプラントの隣の歯を抜歯した場合はインプラントにするしかない、

これはないと思います。
上に書いたように他の選択肢もあり、また活用方法があるからです。

初めから全体を見て、後からも整合性がとれるような柔軟なインプラントの治療計画を立てることは大切です。


メリット:

本来は隣の歯を守ることができて、隣の歯はもう失わずにすむ可能性が高まる。
この目的でインプラントの治療計画をするとメリットが大きいと考えています。

もちもちろん隣の歯を守る予防計画がきちんと実行されなければ意味がありませんが。


従って、5番の抜歯後に、4番を削ってブリッジにすること自体、天然の歯を残すという目的を見失っていないかどうかが問題になります。

一生歯を残すことは可能だと考えていますが、それには残せる原則は最低守っていきたいものです。

つまり、削らない・神経を抜かない原則を守ることです。


さらに天然歯とインプラントを繋ぐことは長い目で見れば問題が出ます。
しっかりかぶせれば、大体天然の歯を失いやすくなり、動きを許す特殊な設計をすれば、噛み合わせが大きく変わってしまうことがあります。

ご自分の歯をもう減らしたくなければ、天然の歯とインプラントを繋ぐことは良く検討するべきと考えています。


なお、ヘミセクションした跡への部分的なインプラントをしたことに後悔されているようですが、それ自体状況が許せれば決して悪い方法ではありません。

しかし長持ちさせるには、ただヘミセクションしてかぶせただけでは不十分です。
ふつうのかぶせ物とは違う治療になります。
削るとき、歯周病の治療の時、かぶせた後の歯周病治療の計画と実行を綿密にして、やっと長持ちさせられます。

当院でも6番の根を分けた20年以上無事に使えて症例もあります。


本来、インプラントとは天然の歯を残す総仕上げと考えると、長期的に良い結果が出ます。

仮に6番であったならできれば一生残したいところですが、どうしても残せないときには抜歯してインプラントをすることで、6番の他の歯を守る働きで、隣はもちろん反対側も前歯も、一生歯を残す働きを期待して治療することで、他の歯を残す総仕上げになります。

今回も、もうこれ以上歯を失わないことも前提に入れた計画を検討されることをお勧めいたします。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-01-12 17:49:08
ご質問の内容に関してですが、インプラントにおけるデメリットを、やや無理やり作って考えておられるのではないか、と感じます。

インプラントにしないで、義歯ブリッジにした場合の予後で考えると、どちらの方がより周囲の歯への影響が大きな問題になるのか、で比較されてお考えいただきたいと思います。

確かに、想定の質問の状況では非常に困る、とお考えなのは分かりますが、では隣の歯を削ってブリッジするとか義歯にする場合、そこの歯は助かっているのでしょうか?

恐らくはNoではないでしょうか?

ブリッジにするにしろ、義歯にするにしろ駄目になった隣の歯が駄目になっている結果は変わらないのでは、と考えます。

何故なら、少なくともインプラントされている事でその欠損部位は隣の歯に負担を増やすことなく歯が入っていたのですから、駄目になってしまった歯に過剰に負担を強いていなくても駄目になっているいる訳ですから。

インプラントは所詮、欠損部位を残存歯に負担を掛けないで歯が入れられるだけのもの、でしかありません。

今回、6番の分割をしてインプラントしたのに、又、残した根が抜歯になると言う事で、お気の毒とは思いますが、その時にそれを決めたのも担当の先生とご自身だと思います。

インプラントの欠点と思われる事を、やや無理して考えようとされる気持ちは分らないでもないのですが、長期の見通しの中での治療計画に難があった、という事になるかと思われます。

又、6番の近心根、遠心根に2本インプラント並べて入れるようなインプラント治療は、メインテナンスを考えると非常に難しくなるのではと危惧されます。

かなり近接してインプラントが入る状況になるのではないでしょうか?

どれ位の太さのインプラントが、どれ位の長さで入っているのかで除去の難しさもかなり差が出ます。

除去も結構難しいかもしれません。

では、私ならどうするのかですが、難しい事は百も承知で、歯科用CTで精査して、今入っているインプラントは除去させていただいて、残存している骨に新しいちゃんとしたサイズのインプラントを埋めると思います。

私なら、その場合、前のインプラント手術との期間が短い場合は、材料費程度の費用でさせていただくと思います。

そうすれば、治療費が格段に低くなりますので。

後は担当の先生のお考え次第だと思いますが、私の知る限りインプラント等、自費治療でそれなりに名を成している先生は、こういう場合かなり低額で処置を責任持ってなさっている方が多いです。

自分がした後始末なので、診断が甘かったとか、治療計画が甘かったとかで責任を持たれる方が多いと思います。

以上、少しきつい事を書いてしまったかも知れませんが、私の知る限りの生の情報を書かせていただきました。

参考になれば幸いです。

お大事に。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-01-12 19:57:04
インプラントと天然歯を連結したブリッジはやらない方が得策です。

インプラントは骨と結合していて身動きが取れません。
天然歯は骨と30μmの歯根膜を介してひっついています。

ですからいずれインプラント体が動いてくる事も考えられます。

池原先生が書かれている方法もありかなとおもいます。
ただし、メンテナンスはきちんと通われた方が良いでしょう。


 

 

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-01-13 02:01:13
こんばんは。

6番の近心根の分だけの欠損になるんですよね?

他の先生方が色々頭をひねるのも理解出来るのですが、自分だったら抜歯後そのまま放置ですね。

多少、ご飯粒なんかが詰まりやすくなるかも知れませんが、それぐらいだと思いますけど。。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あきさん
返信日時:2011-01-14 01:33:13
先生方、たくさんの御回答有難うございます。

私の現在のインプラントは4年半前に右下67番をA歯科医院、4年前に左上6番と今回相談させて頂いている左下6番をB歯科医院の2ケ所の歯科医院でやってもらっています。

右下は部分入れ歯をしていたのですが不便と思っていたのでA歯科医院でインプラントをしてもらいました。
その後インプラントの良さを実感して左側はブリッジで事足りていたのですが、そこもA歯科医院でインプラントをお願いした所ブリッジで不自由してないのならインプラントをする必要は無いと断られました。

そこでインプラント治療では結構名の知れたB歯科医院に行き、やってもらいました。
A歯科医院では歯が入るまで半年掛ったのですが、B歯科医院では即時荷重で夕方にオペをして夕食はインプラントで噛んでおりました。

数日前ちょうどA歯科医院での定期健診が有ったのでそちらで相談させてもらいました。
そこでは池原先生、さがら先生が書かれている様な上部構造を近心部まで伸ばす方法が第一選択と言われました。
狭い近心部にもう一本入れる様なオペは不可能だと言われました。

しかし他院で行ったインプラントは、ウチでは障れないと言われました。
そこにはインプラント、保存修復、歯内治療など専門の先生がおられるので山田先生の提案の接着修復を相談させてもらったのですが残念ながら無理と言われました。

その後B歯科医院に行き相談させてもらった所、A歯科医院の言われる上部構造の延長も選択肢でも有るが、私の場合咬み合わせが、きついので近心部にもう一本入れた方が良いと言われました。
現在、遠心にはノーベルスピーディーの3.3×15が入っていますが
それと同一のサイズを入れるそうです。

そこで予算を聞くと通常は、診断料、検査料、埋入料、補綴料、
仮歯料などの項目に金額が有るのですが埋入料のみで良いと言われました。
それでも予算的に厳しいと話すと、そこからまだ費用を頑張ってもらいました。

この辺の考えは松元先生のお考えと同じかもしれません。
それで近心にもう一本入れてもらう決断をしました。
その日の内にCTを撮り、来週に抜歯即時埋入、即時荷重でオペの予約も入れました。

また結果をご報告したいと思います。

先生方、有難うごさいました。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-01-14 11:38:48
色々な考え方があるかと思われますが、書かれているサイズのインプラントでは、2本入れても噛み合わせがキツい方では厳しいのではないでしょうか?

更に言えば、即時荷重のルールとして大臼歯部をいきなり咬ませるのは、非常に危険です。

そのようなルールは、世界でもまだ認められておりません。

次に、3.3mmのノーベルスピーディが第1大臼歯2本で耐久性、清掃性、メインテナンス、長期予後はどうなるのでしょうか?

噛み合わせもキツイと書かれているのですから、力はかなり掛かると思います。
となると、アバットメントとインプラントを留めるネジの破折が心配です。

患者さんからは予想され難いインプラントのトラブルとして、この部分のトラブルが非常に良く起きる事は、業界では現在よく知られ出しています。
海外の学会では統計データもきちんと出されています。

但し、ネジの折れる事を安全装置と考え、インプラントを護る為にはそれで良いのでは?という考え方をされる先生方もいます。
色々な学説、主張があって、どれが本当に正しいのかは、正直今後の報告を待たないといけない状況です。

第一大臼歯の部位にインプラントするのには、通常スタンダードサイズ以上のインプラント1本で事足りる、というのは世界的なコンセンサスがえられています。

なので、私は上で書かせていただいたような治療計画をお勧めしました。

隣接歯との清掃性、メインテナンスの問題、インプラント自体が細いインプラントでしかも近接して植立されるであろう事から予想される問題、色々な問題から、今回の治療計画はコンセンサスから離れているであろう、と指摘せざるを得ません。

かくいう私自身も、即時荷重始め、低侵襲手術等で、世界的コンセンサスを度外視している治療をしていますので、偉そうな事は言えませんが、ナローサイズの細いインプラントを大臼歯部に近接させて植立するのには、かなりの違和感があります。

かと言って、細いインプラント1本で被せ物だけを大きくするのももっと危険でしょう。

次善の策としては、私は渡辺先生のご意見に賛成です。

そうすれば、将来その細いインプラントが駄目になった時に、撤去してスタンダードサイズ以上のインプラントをチャンとした位置に埋めて治せば良いと思います。

以上、私見を述べさせていただきましたが、最終的に判断されるのはあきさんと担当医の先生ですので、参考程度に受け止めて下さい。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あきさん
返信日時:2011-01-17 01:59:25
松元先生、再度の御回答有難うございます。

色々と私も考えて近心にもう一本インプラントを入れるのに少し不安に思ってきました。

インプラント間距離は最低2mm、天然歯とインプラント間距離は最低3mmと聞いた事が有ります。
現在でも遠心のインプラントと7番の隙間は、ほとんど有りません。

歯間ブラシは入らないのでフロスを無理矢理入れて清掃しています。
レントゲン上見ても、もし近心にインプラントを入れるとインプラント間距離はほとんど無くて、5番との距離も7番との隙間と同じくらいになると思います。

先に書いたB歯科医院の先生は、インプラントにおいては非常に有名な先生と思います。
もう一度、不安に思う事を相談して、それでも大丈夫と言われるので有れば信頼して、やってもらおうと思います。

渡辺先生も、おっしゃっている放置と言う事にした場合、5番が6番側に動いてくる可能性は、どうなのでしょうか?

有難うごさいました。
宜しくお願い致します。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2011-01-17 02:56:25
松元先生に支持して貰えたのは嬉しい驚きですね^^

2mmとか3mmのルールは、ケースバイケースなのでこだわりすぎる必要もないとは思いますが、歯間ブラシが通る様にするとか清掃のしやすさについては、私は非常にこだわる部分です。

清掃性を優先して考えると、近心根は抜歯、放置がベストです。

変な形のクラウンをいれると清掃が非常にしにくくなりますから、出来るだけ小さめのクラウンが良いです。

6番や7番にインプラントを埋入する場合、普通は直径4-5mmのインプラントで10mmぐらいの隙間を埋めるクラウンを作りますから、真ん真ん中にインプラントが入っていたとしても私は躊躇してしまいますね。

と言って2本入れるには狭い訳ですが…

>放置と言う事にした場合、5番が6番側に動いてくる可能性は、どうなのでしょうか?

直接拝見出来ないのであきさんにも当てはまるかは分かりませんが、一般的には歯は遠心に向かって動いてくることはあまりありません。

もし仮に5番が遠心に動いたとして、それを近心に戻す必要が出て来た場合には、少し矯正の知識のある先生になら極めて簡単に戻すことが出来ます。
(インプラントと7番の間も簡単に拡げられますが、インプラント同士が近すぎてしまったらお手上げになります。)

これらも今回抜歯、放置を勧めた理由ですね。
ご予算の問題もある訳ですから、多少のリスクも仕方ありませんし。



ただ…3.3mmのフィクスチャーということだと、松元先生の御指摘通り、破折の不安は私も感じます。

割れたら割れた時に撤去して、スタンダード以上のサイズを正しい位置に入れて貰う、と割り切れればいいのかも知れません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あきさん
返信日時:2011-01-27 23:53:18
前回御回答して頂いた先生方、有難うございました。

渡辺先生、松元先生の御回答の放置も検討しましたが、考えた末、近心にもインプラントを埋入しました。
抜歯即時埋入、即時荷重にて現在オペ2日後ですが、良好です。
抜歯した歯は見事に割れておりました。

渡辺先生には以前から数回御回答を頂いて御世話になっております。

先生方、今後とも宜しくお願い致します。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2011-01-27 23:53:18
やってしまいましたか、残念です。

せめて予後が不安がないように、そこでは余り強く噛まれませんようお勧めします。

細いインプラントでは折れたら撤去が非常に難しくなりますので。

今後他の方が、ここを読まれる事を考えて書かせていただきますが、このような治療は推奨されるものではありませんので、真似されないようお願い申し上げます。

インプラントは上手に活用すれば20年以上の安定をさせられます。

今回のような今しか考えない治療は、後々インプラントの破折で骨内の炎症に伴い骨と歯茎が大きく喪失する可能性が非常に高く、やり直しに患者さん自身が辛い思いをされるかなり可能性が高くなります。

やはり複数のDRの意見がそれなりに一致する方法が安心だ、と私は思いますが、アドバイスしてもの虚しさを感じさせられました。

後は天に祈るのみです。

このようなインプラント治療を平気で勧めるDRの存在は、業界の未来にとって非常に腹立たしいものがあります。
誰だかはだいたい想像が付きますが、困った方です。

あきさんには、頭に来るような事を書いているかもしれませんが、患者さんはいつもDRを信じるしかないので、仕方がなかったのでしょうと同情致します。

私が怒りを覚えるのは、担当した某有名DRです。
これははっきりと明言しますが、即時荷重の分野で私の後からノコノコ出て来て自分こそ本家のような顔をしています。

一切嘘です。
2000年当時、私が即時荷重始めた頃は、彼は否定していましたから。

それは、ある事があったのでとても良く覚えています。

即時荷重では、私自身の経験で煮え湯を飲まされる思いを2004年PRDに受かるまで何度もしましたので、相当に拘っており、プロトコール、ルールに関しては、誰よりも精通していると自負しています。

今後二度とこう言う被害に会う患者さんが出ないよう、正しい知識を広めるように頑張りたいと思います。

書き過ぎているかも知れませんので、田尾先生どうぞ修整を加えて下さい。

失礼しました。




タイトル 6番遠心根のみインプラント。残した近心根がダメになったら治療手段は?
質問者 あきさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯のひび割れ、破折で抜く予定
抜歯:6番(第一大臼歯)
インプラントその他
ヘミセクション(トライセクション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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